結婚式で流れる一曲は、新郎新婦の登場を華やかに彩り、家族への感謝を伝え、ゲストの記憶に残る一日をつくる大切な演出だ。2026年の最新ウェディングソングランキングでは、Bruno Marsの「Marry You」が3年連続で総合1位を獲得。アニヴェルセル株式会社が2025年に挙式した3,400組以上の実使用データを集計した結果で、嵐の「Love so sweet」、Superflyの「愛をこめて花束を」など、長く愛される邦楽・洋楽も上位に並んだ。
一方、人気曲を選べば必ず理想の披露宴になるわけではない。入場には登場の瞬間を盛り上げる曲、乾杯には明るいリズム、花嫁の手紙には言葉を邪魔しないメロディー、退場には未来への希望を感じさせる楽曲が向いている。2026年の実使用ランキング、10シーン別のおすすめ、歌詞との相性、ISUMを通じた著作権手続きまで整理し、ふたりらしい結婚式BGMの選び方を紹介する。
【2026年最新】結婚式BGMランキングTOP10!Marry Youが3年連続1位

2026年5月11日、アニヴェルセル株式会社が「2025年結婚式BGMランキング」を発表した。対象は、2025年1月1日から12月31日までに同社の全国10店舗で結婚式を挙げた3,400組以上。アンケートで希望曲を尋ねたランキングではなく、実際の結婚式で使用された楽曲を集計した点が特徴だ。
総合1位はBruno Marsの「Marry You」。2023年から2025年まで3年連続で首位を維持した。2010年に発表されたこの楽曲は、結婚を申し込むようなストレートなメッセージと、明るく軽快なサウンドが魅力。入場からパーティーの盛り上げまで幅広く使いやすい。
2026年発表・結婚式BGM総合ランキングアニヴェルセルの公式発表に掲載された上位曲は以下の通り。同率6位が2曲あるため、掲載曲は合計11曲となる。
| 順位 | 楽曲 | アーティスト | 主な魅力・使いどころ |
|---|---|---|---|
| 1位 | Marry You | Bruno Mars | 明るい求婚ソング。入場におすすめ |
| 2位 | Love so sweet | 嵐 | 親しみやすく華やかな王道ラブソング |
| 3位 | 愛をこめて花束を | Superfly | 感謝と愛情を伝える力強い楽曲 |
| 4位 | 未来へ | Kiroro | 家族への感謝や人生の節目に合う |
| 5位 | アイノカタチ feat. HIDE(GReeeeN) | MISIA | 大切な人への愛情を表現 |
| 6位 | Sugar | Maroon 5 | 洋楽らしい軽快さ。ケーキ入刀にも |
| 6位 | Good Time | Owl City & Carly Rae Jepsen | 爽快で楽しいパーティー向け |
| 8位 | One Love | 嵐 | 幅広い世代に親しまれる定番曲 |
| 9位 | バンザイ~好きでよかった~ | ウルフルズ | ストレートな愛情表現と盛り上がり |
| 10位 | 気まぐれロマンティック | いきものがかり | 明るく弾むような雰囲気 |
このランキングで注目したいのは、リリースから何年も経過した曲が上位を占めていることだ。1998年のKiroro「未来へ」、2007年の嵐「Love so sweet」、2008年のSuperfly「愛をこめて花束を」など、発売時期の新しさだけでは説明できない人気がある。
結婚式は新郎新婦だけでなく、親族、友人、職場関係者など幅広い世代が同じ空間を共有するイベントだ。誰もが知っている曲は、ゲストが演出に自然と参加しやすく、会場の一体感を生み出す。そのため、知名度と歌詞のメッセージ性を兼ね備えた定番曲が強い。
