ハリウッドを代表するアクションスターとして一時代を築いたスティーブン・セガール。映画『沈黙の戦艦』や『刑事ニコ/法の死角』で知られる彼は、2026年現在、どこで何をしているのでしょうか。かつて世界中の映画ファンを魅了した俳優は、いまやロシアでの生活や政治的な活動でも注目を集めています。
2026年1月には、モスクワ郊外にある邸宅の売却報道が浮上。同年6月にはサンクトペテルブルク国際経済フォーラムへの参加が報じられました。一方、映画界では2025年に新作アクション映画『Order of the Dragon』の撮影開始が発表されています。74歳を迎えたセガールは本当に引退したのか、それとも活動の中心を変えただけなのか。最新報道、ロシア国籍取得の経緯、家族、代表作を整理しながら現在の姿に迫ります。
【2026年最新】スティーブン・セガールの現在は?ロシアでの活動が目立つ理由

スティーブン・セガールは1952年4月10日生まれ。2026年10月28日現在、74歳です。アクション俳優としての知名度は今も高いものの、現在の活動は1990年代のハリウッド全盛期とは大きく異なっています。
2026年6月13日付のブラジル誌VEJAは、セガールがモスクワ郊外に暮らし、親ロシア派の政党「公正ロシア(A Just Russia)」の広報的な役割を担っていると報じました。同誌によれば、セガールはロシアのウラジーミル・プーチン大統領への支持を公に示しており、近年は映画スターとしてだけでなく、ロシアの政治・文化的な場面で名前が取り上げられています。
2026年6月には、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)への参加も報じられました。CNNの報道によると、セガールはロシアの文化相オリガ・リュビモワらとともに「ロシアと米国の文化対話」をテーマとするパネルに参加しています。
映画以外の活動としてVEJAが取り上げたのが、ドキュメンタリー作品『Em Nome da Justiça』です。同作はロシアの国営配信プラットフォームSmotrimで公開されたと報じられ、ウクライナのロシア占領地域を訪れる内容が紹介されました。セガールの政治的立場が映像作品にも反映されている点は、現在の活動を理解するうえで見逃せません。
ただし、ここで押さえておきたいのは、セガールが映画俳優を完全に辞めたと断定できる材料はないということです。近年の活動では政治的な発信やロシアでの公的な登場が目立つ一方、2025年には新作映画の撮影開始も報じられています。
【どこに住んでいる?】モスクワ近郊の邸宅売却報道と現在の居住地
「スティーブン・セガールは現在どこに住んでいるのか」という疑問に対し、2026年の報道から読み取れるのは、モスクワ近郊が有力な居住地として伝えられているということです。ただし、本人が現在の住所を公式に公表したわけではありません。
注目を集めたのは、モスクワ西郊の高級住宅地ルブリョフカ周辺にある邸宅の売却です。ロシアの経済メディアRBCの報道を引用したThe Moscow Timesは、2026年1月29日、セガールに関連する住宅が売りに出されたと伝えました。
物件があるのは、モスクワ郊外のウソボに位置する閉鎖型住宅地「コヌス」。報道によると、主屋は2階建てで、延べ床面積は約500平方メートル。敷地面積は約15ソートカ、ロシアで一般的に使われる土地面積の単位で約1,500平方メートルです。
住宅には寝室3室、浴室3室のほか、プライベートシネマ、ワインルーム、書斎、2台分のガレージなどが備わっています。加えて、ゲストハウス、ロシア式の浴場「バーニャ」、バーベキュー用の東屋も付属すると報じられました。
売却価格については、報道の時期によって情報が異なります。1月のThe Moscow Timesの記事では、仲介会社NF Groupは希望価格を公表していませんでした。一方、ロシアの複数メディアは当初7億ルーブルで売り出されたと報道。その後、2026年5月には6億5,000万ルーブルへの値下げが伝えられています。
