2026年現在、かつて東京・渋谷のお笑いファンに親しまれた「ヨシモト∞ホール(無限大ホール)」は、すでに閉館しています。2006年3月25日の開館から約19年にわたって若手芸人の活躍を支えてきましたが、2025年3月30日に歴史に幕を下ろしました。
ただし、劇場があった場所そのものがなくなったわけではありません。2025年4月5日には、同じ渋谷BEAM地下1階に後継施設となる「渋谷よしもと漫才劇場」がオープン。吉本興業の若手芸人育成・発信の拠点として、新しい運営体制で公演を続けています。閉館理由の公式説明、跡地の現在、2026年の公演スケジュールやチケット購入方法まで、時系列に沿って整理します。
【まず結論】無限大ホールは閉館!跡地は渋谷よしもと漫才劇場に変わった

「無限大ホールは現在も営業しているの?」「閉館後の建物はどうなった?」という疑問への答えは明確です。
ヨシモト∞ホールという名称の劇場は閉館し、その地下1階のスペースを引き継ぐ形で渋谷よしもと漫才劇場が開館しました。
吉本興業は2025年1月13日付の公式発表で、直営劇場ヨシモト∞ホールを同年3月をもって閉館し、新劇場を春にオープンすると告知しました。新劇場は大阪のよしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場、東京の神保町よしもと漫才劇場に続く、4館目の漫才劇場として位置付けられています。
その後、吉本興業の公式沿革には、2025年3月30日のヨシモト∞ホール閉館と、4月5日の渋谷よしもと漫才劇場開館が記録されました。
つまり、閉館と後継劇場の開館は、わずか6日しか離れていません。建物全体が取り壊されたわけでも、渋谷から吉本の常設劇場が完全撤退したわけでもありません。
「閉館」と「跡地の継承」は別の話検索結果や古いイベント情報には、現在も「ヨシモト∞ホール」という名称が残っていることがあります。しかし、過去の公演情報が検索エンジンに残っていることと、施設が現在営業していることは同じではありません。
2026年に渋谷でお笑いライブを見たい場合、目的地として確認すべきなのは渋谷よしもと漫才劇場です。旧施設名で公演情報を探すと、終了済みのライブや古い会場案内が表示される可能性があります。
【19年間の歴史】ヨシモト∞ホールの2006年開館から2025年閉館まで
ヨシモト∞ホールは、2006年3月25日に東京・渋谷で開館しました。吉本興業が運営する常設劇場として、漫才やコントなどの生のネタを楽しめる場所を提供してきました。
若手芸人が舞台経験を積み、観客の反応を直接受けながら成長する場として機能したことが、この劇場の大きな特徴です。テレビで知名度を得る前の芸人をライブで発見できることも、お笑いファンにとっての魅力でした。
無限大ホールの主要な出来事を時系列で整理| 年月日 | 出来事 | 意味・背景 |
|---|---|---|
| 2006年3月25日 | ヨシモト∞ホール開館 | 東京・渋谷の吉本興業直営劇場としてスタート |
| 2018年 | ヨシモト∞ドームが7階に開設 | 同じ渋谷BEAM内に別の公演・イベント拠点が設けられる |
| 2025年1月13日 | 閉館と後継劇場の開館を発表 | 吉本興業が新しい劇場体制を告知 |
| 2025年3月30日 | ヨシモト∞ホール閉館 | 約19年の歴史に幕 |
| 2025年4月5日 | 渋谷よしもと漫才劇場開館 | 同じ渋谷BEAM地下1階で新体制がスタート |
| 2026年 | 後継劇場として営業継続 | 若手芸人のレギュラーライブ、寄席、企画公演などを展開 |
この年表から注目したいのは、2006年から2025年までの19年間で、劇場の名称だけでなく、吉本興業が若手芸人を育成するための劇場ネットワークも変化したことです。
