2026年の大相撲九州場所は、11月8日(日)に初日を迎え、11月22日(日)に千秋楽を迎える。会場は福岡国際センター。2025年に関脇・安青錦が12勝3敗で初優勝を飾った舞台に、今年は横綱・大の里、大関・安青錦、横綱・豊昇龍らが集結する。
2026年11月3日時点では、九州場所はまだ開幕しておらず、優勝者は決まっていない。秋場所を12勝3敗で制した大の里の九州場所初優勝か、2025年の覇者で2026年も優勝経験を持つ安青錦の再制覇か。加えて、右膝の手術から復帰を目指す豊昇龍の動向も優勝争いを左右する。最新番付、直近の成績、歴代優勝記録から、2026年の優勝争いを整理する。
【2026年最新】大相撲九州場所の日程・会場と優勝者の発表時期

2026年の九州場所は、正式には令和8年十一月場所。日本相撲協会の公式スケジュールによると、初日から千秋楽まで福岡国際センターで開催される。
2026年九州場所の開催概要- 場所名:大相撲令和8年十一月場所
- 初日:2026年11月8日(日)
- 千秋楽:2026年11月22日(日)
- 開催日数:15日間
- 会場:福岡国際センター
- 所在地:福岡県福岡市博多区築港本町
- 主催:日本相撲協会
九州場所は、東京の初場所・夏場所・秋場所、大阪の春場所、名古屋場所と並ぶ年6回の本場所の一つ。11月に開催される一年納めの本場所としても知られている。
日本相撲協会の公式カレンダーには、11月7日の土俵祭と、翌8日から22日までの十一月場所開催が掲載されている。
2026年の優勝者はいつ決まる?幕内最高優勝が決まるのは、原則として千秋楽の11月22日。15日間の取組を終え、最も多く勝ち星を挙げた力士が優勝者となる。
千秋楽終了時点で複数の力士が同じ成績で並んだ場合は、優勝決定戦が行われる。2025年の九州場所でも、この仕組みによって優勝者が決まった。
したがって、11月3日現在の検索で「2026年九州場所の優勝者」を探しても、確定した力士名は存在しない。場所前の優勝予想と、千秋楽後に発表される公式結果は区別して確認したい。
【2025年九州場所】安青錦が12勝3敗で初優勝!豊昇龍との決定戦を制す
2025年の九州場所を振り返るうえで欠かせないのが、関脇・安青錦の初優勝だ。
2025年11月23日の千秋楽、安青錦は本割で大関・琴櫻を破り、12勝3敗で優勝決定戦に進出した。対する横綱・豊昇龍も、横綱・大の里の休場による不戦勝で12勝3敗となり、両者の直接対決が実現した。
優勝決定戦の決め手は安青錦の送り投げ優勝決定戦では、安青錦が豊昇龍を送り投げで下した。これにより、安青錦は幕内初優勝を達成。ウクライナ出身力士として初めて賜杯を手にした。
日本相撲協会の公式記録でも、2025年十一月場所の幕内優勝者は東関脇・安青錦、成績は12勝3敗と記録されている。
加えて、初土俵からわずか14場所での初優勝というスピード記録も話題になった。年6場所制となった1958年以降、付け出しを除く初土俵からの優勝所要場所数では、尊富士の10場所に次ぐ史上2番目の速さだった。
安青錦はなぜ強かったのか安青錦の強みは、相手の力を受け止めながら、自分の形に持ち込む相撲にある。
日本相撲協会の力士プロフィールによると、安青錦の得意技は右四つ・寄り。相手との距離を詰め、組んでから前に出る相撲を得意としている。
2025年九州場所では、横綱・大の里や豊昇龍といった上位陣との対戦でも存在感を発揮した。特に千秋楽の豊昇龍戦は、横綱相手にも自分の攻めを貫いた象徴的な一番となった。
この優勝に加えて殊勲賞と技能賞も受賞。場所後には大関昇進が決まり、翌2026年1月場所から大関として土俵に立つことになった。
2025年九州場所の三賞受賞者日本相撲協会の公式記録による2025年の三賞は次のとおり。
- 殊勲賞:安青錦(12勝3敗)
- 敢闘賞:霧島(11勝4敗)
- 敢闘賞:一山本(11勝4敗)
- 技能賞:安青錦(12勝3敗)
- 技能賞:義ノ富士(9勝6敗)