ただし、価格が引き下げられたことと、実際に売却が成立したことは別の話です。2026年10月28日時点で、今回確認できた報道からは売買契約の完了を断定できません。
また、ロシア紙コメルサントが2026年1月に伝えたNF Group関係者の説明では、セガールはすでにこの邸宅には住んでおらず、別の郊外住宅に移ったとされています。売却理由についても、差し迫った事情ではなく、別の住宅への転居によるものだと説明されました。
つまり、邸宅売却のニュースだけを見て「セガールはロシアを離れる」「米国に帰国する」と判断するのは早計です。VEJAは同年6月にモスクワ郊外で暮らしていると報じており、住宅の売却とロシアからの移住は同じ意味ではありません。
【ロシア国籍取得の経緯】2016年からプーチン大統領との関係を時系列で整理
セガールの現在を理解するうえで欠かせないのが、2016年のロシア国籍取得です。米国のアクション俳優がロシア大統領から市民権を与えられたニュースは、当時、国際的な注目を集めました。
ロシア大統領府が公表した大統領令によると、プーチン大統領は2016年11月3日、セガールにロシア国籍を付与しました。同月25日にはクレムリンで旅券を手渡す式典が行われ、米ABCニュースなどが報道しています。
セガールは国籍取得以前からロシア文化への親近感を示し、プーチン大統領についても好意的な発言をしていました。2016年9月には、ロシアで年に数か月を過ごしたいという希望を記者に語ったと報じられています。ロシア国籍取得は、こうした関心が制度上の変化につながった出来事でした。
その後、両者の関係は公的な役割にも広がります。2018年にはロシア外務省から、ロシアと米国の人道的な関係を担当する特別代表に任命されました。さらに2023年には、プーチン大統領から友好勲章を授与されています。
一方で、セガールの政治的な姿勢は国際社会で議論を呼んできました。ロシアによるクリミア併合を支持する発言や、2022年にウクライナ東部のロシア支配地域にある捕虜収容施設を訪問したことなどが報じられています。AP通信は、2023年の勲章授与を伝える記事で、こうしたロシア政府との関係や政治的な支持にも触れました。
主な経緯を整理すると、次のとおりです。
| 時期 | 出来事 | 確認できる意味 |
|---|---|---|
| 2016年1月 | セルビア国籍を取得したと報道 | ロシア以外の国籍取得も進んでいた |
| 2016年11月3日 | プーチン大統領がロシア国籍を付与 | ロシアとの関係が法的な国籍取得へ進展 |
| 2016年11月25日 | クレムリンでロシア旅券を受領 | プーチン大統領との関係が国際的に注目される |
| 2018年 | ロシア外務省の特別代表に任命 | ロシアと米国の人道的交流を担う役割 |
| 2022年 | ウクライナ東部の捕虜収容施設を訪問 | ロシア寄りの行動として国際的な批判を招く |
| 2023年 | プーチン大統領から友好勲章を授与 | ロシア政府との関係が継続していることを示す |
| 2025年7月 | ロシア企業「ファイブ・エレメンツ」のCEOを退任 | ロシアでの事業活動には変化も生じている |
| 2025年9月 | セルビアで新作映画の撮影開始が報じられる | 映画活動が完全に途絶えたわけではない |
| 2026年6月 | サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに参加 | ロシアでの公的な活動が引き続き報じられる |
なお、ロシア国籍を取得したことは、米国籍を放棄したことや、ロシアへの永住が法律上義務づけられたことを意味しません。セルビア国籍についても同様で、国籍と居住地は分けて考える必要があります。
また、2025年7月には、セガールがロシア企業ファイブ・エレメンツの最高経営責任者を退任したとコメルサントやThe Moscow Timesが報じました。一方、同年8月には息子のドミニクらとともにロシアで新会社「ヒカリ」の共同設立者になったとの報道もあります。したがって、ロシアでの事業から完全に撤退したとみなすこともできません。
【最新映画と出演作】スティーブン・セガールは引退したのか?
