2026年11月現在、愛知県犬山市にある日本モンキーセンターは、2026年10月19日から施設整備のため長期休園に入っています。約50種・約700頭の霊長類を飼育してきた国内有数のサル類専門動物園にとって、今回の休園は単なる改装工事ではありません。施設の老朽化による安全面の問題と、飼育動物の生活環境を改善する動物福祉上の課題を解決するための、大規模な再整備です。
気になるのは、休園中のサルたちはどこで暮らすのか、一般来園者が再び入園できるのはいつなのかという点でしょう。実際には、国内外の動物園への移動や園内での仮設飼育施設の整備が進められている一方、研究・博物館活動や友の会の運営は継続されています。2026年11月2日時点の公式発表と報道をもとに、休園の背景から今後の展望まで整理します。
【2026年最新】日本モンキーセンターは現在どうなっている?10月19日から休園した理由

日本モンキーセンターの公式サイトでは、2026年10月19日から施設整備のため全園休園中であることが案内されています。
ここで押さえておきたいのは、休園したのは公益財団法人そのものではなく、附属施設である「世界サル類動物園」の一般営業だという点です。
日本モンキーセンターは、動物園の運営だけでなく、霊長類の調査研究、野生動物の保護、生息地の保全、標本の収集、教育普及などを担う公益財団法人です。そのため、来園者向けの動物園が休園しても、法人の活動すべてが停止するわけではありません。
休園の直接的な理由は施設の老朽化今回の休園について、運営する公益財団法人日本モンキーセンターは、園内施設の老朽化が保安上および動物福祉上の深刻な課題になっていると説明しています。
現在の展示施設は1962年に開園しました。60年以上にわたって多くの霊長類を飼育してきた一方、建物や飼育設備の経年劣化が進んでいました。
2026年3月17日に放送された名古屋テレビ(メ~テレ)の取材では、企画広報課長の綿貫宏史朗氏が園内の状況について説明しています。
特に問題となっていたのは、次のような点です。
- 飼育施設を囲むフェンスの老朽化
- 建物の塗装の剥がれなど、長年の使用による劣化
- フェンスや設備の基礎部分の沈下
- 地震などの自然災害に対する安全性
- 動物が十分に快適に過ごせる広さや環境の不足
取材映像では、補強が必要なフェンスや劣化した施設の様子も紹介されました。
単に見た目をきれいにするためのリニューアルではなく、動物と飼育スタッフ双方の安全を確保するための整備が必要になっていたのです。
なぜ動物福祉を優先する必要があったのか今回の計画で特に注目したいのが、動物福祉を中心に据えている点です。
従来の動物園では、来園者が動物を観察しやすいことや、展示施設の見栄えが重視される場面もありました。
しかし、現代の動物園に求められる役割は、それだけではありません。
動物が本来持っている行動を発揮できる空間を確保し、群れで暮らす動物には社会的な関係を維持できる環境を整えることも重要です。
日本モンキーセンターは、リニューアル後の展示について、野生環境をイメージできる施設や、動物がより快適に過ごせる環境を目指す考えを示しています。
メ~テレの取材でも、同センターの担当者は「世界一サルを幸せにする動物園」を目指す方針を説明しました。
今回の休園は、動物を見せる施設から、動物の生活そのものをより重視する施設へと転換するための期間でもあります。
【出典:公益財団法人日本モンキーセンター公式発表、メ~テレ2026年3月17日報道】
【動物の移動を徹底整理】休園中の約700頭のサルはどこへ行く?
