佐々木完太(ささき・かんた)は、山口支部に所属する登録番号4980のボートレーサーだ。養成120期出身で、現在はA1級に在籍。2026年11月現在、全国勝率7点台を記録する実力者であり、通算優勝回数は12回に達している。2026年8月には浜名湖のデイリースポーツ杯を制し、今年初優勝を飾った。
一方、SGやG1といった最高峰の舞台では、一般戦やG2で見せる勝負強さを優勝という結果につなげられていない。本人も記念競走での課題を率直に語っており、2026年はトップレーサーへの飛躍を占う重要なシーズンとなっている。プロフィール、師匠の吉村正明との関係、勝率・平均ST、SG出場歴、G1優出実績から、佐々木完太の現在地を詳しく整理する。
【プロフィール】佐々木完太とは何者?登録番号4980・山口支部・120期の基本情報

佐々木完太は、山口県出身の男子ボートレーサー。登録番号4980、養成120期というプロフィールを持ち、地元山口支部を拠点に全国の競艇場で活躍している。
2026年11月3日時点で30歳。若手から中堅へと移行する世代に位置し、A1級を継続して維持している点も評価材料だ。2026年1月に公開されたBOATRACE公式の選手紹介では、7期連続A1級キープが紹介されている。
基本プロフィールをまとめると次のとおりだ。
- 選手名:佐々木完太
- 読み方:ささき・かんた
- 登録番号:4980
- 生年月日:1996年5月29日
- 年齢:30歳(2026年11月時点)
- 出身地:山口県
- 所属支部:山口支部
- 登録期:120期
- 級別:A1級
- 身長:162cm
- 体重:52kg(公式プロフィール掲載値)
- 血液型:O型
- ニックネーム:カンタマン
佐々木のキャリアを語るうえで注目したいのが、ボートレーサー養成所時代の成績だ。
BOATRACE公式の若手レーサー特集によると、養成所での勝率は7.77で120期のトップ。修了記念でも準優勝を記録している。デビュー前から高い競技能力を示していたことが分かる。
選手を目指した動機について、山口支部の公式選手プロフィールでは「ペアボートに乗って」と紹介されている。実際にボートに触れた経験が、レーサーを志すきっかけになったようだ。
また、本人が挙げる長所は「諦めない」。得意コースは5コースで、戦法はまくり差し。インコースの逃げだけに依存しない攻撃的なレーススタイルも特徴の一つだ。
【経歴・年表】佐々木完太のデビューからA1級、G2優勝までの歩み
佐々木完太は2017年5月2日に徳山でデビューした。初期にはB1級で経験を積み、着実に勝率を伸ばしてA2級、A1級へと昇格している。
特に2020年後半から2021年にかけての成長は大きい。2021年前期にはA2級へ昇格し、同年後期にはA1級に到達。以降は上位級を維持する選手へと成長した。
佐々木完太の主な経歴と関係者| 時期・人物・項目 | 出来事・関係 | 実績・意味 |
|---|---|---|
| 2017年5月 | 徳山でデビュー | 120期のボートレーサーとしてプロ生活を開始 |
| 2021年 | A1級に昇格 | 上位級での競走生活が本格化 |
| 2022年4月 | 浜名湖で初優勝 | 初タイトルを獲得 |
| 2022年5月 | 大村G2優勝 | 発祥地記念・第26回モーターボート誕生祭を制覇 |
| 2023年3月 | SGボートレースクラシック初出場 | SG初勝利も記録 |
| 2025年5月 | 平和島G2優勝 | モーターボート大賞を制覇 |
| 2026年8月26日 | 浜名湖デイリースポーツ杯優勝 | 通算12回目、2026年初優勝 |
| 吉村正明 | 師匠 | 山口支部の先輩として技術・姿勢の両面で影響を受ける |
| 山口支部 | 所属支部 | 出身地と同じ山口県を拠点に活動 |
| 5コース・まくり差し | 本人が挙げる得意戦法 | 外枠からも展開を突く攻撃的なスタイル |
特に大きな転換点となったのが2022年だ。4月に浜名湖で初優勝を達成すると、翌5月には大村のG2発祥地記念を制覇。一般戦での実力を上位グレードでも発揮できることを証明した。
2023年3月には平和島のSGボートレースクラシックに初出場。デイリースポーツの報道によると、出場5走目でSG初勝利を挙げている。初出場から早い段階で最高峰の舞台の1着を経験したことは、キャリア上の重要な実績だ。
師匠は吉村正明!技術だけでなく姿勢も学ぶ佐々木完太の師匠として知られるのが、同じ山口支部の吉村正明だ。山口支部の公式選手プロフィールにも、師匠・憧れの選手として吉村の名前が掲載されている。
2025年4月、BOATRACE公式のスポーツナビ掲載記事では、佐々木が吉村への敬意と感謝を語ったエピソードが紹介された。