セガールの引退説が広がる背景には、1990年代に見られた大作映画への出演が減り、近年は映画以外の活動が目立っていることがあります。しかし、引退を正式に発表したという事実は、今回確認した主要報道からは見当たりません。
2025年9月11日、セルビアの通信社タニューグは、セガールがアクションスリラー『Order of the Dragon』の撮影開始に合わせてベオグラードを訪れたと報道しました。同作にはセガールのほか、ロン・スムーレンバーグ、マイケル・パレ、ミシェル・クイッシらが出演すると伝えられています。
この作品は、セガールが映画界から完全に姿を消したわけではないことを示す材料です。ただし、撮影開始の報道と劇場公開・配信開始は別の段階です。2026年10月28日時点で、今回確認した情報だけでは、同作の一般公開日や日本での公開予定を確定できません。
過去の代表作には、次のような作品があります。
- 『刑事ニコ/法の死角』(1988年):セガールの映画主演デビュー作として知られる作品。武術家としての経験を生かしたアクションで存在感を示しました。
- 『ハード・トゥ・キル』(1990年):重傷を負った刑事が復讐に挑むアクション映画。初期の主演作を代表する一本です。
- 『沈黙の戦艦』(1992年):戦艦を舞台にしたアクション作品で、セガールの知名度を世界的に押し上げました。
- 『沈黙の要塞』(1994年):環境問題を題材に取り入れたアクション映画。主演に加え、監督としても参加しました。
- 『沈黙の戦艦』の続編『暴走特急』(1995年):前作の成功を引き継いだ作品で、1990年代の代表的なアクションスターとしての地位を印象づけました。
一方、2010年代には『沈黙』シリーズを含む中小規模のアクション映画や、ビデオ・オン・デマンド向け作品への出演が目立つようになります。2020年代に入ると、主要スタジオの大作映画で主演を務める姿を見る機会はさらに限られました。
ここで重要なのは、「最新映画が少ないこと」と「俳優を引退したこと」を同一視しないことです。現在のセガールは、ハリウッドの大作を中心に活動するスターというより、ロシアでの公的活動と映画出演を並行する人物として捉えるほうが、報道内容に近いといえます。
【若い頃と現在を比較】ハリウッドから消えた理由と評判の変化
若い頃のセガールは、武術の実力と独特の存在感を前面に出したアクションスターでした。1952年に米国ミシガン州ランシングで生まれ、若い時期に日本で武道を学んだ経歴を持ちます。公式プロフィールでは、合気道の師範としての活動を経て、1980年代後半に映画俳優として本格的に注目されたと紹介されています。
1990年代のセガール作品では、格闘技を基礎にした接近戦や、銃撃戦と武術を組み合わせたアクションが見どころでした。『沈黙の戦艦』などのヒットによって、彼は当時のアクション映画を代表するスターの一人となりました。
ところが、2000年代以降は出演作の規模や公開形態が変わっていきます。ロッテン・トマトの作品一覧でも、2010年代には『キル・ショット』『沈黙のアフガン』『沈黙の達人』など、従来の大規模な劇場公開作とは異なる作品が中心になっていることが確認できます。
この変化には、いくつかの要因が考えられます。
- アクション映画市場の変化:大手スタジオが大規模な映像演出や若いスターを起用したシリーズ作品を重視するなか、従来型の格闘アクションを軸とする俳優の出演機会は変化しました。
- 年齢と役柄の変化:74歳となった現在、1990年代と同じ形の肉体派アクションを中心に据えることは、キャリア上の選択肢を狭める要因になり得ます。
- 政治的な立場の影響:ロシア国籍取得やプーチン大統領への支持、ウクライナをめぐる言動によって、セガールの評判は映画ファンの間だけでなく、国際政治の文脈でも語られるようになりました。
- 活動の重心の移動:ロシアでの公的な役割や事業への関与が報じられ、映画出演だけを追っていると現在の活動を把握しにくくなっています。
ただし、ハリウッドから距離ができた理由を、政治的な発言だけで説明することはできません。出演作の規模、映画市場の変化、本人の年齢、活動拠点など、複数の要因が重なっていると考えられます。本人や制作会社が「政治的立場が原因で出演機会を失った」と公式に説明したわけではないため、単一の理由に結びつけるのは適切ではありません。
現在の評判も一様ではありません。かつてのアクション映画を懐かしむ視聴者がいる一方、ロシア政府への支持やウクライナをめぐる言動を問題視する人もいます。映画スターとしての評価と、政治的な立場に対する評価は、分けて考える必要があります。
【妻・子供・家族】現在の結婚相手と7人の子供
セガールは映画や政治に関する報道が多い一方、家族については詳細を公に語る機会が限られています。米国のエンターテインメント誌Peopleなどの報道によると、セガールには7人の子供がいます。
現在の妻は、モンゴル出身のエルデネトゥヤ・バツク(Erdenetuya Batsukh)です。「エル」と呼ばれることもあり、2人は2009年に結婚しました。2人の間には息子のクンザンがいます。
セガールの家族構成は、これまでの結婚や交際を通じて形成されてきました。最初の妻は日本で武道の道場を運営していた藤谷美也子で、2人の間にはケンタロウ(ジャスティス)とアヤコがいます。その後、女優・モデルのケリー・ルブロックとの結婚で3人の子供をもうけました。また、アリッサ・ウルフとの間には娘のサバンナがいます。
報道で紹介されている7人の子供は、ケンタロウ、アヤコ、アナリザ、ドミニク、アリッサ、サバンナ、クンザンです。なお、子供たちの生活や現在の家族関係については、全員の近況が一様に公表されているわけではありません。
家族について確認できるのは、現在の妻と子供がいること、そして複数の結婚・交際を経て家族を築いてきたという点です。現在の居住地やロシアでの活動が注目される一方、家族全員がロシアに住んでいると判断できる情報はありません。
【スティーブンセガール現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スティーブン・セガールは2026年現在、どこに住んでいますか?
