『三者三葉』(さんしゃさんよう)は、漫画家・荒井チェリーによる4コマ漫画を原作とした学園コメディです。大食いで元気いっぱいの小田切双葉、没落した元お嬢様の西川葉子、天使のような外見とは裏腹に腹黒い葉山照という、正反対の個性を持つ3人の女子高生を中心に、個性的な仲間たちの日常を描いています。
原作漫画は2003年から約16年間にわたって連載され、2018年12月に最終回を迎えた後、2019年1月25日に最終14巻が発売されました。テレビアニメは2016年4月から6月まで全12話が放送され、動画工房が制作を担当しています。2026年11月現在、アニメ第2期の制作決定や放送時期に関する公式発表は確認されていません。
【まずは作品を理解】三者三葉のあらすじとタイトルに込められた意味

『三者三葉』は、芳文社の4コマ漫画誌『まんがタイムきらら』で連載された作品です。作者は荒井チェリー。ジャンルは学園コメディで、女子高生たちの友情や日常の騒動を、テンポのよい4コマ形式で描いています。
物語の中心となるのは、名前に「葉」の文字が入っている3人の少女です。ある日、学校の中庭で偶然出会った彼女たちは、それぞれ異なる境遇や価値観を持ちながら、少しずつ交流を深めていきます。
物語の中心となる3人の女子高生小田切双葉は、食べることが大好きな元気いっぱいの少女です。食欲旺盛で、料理や食べ物に関する話題では抜群の存在感を発揮します。明るく行動的な性格で、3人の会話を盛り上げる重要な役割を担っています。
西川葉子は、かつて裕福な生活を送っていた元お嬢様です。父親の会社の倒産によって生活環境が一変し、現在は一般的な学生生活を送っています。高飛車で気位の高い振る舞いを見せる一方、庶民的な生活に慣れていないため、日常のささいな出来事にも戸惑ってしまいます。
葉山照は、眼鏡と三つ編みが特徴的な優等生タイプの委員長です。外見は穏やかで天使のようですが、実際にはかなり腹黒い一面を持っています。笑顔で鋭い言葉を放つギャップが、作品を代表する笑いの要素になっています。
タイトルは「三者三様」と「葉」の組み合わせ作品名の『三者三葉』は、四字熟語の「三者三様」を連想させるタイトルです。それぞれ違った性格や背景を持つ3人という意味に加え、主要人物の名前に共通して「葉」が使われていることも特徴です。
つまり、タイトルそのものが作品の基本設定を表しています。双葉の食欲、葉子の元お嬢様らしさ、照の腹黒さという異なる個性がぶつかり合うことで、単純な日常系作品にとどまらない会話劇が生まれています。
公式アニメの第1話も「パンの耳ですわ」というタイトルで、元お嬢様の葉子が現在の生活に直面する様子を描いています。作品の世界観を理解するには、まずこの3人の出会いから見るのがおすすめです。
【キャラクター一覧】三者三葉の登場人物と声優キャストを総整理
『三者三葉』の魅力は、メインの3人だけではありません。西山芹奈や近藤亜紗子をはじめ、元使用人や家族、個性的なクラスメイトたちが加わることで、物語の人間関係が広がっていきます。
テレビアニメのキャストは、作品公式サイトの発表資料やアニメ関連情報で確認できます。主要人物と周辺キャラクターの対応は次のとおりです。
| キャラクター | 声優 | 人物像・特徴 |
|---|---|---|
| 小田切双葉 | 金澤まい | 食欲旺盛で元気いっぱいの少女。ツッコミも担当する中心人物。 |
| 西川葉子 | 和久井優 | 没落した元お嬢様。高飛車な態度と不慣れな庶民生活のギャップが魅力。 |
| 葉山照 | 今村彩夏 | 優等生タイプの委員長。天使のような外見と腹黒い性格の持ち主。 |
| 西山芹奈 | Machico | 照にライバル意識を燃やす負けず嫌いな少女。猫好きな一面もある。 |
| 近藤亜紗子 | 鈴木愛奈 | 芹奈の友人。親切心からの余計な一言で騒動を起こすことも。 |
| 薗部篠 | 桃河りか | 西川家の元メイド。洋菓子店を営み、陰謀や策略を好む。 |
