石見智翠館高校ラグビー部の強さを理解するには、2026年度の結果だけでなく、過去の全国大会での実績も押さえておきたい。
学校公式のラグビー部紹介や沿革には、全国選抜大会の準優勝、花園での上位進出など、全国レベルの実績が記録されている。
全国選抜大会の歴代実績- 第13回全国高校選抜大会:準優勝(2012年)
- 第25回全国高校選抜大会:準優勝(2024年)
特に2024年の第25回大会では、成城学園、大分東明、中部大学春日丘、國學院大栃木を破って決勝に進出。決勝では大阪桐蔭に3-55で敗れたものの、全国準優勝という結果を残した。
花園での歴代成績- 第92回大会:ベスト8
- 第95回大会:3位
- 第96回大会:ベスト8
第95回大会での3位は、石見智翠館の花園史を語るうえで重要な実績だ。全国大会で準決勝まで進める競争力を備えてきたことが分かる。
学校公式の沿革には、2012年の全国選抜準優勝や女子ラグビー部の創部なども記録されている。男子だけでなく、女子ラグビーでも全国的な実績を築いてきた学校である。
第105回花園の結果は早稲田実業に14-39直近の花園実績として忘れてはならないのが、2025年12月27日に開催された第105回全国高校ラグビー大会だ。
石見智翠館は1回戦で早稲田実業学校と対戦し、14-39で敗れた。
学校公式の2026年1月5日付報告では、選手たちが最後まで戦い抜いたことに触れ、江津の人々に自分たちのラグビーを見てもらいたいという思いが紹介されている。
第105回大会は2025年度の前大会に当たり、2026年度の新チームの成績とは分けて考えるべき記録だ。
【プロの結論】石見智翠館ラグビーの現在の実力と花園での注目点

2026年度の成績を総合すると、石見智翠館は中国地区で上位を争う実力を維持している一方、全国トップクラスとの対戦では、まだ乗り越えるべき課題が残るチームと評価できる。
現在の実力を判断する3つのポイント1. 中国地区での競争力
高川学園に39-21で勝利し、中国大会Aブロック準優勝を獲得した。地域の強豪校と互角以上に戦える力は備えている。
一方で尾道には2度敗れている。2025年の中国大会優勝から2026年の準優勝への変化を考えると、地区の頂点を取り戻すにはライバル対策が重要になる。
2. 全国上位校との実力差
静岡聖光学院に48-11で勝利した一方、東海大大阪仰星には5-66で敗れた。この結果は、全国大会で1勝を挙げる力と、優勝候補クラスを相手に勝ち切る力には、まだ差があることを示している。
特に注目したいのは、試合序盤から相手の攻撃を抑えられるかどうかだ。東海大大阪仰星戦では前半だけで40失点しており、強豪校の攻撃に対する守備の対応力が課題として浮かび上がった。
3. 選手層と成長の余地
学校公式情報に掲載された部員数は101人。学年ごとに選手が在籍しており、選手間の競争やチーム全体の底上げが期待できる規模だ。
加えて、2026年10月には中国電力レッドレグリオンズとの交流・技術指導も行われた。社会人選手やOBから学ぶ機会を設けていることは、冬に向けた準備の一環として注目される。
第106回花園で確認したい試合の見どころ36大会連続36度目の出場を決めた石見智翠館にとって、次の目標は全国大会での勝利だ。
2026年度の試合結果を踏まえると、花園では次の3点に注目したい。
- 序盤の守備: 強豪校の速い攻撃に対して失点を抑えられるか。
- 攻撃の継続性: 7人制でも見せた個々の突破力を15人制の連係に生かせるか。
- 試合中の修正力: 相手に先行されたとき、後半に戦い方を変えられるか。
特に尾道との対戦で見せた課題や、東海大大阪仰星戦での大差をどのように克服するかが、全国での成績を左右するポイントになりそうだ。
【石見智翠館ラグビー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:石見智翠館ラグビー部の2026年度の全国選抜大会の結果は?
A1:第27回全国高校選抜大会では、1回戦で静岡聖光学院に48-11で勝利。2回戦では東海大大阪仰星に5-66で敗れた。中国ブロック予選では第2代表として全国大会に進出している。
Q2:石見智翠館と尾道高校の2026年の対戦結果は?
A2:2026年2月14日の全国選抜中国ブロック予選で14-26、5月10日の第69回中国大会Aブロック決勝で17-39と、2試合とも石見智翠館が敗れている。
Q3:石見智翠館の2026年7人制大会の順位は?
A3:第13回全国高校7人制ラグビー大会で4勝2敗を記録し、ボウルトーナメント9位となった。
Q4:石見智翠館は2026年度も花園に出場する?
A4:出場が決定している。第106回全国高校ラグビー大会の島根県代表となり、36大会連続36度目の出場となる。島根県予選は参加校が1校だったため実施されていない。
Q5:石見智翠館ラグビー部の注目選手は?
A5:2026年の7人制大会では、複数のトライを記録した鈴鹿達也、キックで得点に関与した坂根怜央斗、得点に絡んだ福田朱志や板野友悟らが注目材料となる。また、濱田右京はチーム主将として報道されている。
石見智翠館高校ラグビー部の2026年度は、全国選抜大会2回戦、中国大会Aブロック準優勝、全国7人制大会ボウルトーナメント9位という結果だった。
全国選抜では静岡聖光学院を破り、中国大会では高川学園に勝利。一方で尾道には2度敗れ、東海大大阪仰星との全国大会でも大差をつけられた。
こうした結果から見えてくるのは、地区上位を争う力を持ちながら、全国トップクラスとの差を縮める必要があるという現在地だ。
そして、2026年11月には第106回花園への36大会連続出場が決定した。歴代の全国選抜準優勝や花園3位という実績を持つ伝統校が、新チームでどのような戦いを見せるのか。
春の敗戦から夏の7人制での巻き返し、秋の強化を経て迎える冬の花園。石見智翠館の2026年度を評価するうえでは、単純な勝敗だけでなく、全国の強豪を相手にどれだけ成長した姿を見せられるかが最大の注目点となる。