2026年のオートレースグランプリは、8月11日から16日までの6日間、群馬県の伊勢崎オートレース場で開催されました。記念すべき第30回大会を制したのは、地元・伊勢崎所属の青山周平選手です。8月16日の優勝戦では、前年覇者の鈴木圭一郎選手らを退け、2年ぶり6回目となる大会制覇を達成しました。優勝賞金は1,420万円です。
さらに2026年11月3日には、青山選手がSG第58回日本選手権オートレースでも優勝。通算22回目のSG制覇を達成し、高橋貢選手が持っていた21勝の記録を更新しました。グランプリ優勝から約3か月で、オートレース界の歴史を塗り替えたことになります。2026年の大会結果、出場選手の選考条件、予選から決勝までの仕組み、歴代優勝者を整理します。
【2026年最新結果】第30回オートレースグランプリは青山周平が優勝!

2026年8月16日、伊勢崎オートレース場で第30回オートレースグランプリの優勝戦が行われました。
優勝したのは、伊勢崎所属の青山周平選手。3号車から好スタートを決め、10周回の長丁場を先頭で走り切りました。
2着には鈴木圭一郎選手、3着には地元の早川清太郎選手が入りました。
2026年優勝戦の確定結果オッズパークの公式レース結果に掲載された確定成績は次のとおりです。
青山周平3.382
3号車・伊勢崎所属・スタートST 0.05
グランプリ通算6回目の優勝
2着:鈴木圭一郎3.384
2号車・浜松所属・ST 0.06
3着:早川清太郎3.390
4号車・伊勢崎所属・ST 0.16
出典:2026年8月16日 伊勢崎12R優勝戦確定結果
4着以下の順位も含めると、以下の結果でした。
- 4着:長田稚也
- 5着:佐藤励
- 6着:高橋貢
- 7着:佐藤摩弥
- 8着:小林瑞季
優勝戦で特に注目されたのは、スタートの精度でした。
青山選手はスタートタイミング0.05を記録し、最初の1コーナーで主導権を獲得。2番手につけた鈴木選手に追走を許したものの、最後まで先頭を譲りませんでした。
2着の鈴木選手もST0.06と好スタートを決めており、両者のスタート技術の高さが際立つレースでした。
青山選手は優勝後、オートレース公式発表のインタビューで次のように振り返っています。
「エンジンは安定していて、最終日が一番いい状態でした。」 「道中は100点満点でしたね。」
青山選手にとって、今回の優勝は前年大会の雪辱という意味もありました。
2025年大会は鈴木圭一郎選手が優勝し、青山選手は連覇を逃していました。2026年はその鈴木選手を決勝で直接退け、王者の座を取り戻した形です。
【開催日程・賞金】伊勢崎オートレース場で6日間のSG決戦
第30回オートレースグランプリは、2026年8月11日から16日まで伊勢崎オートレース場で開催されました。
大会はナイター開催で、真夏の夜に全国のトップレーサーが集結。最終日の優勝戦は20時40分に発走しました。
2026年大会の基本情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | SG第30回オートレースグランプリ |
| 開催期間 | 2026年8月11日~16日 |
| 開催場 | 伊勢崎オートレース場 |
| 開催形式 | ナイター |
| 優勝者 | 青山周平 |
| 2着 | 鈴木圭一郎 |
| 3着 | 早川清太郎 |
| 優勝賞金 | 1,420万円 |
| 優勝戦 | 12R |
| 優勝戦距離 | 5,100m・10周回 |
| 発走時刻 | 20時40分 |
出典はAUTORACE.JPの大会情報、オッズパークのレース結果です。
優勝賞金1,420万円の意味オートレースグランプリの大きな魅力の一つが、SG競走ならではの高額賞金です。
2026年大会の優勝賞金は1,420万円。1着賞金として設定された金額であり、一般開催とは異なる大きなタイトルの価値を示しています。
ただし、選手にとって大会の価値は賞金だけではありません。
SGタイトルは選手の実績を評価するうえで重要な指標です。優勝回数やSGグランドスラムなどの記録にも関係するため、年間を通じた競技キャリアの中でも大きな意味を持ちます。
SGレースとは何か?SGはスペシャルグレードの略称で、オートレースにおける最高峰のグレードです。
オートレースにはSG、GI、GII、普通開催などの区分があり、SGはその頂点に位置します。
出場するには一定の成績や選考条件を満たす必要があり、誰でも参加できる一般開催とは異なります。
オートレースグランプリは、年間の実績を積み重ねた選手が集まり、SGタイトルを争う大会です。
【出場選手の選考条件】鈴木圭一郎らトップレーサーはどう選ばれる?