A1:2026年6月のブラジル誌VEJAは、モスクワ郊外に暮らしていると報じています。ただし、正確な住所は公表されていません。モスクワ郊外の邸宅を売りに出したことも報じられていますが、売却対象の住宅にはすでに住んでいなかったとの説明があります。
Q2:スティーブン・セガールはロシアに移住したのですか?
A2:2016年11月にロシア国籍を取得し、ロシアでの公的活動や事業への関与が報じられてきました。2026年にはモスクワ郊外で暮らしているとの報道もあります。ただし、国籍取得と居住地は別の問題であり、米国を永久に離れたと断定できるわけではありません。
Q3:スティーブン・セガールは俳優を引退しましたか?
A3:引退を正式に発表したという情報は、今回確認した主要報道からは見当たりません。2025年9月には新作アクション映画『Order of the Dragon』の撮影開始が報じられています。ただし、2026年の報道では政治的・公的な活動が目立っており、ハリウッドの大作映画への出演は限られています。
Q4:スティーブン・セガールは何歳ですか?
A4:1952年4月10日生まれで、2026年10月28日現在74歳です。
Q5:スティーブン・セガールの現在の妻と子供は?
A5:現在の妻はエルデネトゥヤ・バツクで、2009年に結婚しました。Peopleなどの報道では、セガールには7人の子供がいるとされています。
Q6:モスクワ近郊の邸宅はすでに売却されたのですか?
A6:2026年1月に売却物件として報じられ、同年5月には価格の引き下げも伝えられました。ただし、売却が完了したことを裏付ける情報は今回確認できていません。売り出し中であることと、売却済みであることを混同しないよう注意が必要です。
2026年のスティーブン・セガールは、かつてのハリウッドを代表するアクションスターという肩書だけでは捉えきれない存在になっています。ロシア国籍を取得してから10年、ロシア政府との関係や政治的な発信が目立つ一方、映画出演の可能性も完全には失われていません。
現在の居住地については、モスクワ郊外で暮らしているとの報道があります。2026年1月に報じられた邸宅売却も事実ですが、物件の売却完了やロシアからの移住を意味するものではありません。住居に関する情報は、仲介会社の説明と報道された売却価格を分けて捉える必要があります。
映画活動では、2025年に『Order of the Dragon』の撮影開始が報じられました。ただし、撮影開始のニュースを新作の公開実績と同一視することはできません。今後の映画活動を判断するうえでは、出演発表、撮影開始、完成、公開という段階を区別することが大切です。
【プロの結論】 セガールの現在を追う際に注目すべきなのは、「映画界から消えたのか」という問いだけではありません。ロシア国籍取得後の公的な役割、政治的な発言、事業活動、そして映画出演の動きを合わせて見ることで、彼のキャリアの変化が立体的に見えてきます。
今後の近況を確認するなら、映画会社や制作関係者による公開情報、ロシア政府の公式発表、信頼できる報道機関による取材記事を優先するのが確実です。邸宅の売却価格や居住地に関する話題も、掲載情報が更新される可能性があります。1990年代のスター像だけにとらわれず、2026年の実際の活動と公表された事実を基準に判断することが、現在のスティーブン・セガールを理解する最も確かな方法です。