優勝だけでなく、安青錦が複数の三賞を獲得した点も2025年九州場所の大きな特徴だった。
【2026年最新】九州場所の優勝候補5人を徹底分析
2026年の優勝争いを考えるうえで重要なのは、10月26日に発表された新番付と、直近の九月場所の結果、そして場所前の稽古内容だ。
今回の幕内上位には、横綱2人、大関3人をはじめ、優勝経験を持つ実力者がそろっている。
1. 大の里|秋場所優勝の勢いで九州初制覇を狙う2026年の有力候補として最初に挙げたいのが、東横綱・大の里だ。
大の里は2026年9月の秋場所を12勝3敗で制し、幕内優勝6回目を達成した。日本相撲協会の公式プロフィールにも、横綱としての戦歴と6回の幕内優勝が記録されている。
11月2日に福岡市内の佐渡ケ嶽部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古では、大関・琴櫻と20番を取り、14勝6敗。仕上がりの良さを見せた。
一方、大の里には九州場所でまだ優勝経験がない。2025年の九州場所では優勝争いに加わりながら、左肩の負傷で千秋楽を休場した経緯もある。
今回は秋場所の優勝に続く好成績を残せるかだけでなく、15日間を安定して戦い抜けるかが焦点となる。
2. 安青錦|前年覇者で2026年も優勝3回の実力者対抗の筆頭は、大関・安青錦だ。
2025年九州場所の優勝者であり、2026年も初場所と七月場所で幕内優勝を達成。七月場所では12勝3敗で優勝し、技能賞も受賞した。
九月場所も11勝4敗と勝ち越しており、上位陣と互角に戦う力を維持している。
日本相撲協会の公式プロフィールでは、2026年十一月場所時点で幕内優勝3回。前年の九州場所で結果を残した実績に加え、2026年の優勝回数でも現役上位の存在だ。
2025年の優勝が偶然ではなかったことを証明する意味でも、2026年の九州場所は重要な一場所になる。
3. 豊昇龍|右膝からの復帰と出場判断が最大の焦点西横綱・豊昇龍も、出場すれば優勝争いに加わる力士だ。
ただし、右膝の負傷による調整の遅れが大きな懸念材料となっている。2026年7月下旬に手術を受け、九月場所は全休。九州場所に向けて復帰を目指している。
11月3日の報道によると、福岡市内で平戸海と28番の稽古を行い、20勝8敗だった。前日にも34番を取っており、2日間で合計62番の稽古をこなしている。
本人は出場する方向で調整しているものの、師匠と相談したうえで判断するとしており、11月3日時点では出場は確定していない。
2025年九州場所では安青錦との優勝決定戦に敗れた豊昇龍。復帰できれば、前年の雪辱を果たせるかという点も注目される。
4. 霧島|九州場所の優勝経験を持つ大関霧島は、九州場所との相性という面で見逃せない力士だ。
2023年の九州場所では大関として13勝2敗を記録し、幕内優勝を果たした。2026年十一月場所では東大関として臨む。
2025年九州場所でも11勝4敗で敢闘賞を獲得している。過去の九州場所で結果を残してきた実績は、今回の優勝争いを考えるうえで評価できる材料だ。
5. 琴櫻|2024年九州場所の覇者西大関の琴櫻も有力な候補に挙げられる。
2024年の九州場所では14勝1敗で幕内初優勝を達成。九州場所で優勝した経験を持ち、2026年も大関として上位に位置している。
11月2日の連合稽古では大の里と20番を取り、6勝10敗という結果だったが、横綱に対して圧力をかける場面もあったと報じられている。
直近の成績だけで判断するのではなく、過去の優勝経験と本場所での対応力にも注目したい。
【比較表】2026年九州場所の注目力士と優勝争いの関係
ここまでの5人について、現在の番付、過去の実績、優勝争いにおける注目点をまとめた。
| 力士 | 2026年番付 | 主な実績・材料 | 優勝争いの焦点 |
|---|---|---|---|
| 大の里 | 東横綱 | 2026年秋場所優勝・12勝3敗、幕内優勝6回 | 九州場所初優勝と15日間の安定感 |