「Marry You」が3年連続1位になった理由「Marry You」の強みは、結婚式のテーマと楽曲のメッセージが直接結びついていることだ。明るいテンポは入場時の高揚感をつくり、印象的なサビは新郎新婦が登場するタイミングにも合わせやすい。
また、英語の楽曲でありながら、曲名そのものが結婚を連想させるため、洋楽に詳しくないゲストにも意図が伝わりやすい。華やかな雰囲気をつくりながら、結婚というイベントの意味も感じさせる点が、長期的な人気につながっている。
ただし、3年連続1位という結果はアニヴェルセルの対象会場における実使用データだ。全国すべての結婚式の選曲を網羅した順位ではない。全国のISUM利用事業者を対象とする集計とは、対象範囲や集計方法が異なる点も押さえておきたい。
【シーン別】結婚式で人気の歌10選!入場・乾杯・手紙・退場のおすすめ
結婚式のBGMは、同じ曲でも流すタイミングによって印象が変わる。2026年発表のアニヴェルセルのランキングでは、フラワーシャワー、オープニングムービー、入場、乾杯、ケーキ入刀、中座、プロフィールムービー、再入場、手紙、退場の10シーンが対象になった。
ここでは公式ランキングで紹介された人気曲と、各演出に適した選曲例を組み合わせて整理する。順位が明示されていない曲は、ランキング順位ではなくおすすめ候補として紹介している。
1. フラワーシャワー:明るく弾む曲で祝福を演出挙式を終えた新郎新婦がゲストの祝福を受けながら歩くフラワーシャワー。ここでは、会場の緊張感をほぐし、笑顔を引き出すような明るい楽曲が向いている。
おすすめは嵐の「One Love」やJuice Big Cityの「100 Days」。アニヴェルセルの2026年発表では「One Love」が前年10位から5位へ上昇し、「100 Days」も8位に初登場した。イントロから明るさが伝わる曲は、花びらが舞う瞬間との相性もよい。
2. オープニングムービー:期待感を高める一曲披露宴の始まりを告げるオープニングムービーには、ゲストの気持ちをパーティーへ切り替える力が求められる。Mrs. GREEN APPLEの「StaRt」、YOASOBIの「アドベンチャー」、映画『グレイテスト・ショーマン』の「The Greatest Show」などが候補になる。
アニヴェルセルの紹介では、今回新設されたオープニングムービーのランキングで「StaRt」が注目曲として紹介されている。映像の終盤から入場へつなげる場合は、同じ曲を連続して使う構成も効果的だ。
3. 入場曲:扉が開く瞬間に合わせる新郎新婦の入場は、披露宴で最も注目を集める場面の一つ。人気曲の代表格は「Marry You」と「One Love」だ。アニヴェルセルの2026年発表では、入場シーンで「Marry You」が1位、「One Love」が2位となった。
邦楽なら安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」も長く支持される定番。洋楽ならEd Sheeranの「Perfect」やDua Lipaの「Dance The Night」も候補になる。
曲選びでは、曲全体の雰囲気だけでなく、扉が開くタイミングを重視したい。イントロから約30秒程度で歌い出しやサビが来る曲なら、登場と音楽の盛り上がりを合わせやすい。式場の音響担当者と再生位置を相談しておくとよい。
4. 乾杯:ゲストの笑顔を引き出すアップテンポ曲乾杯は、披露宴が本格的にスタートする合図。乾杯の発声後に音楽が流れ、ゲストがグラスを掲げる瞬間には、軽快なテンポの楽曲がよく合う。
代表的なのは、ウルフルズの「バンザイ~好きでよかった~」。アニヴェルセルのランキングでは乾杯シーンの首位を維持した。Mrs. GREEN APPLEの「CHEERS」も人気が高く、同ランキングで前年6位から2位へ上昇している。