「成績が悪い時でもまったく態度や姿勢が変わらない点を見習いたい」
吉村について、佐々木は何でも話せる先輩であり、威圧的なところがない人物だと評価している。
この関係で興味深いのは、単にレース技術を教わる師弟関係にとどまらないことだ。成績が振るわないときにも変わらない姿勢を学びたいという発言からは、長く競技を続けるうえでの精神面を重視している様子もうかがえる。
【2026年最新成績】勝率7.03・平均ST0.16!浜名湖で今年初優勝
2026年の佐々木完太を評価するうえで、最も注目したいのが8月26日の浜名湖デイリースポーツ杯だ。
日刊スポーツの2026年8月26日付報道によると、佐々木はこの優勝で2026年初優勝、通算12回目の優勝を達成した。
8月26日の浜名湖優勝戦で見せた逆転力優勝戦は1号艇からの出走だった。スタートはコンマ13。インコースから先マイを狙ったものの、1周1マークでは柳沢一の差しが入り、バックストレッチでは並走となった。
勝負が決まったのは1周2マーク。佐々木は全速のツケマイで柳沢を突き放し、逆転で優勝を手にした。
このレースは、単純なイン逃げによる圧勝ではない。先行態勢を取りながらも差し返されかけた展開を、2マークでの判断と旋回によって覆した点に価値がある。
浜名湖は2022年4月にデビュー初優勝を飾った水面でもあり、今回の勝利は同場で通算3回目の優勝となった。
2026年11月1日時点の最新数値2026年11月1日時点の選手データでは、全国勝率は7.03、全国2連対率は51.69%。平均STは0.16となっている。
また、山口支部の公式選手データが公表する2025年11月1日から2026年4月30日までの期別成績では、勝率7.12、2連対率52.70%、3連対率65.35%を記録。127走で35勝、優出5回という数字を残した。
この2つは集計期間が異なるため、同じ条件の数値として比較することはできない。しかし、いずれも勝率7点台を示しており、A1級としての安定した競走力を裏付けている。
2026年の直近3節の結果- 2026年10月27日~11月1日・尼崎SGボートレースダービー:初戦で落水。その後は1着、2着を含む成績だったが、準優勝戦進出には届かなかった。
- 2026年10月18日~23日・唐津G1全日本王者決定戦:10走で1着を記録したものの、優勝戦進出はならなかった。
- 2026年10月11日~14日・下関一般競走:優勝戦に進出し、2着で終了した。
浜名湖での優勝後、G1やSGの舞台に続けて参戦している点は評価できる。一方、10月のビッグレースでは優勝戦まで進めず、一般戦での結果を記念競走でも再現することが課題として残った。
今後の2026年出場予定BOAT RACE公式の出場予定情報では、11月3日時点で次のG1開催が予定されている。
- 2026年11月5日~10日:住之江・第54回高松宮記念特別競走
- 2026年11月14日~19日:びわこ・開設74周年記念びわこ大賞
- 2026年12月3日~8日:徳山・徳山クラウン争奪戦開設73周年記念競走
年末に向けてG1が続く日程となっており、2026年に本人が掲げたG1優出という目標に再挑戦する機会が残されている。
【SG出場歴・G1優出】佐々木完太は記念競走でどこまで勝てるのか
佐々木完太の現在地を考えるとき、一般戦やG2の優勝回数だけで評価するのは不十分だ。レーサーとして次の段階に進むには、SGやG1で安定して上位に進出できるかが重要になる。
SGは初出場から経験を積み重ねる段階佐々木のSG初出場は2023年3月の平和島ボートレースクラシック。初勝利は5走目だった。
2026年11月時点の通算データ集計では、SGは4節31走。1着10回、勝率5.10、平均ST0.12という数字が確認できる。一方、SGの優出はまだない。
注目したいのは平均ST0.12という数字だ。SGというトップクラスの選手が集まる舞台でも、スタートタイミング自体は速い。ただし、速いスタートを切ることと、優勝戦まで勝ち上がることは別問題である。
G1は優出経験があるが、タイトル獲得はこれからG1については、通算33節271走。データ集計では勝率5.16、平均ST0.14、優出3回、優勝0回となっている。
つまり、G1で優勝戦に進出する力は示しているものの、最後の一段階を突破できていない状況だ。
2026年1月のBOATRACE公式特集では、佐々木本人がその課題について率直に語っている。
「記念になると破壊力に欠けるんです」
加えて、本人はミスを恐れるあまり、レースや調整で無難な選択をしてしまう傾向についても説明している。
