キタサンブラックの競走成績は、通算20戦12勝、2着2回、3着4回、着外2回。JRAの記録によると、獲得賞金は18億7,684万3,000円に達している。
最大の実績は、2015年から2017年にかけて達成したG1・7勝だ。JRAの競馬の殿堂にも選ばれ、2020年には顕彰馬として競馬史に名を刻んだ。
キタサンブラックのG1・7勝一覧| 年 | レース | 騎手 |
|---|---|---|
| 2015年 | 菊花賞 | 北村宏司 |
| 2016年 | 天皇賞(春) | 武豊 |
| 2016年 | ジャパンカップ | 武豊 |
| 2017年 | 大阪杯 | 武豊 |
| 2017年 | 天皇賞(春) | 武豊 |
| 2017年 | 天皇賞(秋) | 武豊 |
| 2017年 | 有馬記念 | 武豊 |
キタサンブラックと武豊のコンビが本格化したのは2016年からだ。
2015年の菊花賞は北村宏司騎手とのコンビで勝利。その後、4歳シーズンから武豊騎手を新たなパートナーに迎えた。
最初の大きな成果は2016年の天皇賞(春)だった。京都競馬場の芝3200メートルという長距離戦で勝利すると、同年のジャパンカップも制覇。年末の有馬記念では2着となったものの、年間を通じてトップクラスの能力を証明した。
2017年には大阪杯、天皇賞(春)、天皇賞(秋)、有馬記念を勝利。武豊騎手とのコンビでG1・6勝を積み上げた。
特に2017年の天皇賞(春)では、芝3200メートルを3分12秒5で走破。当時のコースレコードを記録した。加えて、同年の天皇賞(秋)では不良馬場という厳しい条件を克服し、スタートで出遅れながらも差し切って優勝した。
引退レースの有馬記念で有終の美2017年12月24日、中山競馬場で行われた有馬記念がキタサンブラックの現役最後のレースとなった。
武豊騎手を背に出走した同馬は、単勝1番人気の支持に応えて優勝。最後のレースを勝利で締めくくり、通算20戦12勝、G1・7勝という成績で競走生活を終えた。
JRAの競走成績には、最終戦のタイムとして2分33秒6が記録されている。獲得賞金も18億7,684万3,000円に到達した。
北島三郎と「まつり」の関係キタサンブラックの話題で忘れられないのが、北島三郎の代表曲「まつり」だ。
愛馬が大きなレースに出走するたびに、北島三郎の歌唱にも注目が集まった。2015年の日本ダービーでは、勝利したら「まつり」を歌うという話題もあったが、結果は14着。G1初制覇は同年の菊花賞まで持ち越された。
2017年の有馬記念で引退を飾ったときには、歌手と競走馬という異なる世界で活躍してきた両者の関係が改めて注目された。
【2026年最新】キタサンブラックの現在と種牡馬としての評価

現役を引退したキタサンブラックは、2018年から社台スタリオンステーションで種牡馬として供用されている。
競走馬としてのキャリアは終了しているが、種牡馬としての活動は続いている。現役時代に培った評価は、繁殖シーズンにおける交配需要にも反映されている。
2026年度の種付料は2,500万円社台スタリオンステーションが公表している2026年度のキタサンブラックの種付料は、2,500万円。
2025年度の2,000万円から500万円の値上げとなった。
支払い条件は受胎確認後で、フリーリターン特約が付いている。つまり、単純に交配を実施した時点で支払う価格ではなく、受胎確認を条件とする料金設定だ。
2026年10月25日付の日本競走馬協会の馬産地情報では、キタサンブラックの2026年の種付頭数は197頭。種付料2,500万円という高額な設定にもかかわらず、多くの生産者から交配相手として選ばれていることが分かる。
種牡馬としての評価を高めたイクイノックスキタサンブラックの種牡馬としての価値を語るうえで、欠かせない存在が産駒のイクイノックスだ。
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ
生年月日:2019年3月23日
現役成績:国内外10戦8勝
イクイノックスは2022年の天皇賞(秋)、有馬記念、2023年のドバイシーマクラシック、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップなどを制覇した名馬だ。
JRA賞の年度代表馬にも2022年、2023年と2年連続で選出された。
2023年のジャパンカップを最後に競走生活を終え、2024年から社台スタリオンステーションで種牡馬として供用されている。
注目すべきは、父キタサンブラックだけでなく、その産駒イクイノックスも種牡馬として高い評価を得ていることだ。