ヨシモト∞ホールは、渋谷という若者文化の中心地でお笑いライブを発信する劇場でした。一方、後継施設は大阪・東京の漫才劇場ブランドに組み込まれ、所属芸人やライブの体系を明確にした運営を進めています。
単純な施設の入れ替えというより、約19年間続いた劇場ブランドから、新しい育成・公演システムへの移行という側面が見えてきます。
【閉館理由を検証】なぜ無限大ホールは19年で幕を下ろしたのか
無限大ホールの閉館理由を調べる際、最も重要なのは、吉本興業が何を公式に発表したかという点です。
2025年1月13日の公式発表では、ヨシモト∞ホールを3月に閉館し、渋谷よしもと漫才劇場を春にオープンするという方針が示されました。しかし、閉館に至った具体的な経営判断の理由については説明されていません。
そのため、赤字経営、集客不振、賃貸契約の終了、建物の老朽化などを直接の閉館原因として断定することはできません。
背景として読み取れるのは吉本興業の劇場再編一方、閉館前後の吉本興業の動きを確認すると、劇場運営の再編という大きな流れが見えてきます。
新しい渋谷よしもと漫才劇場は、既存の大阪・難波、森ノ宮、東京・神保町の劇場に続く4館目として計画されました。つまり、独立した名称の劇場を維持するのではなく、漫才劇場という共通ブランドの中に渋谷を組み込んだ形です。
加えて、2025年2月3日に吉本興業が公表した所属芸人の発表では、大阪からの移籍4組を含む計122組の東京所属芸人が、渋谷と神保町の2劇場を拠点に活動するとされました。
この仕組みは、単にライブを開催するだけではなく、芸人の所属、出演機会、育成、観客との接点を複数の劇場で体系的に運営するものです。
閉館の背景を3つの視点から整理1. 劇場ブランドの統一
渋谷の新劇場が漫才劇場の4館目として開館したことは、今回の変更を理解するうえで重要です。大阪と東京で共通するブランドを用いることで、劇場ごとの役割や芸人の所属体系を整理しやすくなります。
2. 若手芸人の育成システムの強化
吉本興業は2025年4月以降、渋谷と神保町の2館体制を通じて関東の若手芸人を育成する方針を示しています。所属メンバーを組み分けし、芸歴などに応じたランク制度を設ける仕組みも特徴です。
3. 劇場コンテンツの再整理
渋谷の新劇場では、通常のネタライブに加えて、寄席や企画公演、芸歴別のライブなどを展開しています。劇場の役割を明確にすることで、出演者と観客の双方にとって公演内容を理解しやすくする狙いが読み取れます。
これらは公式発表や新体制の内容から読み取れる事業上の背景です。ただし、これらが閉館を決めた直接の理由だったと吉本興業が明言したわけではありません。
したがって、無限大ホールの閉館は「経営不振で劇場が消滅した」と理解するよりも、「吉本興業が渋谷の劇場を新しい漫才劇場ブランドへ移行させた」と捉える方が、確認できる事実に沿っています。
【2026年最新】渋谷よしもと漫才劇場の現在と公演内容
2026年現在、旧ヨシモト∞ホールの場所で営業しているのが渋谷よしもと漫才劇場です。
吉本興業の公式劇場案内では、関東の若手芸人の拠点として位置付けられており、所属芸人によるレギュラー公演、寄席公演、企画ライブなどを開催しています。
渋谷よしもと漫才劇場の主なレギュラーライブ渋谷Kiwami極LIVE・渋谷Kiwami極LIVEプラス+
芸歴9年目以上の極メンバーを中心とした公演です。ネタとコーナーを組み合わせたライブで、プラス+ではオンライン配信も実施されています。
渋谷マンゲキお笑いライブ
渋谷・神保町の所属芸人を中心に、若手から人気芸人まで出演する公演です。漫才、コント、ピン芸、ゲームコーナーなど、幅広い内容を楽しめます。
渋谷よるのお笑いライブ
夜の時間帯に開催される公演で、渋谷・神保町の注目芸人などが出演します。仕事や学校の帰りにライブを楽しみたい人にも利用しやすい公演です。
芸歴に応じたバトルライブも開催渋谷よしもと漫才劇場の特徴として、芸歴に応じたメンバー制度と定期的なネタバトルがあります。