| 山路充嗣 | 赤羽根健治 | 西川家の元使用人。葉子を慕い、何かと彼女を気にかける。 |
| 葉山光 | 西明日香 | 照の姉。おっとりした雰囲気だが、天然で危険な料理を作る一面も。 |
| 竹園優 | 渡辺はるか | 裕福な家庭の小学生。葉子に強い好意を寄せている。 |
| 臼田桜 | 夏野菜緒 | 双葉のいとこ。自信家でポジティブな性格の少女。 |
| 辻一芽 | 桑山琴音 | 大食いが得意な少年。双葉をライバル視している。 |
| 辻小芽 | 田中ちえ美 | 一芽の妹。西川葉子に憧れている。 |
メインの3人以外で注目したいのが、西山芹奈と近藤亜紗子のコンビです。
芹奈は葉山照に対して強い対抗心を持っており、何かと勝負を挑みます。しかし、照の腹黒さや会話の巧みさに押されてしまうことが少なくありません。
一方の亜紗子は、芹奈を気遣う友人ですが、善意から発した言葉がかえって状況を悪化させることもあります。この2人の掛け合いは、双葉・葉子・照の関係とは異なる笑いを生み出しています。
声優陣による掛け合いも作品の見どころメインキャストの和久井優、金澤まい、今村彩夏は、それぞれ葉子・双葉・照を担当しています。3人の性格の違いが会話のテンポに反映されており、原作の4コマ漫画とは異なる音声作品ならではの魅力があります。
また、Machicoと鈴木愛奈による芹奈と亜紗子の掛け合い、桃河りかが演じる薗部篠の独特な存在感も見逃せません。キャラクターごとの個性が明確なため、声優をきっかけに作品へ興味を持った人にも楽しみやすい構成です。
【原作漫画は全14巻】三者三葉が2019年に完結した経緯と最終巻の内容
原作漫画『三者三葉』は、荒井チェリーによる4コマ漫画です。2003年2月号から『まんがタイムきらら』で連載が始まり、長期間にわたって同誌を代表する作品の一つとして親しまれてきました。
2018年12月7日発売の『まんがタイムきらら』2019年1月号に掲載されたエピソードをもって最終回を迎え、約16年に及ぶ連載が終了しました。MANTANWEBも、同作が当時の『まんがタイムきらら』で最長連載作品だったことを報じています。
三者三葉の完結までの年表- 2003年2月:『まんがタイムきらら』で連載開始。
- 2015年:テレビアニメ化が発表される。
- 2016年4月:テレビアニメの放送がスタート。
- 2016年6月:テレビアニメ全12話の放送が終了。
- 2018年12月7日:『まんがタイムきらら』2019年1月号で最終回を掲載。
- 2019年1月25日:コミックス最終14巻が発売。
ここで押さえておきたいのが、「2019年完結」という表現の正確な意味です。連載最終回が掲載された雑誌は2019年1月号ですが、実際の発売日は2018年12月7日でした。最終単行本の発売が2019年1月25日だったため、作品の完結年として2019年が広く使われています。
最終14巻では3人の高校生活が次の段階へ2019年1月25日に発売された第14巻は、シリーズを締めくくる最終巻です。
収録内容には文化祭やクリスマス、お正月などの季節イベントが登場します。加えて、3人が3年生へ進級する時期も近づき、受験や就職といった将来に関わる話題も描かれています。
最終巻の紹介文でも、これから先にも楽しい毎日が待っているという、作品らしい前向きな雰囲気が示されています。大きな事件で物語を終わらせるのではなく、登場人物たちの日常が続いていく余韻を残した締めくくりです。
全14巻というまとまった分量でありながら、4コマ形式のため比較的読み進めやすいのも特徴です。アニメを見て登場人物が気に入った人にとって、原作漫画はキャラクター同士の交流をさらに楽しめる選択肢となります。
【アニメ全12話を解説】動画工房の制作・放送時期・主題歌情報
テレビアニメ『三者三葉』は、2016年4月から6月にかけて放送されました。アニメーション制作を担当したのは動画工房です。
監督は木村泰大、シリーズ構成は子安秀明、キャラクターデザインは山崎淳が担当。原作の持つ柔らかな日常感と、個性の強いキャラクターたちの掛け合いを映像作品として表現しました。