| 安青錦 | 東大関 | 2025年九州場所優勝、2026年1月・7月優勝 | 前年覇者としての連覇 |
| 豊昇龍 | 西横綱 | 幕内優勝2回、横綱としての実績 | 右膝の回復と出場判断 |
| 霧島 | 東大関 | 2023年九州場所優勝、2025年敢闘賞 | 得意の九州場所で再び賜杯を狙う |
| 琴櫻 | 西大関 | 2024年九州場所優勝・14勝1敗 | 過去の優勝経験を生かせるか |
この比較から見えてくるのは、2026年の九州場所が大の里と安青錦を中心とした優勝争いになる可能性だ。
大の里は直近の秋場所優勝という勢いがあり、安青錦は九州場所の優勝経験と2026年の複数回の優勝実績を持つ。両者の直接対決は、優勝争いの行方を大きく左右するだろう。
ただし、豊昇龍が出場するかどうかで勢力図は変わる。加えて、霧島や琴櫻が序盤から勝ち星を積み重ねれば、優勝争いが複数人による混戦になる可能性もある。
【歴代優勝記録】九州場所で最も優勝した力士は白鵬と千代の富士
九州場所の歴史を振り返ると、特定の力士が何度も賜杯を手にしてきたことが分かる。
日本相撲協会の公式相撲クイズでも紹介されている九州場所の最多優勝記録は、白鵬と千代の富士が持つ各9回だ。
白鵬は2007~2012年に6連覇元横綱・白鵬は、2007年から2012年まで6年連続で九州場所を制覇した。その後も2014年、2017年、2019年に優勝し、通算9回の記録を残している。
特に2007年から2012年までの6連覇は、九州場所における圧倒的な強さを示す記録だ。
千代の富士は1981~1988年に8連覇もう一人の最多優勝者が、昭和の大横綱・千代の富士だ。
1981年から1988年まで8年連続で優勝し、さらに1990年にも優勝。合計9回で白鵬と並ぶ歴代最多記録となっている。
8連覇という数字は、毎年11月に開催される九州場所で、長期間にわたり圧倒的な強さを維持したことを物語っている。
九州場所の歴代優勝回数上位- 1位:白鵬・千代の富士(9回)
- 3位:大鵬(7回)
- 4位:朝青龍(4回)
この記録からも、九州場所で複数回優勝することがどれほど難しいかが分かる。
近年の九州場所優勝者近年の優勝者にも、実力者が並んでいる。
- 2023年:霧島(大関・13勝2敗)
- 2024年:琴櫻(大関・14勝1敗)
- 2025年:安青錦(関脇・12勝3敗)
2023年は大関・霧島、2024年は大関・琴櫻、2025年は新関脇・安青錦が優勝した。3年連続で異なる力士が賜杯を手にしている点も興味深い。
2026年は大の里や安青錦が新たな歴史を刻むのか、それとも霧島や琴櫻が再び九州で強さを見せるのか。歴代記録を意識しながら観戦すると、優勝争いをさらに楽しめる。
【2026年の三賞・幕内成績】発表時期とチェックすべき記録
九州場所では幕内優勝だけでなく、三賞の行方も大きな見どころとなる。
三賞とは、幕内力士の活躍を評価する賞で、殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3種類がある。優勝力士以外にも、横綱や大関を破った力士、優れた成績を残した力士、技術面で目立った力士などが受賞対象となる。
三賞の種類と評価のポイント- 殊勲賞:横綱・大関などの上位力士を破るなど、特に目立った活躍をした力士を評価する。
- 敢闘賞:勝ち越しや優勝争いなどで、特に奮闘した力士を評価する。
- 技能賞:技術的に優れた相撲を見せた力士を評価する。
三賞は必ず各賞に受賞者が出るわけではなく、該当者なしとなる場合もある。また、複数の力士が同じ賞を受賞することもある。
2026年の幕内成績はいつ確定する?2026年十一月場所の幕内成績は、11月8日の初日から22日の千秋楽までの取組によって決まる。
注目したいのは、単純な勝ち星だけではない。優勝争いに絡む力士の直接対決、横綱・大関との対戦結果、終盤の連勝や連敗も評価のポイントとなる。
三賞の受賞者と幕内最高優勝者は、場所終了後に日本相撲協会の公式記録で確認できる。