休園を知った人が最も心配するのは、これまで園内で暮らしていた動物たちの行方と考えられます。
日本モンキーセンターでは、休園期間中も飼育を継続する方針を発表しています。
すべての動物が別の動物園へ移されるわけではありません。園内に仮設の飼育施設を設けて生活を続ける動物がいる一方、飼育環境や群れの構成などを考慮して、他園へ移動する動物もいます。
園内に仮設の飼育施設を設ける計画2026年3月17日のメ~テレの取材では、工事期間中について、仮設の獣舎を設置し、動物たちに一時的に移動してもらいながら、基本的には犬山市の現在の敷地内で飼育を続ける計画が説明されました。
つまり、休園によって動物たちが一斉に飼育放棄されたり、全頭が他施設へ移されたりするわけではありません。
また、公式発表では、国内外の動物園や水族館などの他園館と連携し、飼育動物の適切な飼育を継続するとしています。
実際に発表された動物の移動事例2026年には、休園に向けた準備と並行して、複数の動物の移動が公式に発表されています。
特に注目されたのが、チベットモンキー、アビシニアコロブス、ニホンザルの移動です。
1.チベットモンキー4頭は横浜へ
2026年2月16日、日本モンキーセンターはチベットモンキー4頭の移動を発表しました。
移動先は横浜市立よこはま動物園ズーラシアです。
対象となった個体は次の4頭です。
- カルト(メス)
- サム(メス)
- ザルバ(オス)
- アルカ(メス)
移動の背景にあったのは、動物福祉の問題でした。
ズーラシアには、2024年に日本モンキーセンターから移動したメスのミートが暮らしていました。しかし、同居個体の死亡後、単独飼育となっていたことが課題になっていました。
そこで横浜市と協議を重ね、国内にいる5頭を再び同居させることを目的として、4頭の移動が決まりました。
カルトとサムは2026年3月10日、ザルバとアルカは4月14日に移動しています。
この移動によって、日本モンキーセンターでのチベットモンキーの展示は終了しました。
単なる工事に伴う移動ではなく、群れで暮らす動物の社会性を維持するための判断だった点が重要です。
2.アビシニアコロブスのレスカは宮崎へ
2026年9月17日には、アビシニアコロブスのメス、レスカが宮崎市フェニックス自然動物園へ移動しました。
日本モンキーセンターの公式ニュースによると、レスカは同日朝に犬山を出発し、夕方には宮崎への到着が確認されています。
新しい仲間との生活を始めるための移動であり、飼育担当者からも新しい環境での成長を願うメッセージが発信されました。
3.ニホンザル4頭はインドネシアへ
2026年9月29日には、ニホンザル4頭がインドネシアのスラバヤ動物園に向けて出発しました。
対象となったのは、次の4頭です。
- ベジータ(オス)
- フォレ(メス)
- リソウ(メス)
- イロナ(メス)
日本モンキーセンターの2026年10月2日付公式ニュースによると、4頭は10月1日未明にジャカルタの空港へ無事到着しました。
その後、数日間の検疫を経てスラバヤへ移動する予定と報告されています。
これらの移動は、休園に伴う飼育体制の変化を考えるうえで重要な事例です。
動物の移動は、単純な引っ越しではなく、個体の健康状態や群れの社会関係、受け入れ先の飼育環境を考慮して進められています。
【出典:日本モンキーセンター公式ニュース2026年2月16日、9月20日、10月2日】
【休園から再開まで】日本モンキーセンターの2026年以降のスケジュール
日本モンキーセンターの休園は、突然決まったものではありません。
2026年3月13日に発表された「2026年度の開園日および友の会の運営に関するお知らせ」で、段階的な営業縮小と長期休園のスケジュールが公表されました。
時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・営業状況 | 詳細 |
|---|---|---|
| 1956年10月17日 | 財団設立 | 日本モンキーセンター設立 |
| 1962年 | 動物園開園 | 現在の展示施設が開園 |
| 2026年2月 | 動物の移動発表 | チベットモンキー4頭の移動を発表 |
| 2026年8月31日まで | 通常営業 | 従来の営業形態を継続 |
| 2026年9月1日~10月18日 | 土日祝のみ営業 | 長期休園前の段階的な営業縮小 |
| 2026年10月17日 | 創立70周年 | 第24回友の会のつどいなどを開催 |
| 2026年10月18日 | 最終通常営業日 | 休猿セレモニーを開催 |
| 2026年10月19日 | 長期休園開始 | 施設整備のため全園休園 |
| 2026年11月以降 | 限定開園など | 友の会会員とその同伴者向けの開園日を設定 |
| 数年後 | 再開を目指す | 正式な再開日は未発表 |
再開時期については、慎重に理解する必要があります。