極メンバーが出演する「グランドバトルEAST」は、偶数月に開催される公演です。一方、芸歴8年目以下の翔メンバーを中心とする「Kakeru翔グランプリEAST」も偶数月に開催されています。
また、「Kakeru翔チャレンジバトルEAST」では、下位メンバーとオーディションライブを勝ち上がった芸人が入れ替えを競います。
こうした仕組みは、若手芸人にとって定期的に舞台経験を積む機会となるだけでなく、観客にとっても新しい才能を発見するきっかけになります。
2026年11月の公演スケジュールは?2026年11月3日時点では、渋谷よしもと漫才劇場の公式公演一覧に11月3日以降の公演情報が掲載されています。11月4日、5日、7日以降も複数の公演が案内されています。
ただし、公演日程、出演者、開演時間、販売状況は随時変更されます。特定の芸人を目当てに訪れる場合は、過去の公演情報ではなく、公式スケジュールと公演一覧の最新表示を確認することが大切です。
また、劇場公演だけでなく、オンライン配信に対応するライブもあります。遠方に住んでいる人や、現地へ足を運べない人も楽しめる仕組みが整っています。
【アクセス・チケット】渋谷よしもと漫才劇場への行き方と利用方法
後継劇場の場所は、旧ヨシモト∞ホールと同じです。渋谷BEAMの地下1階にあり、渋谷駅から徒歩約7分でアクセスできます。
所在地とアクセス情報施設名:渋谷よしもと漫才劇場
住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町31-2 渋谷BEAM地下1階
最寄り駅:渋谷駅
徒歩時間:約7分
JR山手線・埼京線、東京メトロ半蔵門線・銀座線、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線などを利用できます。
初めて訪れる人が注意したいのは、劇場の入口です。
公式案内によると、劇場入口はビルの外側に設置された螺旋階段です。ビル内のエレベーターは地下1階に停まらないため、一般的な商業施設の地下フロアと同じ感覚でエレベーターを利用すると迷う可能性があります。
座席数と収容人数公式の劇場案内によると、座席数は218席、定員は282名です。
旧ヨシモト∞ホールから同じ場所を引き継いだ劇場であり、渋谷で比較的近い距離から芸人の漫才やコントを楽しめる環境が続いています。
渋谷よしもと漫才劇場のチケット購入方法チケットの購入方法は、主に次の3つです。
1. FANYチケットでオンライン購入
劇場でライブを観覧したい場合は、FANYチケットを利用できます。ウェブ購入には無料のFANY ID登録が必要です。
2026年5月からは、一部の一般販売中の公演で座席選択が可能になりました。また、当日券についても開演2時間前までFANY Ticketで購入できる取り扱いが始まっています。
2. ファミリーマートで購入
ファミリーマート店内のマルチコピー機からFANYチケットを選択し、希望する劇場や公演を検索して購入できます。予約済みチケットの支払い・発券にも対応しています。
3. 劇場窓口で購入
前売券は基本的に公演前月の1日・10日・20日に発売されます。ただし、公演によって例外があります。当日券も劇場受付で販売されますが、前売りで完売した場合は販売されないことがあります。
オンライン配信を利用する方法会場に行けない場合は、FANYオンラインチケットで配信対象公演を購入できます。
現地で観覧するチケットとオンライン配信のチケットは購入先が異なるため、購入時には間違えないよう注意しましょう。
なお、車いすで来場する場合は、チケット購入前にFANYチケット窓口への問い合わせが必要です。劇場の構造上、観覧場所などに特別な案内があるため、事前確認をおすすめします。
【混同注意】ヨシモト∞ドームと無限大ホールは何が違う?