ほかにも「Good Time」やEXILEの「Ki・mi・ni・mu・chu」は、乾杯後の歓談へ自然につなげやすい。曲の冒頭から流すか、サビを中心に流すかも事前に決めておきたい。
5. ケーキ入刀:写真映えする明るいメロディーケーキ入刀やファーストバイトは、ゲストのカメラが一斉に向けられる華やかな演出だ。ここではMaroon 5の「Sugar」が代表的な人気曲。アニヴェルセルの発表では、ケーキ入刀シーンで5年連続1位となった。
サビが印象的で、楽しさや幸福感を伝えやすい楽曲が向いている。ケーキ入刀とファーストバイトで別の曲を使えば、同じ演出の中にも変化をつけられる。
6. 中座:エスコートしてくれる人への感謝を込める中座は、お色直しのために新郎新婦が一時退席する場面。親、兄弟姉妹、祖父母、親友など、エスコート役として指名した人との関係性が見える演出でもある。
アニヴェルセルのランキングでは、絢香の「にじいろ」が中座シーンの1位。新しい人生の始まりを感じさせる歌詞が、新郎新婦の門出と重なる。
ここでは単純な人気よりも、エスコート役との思い出を優先したい。幼い頃によく聴いていた曲や、家族旅行で流れていた曲などを選ぶと、演出に個人的な意味が生まれる。
7. プロフィールムービー:二人の人生を振り返るプロフィールムービーには、写真や映像の展開を支える楽曲が必要だ。人気の代表曲はOfficial髭男dismの「115万キロのフィルム」。アニヴェルセルでは同シーンで6年連続1位を記録した。
この曲は、人生を映画のように捉え、大切な人と歩む時間を表現している。新郎新婦の幼少期から出会い、結婚までを振り返る映像に合わせやすい。
ムービーの長さと曲の長さを合わせることも重要。アニヴェルセルの紹介では、プロフィールムービーは平均5~7分程度とされ、「115万キロのフィルム」は映像を一曲にまとめやすい点も魅力として挙げられている。
8. 再入場:衣装チェンジと世界観を合わせるお色直し後の再入場は、披露宴の第二幕を印象づけるシーン。衣装や照明、演出のテーマに合わせて曲を選ぶと、登場した瞬間のインパクトが高まる。
アニヴェルセルの2026年発表では「Beauty and the Beast」が再入場の定番1位。ディズニー作品の「A Whole New World」や「I See the Light(輝く未来)」も人気候補だ。
映画の世界観を取り入れた演出や、カラードレスの色に合わせた選曲も効果的。ダンスやキャンドル演出を取り入れる場合は、曲の盛り上がりと動きを連動させたい。
9. 花嫁の手紙:感謝の言葉を主役にする花嫁の手紙は、披露宴の中でも特に感情が動く場面。ここでは親への感謝を表現できる歌詞や、落ち着いたピアノ・オルゴールのアレンジがよく選ばれる。
候補はKiroroの「未来へ」、MISIAの「アイノカタチ」、藤田麻衣子の「手紙 ~愛するあなたへ~」、かりゆし58の「アンマー」など。Superflyの「愛をこめて花束を」も、花束贈呈と組み合わせる選曲として人気が高い。
アニヴェルセルの紹介によると、手紙シーンではピアノやオルゴールなど、ボーカルを抑えたアレンジも多く選ばれている。朗読の声が音楽に埋もれないよう、音量や再生位置を調整することが大切だ。
10. 退場:感動か祝福か、最後の印象を決める披露宴の最後を締めくくる退場曲は、ゲストが式を振り返るときの印象にもつながる。
アニヴェルセルの2026年発表では、星野源の「Family Song」が退場シーンの1位。家族のつながりや、新しい生活へ向かう気持ちを重ねられる楽曲だ。
感動的に締めくくりたいなら「Wherever you are」や「未来へ」、明るく笑顔で退場したいなら「バンザイ~好きでよかった~」なども候補になる。最後の場面をどんな表情で迎えたいかを二人で話し合って決めたい。
【邦楽・洋楽を比較】結婚式の歌は歌詞と雰囲気で選ぶのが正解