日本モンキーセンターの公式発表では、休園期間は「当面のあいだ」とされ、具体的な終了日は未定です。また、数年後の再開園を目指すと説明されています。
一方、2026年3月のメ~テレの報道では、再開までに3~4年ほどかかる見通しが紹介されました。2026年10月の東海テレビの報道でも、約4年間の長期休園が伝えられています。
これを単純に年数へ置き換えると、2029~2030年ごろが一つの目安になります。
ただし、これは報道された工事期間の見通しから考えられる時期であり、正式な開園日ではありません。
動物の生活環境を改善する工事では、建物の完成だけでなく、飼育設備の検査、動物の移動、群れへの適応、健康管理なども必要になります。
そのため、工事が予定どおり進んだとしても、一般来園者の受け入れ再開までには一定の準備期間が必要になると考えられます。
2026年11月現在は友の会限定で入園できる日があるここは、現在の営業状況を理解するうえで見落とせないポイントです。
公式サイトでは全園休園中と案内されていますが、休園期間中も友の会会員とその同伴者を対象にした限定開園日が設けられています。
2026年度に公表されている日程は以下のとおりです。
- 2026年11月:1日、2日、3日、21日、22日、23日
- 2026年12月:19日、20日、26日、27日
- 2027年1月:1日、2日、3日、9日、10日、11日、23日、24日
- 2027年2月:11日、12日、13日、14日、20日、21日、22日、23日
- 2027年3月:6日、7日、20日、21日、22日、27日、28日
開園時間は原則10時から16時です。
友の会会員は無料で入園でき、非会員も会員の同伴者であれば入園できます。
つまり、一般営業は休止していますが、限定的な入園機会まで完全になくなったわけではありません。
ただし、工事の状況によって日程が変更される可能性があるため、来園前には公式サイトの営業案内を確認する必要があります。
【出典:日本モンキーセンター2026年3月13日付公式発表、友の会限定開園日案内、メ~テレ・東海テレビ報道】
【間違えやすいポイント】日本モンキーセンターと日本モンキーパークの違い
今回の休園に関して、特に注意したいのが日本モンキーセンターと日本モンキーパークの混同です。
名称がよく似ており、隣接しているため、両方が閉園したと勘違いする人も少なくありません。
しかし、実際には運営主体も施設の役割も異なります。
2つの施設は別組織日本モンキーセンターは、公益財団法人日本モンキーセンターが運営する霊長類専門の動物園です。
一方、日本モンキーパークは、株式会社名鉄インプレスが運営する遊園地です。
日本モンキーセンターの2026年3月13日付発表でも、両者は別組織であり、今回の施設整備や休園は日本モンキーパークとは関係がないと明確に説明されています。
| 比較項目 | 日本モンキーセンター | 日本モンキーパーク |
|---|---|---|
| 施設の種類 | 霊長類専門動物園 | 遊園地 |
| 運営主体 | 公益財団法人日本モンキーセンター | 株式会社名鉄インプレス |
| 主な目的 | 動物飼育・研究・保全・教育 | 遊具・アトラクション・レジャー |
| 2026年10月19日以降 | 施設整備のため長期休園 | 通常営業を継続 |
| 休園期間中の利用 | 友の会限定開園日など | 通常の営業日・営業条件に従う |
日本モンキーパークの公式発表でも、隣接する日本モンキーセンターが休園した後も、遊園地は通常どおり営業すると案内されています。
休園後も遊園地には行ける?答えは、行けます。
日本モンキーパークでは、通常の営業を継続しています。
そのため、家族で遊園地のアトラクションを楽しみたい人や、犬山でレジャーを予定している人は、従来どおり日本モンキーパークの営業情報を確認すれば利用できます。
ただし、日本モンキーセンターの動物園展示を一般入園で見られるわけではありません。
また、犬山城と日本モンキーセンターのセット券は、2026年10月18日をもって販売終了となりました。
今後、犬山観光を計画する場合は、動物園と遊園地を別々の施設として考えることが大切です。
【出典:日本モンキーセンター公式発表、日本モンキーパーク公式発表、犬山観光ナビ2026年10月9日付案内】
【休園しても活動は止まらない】研究・博物館活動と友の会の現在
日本モンキーセンターを単なる動物園として捉えると、今回の休園の意味を十分に理解できません。
同センターは1956年に設立され、翌1957年には愛知県で2番目の登録博物館となりました。
2014年4月には公益財団法人へ移行しています。
設立当初から霊長類の総合研究や野生ニホンザルの保護などを目的としており、動物園の運営はその活動の一部です。
研究活動は休園期間中も継続日本モンキーセンターの2026年度事業計画には、京都大学との共同事業をはじめ、さまざまな研究活動が盛り込まれています。