無限大ホールを検索すると、「ヨシモト∞ドーム」という名称も見つかります。両者は名前が似ており、同じ渋谷BEAMにあったため、混同されやすい施設です。
しかし、ヨシモト∞ホールとヨシモト∞ドームは、もともと異なる施設でした。
地下1階の無限大ホールと7階の∞ドームヨシモト∞ホールは渋谷BEAMの地下1階にあった常設劇場です。漫才やコントを中心としたライブを開催していました。
一方、ヨシモト∞ドームは同じ建物の7階に設けられた別施設です。ステージⅠ・ステージⅡなどを備え、若手芸人のライブやトーク、企画イベントなどに利用されていました。
施設情報サイトのLiveWalkerでは、ヨシモト∞ドームについて2025年5月末をもって閉館したと掲載されています。また、吉本興業の現在の劇場一覧には、渋谷の現役劇場として同施設は掲載されていません。
したがって、2026年の渋谷よしもと漫才劇場とヨシモト∞ドームを、同一の施設として案内するのは正確ではありません。
「無限大ホールの跡地」と「ヨシモト∞ドームの跡地」は区別するインターネット上で「無限大ホールの跡地」と検索すると、地下1階と7階の情報が混在する場合があります。
整理すると、地下1階のヨシモト∞ホール跡地は渋谷よしもと漫才劇場として営業しています。一方、7階のヨシモト∞ドームは別の施設であり、その閉館情報を地下1階の後継劇場と混同しないことが重要です。
渋谷BEAMという建物自体がなくなったわけではなく、現在も商業施設として利用されています。旧施設名が検索結果に残っていても、実際に訪問する場合は現在の施設名称を確認してください。
【よくある質問】無限大ホールに関するFAQ
Q1:ヨシモト∞ホールはいつ閉館しましたか?
A1:2025年3月30日です。2006年3月25日の開館から約19年間にわたって営業し、吉本興業の公式沿革にも同日が閉館日として記録されています。
Q2:無限大ホールの閉館理由は何ですか?
A2:吉本興業の2025年1月13日の公式発表では、閉館と新劇場の開館が告知されましたが、具体的な経営上の理由は公表されていません。閉館後は漫才劇場ブランドの新施設へ移行しており、劇場運営の再編という背景が確認できます。
Q3:無限大ホールの跡地は現在何になっていますか?
A3:渋谷よしもと漫才劇場です。旧劇場と同じ渋谷BEAM地下1階にあり、2025年4月5日に開館しました。
Q4:2026年も渋谷で吉本のお笑いライブを見られますか?
A4:見られます。渋谷よしもと漫才劇場でレギュラーライブ、寄席、企画公演などを開催しています。最新の日程は公式公演スケジュールで確認してください。
Q5:渋谷よしもと漫才劇場のチケットはどこで買えますか?
A5:FANYチケット、ファミリーマート、劇場窓口で購入できます。オンライン配信の対象公演はFANYオンラインチケットで購入可能です。
Q6:ヨシモト∞ドームも無限大ホールと同時に閉館したのですか?
A6:別施設です。ヨシモト∞ホールは2025年3月30日に閉館しました。ヨシモト∞ドームについては、施設情報サイトに2025年5月末閉館と掲載されています。両者を同じ施設として扱わないよう注意が必要です。
ヨシモト∞ホールは、2006年3月25日に開館し、2025年3月30日に19年の歴史を終えました。しかし、その場所でお笑いライブが見られなくなったわけではありません。
2025年4月5日、同じ渋谷BEAM地下1階に渋谷よしもと漫才劇場がオープン。吉本興業の漫才劇場ネットワークに加わり、関東の若手芸人を中心とする新しい公演体制が始まりました。
閉館理由については、公式発表に具体的な経営上の説明がないため、赤字や建物の問題を原因として断定することはできません。一方で、所属芸人の体系化や東京2館体制、芸歴別のライブなど、吉本興業が劇場運営を再編してきた事実は確認できます。
2026年に無限大ホールの跡地を訪れたい人は、旧名称ではなく「渋谷よしもと漫才劇場」を目的地に設定するのが確実です。公演日程を確認し、FANYチケットなどで事前に購入しておけば、渋谷で現在進行形のお笑いライブを楽しめます。
19年続いた劇場の名前はなくなりましたが、渋谷から新しい芸人が生まれる舞台は、別のブランドと運営体制を受け継いで続いています。
取材・事実確認に使用した主な資料
- 吉本興業「ヨシモト∞ホール」3月閉館と「渋谷よしもと漫才劇場」今春オープンのお知らせ(2025年1月13日)
- 吉本興業公式沿革(2025年3月30日閉館・4月5日開館の記録)
- 渋谷よしもと漫才劇場公式「劇場案内」(所在地、座席数、アクセス、レギュラーライブ)
- 吉本興業「東京所属芸人122組」の発表(2025年2月3日)
- 渋谷よしもと漫才劇場公式チケット案内・2026年5月の販売方法変更
- 渋谷よしもと漫才劇場公式公演一覧
- ヨシモト∞ドームの施設情報(LiveWalker)