千葉ロッテマリーンズの種市篤暉投手は、最速150キロを超える直球とフォークボールを武器に、プロ野球界で存在感を高めてきた右腕です。2025年には自己最多の161奪三振を記録し、9・10月度のパ・リーグ投手部門月間MVPを初受賞。将来のメジャーリーグ挑戦への意欲を示したことでも注目を集めました。
一方、2026年シーズンは左アキレス腱断裂という大きなけがに見舞われ、戦線離脱を余儀なくされました。9月には捕手を座らせた投球を再開し、復帰に向けた調整を進めています。1998年9月7日生まれの28歳となった現在、どのような経歴を歩み、どんな投球で評価されているのでしょうか。
【種市篤暉のプロフィール】年齢・生年月日・出身地・身長を整理

種市篤暉は、千葉ロッテマリーンズで背番号16を着ける右投右打の投手です。球団公式選手名鑑と日本野球機構(NPB)の公開情報から、基本プロフィールを整理します。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 種市篤暉(たねいち・あつき) |
| 生年月日 | 1998年9月7日 |
| 年齢 | 28歳(2026年10月28日時点) |
| 出身地 | 青森県三沢市 |
| 所属球団 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 背番号 | 16 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長・体重 | 183cm・88kg |
| 出身高校 | 八戸工業大学第一高等学校 |
| ドラフト | 2016年ドラフト6位 |
| 2026年推定年俸 | 1億3,000万円 |
基本情報の出典は、千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑およびNPBの個人年度別成績です。年俸は球団が公式に公表した確定額ではなく、契約更改を報じた日刊スポーツなどの報道に基づく推定額です。
年齢については、生年月日だけでなく記事の基準日も確認する必要があります。1998年9月7日生まれの種市は、2026年9月7日に28歳になりました。2025年以前のプロフィール記事には27歳や26歳と記載されたものもありますが、2026年10月時点では28歳です。
また、出身地は青森県三沢市ですが、公式選手名鑑の出身地欄は「青森県」と表記されています。市町村単位の出身情報を確認する場合は、選手紹介や報道記事の記述も併せて見ると、情報の違いを理解しやすくなります。
【プロ野球選手としての経歴】ドラフト6位からエース候補へ
種市篤暉のプロ入りは2016年です。八戸工大一高からドラフト6位で指名され、2017年に千葉ロッテマリーンズへ入団しました。上位指名ではなかったものの、成長を重ねて先発ローテーションを担う投手へと飛躍しています。
キャリアを振り返るうえで重要なのは、順調に成績を伸ばした時期だけでなく、右肘の手術による長期離脱を乗り越えた経験です。
2018年〜2020年:プロ初登板から先発投手として成長2018年に一軍デビューを果たした種市は、翌2019年に26試合へ登板し、8勝2敗、防御率3.24を記録しました。プロ2年目に一軍で結果を残したことは、先発投手としての将来性を示す実績でした。
2020年は7試合の登板にとどまり、同年9月には右肘の内側側副靱帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けています。2021年は一軍登板がなく、長いリハビリ期間に入りました。
2022年〜2024年:復帰、初の2桁勝利、先発としての定着2022年8月に一軍へ復帰すると、2023年には23試合で10勝7敗、防御率3.42を記録。プロ入り後初めて2桁勝利に到達しました。長期離脱を経て先発投手として結果を残したことは、キャリアの大きな転換点です。
2024年も23試合に登板し、7勝8敗、防御率3.05、147回1/3を記録。勝敗こそ負け越しましたが、前年を上回る投球回数と安定した防御率を残し、チームの先発陣を支えました。
