2026年は、この事件の裁判が大きく進展した年です。
6人の裁判は分けて進められ、2026年6月から8月にかけて、複数の裁判員裁判で判決が言い渡されました。
2026年6月25日:川村葉音被告ら3人に判決札幌地裁は、川村葉音被告ら3人に次の判決を言い渡しました。
- 川村葉音被告:懲役30年
- 滝沢海裕被告:懲役20年
- 当時16歳の少年:懲役9年以上13年以下の不定期刑
川村被告について、検察側は無期懲役を求刑していました。
しかし、裁判所は川村被告が犯行の端緒を作り、暴行を促すなど重要な役割を果たしたと評価する一方、犯行全体を主導したとはいえず、死亡への直接的な寄与も限定的だったと判断しました。
そのため、無期懲役ではなく有期刑の上限である懲役30年が選択されました。
2026年7月10日:滝沢被告と当時16歳の少年の刑が確定滝沢被告の懲役20年と、当時16歳の少年の不定期刑については、弁護側・検察側ともに控訴しませんでした。
その結果、両者の判決は確定しています。
2026年8月7日:川口侑斗被告に無期懲役この事件で主犯格と認定された川口侑斗被告には、札幌地裁が求刑通り無期懲役を言い渡しました。
裁判所は、川口被告が暴行を開始し、共犯者を主導したことに加え、動画撮影や残忍な行為の提案によって暴行をエスカレートさせた点を重視しました。
判決では、事件当時18歳という若さを考慮しても、責任の重さから無期懲役が相当と判断されています。
同じ日に、川口被告とともに裁判を受けた当時17歳の少年には懲役30年が言い渡されました。
2026年8月24日:当時17歳の少年の刑が確定当時17歳だった少年は懲役30年の判決に対して控訴せず、刑が確定しました。
裁判所は、川口被告とともに金品を執拗に要求したことなどを重く評価しています。
2026年11月2日時点の判決・控訴状況| 被告 | 一審判決 | 控訴状況 |
|---|---|---|
| 川村葉音 | 懲役30年 | 被告・検察双方が控訴 |
| 滝沢海裕 | 懲役20年 | 確定 |
| 当時16歳の少年 | 9年以上13年以下の不定期刑 | 確定 |
| 川口侑斗 | 無期懲役 | 被告本人が控訴 |
| 当時17歳の少年 | 懲役30年 | 確定 |
| 八木原亜麻 | 公判日程未定 | 一審判決前 |
川村被告については2026年7月9日付で被告側と検察側の双方が控訴しました。
川口被告も8月10日付で控訴しています。弁護側は一審で懲役25年が相当と主張していました。
一方、八木原被告については、ほかの5人と異なり、初公判の日程が決まっていないと報じられています。
2026年11月2日時点で押さえておきたいのは、6人全員の裁判が終結したわけではないという点です。
川村被告と川口被告は控訴しており、一審判決が確定した被告とは司法手続の段階が異なります。また、八木原被告の公判も残されています。
この事件を理解するうえで、特に重要なのは次の3点です。
1. 事件の発端と実際の犯行を混同しない別れ話が事件の発端だったことは、裁判や報道で明らかになっています。
しかし、事件は恋愛関係のもつれだけで終わるものではありませんでした。
金品を奪う行為、カードの不正利用、長時間の暴行という複数の犯罪行為が重なり、最終的に長谷さんの命が奪われています。
2. 共犯者でも刑事責任は同じではない同じ事件で起訴された6人でも、判決は無期懲役から不定期刑まで大きく異なります。
裁判所は、単に現場にいたかどうかだけではなく、暴行を始めた人物、金品を要求した人物、暴行を促した人物、死亡への寄与度などを個別に判断しています。
この点は、複数人による犯罪の刑事責任を考えるうえで重要です。
3. 判決確定と控訴中を正しく区別するネット上では「6人に判決が出た」「全員の刑が確定した」と受け取れる情報もありますが、これは正確ではありません。
2026年11月2日時点では、3人の刑が確定し、2人は控訴中、八木原被告は一審判決前という状況です。
事件の最新情報を確認するときは、判決日だけでなく、控訴の有無と確定日まで確認する必要があります。
【江別市大学生殺人事件wiki】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:江別市大学生殺人事件はいつ発生した?
A1:2024年10月25日から26日にかけて発生しました。北海道江別市の公園で、当時20歳の大学生・長谷知哉さんが集団暴行を受けて死亡しました。
Q2:事件の犯行動機は何だった?
A2:事件の発端は、長谷さんと交際相手だった八木原亜麻被告の別れ話とされています。その後、複数人による暴行や金品の要求に発展しました。裁判では強盗致死罪の成立が認められています。
Q3:2026年現在、6人の判決はどうなっている?
A3:川村葉音被告は懲役30年、滝沢海裕被告は懲役20年、当時16歳の少年は9年以上13年以下の不定期刑、川口侑斗被告は無期懲役、当時17歳の少年は懲役30年です。滝沢被告と2人の少年の判決は確定しています。川村被告と川口被告は控訴中で、八木原被告は初公判の日程が公表されていません。
Q4:川口侑斗被告が無期懲役になった理由は?
A4:札幌地裁が、川口被告を犯行の主犯格と認定したためです。暴行の開始、共犯者への指示、動画撮影や暴行を激化させる提案などが重く評価されました。被告本人は2026年8月10日付で控訴しています。
Q5:八木原亜麻被告の裁判は始まっている?
A5:2026年11月2日時点で、初公判の日程について確認できる公表情報はありません。八木原被告も強盗致死などの罪で起訴されており、今後の裁判動向が注目されます。
江別市大学生集団暴行死事件は、2024年10月25日から26日に発生した、長谷知哉さんの命が奪われた重大な強盗致死事件です。交際関係のもつれを発端としながら、複数人による暴行と金品の強奪へ発展した点に、この事件の深刻さがあります。
2026年11月2日時点では、川口侑斗被告に対する無期懲役、川村葉音被告に対する懲役30年など、重大な判決が相次いでいます。一方で、控訴審や八木原亜麻被告の公判という未解決の司法手続も残っています。
今後注目すべきなのは、川村・川口両被告の控訴審で一審判決がどう判断されるか、そして八木原被告の裁判で事件の発端や共謀関係がどのように審理されるかという点です。
被害者と遺族の人生を大きく変えた事件であることを忘れず、判決の確定状況と司法判断を継続して見守る必要があります。
主な情報源:北海道放送(HBC)、北海道文化放送(UHB)、テレビ朝日、共同通信、日刊スポーツ、週刊文春、e-Gov法令検索。裁判情報は2026年11月2日を基準に整理。