結婚式で両親に贈るプレゼントは、これまで育ててくれた感謝を形にして伝える大切な記念品です。花束や時計といった定番から、毎日の暮らしで使える実用品、おしゃれなインテリア、出生時の体重を再現したぬいぐるみや体重米まで、選択肢は幅広くなっています。一方で、「何を贈れば喜ばれる?」「両親贈呈品の費用相場はいくら?」「避けたほうがよい品物はある?」と迷うカップルも少なくありません。
みんなのウェディングが2023年7月に実施したアンケートでは、結婚式で両親にプレゼントを贈ったカップルは89.3%でした。また、ゼクシィの結婚トレンド調査2024を紹介したウェディングニュースの記事では、親へのプレゼント贈呈を行った新郎新婦は91.5%と報告されています。調査時期や調査主体が異なるため単純比較はできませんが、両親への贈呈品が多くの結婚式で取り入れられていることがうかがえます。2026年のプレゼント選びでは、価格や見た目だけでなく、親の好み、実用性、保管のしやすさまで考えることが大切です。
【89.3%が贈呈】結婚式の両親プレゼントは何を選ぶ?2026年の基本

結婚式の両親プレゼントは、披露宴の終盤に新郎新婦から親へ感謝を伝えるために贈る記念品です。「両親贈呈品」「親ギフト」とも呼ばれ、花束と手紙を組み合わせたり、長く使える記念品を贈ったりする方法が一般的です。
みんなのウェディングが2023年7月に実施したアンケートでは、両親にプレゼントを贈ったカップルは89.3%。加えて、ウェディングニュースが紹介するゼクシィ結婚トレンド調査2024の結果では、贈呈を行った新郎新婦は91.5%とされています。前者はみんなのウェディングによる調査、後者はゼクシィの調査に基づく数値であり、同じ条件で実施された調査ではありません。
ここで押さえておきたいのは、贈呈品を用意すること自体が目的ではないという点です。大切なのは、両親への感謝をどのような形で伝えるか。花束を渡す演出に憧れているなら花を中心に考えればよく、実家で使ってもらえるものを贈りたいなら実用品を選ぶ方法もあります。
また、両親が必ずしも同じ価値観を持っているとは限りません。片方の親は記念品を残したいと考え、もう片方は日常で使えるものを好むこともあります。新郎新婦の好みだけで決めず、受け取る側の生活や性格を想像することが、満足度の高いプレゼントにつながります。
【2026年最新比較】定番・実用的・おしゃれ・変わり種のおすすめ
結婚式の両親プレゼントで迷ったら、まずは「定番」「実用性」「デザイン性」「オリジナリティー」の4つに分けて考えると、候補を絞りやすくなります。
ゼクシィの両親贈呈品に関する記事では、花束などの定番から、日常で使えるアイテム、個性を表現したオリジナルギフトまで幅広い選択肢が紹介されています。結婚スタイルマガジンの「結婚ラジオ」も、花束や時計をはじめとする定番品から変わり種、避けたいアイテムまで取り上げています。
| カテゴリ | おすすめの品物 | 費用・実用面のポイント | 向いているカップル |
|---|---|---|---|
| 定番 | 花束、プリザーブドフラワー、記念時計 | ゼクシィの記事では花束の費用目安を1点5,000~1万円と紹介。時計は素材や仕様によって異なる | 結婚式らしい華やかさや、記念に残る演出を重視したい人 |
| 実用的 | 上質なタオル、食器、ペアグラス、食品、カタログギフト | 使用頻度や好みに合わせて選ぶ。食品は保存方法や賞味期限も確認 | 日常生活で使ってもらえるものを贈りたい人 |
| おしゃれ | 木製の三連時計、名入れフォトフレーム、インテリア、ドライフラワー | 部屋の雰囲気や飾る場所に合うデザインを選ぶ | 写真映えや統一感、インテリア性を大切にしたい人 |
| 変わり種 | 体重米、ウェイトドール、子育て感謝状、家族写真撮影の体験ギフト | 思い出としての価値が中心。保管スペースや体験の利用条件を確認 | ふたりらしさや、思い出を振り返る仕掛けを取り入れたい人 |
花束は、披露宴のクライマックスで感謝を伝える場面によくなじむ贈り物です。親の好きな色や花を選べば、定番のアイテムでも本人たちらしさを出せます。
ゼクシィの紹介記事では、花束の費用目安は1点5,000~1万円とされています。同記事には、母親の好きな色やイメージカラーを伝えて注文し、1点8,000円で花束を用意した事例も掲載されています。自宅で花瓶に生けた後、一部をドライフラワーに加工して飾っているという内容です。花を贈る場合は、生花を楽しんでもらうのか、加工して長く残すのかまで考えておくと選びやすくなります。
時計も、結婚式の記念品として人気のある選択肢です。なかでも三連時計は、ひとつの木材から作った3つの時計を新郎新婦と両家に贈るスタイルで、家族のつながりを表現したい場合に向いています。ただし、時計を飾る習慣がない家庭では、置き場所やデザインが負担にならないか確認しておきましょう。