具体的には次のような分野です。
- 霊長類や野生生物の生態・行動に関する野外調査
- 霊長類の形態進化やゲノムに関する研究
- 飼育繁殖や疾病予防、検疫に関する研究
- 動物園に関する調査研究
- 希少種の繁殖や野生生物の保全
- 国内外の大学・研究機関・動物園との連携
実際に、2026年9月には京都大学との研究に関連して、テナガザルの顔の見方を調べた論文が学術誌『Animal Behavior and Cognition』に掲載されたことが公式ニュースで紹介されました。
また、同センターは休園期間中も連携研究の受け入れを継続する予定です。
ただし、園内施設の利用や動物観察、標本利用については、工事の状況によって制約が生じる場合があります。
動物園の一般公開と学術研究は、必ずしも同じ条件で運営されているわけではありません。
博物館活動や教育普及も継続博物館としての活動も重要です。
日本モンキーセンターでは、動物の展示だけでなく、霊長類に関する標本や資料の収集・保存、図書資料の管理、特別展、企画展、教育プログラムなどを実施してきました。
休園期間中も、次のような活動が続けられています。
- 出前授業や出張講演
- 出張展示などのアウトリーチ活動
- 研究資料や標本の収集・保存
- 学術誌や雑誌の刊行
- オンラインによる情報発信
- 友の会向けのイベントやミュージアムトーク
公式サイトでは、休園後も教育活動として出前授業、出張講演、出張展示を実施すると案内しています。
また、休園期間中の連携研究についても、内容に応じて受け入れを続ける方針です。
つまり、来園者が動物を直接見る機会は限られますが、研究や教育を通じて霊長類について学ぶ機会は残されています。
日本モンキーセンター友の会は休園後も継続もう一つ注目したいのが、日本モンキーセンター友の会です。
友の会は、霊長類の保全や飼育動物の福祉向上を支援する制度で、会費は動物福祉や野生霊長類の保全活動などに活用されています。
2026年10月19日以降も、友の会制度は公益財団法人への寄附窓口の一つとして継続しています。
会員には、次のような特典があります。
- 友の会限定開園日の無料入園
- 会員限定イベントへの参加
- ニューズレターの受け取り
- プリマーテス研究会への参加
- ミュージアムトークなどのオンライン参加
- サポート会員向け専用ページの閲覧
公式案内に掲載されている一般会員の年会費は、大人4,000円、小中学生2,000円、幼児1,500円です。サポート会員は5,000円以上で、支援金額に上限はありません。
ただし、従来の「会員なら通常営業日に無料で入園できる」という特典は、2026年10月18日までで終了しました。
休園中は、友の会限定開園日に限って入園できる仕組みに変更されています。
会員になる目的も、単純な入園料の節約から、動物福祉や霊長類保全を支えることへと比重が移っています。
【出典:日本モンキーセンター公式「日本モンキーセンターとは」「友の会」「連携研究」「学習利用のご案内」】
【プロの結論】今回の休園は日本モンキーセンターの転換点になる
今回の長期休園を考えるうえで、重要なのは「いつ再開するのか」だけではありません。
むしろ、再開したときに動物たちの生活環境がどのように変わり、霊長類の研究・保全拠点としてどのような役割を担うのかが、本質的な注目点です。
日本モンキーセンターは、1956年の設立から2026年で70周年を迎えました。
一方、現在の動物園施設は1962年に開園しており、60年以上の歴史があります。
この長い歴史を持つ施設が、次の時代に向けて大規模な整備を行うことになったのです。
今回の動きを評価するうえで、次の3つの視点が重要です。
第一に、施設の安全性です。
老朽化したフェンスや建物をそのまま使用し続けることには、動物にも飼育スタッフにもリスクがあります。安全性を確保するために一般公開を一時停止する判断には、施設運営上の合理性があります。
第二に、動物福祉の実質的な改善です。
飼育スペースの広さだけでなく、群れの構成、個体同士の関係、行動の選択肢、環境エンリッチメントなど、動物の生活全体を考慮した施設づくりが大切です。
チベットモンキーの移動事例は、こうした考え方が実際の飼育判断に反映されていることを示しています。
第三に、動物園と研究機関の両立です。
日本モンキーセンターの価値は、約700頭の動物を展示していることだけではありません。霊長類の研究、標本保存、教育普及、野生動物の保全を長年続けてきた点にもあります。
再開後の施設が、動物の福祉と学術的な価値をどこまで両立できるかが、今後の評価を左右するでしょう。
再開時期の数字だけを追うのではなく、工事の進捗、動物の移動先での生活、飼育環境の改善内容、研究活動の継続状況を合わせて見ていくことが大切です。
【よくある質問】日本モンキーセンターに関するFAQ
Q1:日本モンキーセンターはなぜ2026年10月19日から休園したのですか?