結婚式で使う曲は、大きく邦楽と洋楽に分けられる。どちらにも魅力があり、優劣はない。大切なのは、伝えたいメッセージとゲストに届けたい雰囲気が一致しているかどうかだ。
邦楽の定番ウェディングソング邦楽の強みは、歌詞の意味をそのまま理解してもらいやすいこと。親への感謝、パートナーへの愛情、これからの人生への希望など、伝えたい内容が明確なシーンで力を発揮する。
- Superfly「愛をこめて花束を」:愛情や感謝を伝えたいときに。入場、乾杯、エンドロールにも使いやすい。
- Kiroro「未来へ」:家族への感謝や成長を振り返る場面に合う。
- 嵐「Love so sweet」:明るく親しみやすい王道のラブソング。
- 嵐「One Love」:幅広い世代に伝わりやすく、入場やフラワーシャワーにおすすめ。
- MISIA「アイノカタチ」:大切な人への思いを表現したい場面に。
- Official髭男dism「115万キロのフィルム」:二人の歩みや将来を映像で表現する場面に。
- 星野源「Family Song」:家族や新しい生活をテーマにした退場曲に。
特に「愛をこめて花束を」は、2026年のアニヴェルセル総合ランキングで3位に入り、ISUMの2026年10月21日~27日の週間BGM申請ランキングでも上位に登場した。発売から時間が経過しても、実際の利用が続いている代表的な一曲だ。
おしゃれな結婚式に合う洋楽洋楽は、歌詞を直接聞き取れないゲストにも、メロディーやサウンドから雰囲気を伝えやすい。会場の装飾や照明、ドレスの印象と合わせることで、洗練された空間を演出できる。
- Bruno Mars「Marry You」:明るく華やかな入場やパーティーの開始に。
- Maroon 5「Sugar」:ケーキ入刀やファーストバイトに。
- Owl City & Carly Rae Jepsen「Good Time」:乾杯やゲストとの歓談に。
- Ed Sheeran「Perfect」:ロマンチックな入場や再入場に。
- Blue「The Gift」:退場や送賓など、感謝を伝える場面に。
- Pharrell Williams「Happy」:明るく楽しいパーティーの演出に。
- Elton John「Your Song」:落ち着いた大人の雰囲気を演出したいときに。
洋楽を選ぶ際は、タイトルやメロディーだけで決めないことも重要だ。英語の歌詞を調べると、結婚式の場面とは異なる意味を持っている場合もある。特に親への手紙や家族への感謝を伝えるシーンでは、歌詞の内容まで確認したい。
歌詞とシーンの相性を見極める3つの基準選曲に迷ったら、次の3点を確認すると候補を絞りやすい。
- 誰に向けた曲なのか:パートナー、両親、友人、ゲストなど、メッセージを届けたい相手を明確にする。
- 歌詞と演出が一致しているか:恋愛を歌った曲なのか、家族への感謝を歌った曲なのかを確認する。
- 音楽が主役を邪魔しないか:手紙の朗読や謝辞では音量を抑え、入場や乾杯では音楽の存在感を高める。
人気ランキングは選曲の出発点として便利だが、最終的には二人の思い出や結婚式のテーマとの相性を優先したい。ランキング上位の曲を無理にすべてのシーンへ使う必要はない。
【エンドロール・退場】2026年の最新人気曲と感動を残す選び方
エンドロールと退場は、どちらも披露宴の終盤に行われるが、役割は異なる。退場は新郎新婦がゲストの前を歩いて会場を去る演出であり、エンドロールは参列者の名前や当日の写真・映像を流して感謝を伝える映像演出だ。
そのため、同じ曲を使うこともできるが、それぞれの目的を考えて選ぶと、よりまとまりのある締めくくりになる。
ISUMの週間申請ランキングで見るエンドロール人気曲2026年10月21日~27日のISUM週間申請ランキングでは、エンドロール関連の上位曲として、次の楽曲が紹介されている。