実用的なプレゼントは「使う場面」を想像する実用性を重視するなら、上質なタオル、食器、ペアグラス、コーヒー用品、食品などが候補になります。日常生活に取り入れやすく、使うたびに結婚式の思い出を振り返れる点が魅力です。
ただし、「実用的」と「誰にでも喜ばれる」は同じではありません。食器を増やしたくない親には消耗品が向いていますし、料理が好きな親には調理用品が喜ばれる可能性があります。お酒を飲まない親に酒器を贈る、収納場所が少ない家庭に大きなインテリアを贈るといった選択は避けたいところです。
おしゃれな記念品や変わり種で、ふたりらしさを出すデザイン性を重視するなら、名入れフォトフレーム、ドライフラワー、木製の記念品などが選択肢になります。名前や日付を入れる場合は、結婚式当日の日付、表記する名前、スペルなどを注文前に確認しましょう。
変わり種として注目したいのが、出生時の体重を再現したウェイトドールや、同じ重さのお米を贈る体重米です。生まれたときの重さを手がかりに、子育ての日々を振り返ってもらえる点が特徴です。ウェディングニュースでは、2026年3月11日更新の記事で実用的・おしゃれな記念品を、同年3月3日公開の記事でウェイトドールを紹介しています。
また、子育て感謝状や家族写真の撮影体験など、物を増やさず思い出を残す方法もあります。変わり種を選ぶときは、珍しさだけで判断せず、両親がその贈り物を受け取ってうれしいと感じるかを基準にしましょう。
【両親贈呈品の費用相場】平均3.2万円をどう使う?
予算を決めるうえで参考になるのが、ゼクシィの結婚トレンド調査です。ゼクシィの費用相場を紹介する記事では、親への記念品の平均金額は3万2,000円とされています。これは調査に基づく平均値であり、すべてのカップルが同じ金額を使う必要があるという意味ではありません。
また、ウェディングニュースが紹介するゼクシィ結婚トレンド調査2022の首都圏データでは、両親への贈呈品の平均額は3万6,000円でした。調査年度や対象地域などの条件が異なるため、2022年の3万6,000円と2024年の3万2,000円だけを比べて、相場が下がったと判断することはできません。
費用を考える際に特に重要なのが、「1点あたりの金額」と「両家分を合計した金額」を区別することです。両家にひとつずつ贈るのか、両家それぞれの父親と母親に個別の品物を贈るのかで、必要な予算は変わります。花束と記念品を組み合わせる場合も、合計額で計算しましょう。
予算を組むときは、次の3点を確認してください。
- 贈る単位:両家に1点ずつか、父親・母親それぞれに贈るのかを決める。
- 追加費用:名入れ、ラッピング、送料、花の加工、体験ギフトの追加料金などを含めて計算する。
- 両家のバランス:金額を完全に一致させることよりも、贈り物の趣旨や扱いに不公平感が生じないよう配慮する。
費用を抑えたい場合は、手紙と花束を組み合わせたり、写真を使った感謝状を手作りしたりする方法もあります。価格が高い品物ほど感謝が伝わるわけではありません。予算に無理が生じるなら、ふたりが納得できる範囲で選び、言葉や演出で気持ちを補うのがおすすめです。
【後悔しない選び方】親の好み・暮らし・持ち帰りやすさをチェック
両親贈呈品を選ぶ際は、品物の人気ランキングよりも、受け取る親の生活を具体的に想像することが大切です。見た目が華やかでも、飾る場所がない、使い道がない、持ち帰るのが大変といった問題があれば、負担になってしまう可能性があります。
1. 飾るものか、使うものかを決める写真や時計、インテリアなどは、記念として残したい家庭に向いています。一方、タオルや食品、カタログギフトなどは、日常生活で使いやすい選択肢です。親が物を増やしたくないタイプなら、消耗品や体験型の贈り物を検討するとよいでしょう。
2. 好みがわからない場合は、選べるギフトも候補にする親の趣味や欲しいものがわからない場合は、カタログギフトや食事券、旅行関連のギフトなど、受け取る側が選べる形式も便利です。ただし、利用できる地域や期限、予約条件、追加料金の有無は事前に確認しましょう。
3. 両家で品物をそろえる必要はある?両家に同じ種類の品物を贈る方法は、見た目の統一感を出しやすいのがメリットです。ただし、両家の好みが違う場合は、品物を変えても問題ありません。例えば、花が好きな親には花束、実用品を好む親には日用品を選ぶなど、それぞれに合った贈り物を考える方法があります。
大切なのは、金額や見栄えだけで機械的にそろえることではなく、双方の親に対する感謝がきちんと伝わることです。ふたりで相談し、両家への配慮が感じられる形に整えましょう。
4. 結婚式当日の持ち帰り方法も確認する大きな時計や重い記念品、割れやすい食器などは、式場から自宅まで持ち帰る手間がかかります。遠方から出席する親や、公共交通機関を利用する親には、軽くてかさばらない品物が適しています。
大きな記念品を贈りたい場合は、結婚式当日は目録や小さな記念品を渡し、現物を後日配送する方法もあります。海外挙式や遠方での結婚式では、荷物の量や移動手段を考えた手配が特に重要です。
【結婚式両親プレゼントのNGアイテム】刃物・日本茶・くしは絶対ダメ?