A1:園内施設の老朽化が進み、フェンスや建物の安全性、飼育環境などに課題が生じていたためです。施設の大規模整備を行い、動物福祉を改善することを目的としています。
Q2:日本モンキーセンターはいつ再開しますか?
A2:正式な再開日は発表されていません。公式発表では数年後の再開を目指しており、メ~テレなどの報道では3~4年程度の見通しが紹介されています。2029~2030年ごろは一つの目安ですが、確定日ではありません。
Q3:休園中、サルたちは別の動物園に移されたのですか?
A3:すべての動物が移動したわけではありません。園内に仮設の飼育施設を設けて飼育を続ける計画が説明されているほか、チベットモンキーやニホンザルなど、国内外の他園へ移動した個体もいます。
Q4:日本モンキーパークも休園していますか?
A4:いいえ。日本モンキーパークは遊園地であり、日本モンキーセンターとは別組織です。2026年10月19日以降も通常営業を継続しています。
Q5:休園中でも日本モンキーセンターに入園できますか?
A5:一般向けの通常営業は休止していますが、友の会会員とその同伴者を対象にした限定開園日が設けられています。2026年11月は1~3日、21~23日などが予定されています。工事状況によって変更される可能性があるため、公式案内の確認が必要です。
Q6:休園中も友の会に入会できますか?
A6:はい。友の会制度は休園後も継続しています。会費は動物福祉や野生霊長類の保全活動などに活用されます。会員限定開園日やオンラインイベントなどの特典も用意されています。
Q7:休園中も研究や博物館活動は続きますか?
A7:続きます。霊長類の調査研究、標本の収集・保存、大学などとの連携研究、出前授業、出張展示、オンラインによる情報発信などが継続されています。ただし、施設利用や動物観察には工事に伴う制約があります。
日本モンキーセンターは、2026年10月19日から施設整備のため長期休園に入りました。
休園の背景には、60年以上使用されてきた施設の老朽化と、飼育動物の安全性・快適性を改善する必要性があります。
休園期間中も動物の飼育は続き、園内の仮設施設や国内外の連携動物園で、それぞれの個体に適した環境が確保される方針です。
また、友の会、研究活動、博物館活動、教育普及も継続しています。
再開時期については3~4年程度という報道があるものの、公式な日程はまだ決まっていません。
今後注目したいのは、次の4点です。
1. 大規模施設整備の進捗と正式な再開時期
2. 移動した動物たちの新しい環境への適応
3. 園内に残る動物たちの仮設飼育体制と福祉の改善
4. 研究・博物館活動と友の会の継続的な取り組み
日本モンキーセンターにとって、今回の休園は70年の歴史に幕を下ろす出来事ではありません。霊長類の研究と保全、そして動物たちの幸福を次の世代につなぐための再出発です。
再び一般来園者を迎える日には、これまで以上に動物の暮らしを大切にした施設へと生まれ変わっていることが期待されます。