- 1位:桑田佳祐「明日晴れるかな」
- 2位:Vaundy「しわあわせ」
- 3位:Mrs. GREEN APPLE「Soranji」
「明日晴れるかな」は、未来への希望を感じさせる楽曲で、披露宴の締めくくりと相性がよい。「しわあわせ」は二人で歩む人生をイメージしやすく、「Soranji」は壮大なサウンドで映像に深みを加えられる。
また、Official髭男dismの「115万キロのフィルム」、Mr.Childrenの「365日」、ONE OK ROCKの「Wherever you are」、MISIAの「アイノカタチ」なども、同時期の上位20曲に入っている。
エンドロールで失敗しない選曲のポイントエンドロールは映像の長さと音楽の長さを合わせることが基本になる。曲が短すぎると映像の途中で終わり、長すぎると余韻が間延びする可能性がある。
選曲時には、次の点を確認しておきたい。
- 映像の長さと楽曲の長さが合っているか。
- ゲストの名前や写真が表示されるタイミングと曲の盛り上がりが一致しているか。
- 歌詞が結婚式の締めくくりにふさわしい内容か。
- 退場曲とエンドロール曲の雰囲気が極端に異なっていないか。
- 映像への音楽収録について必要な許諾が取れているか。
感動的なエンドロールにしたいなら、静かなイントロから徐々に盛り上がる楽曲が候補になる。一方、明るい雰囲気で締めたい場合は、軽快なテンポでゲストの笑顔を引き出せる曲が適している。
なお、ISUMの週間申請ランキングは、その期間の申請状況を示すものであり、年間を通じた総合人気ランキングとは異なる。週間順位と年間順位を混同しないことも大切だ。
【著作権の注意点】ISUMで結婚式BGMの使用許可を取る方法
結婚式の選曲で見落とされやすいのが著作権と著作隣接権だ。好きな曲を購入していても、その音源を自由にコピーして披露宴のBGMや映像に使えるわけではない。
結婚式では、音楽を会場で再生することと、音楽を別の媒体へ複製して利用することを分けて考える必要がある。
著作権と著作隣接権の違い著作権は、楽曲を作った作詞家や作曲家などに関係する権利。一方、著作隣接権は、歌手や演奏家、レコード会社など、楽曲を実際に演奏・録音して伝える側に関係する権利だ。
市販音源をコピーして利用する場合、基本的にこの二つの権利について確認しなければならない。
ISUMとは?個人で直接申請できる?ISUM(一般社団法人音楽特定利用促進機構)は、結婚式や披露宴で市販音源を複製利用する際の権利手続きを、ブライダル事業者を通じて代行する団体だ。
主に次のような利用が対象になる。
- 披露宴で流す複数の楽曲を1枚のCDなどにまとめる。
- プロフィールムービーやオープニングムービーに市販音源を収録する。
- エンドロール映像に楽曲を収録する。
- 当日の記録映像に会場で流したBGMを収録する。
ISUMの公式FAQによると、個人の新郎新婦がISUMへ直接利用申請する仕組みではない。利用する式場、ホテル、映像制作会社などの登録事業者を通じて手続きを進める。
また、ISUMの楽曲データベースには、2026年10月9日時点で37,110曲が登録されている。曲名が登録されているかだけでなく、使用したいCDや配信音源が申請可能な音源として掲載されているかも確認する必要がある。
結婚式BGMの使用許可を取る手順- 使用曲を決める:曲名とアーティスト名、使用するシーンを整理する。
- 式場に確認する:ISUMへの対応状況や音源の提出方法、申請費用を確認する。
- 楽曲データベースを調べる:曲名だけでなく、使用する音源や収録アルバムも照合する。
- 申請を依頼する:式場や映像制作会社を通じて必要な権利手続きを行う。
- 許諾と音源を確認する:使用する曲、音源、演出内容が申請内容と一致しているか確認する。