結婚式の贈り物には、縁起を気にする家庭で避けられることがある品物もあります。結婚スタイルマガジンの「結婚ラジオ」では、両親へのプレゼントで注意したいものとして、包丁やハサミ、日本茶、くしなどを紹介しています。
包丁・ハサミなどの刃物刃物は物を切る道具であることから、「縁を切る」という意味を連想する人もいます。料理好きの親にとって実用的な品物であっても、結婚式の記念品としては縁起を気にする家庭があるため、事前に好みや考え方を確認すると安心です。
日本茶日本茶は、弔事で用いられることもあるため、慶事の贈り物として避ける人がいます。ただし、日本茶そのものが結婚式の贈答品として一律に禁止されているわけではありません。茶葉が好きな親なら喜ばれる場合もあるため、家庭の慣習や受け取る人の考え方を優先しましょう。
くしくしは「苦」「死」を連想させるとされ、縁起を気にする場面では避けられることがあります。普段使いできる美容用品を贈りたい場合は、くし以外のアイテムに変更する方法もあります。
縁起以外にも注意したいプレゼントNGアイテムを考えるときは、伝統的な意味だけでなく、親にとっての使いやすさや負担にも目を向けましょう。例えば、好みがわからないまま高価なインテリアを贈る、保管が難しい大きな記念品を用意する、お酒を飲まない親に酒類を贈るといったケースです。
また、名前や写真を入れた品物は記念性が高い反面、注文後の変更が難しいことがあります。名入れの表記、写真の画質、納期、返品・修正条件を確認してから注文してください。
縁起に関するマナーは、地域や家庭によって受け止め方が異なります。「絶対に贈ってはいけない」と決めつけるのではなく、親の考え方を尊重し、迷う場合は別の選択肢を用意するのが現実的です。
【渡し方と準備】感謝が伝わる両親贈呈品の演出とは
両親プレゼントは品物だけでなく、渡し方によっても印象が変わります。披露宴の終盤に手紙を読みながら渡す方法は、感謝の気持ちを言葉と形の両方で伝えられる演出です。一方、人前で感情を表すことが苦手な親には、司会者から短く紹介してもらい、落ち着いた雰囲気で手渡す方法もあります。
贈呈の際に長いスピーチをする必要はありません。「今までありがとう」「これからもよろしくお願いします」といった、自分たちらしい言葉を添えるだけでも気持ちは伝わります。手紙を読む場合は、当日に焦らないよう事前に練習しておくと安心です。
注文・準備のスケジュール- 候補選び:両親の好み、予算、品物のサイズを整理する。
- 注文前:納期、名入れ内容、写真、配送先、キャンセル条件を確認する。
- 受け取り後:名前や日付に誤りがないか、破損がないかを確認する。
- 式の直前:渡す順番、司会者への説明、持ち帰り用の袋や配送方法を確認する。
手作りの感謝状や名入れ時計、オーダーメイドのウェイトドールなどは、制作に時間がかかる場合があります。注文時期は商品ごとに異なるため、結婚式の日程から逆算し、余裕を持って準備しましょう。
【プロの結論】結婚式両親プレゼントは「高価さ」より「相手への理解」で選ぶ
結婚式の両親プレゼントを選ぶとき、人気ランキングや価格だけを基準にすると、親の暮らしに合わない品物を選んでしまうことがあります。贈呈品選びで大切なのは、記念性、実用性、負担の少なさ、そして感謝を伝える演出の4つをバランスよく考えることです。
花束は結婚式らしい華やかさを演出しやすく、時計やフォトフレームは記念を形に残したい家庭に向いています。タオルや食品などの実用品は、日常生活で使ってもらいたい場合に適しています。体重米やウェイトドール、子育て感謝状は、家族の思い出を振り返るきっかけを作りたいカップルにおすすめです。
予算については、ゼクシィ結婚トレンド調査2024で紹介された平均3万2,000円を参考にしつつ、両家分の合計なのか、何点用意するのかを確認してください。平均額は目標額ではなく、予算を考えるためのひとつの目安です。