イクイノックスの2026年度種付料も2,500万円。親子そろって同額の種付料が設定されている。
これは、キタサンブラックの血統が一世代限りの成功にとどまらず、次世代の競走馬づくりにも期待されていることを示す材料だ。
キタサンブラックの2026年現在を整理- 現役競走馬としては2017年に引退。
- 2018年から社台スタリオンステーションで種牡馬として供用。
- 2026年度の種付料は2,500万円。
- 2026年の種付頭数は197頭。
- 代表産駒イクイノックスも種牡馬として活動。
- イクイノックスの2026年度種付料も2,500万円。
競走馬としての実績に加え、次世代へ血統を伝える存在としても評価されている。
【プロの結論】北島三郎の馬が競馬史に残した本当の価値
キタサンブラックの物語を振り返ると、単純にG1を7勝した名馬という評価だけでは説明しきれない魅力がある。
重要なのは、馬主として長年競馬に携わってきた北島三郎の歴史と、競走馬としてのキタサンブラックの成功、さらに種牡馬としての次世代への影響が一本につながっていることだ。
1. 馬主としての長年の積み重ねがあった北島三郎は、キタサンブラックが登場する前から馬主として活動していた。
キタサンチャンネルによる重賞制覇など、長い年月をかけて競馬との関係を築いてきた。キタサンブラックは、その積み重ねの先に現れた特別な存在だった。
2. 血統のイメージを超えた競走能力母の父がサクラバクシンオーという血統から、長距離への適性を疑問視する声もあった。
しかし、実際には3000メートルの菊花賞を制し、3200メートルの天皇賞(春)も2度勝利した。
血統は競走馬の能力を判断する重要な材料だが、個体の能力や成長力、調教、レース展開も勝敗を左右する。キタサンブラックは、そのことを象徴する存在だった。
3. 競走実績が種牡馬としての価値につながったG1・7勝という競走実績に加え、産駒イクイノックスの世界的な活躍は、キタサンブラックの血統評価をさらに高めた。
2026年度の種付料2,500万円と、同年の種付頭数197頭は、その評価を具体的な数字で示している。
馬主の視点で見ても、競走馬としての成功だけでなく、引退後の繁殖価値まで含めて評価されることが、サラブレッドの大きな特徴だ。
北島三郎の馬に関するよくある質問(FAQ)
Q1:北島三郎の馬として有名な競走馬は何ですか?
A1:最も有名なのはキタサンブラックです。2015年の菊花賞をはじめ、G1を通算7勝。2017年の有馬記念を最後に引退し、2020年にはJRA顕彰馬に選ばれました。
Q2:キタサンブラックの馬主は北島三郎本人ですか?
A2:JRAの登録上の馬主名義は有限会社大野商事です。JRAは北島三郎の所有馬としても紹介しています。一般的には北島三郎の愛馬として知られています。
Q3:キタサンという冠名の由来は何ですか?
A3:北島三郎の父・大野一郎の助言が由来です。北島の「北」と三郎の「三」を組み合わせて「キタサン」という冠名が生まれました。
Q4:キタサンブラックのG1勝利数と通算成績は?
A4:G1は7勝、通算成績は20戦12勝です。2着2回、3着4回で、獲得賞金は18億7,684万3,000円です。
Q5:キタサンブラックと武豊騎手は何勝しましたか?
A5:武豊騎手とのコンビではG1を6勝しています。残るG1・1勝は、2015年の菊花賞で北村宏司騎手が挙げたものです。
Q6:キタサンブラックの2026年度の種付料はいくらですか?
A6:社台スタリオンステーションの公表価格では2,500万円です。受胎確認後の支払いで、フリーリターン特約が付いています。
Q7:イクイノックスはキタサンブラックの子供ですか?
A7:はい。イクイノックスはキタサンブラックを父に持つ牡馬です。2022年と2023年の年度代表馬に選ばれ、2024年から種牡馬として活動しています。
北島三郎の愛馬として知られるキタサンブラックは、通算20戦12勝、G1・7勝という輝かしい成績を残した日本競馬を代表する名馬だ。
馬主名義は有限会社大野商事。冠名「キタサン」は北島三郎の父の助言から誕生し、「ブラック」は父ブラックタイドに由来する。
武豊騎手とのコンビでG1を6勝し、2017年の有馬記念で現役生活を締めくくった後は、社台スタリオンステーションで種牡馬として新しい道を歩んでいる。
2026年度の種付料は2,500万円。加えて、産駒イクイノックスも種牡馬として活動し、親子そろって同額の種付料が設定されている。
北島三郎が長年大切にしてきた「キタサン」の名前は、今や一頭の名馬を超え、日本競馬の血統史に残る存在になった。競走馬としての栄光だけでなく、その血を受け継ぐ次世代の活躍にも注目したい。