この自己分析は、現在の成績を理解するうえで重要だ。一般戦では優勝を狙える攻めを展開できても、強豪が集まる記念競走では、わずかな判断ミスが着順に直結する。そのため、安全策を選ぶことで、本来持っている攻撃力を出し切れない場面があると考えられる。
SG・G1の成績は、開催の格や出走数によって評価が変わる。以下の数字は2026年11月1日までのレースデータをもとにした集計で、開催タイトルによるグレード分類を含む。
- SG:4節・31走・勝率5.10・優出0回・優勝0回
- PG1:4節・29走・勝率4.52・優出0回・優勝0回
- G1:33節・271走・勝率5.16・優出3回・優勝0回
- G2:5節・41走・勝率5.88・優出1回・優勝1回(データベース集計)
G2については、山口支部の公式プロフィールに2022年大村と2025年平和島の記念タイトルが掲載されている。集計サイトによって開催分類や収録条件に差があるため、個別の優勝歴については公式プロフィールの記載を優先したい。
【強みと課題】佐々木完太の勝率・平均ST・得意コースを分析
佐々木の実力を判断するうえでは、勝率だけでなく平均ST、コース別成績、得意戦法を組み合わせて見る必要がある。
勝率7点台を維持する安定した競走力ボートレースの勝率は、着順に応じた得点を出走回数で割った指標だ。一般的に6点台後半から7点台は上位選手の目安となる。
2026年11月1日時点で全国勝率7.03を記録している佐々木は、一般戦だけでなく上位グレードでも戦える基礎能力を持っている。
また、全国2連対率51.69%という数字も見逃せない。出走の半数以上で2着以内に入る水準であり、単発の勝利だけに頼らない安定感を示している。
平均ST0.16と5コースのまくり差し平均STはスタートタイミングの平均値を表す。数字が小さいほど早いスタートを切っていることになるが、単純に小さければ強いというわけではない。フライングのリスクや、進入コース、展開との兼ね合いも重要になる。
佐々木の平均STは最新の選手データで0.16。SGの通算平均STは0.12と、グレード別に見ると速いスタートを記録している。
加えて、山口支部の公式プロフィールで本人が得意とする戦法として挙げているのが、5コースからのまくり差しだ。
まくり差しは、外側から攻める選手が内側の艇の間を狙い、旋回の隙間を突いて前に出る戦法。単純なスピード勝負だけでなく、相手の動きやターンのタイミングを読む判断力が必要となる。
この戦法を得意とすることは、佐々木のレーススタイルを理解するうえで重要だ。インコースの有利さに依存せず、外枠からも勝機を探せることは、6艇で争うボートレースにおいて大きな武器になる。
課題はビッグレースでの攻撃力と勝負どころの判断一方、最大の課題はSG・G1での優勝戦進出率とタイトル獲得だ。
平均STの速さ、一般戦での優勝実績、G2タイトルなど、能力を裏付ける材料はそろっている。それでもSGでは通算優出0回、G1では3回の優出にとどまる。
この差を埋めるためには、スタートの速さだけでなく、レース中の展開判断、モーター調整、攻めるべき場面での決断力が求められる。
特に本人が指摘している「無難さ」の克服は大きなテーマだろう。ミスを減らすことは大切だが、強豪相手に勝ち切るためには、リスクを適切に管理しながら攻める姿勢も欠かせない。
【現在の実力と評判】佐々木完太はトップレーサーになれるのか
2026年の佐々木完太を評価するなら、「一般戦・G2では優勝を狙えるA1級の実力者、SG・G1ではさらなる成長が期待される選手」という見方が妥当だ。
通算12回の優勝、2度のG2タイトル、7期連続A1級という実績は、決して偶然の好調ではない。養成所時代のトップ成績から、実戦での経験を重ねて現在の地位を築いてきた。
評価できる3つのポイント1. 一般戦での安定した勝負強さ
2026年8月の浜名湖優勝では、1マークで差されかけた展開を2マークで逆転した。状況に応じたターンの選択と最後まで勝負を諦めない姿勢は、本人が長所として挙げる「諦めない」とも重なる。
2. G2タイトルを獲得した実績
2022年の大村、2025年の平和島でG2を制覇している。一般戦だけでなく、記念競走でも勝てることを証明した点は高く評価できる。
3. スタートと攻撃的な戦法
平均ST0.16、得意戦法は5コースからのまくり差し。外枠からでも勝ち筋を作れる選手であり、レース展開によっては上位陣を脅かす存在となる。
今後の評価を左右するチェックポイント今後、佐々木がさらに上の評価を得るには、次の3点が重要になる。
- G1での優出回数:予選突破だけでなく、優勝戦に進出する頻度を増やせるか。
- SGでの勝ち上がり:SG初勝利の経験を生かし、準優勝戦進出、優出へと段階を上げられるか。