2025年は安青錦が12勝3敗で優勝し、殊勲賞と技能賞を同時受賞した。2026年も同じように優勝と三賞を複数獲得する力士が現れるのか、千秋楽まで注目したい。
【プロの結論】2026年九州場所で優勝者を見極める3つの判断基準
九州場所の優勝予想で、番付だけを見て本命を決めるのは十分とはいえない。特に2026年は、上位力士の実績とコンディションに差がある。
優勝候補を見極める際は、次の3点を重視したい。
判断基準1:直近場所の成績と勝ち方秋場所で優勝した大の里、七月場所を制した安青錦など、直近の本場所で結果を残した力士は有力候補になる。
ただし、12勝3敗という数字だけでなく、上位力士との直接対決でどのような相撲を取ったかも重要だ。相手に主導権を握られず、自分の得意な形に持ち込めるかが優勝争いを左右する。
判断基準2:けがの回復と15日間を戦える状態か豊昇龍のように負傷からの復帰を目指す力士は、場所前の稽古だけでなく、実際に本場所で15日間を戦える状態かが問題となる。
稽古で好成績を残しても、本場所での負担は異なる。初日から中盤、終盤まで安定した相撲を続けられるかを見極める必要がある。
判断基準3:過去の九州場所との相性九州場所での優勝経験も参考になる。霧島は2023年、琴櫻は2024年、安青錦は2025年に優勝している。
一方、大の里は2026年秋場所の優勝者でありながら、九州場所ではまだ賜杯を手にしていない。過去の実績だけでは判断できない部分があるからこそ、場所ごとの相性も注目材料になる。
現時点での見立ては、大の里と安青錦が優勝争いの中心。豊昇龍は出場できるかどうかが大きな分岐点で、霧島と琴櫻も優勝経験を持つ対抗勢力となる。
【大相撲九州場所の優勝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の大相撲九州場所の優勝者は誰ですか?
A1:2026年11月3日時点では、まだ優勝者は決まっていない。九州場所は11月8日に初日を迎え、11月22日の千秋楽に優勝者が決まる予定。大の里、安青錦、豊昇龍らが注目されている。
Q2:2025年の九州場所で優勝した力士は誰ですか?
A2:関脇・安青錦が12勝3敗で初優勝した。千秋楽の本割で琴櫻を破り、優勝決定戦では横綱・豊昇龍を送り投げで下した。ウクライナ出身力士として初の幕内優勝だった。
Q3:九州場所で最も優勝回数が多い力士は誰ですか?
A3:白鵬と千代の富士が、それぞれ9回で歴代最多。白鵬は2007~2012年に6連覇、千代の富士は1981~1988年に8連覇を達成している。
Q4:2026年九州場所の開催日程と会場は?
A4:2026年11月8日(日)から11月22日(日)までの15日間。会場は福岡県福岡市の福岡国際センターとなっている。
Q5:2026年九州場所の三賞受賞者は決まっていますか?
A5:11月3日時点では未確定。殊勲賞・敢闘賞・技能賞の受賞者は、本場所の成績や取組内容を踏まえて決まる。千秋楽後に日本相撲協会の公式記録で確認できる。
2026年の大相撲九州場所は、11月8日から22日まで福岡国際センターで開催される。11月3日時点では開幕前であり、優勝者はまだ決まっていない。
2025年の九州場所では、安青錦が12勝3敗で初優勝。豊昇龍との優勝決定戦を送り投げで制し、その後、大関へ昇進した。2026年も初場所と七月場所で優勝を果たしており、連覇を狙う立場で福岡の土俵に戻ってくる。
対する大の里は、九月場所の優勝を弾みに九州場所初制覇を目指す。豊昇龍の復帰、霧島と琴櫻の巻き返しも見逃せない。
歴代最多優勝の白鵬・千代の富士が残した9回という記録を背景に、2026年は新たな優勝者が誕生するのか、それとも前年覇者が再び賜杯を手にするのか。
最終的な判断材料は、初日からの勝ち星、上位陣との直接対決、そして千秋楽まで安定して相撲を取り切れるかどうかだ。2026年11月22日の千秋楽は、今年の大相撲を締めくくる大きな見どころとなる。