2021年の演説を映像で確認したい場合は、国連の公式記録を基準にすると、発言内容とパフォーマンスの両方を追えます。
公式動画で確認できる主な記録
BTS (Special Presidential Envoy) on the SDG Moment 2021
UN Web TV・約10分33秒
7人の発言とパフォーマンスを含むBTSの公式記録です。
BTS - Permission to Dance performed at the United Nations General Assembly
約3分43秒
国連本部で撮影された特別パフォーマンスです。
Opening Segment - SDG Moment 2021 (Part 1)
UN Web TV・約3時間43分
SDGモーメント全体の記録。BTSのスピーチは映像の約29分以降に登場します。
BTSの演説は韓国語で行われました。英語での発言ではなく、RMを含む7人全員がそれぞれの言葉でメッセージを伝えています。
全文を確認する際に参考になる記録は次の2つです。
- 韓国語の発言記録: 韓国の放送局YTNが、メンバーごとの発言を話者名付きで掲載しています。
- 英語での内容確認: 国連の公式映像やWeverse Magazineの2021年9月の活動記録で、発言の流れを確認できます。
この記事の7人別解説は、これらの記録に沿った要約和訳です。特に「ロスト・ジェネレーション」「ウェルカム・ジェネレーション」「未来の物語はまだ終わっていない」という3つの考え方を押さえると、演説全体の意味を理解しやすくなります。
【プロの結論】BTSの2021年国連スピーチが今も語り継がれる理由

BTSの国連スピーチ2021が持つ本質的な価値は、若者を社会問題の被害者としてだけ扱わなかったことにあります。
新型コロナウイルスによって、世界中の若者が教育、交流、仕事、人生の節目などでさまざまな制約を受けました。
その状況に対してBTSは、失われた機会だけを見るのではなく、新しい環境で学び、つながり、挑戦している若者の姿に目を向けました。
特に「ウェルカム・ジェネレーション」という表現は、演説の象徴的なメッセージです。
2026年に振り返って見えてくる3つの意義1. 若者を未来の担い手ではなく、現在の当事者として認めたこと
若者は将来社会を担うだけではありません。今この瞬間にも、環境問題や教育、社会の仕組みに関心を持ち、行動しています。BTSはその声を国際社会に届けました。
2. 音楽の影響力を社会的なメッセージにつなげたこと
「Permission to Dance」を国連本部で披露したことは、SDGsを専門家や政治家だけの話題にせず、世界中の音楽ファンが関心を持つきっかけをつくりました。
ただし、音楽による啓発と、政府や企業による具体的な政策・実行は別のものです。BTSの役割は、社会を変えるための議論に多くの人を招き入れることにありました。
3. 2018年から続くメッセージを社会全体へ広げたこと
2018年の「Love Yourself」「Speak Yourself」は、自分自身を受け入れ、自分の声を持つことを促しました。
2021年には、その考え方が7人全員による未来世代の発信へと広がりました。
自分の声を見つけることから、他者の声を聞き、社会の未来を一緒につくることへ。この流れがBTSの国連スピーチを理解するうえで最も要点です。
【よくある質問】BTSの国連スピーチ2021に関するFAQ
Q1:BTSが国連でスピーチしたのはいつですか?
2021年9月20日です。第76回国連総会のハイレベルウィークに開催された、第2回SDGモーメントに参加しました。
Q2:2021年の国連スピーチでは誰が発言しましたか?
RM、Jin、SUGA、j-hope、Jimin、V、Jungkookの7人全員です。韓国語で順番に発言し、若者の経験や未来への希望を伝えました。
Q3:BTSの国連スピーチで最も有名なメッセージは何ですか?
「ロスト・ジェネレーション」ではなく「ウェルカム・ジェネレーション」という表現です。コロナ禍の若者を失われた世代と決めつけず、変化を受け入れて新しい挑戦を続ける世代として捉え直しました。
Q4:「Permission to Dance」は国連で生ライブをしたのですか?
通常の観客向けライブではありません。国連本部の施設内外で撮影された特別パフォーマンス映像が、スピーチの後に公開されました。
Q5:2018年と2021年の国連スピーチの違いは何ですか?
2018年はRMが代表して自己肯定と自己表現を呼び掛けました。2021年は7人全員が登壇し、コロナ禍の若者、気候変動、未来世代、SDGsなど、より広い社会的テーマを扱いました。
Q6:BTSの国連スピーチ2021の動画や全文はどこで確認できますか?
動画は国連の公式Web TVや公式YouTubeチャンネルで確認できます。発言の文字記録は韓国の放送局YTNが公開した演説記録が参考になります。
2021年9月20日のBTSの国連スピーチは、7人がそれぞれの経験と視点を持ち寄り、世界の若者に希望を届けた発信でした。
今回の内容を振り返ると、要点は次の5つです。
- BTSは未来世代と文化の大統領特使として国連のSDGモーメントに参加した。
- RMをはじめ7人全員が韓国語で若者の声を届けた。
- 「ロスト・ジェネレーション」ではなく「ウェルカム・ジェネレーション」という新しい視点を示した。
- 気候変動、ワクチン、教育、若者の挑戦などをSDGsの理念と結び付けた。
- 「Permission to Dance」の特別映像を通じて、音楽でも未来への希望を表現した。
2026年、2030年のSDGs達成期限まで残り4年となった今、BTSの演説を見直す意味は小さくありません。
この演説は、困難な状況に直面したとき、未来を悲観して可能性を閉ざすのではなく、自分たちにできる選択を重ねていこうという呼び掛けでした。
2018年の「自分自身の声を見つけること」から、2021年の「世界の未来を一緒につくること」へ。BTSが国連で発信したメッセージには、音楽を通じて人々をつなぎ、世代を越えて希望を共有しようとする一貫した姿勢が表れています。