ISUMのデータベースに希望曲がない場合は、楽曲リクエストによって権利者への確認を依頼できる。ただし、許諾の確認には最短でも約1か月かかる場合があるため、直前の選曲変更は避けたい。
市販CDを購入すれば自由に使えるという誤解ここで注意したいのは、購入したCDを会場でそのまま再生する場合と、CDの音源をコピーする場合は扱いが異なることだ。
JASRACのブライダル向け案内によると、結婚式場での演奏利用については、会場が著作権管理事業者と契約しているかなどを確認する必要がある。一方、CDやダウンロード音源をコピーしてBGM用CDを作ったり、映像に収録したりする場合は、複製に関する許諾が別途必要になる。
つまり、次のように整理すると分かりやすい。
- 購入したCDをそのまま会場で再生:会場の演奏利用に関する契約や運用を確認する。
- 複数の曲をコピーしてオリジナルCDを作成:複製権・著作隣接権の手続きを確認する。
- プロフィールムービーやエンドロールに収録:映像への複製利用に必要な許諾を確認する。
- 披露宴の映像をSNSや動画投稿サイトへ公開:ISUMの通常の結婚式向け手続きだけでは対象外となるため、別途権利者への確認が必要。
特に注意したいのは、ISUMで結婚式場内の上映許諾を得たからといって、その映像をYouTubeやSNSで自由に公開できるわけではないという点だ。利用する場所や目的によって必要な許諾は異なる。
著作権トラブルを防ぐために3か月前から準備アニヴェルセルの公式案内では、選曲と申請に必要な時間を考慮し、遅くとも挙式の3か月前には準備を始めることを推奨している。
特に、プロフィールムービーやエンドロールを自作する場合は、楽曲の許諾状況を確認してから映像制作に入る方が安全だ。完成後に希望曲が使えないと判明すると、編集や音源の差し替えが必要になる可能性がある。
曲選びと権利確認を並行して進めることが、直前のトラブルを避ける現実的な方法だ。
【プロの結論】結婚式の歌は人気順位より二人らしさで決める
2026年の結婚式BGMランキングを比較すると、人気曲には共通点がある。メッセージが伝わりやすいこと、幅広い世代が親しみやすいこと、そして演出のタイミングに合わせやすいことだ。
しかし、人気曲をそのまま採用することが最善とは限らない。結婚式の音楽は、単なるBGMではなく、二人の人生や家族との関係を表現する演出の一部だからだ。
人気ランキングを参考にした方がよいカップル- 結婚式のテーマや演出の方向性がまだ決まっていない。
- ゲストの年齢層が幅広く、誰もが楽しめる曲を探している。
- 入場や乾杯など、会場を盛り上げる曲を探している。
- 選曲に時間をかけられず、実際に使われた人気曲から候補を絞りたい。
- 二人だけの思い出の曲を大切にしたい。
- 家族や友人への個人的なメッセージを込めたい。
- 一般的な結婚式とは異なる世界観や演出を希望している。
- 歌詞や楽曲の背景までこだわって選びたい。
候補曲が決まったら、次の項目を二人で確認しておきたい。
- 曲の歌詞やテーマが演出に合っているか。
- イントロやサビが登場・演出のタイミングに合うか。
- 会場の雰囲気やゲストの年齢層に合っているか。
- 同じ曲を複数のシーンで使いすぎていないか。
- 式場が指定する音源形式や提出期限を守れるか。
- 著作権・著作隣接権の手続きが済んでいるか。
おすすめは、最初に二人の思い出の曲を選び、その後で人気ランキングから足りないシーンの曲を補う方法だ。入場、乾杯、手紙、退場など、披露宴の節目にそれぞれ意味を持たせると、全体を通じて一貫したストーリーが生まれる。
【結婚式の歌に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の結婚式BGM人気ランキング1位は何ですか?