2025年:自己最多161奪三振と月間MVP初受賞2025年は24試合に先発し、9勝8敗、防御率2.63、160回2/3、161奪三振という成績を残しました。防御率は自己最高、投球回と奪三振は自己最多です。
加えて、9・10月度の大樹生命月間MVP賞でパ・リーグ投手部門を初受賞しました。NPBの公式発表によると、対象期間は5試合で4勝1敗、防御率0.95、38投球回、48奪三振。シーズン終盤に圧倒的な投球を見せたことが、受賞の決め手となりました。
この期間の数字は、単に勝ち星が増えたというだけではありません。長いイニングを投げながら三振を奪い、失点を抑えるという、先発投手に求められる複数の能力を高い水準で示しました。
【2026年最新】現在の状態は?左アキレス腱断裂から復帰を目指す
2026年の種市を語るうえで欠かせないのが、シーズン中に発生した左アキレス腱断裂です。千葉ロッテマリーンズは2026年4月26日、前日の25日に熊本市内の病院で診察を受け、左アキレス腱断裂と診断されたと発表しました。手術は4月30日に終了したと、その後の報道で伝えられています。
種市は2026年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していましたが、シーズン開幕後のけがによって長期離脱を余儀なくされました。前年にキャリアハイの成績を残し、さらなる飛躍が期待されていた時期だけに、本人とチームの双方にとって大きな痛手となりました。
2026年の公式戦成績NPBの個人年度別成績に掲載された2026年の数字は、2試合登板、0勝0敗、7回2/3、防御率0.00、7奪三振です。シーズンを通して先発登板を重ねた2025年とは対照的に、2026年はけがの影響で実績を積み上げる機会が限られました。
この数字を読む際には、防御率0.00だけを切り取って評価しないことが大切です。登板数と投球回が少ないため、前年のような長いシーズンを通じた安定性を測る材料にはなりません。2026年の評価では、公式戦の結果とリハビリの進捗を分けて考える必要があります。
9月には捕手を座らせた投球を再開日テレNEWS NNNなどの報道によると、種市は8月30日にブルペンでの投球を再開し、9月20日には捕手を座らせて投球しました。デイリースポーツは、直球が150キロを超えたことや、本人が出力の回復に手応えを示したことを報じています。
ただし、ブルペンで投げられることと、一軍の公式戦で先発できることは同じではありません。実戦復帰には、投球動作だけでなく、下半身の状態や登板後の回復、投球量への対応など、段階的な確認が必要になります。
2026年9月には、サブロー監督から2027年の開幕投手を任せる意向が伝えられたとも報じられました。これは復帰への期待を示す動きですが、実際の起用は今後の調整状況に左右されます。10月28日時点で注目したいのは、復帰時期を急ぐことよりも、2027年シーズンを万全な状態で迎えられるかどうかです。
【球種と投球スタイル】種市篤暉の強みは直球とフォーク
種市の投球を理解するうえで中心となるのが、力のあるストレートとフォークボールです。右腕から投げ込む直球で打者を押し込み、落差のあるフォークで空振りを奪う組み立てが持ち味です。
ストレート:空振りを奪うための土台直球は、種市の投球を支える重要な球種です。2025年シーズン終盤には直球の威力が増し、三振を奪う投球が目立ちました。スポーツ報知やデイリースポーツなどの報道では、シーズン途中に投球フォームを調整し、腕を振り切る感覚やボールの回転、球速に手応えを得たことが紹介されています。
直球の役割は、速い球を投げることだけではありません。打者に直球を意識させることで、変化球との緩急や高低差を生かしやすくなります。直球の質が上がれば、フォークの効果も高まりやすいという関係があります。
フォークボール:三振を生み出す決め球フォークは、打者の手元で落ちる軌道を生かして空振りやゴロを狙う球種です。種市はフォークを持ち味の一つとしており、直球との組み合わせによって打者のタイミングを外します。
NPBの公式年度別成績では、2025年に161奪三振を記録しています。この数字はフォークだけの効果を示すものではありませんが、直球と変化球を組み合わせた投球全体が、三振を奪う能力につながっていることを示しています。