一方、縁起を気にする家庭では、刃物や日本茶、くしなどの扱いに注意が必要です。こうした品物を避けるかどうかは、親の考え方や家庭の慣習も踏まえて判断しましょう。
【プロの結論】最も失敗しにくい方法は、まず親が喜びそうなものを考え、次に予算と保管・使用のしやすさを確認し、最後に手紙や言葉で感謝を伝える形を整えることです。定番品でも、親の好きな色を選んだ花束や、家族の思い出を添えた記念品なら、ふたりらしい贈り物になります。
【結婚式両親プレゼント】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:結婚式で両親に贈るプレゼントの費用相場はいくらですか?
A1:ゼクシィの結婚トレンド調査2024を紹介する記事では、親への記念品の平均金額は3万2,000円とされています。ただし、両家にひとつずつ贈るか、両親それぞれに贈るかで予算は変わります。平均額に合わせる必要はなく、無理のない範囲で選びましょう。
Q2:結婚式の両親プレゼントで一番おすすめなのは何ですか?
A2:迷った場合は、花束や時計などの定番品から検討するのがおすすめです。実用性を重視するならタオルや食器、思い出を重視するなら体重米やウェイトドール、子育て感謝状なども候補になります。親の好みや暮らしに合うものを選ぶのが基本です。
Q3:両親プレゼントは新郎側と新婦側で同じものにするべきですか?
A3:必ずしも同じ品物にする必要はありません。両家で統一感を出したい場合は同じ種類の記念品を選び、好みが異なる場合はそれぞれに合った品物を選ぶ方法があります。金額だけでなく、双方の親に対する配慮が感じられることを大切にしましょう。
Q4:両親プレゼントとして避けたほうがよいものはありますか?
A4:結婚スタイルマガジンの「結婚ラジオ」では、縁起を気にする場合に注意したい品物として、包丁・ハサミ、日本茶、くしなどが紹介されています。ただし、これらが一律に禁止されているわけではありません。親の好みや家庭の慣習を考慮し、心配な場合は別の品物を選ぶと安心です。
Q5:花束以外でおしゃれな両親贈呈品を選ぶなら何がよいですか?
A5:三連時計、名入れフォトフレーム、ドライフラワー、木製の記念品などがおすすめです。実用性も重視するなら、上質なタオルや食器も候補になります。飾る場所や収納スペース、普段の生活スタイルに合うかどうかを確認して選びましょう。
Q6:両親プレゼントはいつまでに準備すればよいですか?
A6:品物によって制作期間が異なるため、結婚式の日程から逆算して準備しましょう。特に名入れや写真入りの記念品、オーダーメイド品は、納期や修正条件を事前に確認することが大切です。式の直前には、品物の状態と当日の渡し方、持ち帰り方法もチェックしてください。
結婚式の両親プレゼントは、花束や時計といった定番から、実用品、おしゃれな記念品、体重米やウェイトドールなどの変わり種まで、幅広い選択肢があります。みんなのウェディングの2023年7月調査では89.3%のカップルが両親にプレゼントを贈っており、多くのカップルが結婚式で感謝を形にしています。
費用相場は、ゼクシィの結婚トレンド調査2024で紹介された平均3万2,000円を参考にしつつ、品物の数や追加費用に応じて決めましょう。大切なのは平均額に合わせることではなく、ふたりの予算と親の好みに合った贈り物を選ぶことです。
2026年のプレゼント選びでは、見た目や人気だけにとらわれず、使いやすさ、保管のしやすさ、家庭の慣習、当日の持ち帰りやすさまで確認するのがおすすめです。品物に感謝の言葉を添えれば、定番の花束でも、実用的な記念品でも、ふたりらしい贈り物になります。これまで支えてくれた両親に、心からの「ありがとう」が伝わる一品を選んでください。