アニメの基本情報- 作品名:三者三葉
- 原作:荒井チェリー
- 放送時期:2016年4月~6月
- 話数:全12話
- 監督:木村泰大
- シリーズ構成:子安秀明
- キャラクターデザイン:山崎淳
- アニメーション制作:動画工房
- 音楽:睦月周平
オープニングテーマは「クローバーかくめーしょん」です。
歌唱を担当するのは、メインキャラクター3人の声優によるユニット「とりぷるふぃーりんぐ」。メンバーは和久井優、金澤まい、今村彩夏です。
作品の明るく賑やかな雰囲気を反映した楽曲で、3人のキャラクターが集まる作品の象徴的なテーマソングとなっています。CDは2016年4月20日に発売されました。
エンディングテーマ「ぐーちょきパレード」エンディングテーマは「ぐーちょきパレード」。こちらも「とりぷるふぃーりんぐ」が歌唱しています。
オープニングとエンディングを同じ3人のユニットが担当することで、作品の中心となる3人の存在が音楽面でも一貫しています。両楽曲は2016年4月20日に発売されました。
なお、テレビアニメの全12話と原作漫画全14巻は同じ範囲ではありません。アニメは原作の全エピソードを網羅した完結編ではなく、原作のキャラクターや日常を映像で楽しむための作品です。物語をより幅広く楽しみたい場合は、漫画もあわせて読むと理解が深まります。
【2026年最新情報】三者三葉のアニメ2期・続編は制作される?
2026年11月3日時点で、テレビアニメ『三者三葉』第2期の制作決定、放送開始時期、続編企画についての公式発表は確認できません。
アニメ公式サイトには作品情報やキャラクター紹介、ストーリー、Blu-ray・DVD、音楽などのコンテンツが残されています。一方、公式サイトのニュース欄で確認できる主な告知は2016年の放送・イベント関連情報です。
続編の制作決定と期待・希望は区別する必要があるアニメ第2期を期待するファンがいることと、制作会社や製作委員会が続編を正式発表していることは別の話です。
現時点では、公式発表に基づく制作決定や放送予定はありません。そのため、2026年の段階で「2期が決定した」「放送日が確定した」とする情報を見かけた場合は、公式サイトや制作関係者による発表があるかを確認する必要があります。
続編が発表されていない理由は?アニメの続編制作には、原作のストック、制作スケジュール、製作委員会の判断、商品展開や配信など、複数の要素が関係します。
『三者三葉』の場合、原作が全14巻で完結しているため、物語の素材そのものは存在します。しかし、原作が完結していることだけでアニメ第2期の制作が決まるわけではありません。
また、2016年の放送から2026年までには約10年が経過しています。これだけの期間が空いている作品であっても、続編の可能性を完全に否定することはできませんが、公式発表がない以上、具体的な放送時期を予測する根拠はありません。
2026年に作品を楽しむ方法現在の作品情報を整理すると、原作漫画は全14巻、テレビアニメは全12話という形で、それぞれまとまっています。
TOHO animationの作品ラインナップにも『三者三葉』は過去作品として掲載されています。ただし、作品がラインナップに残っていることは、新作や続編の制作決定を意味するものではありません。
2026年に初めて作品を知った人は、アニメから入り、気に入ったキャラクターやエピソードを原作で深掘りする楽しみ方ができます。続編の発表を待つ場合も、公式サイトや制作元の告知を基準に情報を判断するのが確実です。
【プロの結論】三者三葉が今も楽しめる理由と原作・アニメの選び方
『三者三葉』の魅力は、単にかわいい女子高生が登場する日常系アニメという点だけではありません。作品の中心にあるのは、異なる境遇や価値観を持つ人物同士が、衝突しながらも自然に関係を築いていく構造です。