スライダーやカーブも含めた配球種市は直球とフォークに加え、スライダーやカーブ系の球種も使用します。球種ごとの使用頻度や変化の大きさは、試合や打者、投球フォームの状態によって異なります。特定の球種だけで投球を説明するよりも、直球を軸に複数の球種をどう組み合わせるかに注目すると、投球の意図を読み取りやすくなります。
また、球速や変化球の切れは、登板時のコンディションや調整段階によって変わります。2026年のリハビリ中に計測された球速を、そのまま公式戦での継続的なパフォーマンスと同一視しないことも重要です。
【成績と評判】数字から見える実力と評価のポイント
種市の評価を考えるとき、勝敗だけで判断するのは十分ではありません。先発投手の実力を把握するには、防御率、投球回、奪三振数、与四球数などを合わせて見る必要があります。
2025年の種市は9勝8敗と勝ち越しには届きませんでしたが、防御率2.63、161奪三振、160回2/3という実績を残しました。勝敗が同じ投手でも、味方打線の援護や救援投手の結果によって勝ち星は変わります。一方、防御率や投球回、奪三振は、投手自身の仕事を評価するうえで有用な指標です。
評価を高めた3つのポイント1つ目は、三振を奪う能力です。 2025年の161奪三振は自己最多で、打者を打たせて取るだけでなく、自分からアウトを取りにいける投手であることを示しています。
2つ目は、長いイニングを投げる力です。 2025年は160回2/3を投げました。先発投手が長いイニングを担えば、救援陣の負担軽減にもつながります。シーズン終盤の月間MVP受賞では、奪三振だけでなく、38イニングを投げて防御率0.95を記録した安定感も評価されました。
3つ目は、長期離脱から戻ってきた経験です。 右肘の手術を乗り越え、2023年に初の2桁勝利を達成したことは、キャリアの中で重要な実績です。ただし、過去に大きなけがから復帰した経験があるからといって、今回の左アキレス腱断裂からの回復過程も同じになるとは限りません。現在の状態は、今回のけがに関する報道や球団発表を基に判断する必要があります。
評判を調べるときに確認したいこと種市に対する評価を知りたい場合は、SNS上の印象や短い切り抜きだけでなく、NPBの公式成績、月間MVPの受賞記録、球団の発表、複数のスポーツ報道を照合するのが有効です。特に、2025年の好成績と2026年の長期離脱は、同じ評価軸だけで比較できません。
また、将来のメジャーリーグ挑戦については、2025年12月の契約更改後の会見で本人が希望を球団に伝えたと報じられています。ただし、希望を表明したことと、挑戦時期や移籍が正式に決定したことは別です。実際の動向を判断する際は、球団との協議や本人の発言、公式発表を確認する必要があります。
【年俸は1億3,000万円】契約更改とメジャー挑戦への意欲
種市の2026年の推定年俸は1億3,000万円です。2025年12月24日の契約更改について日刊スポーツなどが報じた内容によると、前年の推定8,500万円から4,500万円増となりました。前年の実績とシーズン終盤の活躍が、評価を押し上げたと考えられます。
年俸の推移を見ると、プロ入り当初から一軍での実績を積み上げるにつれて、評価が大きく変わってきたことが分かります。以下は報道に基づく推定年俸の主な推移です。
- 2017年〜2018年:480万円
- 2019年:680万円
- 2020年:3,000万円
- 2021年:2,700万円
- 2022年:2,200万円
- 2023年:1,800万円
- 2024年:5,200万円
- 2025年:8,500万円
- 2026年:1億3,000万円
年俸は推定額であり、契約内容のすべてが公表されているわけではありません。また、年俸は過去の実績や将来への期待を反映するもので、翌年の成績を保証する数字ではありません。
メジャー挑戦については、2025年12月の契約更改後、将来的な希望を球団に伝えたことが報道されています。本人はまずチームへの貢献と結果を重視する考えを示しており、具体的な挑戦時期は明言していません。