- 勝負どころでの決断力:本人が課題とする無難な選択から一歩踏み込み、攻撃力を発揮できるか。
2026年1月のBOATRACE公式特集では、本人が年間目標としてG1優出を掲げ、最低5優出という高い目標にも言及していた。目標を実際の成績に変えられるかが、今後の評価を左右する。
ネット上の評価を見る際に注意したいこと佐々木完太について情報を調べる際には、A1級という肩書きだけでSG級のトップレーサーと同じ評価を与えないことも大切だ。
A1級は一定期間の成績によって決まる級別であり、SGやG1での優勝実績とは別の評価軸になる。A1級を維持していることは高い競走力の証明だが、記念競走で勝ち切れるかどうかは別途確認する必要がある。
また、平均STは開催グレードや集計期間によって異なる。全国平均、SG平均、G1平均を混同すると、実際のスタート能力を正しく評価できない。
佐々木の現状を把握するには、直近の勝率だけでなく、優出回数、優勝回数、グレード別成績、コース別成績を併せて見るのが適切だ。
【プロの結論】佐々木完太の本当の実力と2027年に向けた注目点
佐々木完太は、すでにA1級の地位を確立し、一般戦とG2では優勝できる能力を持つレーサーだ。2026年8月の浜名湖優勝は、その実力を改めて示す結果となった。
ただし、競技者としての次のステージは明確だ。SGでの優出、G1での優勝、そして年間を通じて記念競走で安定した成績を残すことである。
特に興味深いのは、本人が自分の課題をかなり具体的に理解している点だ。スタートや技術の不足だけではなく、強豪が集まる舞台で安全策を選びすぎてしまう心理面にも目を向けている。
これは、今後の成長を考えるうえで重要な材料となる。自分の弱点を認識できている選手は、調整やレース運びの改善に具体的な目標を設定できるからだ。
2026年11月から12月に予定されている住之江、びわこ、徳山のG1シリーズは、現在の課題を克服するための重要な機会になる。特に地元・徳山の周年記念でどのような結果を残すかは、山口支部のファンにとっても注目ポイントだ。
佐々木完太に関するよくある質問(FAQ)
Q1:佐々木完太の登録番号と所属支部は?
A1:登録番号は4980。山口支部に所属する120期出身のA1級ボートレーサーです。山口県出身で、1996年5月29日生まれです。
Q2:佐々木完太の2026年の優勝回数と通算優勝回数は?
A2:2026年は8月26日の浜名湖デイリースポーツ杯で今年初優勝を達成しました。これが通算12回目の優勝です。
Q3:佐々木完太の師匠は誰?
A3:師匠は山口支部の吉村正明です。本人も吉村の人柄や成績に左右されない姿勢を尊敬していると語っています。
Q4:佐々木完太の勝率と平均STは?
A4:2026年11月1日時点の公開データでは、全国勝率7.03、全国2連対率51.69%、平均ST0.16です。集計期間によって数字は変動します。
Q5:佐々木完太はSGやG1で優勝したことがある?
A5:2026年11月時点でSG優勝はありません。G1も優勝はなく、通算3回の優出実績があります。一方、G2では2022年の大村と2025年の平和島で優勝しています。
Q6:佐々木完太の得意なコースや戦法は?
A6:本人が得意として挙げているのは5コースとまくり差しです。外枠からでも展開を突く攻撃的なレーススタイルが特徴です。
佐々木完太は登録番号4980、120期出身、山口支部所属のA1級ボートレーサーだ。養成所勝率7.77という優秀な成績を残してデビューし、2022年の初優勝とG2制覇、2025年のG2優勝を経て、2026年には通算12回目の優勝を達成した。
全国勝率7.03、平均ST0.16という数字からも、現在の競走力は高い水準にある。一方、SGでの優出やG1タイトル獲得は今後の課題だ。
師匠・吉村正明から学んだ姿勢を大切にしながら、本人が自覚する記念競走での攻撃力不足を克服できるか。2026年後半のG1戦線、そして2027年に向けた成績の変化が、佐々木完太の評価を大きく左右することになりそうだ。
一般戦で勝てる選手から、SG・G1でも勝ち切れる選手へ。30歳を迎えた佐々木完太にとって、次の大きな目標はトップレーサーの仲間入りを果たすことにある。
主要な根拠資料・データ
- BOAT RACE公式選手プロフィール・直近成績・出場予定。
- 山口支部公式「YAMAGUCHI BOAT RACER'S FILE」。プロフィール、期別成績、師匠、得意戦法。
- BOATRACE公式特集「ビッグレースでの活躍を誓う、カンタマン!」。本人の目標と課題。
- 日刊スポーツ・2026年8月26日浜名湖優勝報道。
- 競走データベース・2026年11月1日までのグレード別通算成績。