A1:アニヴェルセルが2026年5月11日に発表したランキングでは、Bruno Marsの「Marry You」が1位です。2023年から2025年まで3年連続で首位を獲得しました。対象は2025年に同社10店舗で挙式した3,400組以上です。
Q2:結婚式の入場曲で人気の邦楽・洋楽は何ですか?
A2:洋楽ではBruno Marsの「Marry You」、邦楽では嵐の「One Love」や安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」などが定番です。明るい曲やサビが印象的な曲は、扉が開く瞬間を盛り上げやすくなります。
Q3:花嫁の手紙にはどんな曲がおすすめですか?
A3:Kiroroの「未来へ」、MISIAの「アイノカタチ」、藤田麻衣子の「手紙 ~愛するあなたへ~」などがおすすめです。朗読を大切にしたい場合は、ピアノやオルゴールなどボーカルのないアレンジも適しています。
Q4:結婚式の乾杯曲で盛り上がるおすすめは?
A4:ウルフルズの「バンザイ~好きでよかった~」、Mrs. GREEN APPLEの「CHEERS」、Owl City & Carly Rae Jepsenの「Good Time」などがおすすめです。乾杯の発声後にサビが始まるよう調整すると、演出と音楽が合いやすくなります。
Q5:結婚式で市販CDを使う場合も著作権の申請が必要ですか?
A5:利用方法によって異なります。市販CDをそのまま再生する場合は会場の演奏利用に関する契約を確認します。一方、音源をコピーしてBGM用CDを作成したり、映像に収録したりする場合は、複製に関する許諾が必要です。式場に具体的な利用方法を伝えて確認してください。
Q6:ISUMには個人で直接申請できますか?
A6:原則として個人の新郎新婦からの直接申請は受け付けていません。ISUMに登録している結婚式場、ホテル、映像制作会社などのブライダル事業者を通じて申請します。
Q7:結婚式のBGMはいつまでに決めればよいですか?
A7:挙式の3か月前を目安に準備を始めるのがおすすめです。特に映像に楽曲を収録する場合は、使用できる音源かどうかを早めに確認してください。ISUMのデータベースにない曲は権利者への確認に1か月以上かかる場合もあります。
2026年の結婚式BGMランキングでは、Bruno Marsの「Marry You」が3年連続で総合1位を獲得した。嵐の「Love so sweet」、Superflyの「愛をこめて花束を」、Kiroroの「未来へ」など、長く愛される楽曲も上位に入り、結婚式では知名度とメッセージ性を兼ね備えた曲が支持されている。
シーン別では、入場に「Marry You」、乾杯に「バンザイ~好きでよかった~」、ケーキ入刀に「Sugar」、プロフィールムービーに「115万キロのフィルム」、花嫁の手紙に「未来へ」、退場に「Family Song」などが有力な候補となる。エンドロールでは「明日晴れるかな」「しわあわせ」「Soranji」なども注目されている。
ただし、ランキングはあくまで選曲の参考資料だ。二人の思い出や家族への感謝、ゲストと共有したい雰囲気を大切にしながら、各シーンに合った楽曲を組み合わせたい。
そして、音源の複製や映像への収録には著作権・著作隣接権の確認が欠かせない。式場や映像制作会社と早めに相談し、必要な手続きを済ませておくことも忘れずに。
人気曲を取り入れながら、二人にしかつくれない音楽のストーリーを完成させる。それこそが、何年経っても思い出に残る結婚式BGMの選び方だ。
主な事実確認資料
- アニヴェルセル株式会社「2025年結婚式BGMランキング」2026年5月11日発表
- アニヴェルセル公式「2026年最新・全10シーン別BGMランキング」
- ISUM公式「週間申請ランキング」「著作権と著作隣接権」
- JASRAC公式「ブライダルシーンでの音楽利用」
- マイナビウエディング「結婚式で使用された曲・BGMランキング」