2026年は大きなけがによって予定していた実績を積み上げられなかったため、今後の進路を考えるうえでも、まずはコンディションを整え、公式戦で継続的に投げられる状態を取り戻すことが重要になります。メジャー挑戦の可能性と、実際にいつ実現するかは分けて考える必要があります。
【プロの結論】種市篤暉の今後を判断する3つの視点
種市篤暉のキャリアには、ドラフト6位からの成長、右肘手術からの復帰、2桁勝利、自己最多奪三振、月間MVP受賞という上昇の軌跡があります。一方、2026年には左アキレス腱断裂によって再び大きな試練を迎えました。
今後の動向を追ううえで、押さえておきたい判断基準は3つです。
第一に、復帰の進捗と公式戦での稼働状況です。 ブルペンで投げられる段階から、実戦形式、公式戦での登板へと進めるかどうかが焦点になります。投球再開のニュースだけで復帰時期を断定することはできません。
第二に、2025年に示した投球の再現性です。 161奪三振や防御率2.63は高く評価できる数字ですが、今後も同様の成績を残せるかは、シーズンを通じた投球回、球速、制球、登板後の回復などを確認する必要があります。
第三に、2027年の役割と将来の進路です。 2026年9月には監督から翌年の開幕投手を任せる意向が伝えられたと報じられました。期待の大きさを示す材料ですが、最終的な起用はコンディションやチーム事情によって変わる可能性があります。メジャー挑戦についても、希望表明と具体的な決定を混同しないことが大切です。
種市の強みは、三振を奪える球威だけではありません。長いイニングを投げる能力と、苦しい時期を経て再び結果を残してきた実績も、評価を支える要素です。2026年は成績の数字だけでは実力を測りにくいシーズンとなりました。今後は復帰後の登板内容と稼働状況を合わせて見ることが、現在地を正確に理解する近道です。
【種市篤暉】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:種市篤暉の年齢と生年月日は?
A1:1998年9月7日生まれで、2026年10月28日時点では28歳です。千葉ロッテマリーンズに所属する右投右打の投手です。
Q2:種市篤暉の出身地はどこ?
A2:青森県三沢市です。高校は八戸工業大学第一高等学校で、2016年のドラフト6位指名を経て千葉ロッテマリーンズに入団しました。
Q3:種市篤暉の2025年の成績は?
A3:24試合に登板して9勝8敗、防御率2.63、160回2/3、161奪三振を記録しました。9・10月度にはパ・リーグ投手部門の月間MVPを初受賞しています。
Q4:種市篤暉の2026年のけがと現在の状態は?
A4:2026年4月に左アキレス腱断裂と診断され、手術を受けました。9月には捕手を座らせた投球を再開したと報じられています。実戦復帰の時期は、リハビリと調整の進捗によって変わります。
Q5:種市篤暉の年俸はいくら?
A5:2026年の推定年俸は1億3,000万円です。2025年の推定8,500万円から4,500万円増となりました。公表報道に基づく推定額であり、契約の詳細すべてが公開されているわけではありません。
Q6:種市篤暉はメジャーリーグに挑戦する?
A6:2025年12月、将来的なメジャー挑戦の希望を球団に伝えたと報じられています。ただし、具体的な挑戦時期や移籍が決まったわけではありません。まずはチームへの貢献と結果を重視する考えが伝えられています。
種市篤暉は青森県三沢市出身の28歳。右投右打の先発投手として、千葉ロッテマリーンズで成長を続けてきました。2025年には9勝、防御率2.63、161奪三振を記録し、月間MVP初受賞という成果を挙げています。
2026年は左アキレス腱断裂によりシーズンを通した登板ができませんでしたが、秋には投球練習を再開し、翌シーズンを見据えた調整が報じられました。2027年の開幕投手を任せる意向が伝えられたことも、チームからの期待を示す動きです。
これから種市の情報を追う際は、プロフィールや年俸といった基本データに加え、球団の公式発表、NPBの成績、復帰に関する信頼できる報道を確認することが大切です。直球とフォークを武器に、再び先発ローテーションの中心として活躍できるか。2027年シーズンに向けた回復と調整の進展が、大きな注目点となります。