3人の個性がぶつかるから会話にリズムが生まれる双葉は食欲と行動力、葉子はお嬢様としてのプライド、照は優等生の外見と腹黒い内面という、明確に異なる個性を持っています。
重要なのは、3人の性格が単なるキャラクター設定で終わっていないことです。それぞれの価値観が日常の出来事に反応することで、同じ場面でも異なる行動や発言が生まれます。
例えば、葉子にとっては何気ない買い物も、庶民的な生活に慣れていないため一つの騒動になります。双葉は食べ物をきっかけに話を広げ、照はその状況を冷静に観察しながら鋭い一言を加えます。
このような役割の違いが、4コマ漫画としての短い展開に向いているのです。
アニメと漫画はどちらから見るべき?- アニメがおすすめの人:短時間で作品の雰囲気を知りたい人、声優の演技や音楽、キャラクターの動きを楽しみたい人。
- 漫画がおすすめの人:キャラクター同士の交流をより多く読みたい人、アニメで描かれなかったエピソードも楽しみたい人。
- 両方楽しみたい人:まずアニメ全12話を見てから、原作全14巻を読む方法がおすすめです。
本作は、テンポのよいギャグやキャラクター同士の掛け合いが好きな人に向いています。大きな事件や複雑な謎を追うよりも、登場人物たちの日常を少しずつ楽しみたい人に適した作品です。
一方、明確な恋愛の結末や壮大なストーリー展開、毎話続く大きなドラマを期待する人には、少し物足りなく感じられる可能性があります。物語の中心はあくまで日常と友情、そして個性的な人物たちが巻き起こす騒動です。
また、アニメ全12話を見ただけで原作の全内容を把握できるわけではありません。作品をより深く理解したい場合は、完結済みの漫画を読む価値があります。
三者三葉に関するよくある質問(FAQ)
Q1:三者三葉の漫画は全何巻で完結していますか?
A1:荒井チェリーによる原作漫画は全14巻です。連載は2018年12月発売の『まんがタイムきらら』2019年1月号で最終回を迎え、コミックス最終14巻は2019年1月25日に発売されました。
Q2:三者三葉のアニメは全何話ですか?
A2:テレビアニメは全12話です。2016年4月から6月まで放送され、動画工房がアニメーション制作を担当しました。
Q3:三者三葉のアニメ2期は2026年に放送されますか?
A3:2026年11月3日時点で、第2期の制作決定や放送開始に関する公式発表は確認できません。具体的な放送予定も公表されていないため、続編が決定したと判断できる状況ではありません。
Q4:三者三葉のオープニングとエンディングを歌っているのは誰ですか?
A4:どちらもメインキャスト3人によるユニット「とりぷるふぃーりんぐ」です。オープニングは「クローバーかくめーしょん」、エンディングは「ぐーちょきパレード」です。
Q5:三者三葉のメインキャラクターを演じている声優は誰ですか?
A5:小田切双葉役が金澤まい、西川葉子役が和久井優、葉山照役が今村彩夏です。西山芹奈役はMachico、近藤亜紗子役は鈴木愛奈が担当しています。
『三者三葉』は、荒井チェリーによる約16年間の長期連載を経て、2019年に全14巻で完結した学園コメディです。小田切双葉、西川葉子、葉山照という個性の異なる3人を中心に、友情や日常の騒動を軽快な4コマ形式で描いています。
2016年に放送されたテレビアニメは全12話で、動画工房が制作を担当しました。和久井優、金澤まい、今村彩夏をはじめとする声優陣の掛け合いに加え、「クローバーかくめーしょん」「ぐーちょきパレード」という主題歌も作品を彩っています。
2026年11月現在、アニメ第2期の制作発表や放送予定はありません。ただし、原作はすでに完結しており、漫画とアニメの両方を通じて作品の魅力を楽しめる環境が整っています。
初めて作品に触れるなら、まずはアニメ全12話から始めるのがおすすめです。3人の掛け合いが気に入ったら、原作全14巻へ進むことで、より多くの登場人物やエピソードに出会えます。
続編のニュースだけを待つのではなく、完成した作品そのものを楽しむ。それが『三者三葉』を2026年に味わううえで、最も確かな楽しみ方です。