オートレースグランプリの出場選手は、単純な人気投票や過去の優勝回数だけで決まるわけではありません。
2026年大会では、前回優勝者、2026年度前期のS級選手、一定期間のGI優勝者や優勝戦で得点を積み重ねた選手などが選考対象になりました。
AUTORACE.JPが2026年6月22日に発表した出場選手決定資料には、具体的な選考条件が記載されています。
2026年大会の主な出場資格1.前回大会の優勝者
2025年の第29回大会を制した鈴木圭一郎選手には、前回優勝者枠が与えられました。
前年のタイトルホルダーが翌年の大会に出場できる仕組みです。
2.2026年度前期のS級選手
2026年度前期の適用ランクにおけるS級48名が対象となります。
S級は競走成績に基づく上位ランクであり、全国の実力者が集まるカテゴリーです。
3.GI優勝者および優勝戦の得点上位者
2025年6月1日から2026年5月31日までに開催されたGIレース(プレミアムカップを含む)の優勝者や、同期間の各開催節における優勝戦出場者も選考対象です。
優勝戦の着順に応じた得点を積み上げ、合計得点の上位者が選抜されます。
4.重複選手が出た場合の調整
複数の選考条件に該当する選手がいる場合は、重複した人数分を優勝戦の合計得点上位者から選抜する仕組みです。
選考ポイントの配点選考では、開催のグレードによって得点が異なります。
代表的な配点は次のとおりです。
| 開催区分 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| GI | 20点 | 18点 | 16点 |
| GII | 15点 | 13点 | 11点 |
| 普通開催 | 10点 | 8点 | 6点 |
| SG等と競合する普通開催 | 5点 | 3点 | 1点 |
| ミッドナイト競走等 | 0点 | 0点 | 0点 |
この仕組みで注目したいのは、GIの優勝が普通開催の優勝より高く評価される点です。
つまり、単純に年間の勝利数を増やすだけではなく、どのグレードのレースで結果を残したかが選考に影響します。
出場権を獲得するには、年間を通じて安定した競走成績を残すことが重要です。
【予選・準決勝・優勝戦】6日間の勝ち上がりシステムを解説
オートレースグランプリは、初日から最終日まで同じ選手が一度走って終わる大会ではありません。
予選から最終予選、準決勝、優勝戦へと段階的に進む勝ち上がり方式が採用されています。
2026年大会の公式発表によると、競走日程は次のように構成されていました。
1日目~3日目:予選初日から3日目までは、全12レースが予選として実施されます。
選手は複数回のレースで競走得点を積み重ね、次の段階への進出を目指します。
ここで重要なのは、1レースの結果だけではなく、開催期間中の平均競走得点です。
4日目:最終予選4日目は5Rから12Rまで最終予選が実施されます。
出走するのは、最初の3日間の平均競走得点上位64名です。
この段階で上位選手がさらに絞り込まれ、準決勝への進出争いが本格化します。
5日目:準決勝戦5日目の9Rから12Rでは準決勝戦が行われます。
準決勝に進めるのは、4日間の平均競走得点上位32名です。
準決勝戦は8周回・4,100mで実施され、4レースそれぞれの1着・2着、合計8名が優勝戦へ進出します。
6日目:優勝戦最終日の12Rが大会の頂点を決める優勝戦です。
準決勝を突破した8名が、10周回・5,100mのレースで激突します。
2026年大会では青山周平選手がこの最終戦を制しました。
オートレースグランプリの勝ち上がりイメージ
1~3日目:予選
全12レースで競走得点を獲得
4日目:最終予選
平均競走得点上位64名が出走
5日目:準決勝戦
32名が出走。4レースの各1・2着が勝ち上がり
6日目:優勝戦
8名による10周回・5,100mの決戦
出典:AUTORACE.JP「オートレースグランプリとは?」
この方式の要点は、予選での安定感と、最後の優勝戦での勝負強さの両方が求められることです。
一度の好走だけではなく、複数日にわたって高い競走力を維持しなければ頂点には届きません。
【歴代優勝者一覧】第1回から第30回までの王者を振り返る
オートレースグランプリは1997年に第1回大会が開催されました。
初期には船橋、川口、浜松、飯塚、山陽など各地の競走場で開催されていましたが、2016年以降は伊勢崎オートレース場が開催地となっています。
ここでは、公式アーカイブの第1回から第28回までの記録と、2025年・2026年の大会結果を合わせて、歴代優勝者を整理します。
第1回~第30回の歴代優勝者出典:JKA・AUTORACE.JPのSG優勝戦成績アーカイブ、2026年大会結果。第29回・第30回は各大会の公式発表を参照。
青山周平は大会最多となる6回の優勝歴代優勝者の中でも、特に目立つのが青山周平選手の実績です。
青山選手は次の6大会で優勝しています。
- 2018年・第22回
- 2019年・第23回
- 2022年・第26回
- 2023年・第27回
- 2024年・第28回
- 2026年・第30回
2024年には史上初となる大会3連覇を達成しました。
2025年は鈴木圭一郎選手に優勝を譲ったものの、2026年に再び頂点に返り咲いています。
前回優勝者・鈴木圭一郎との関係鈴木圭一郎選手は、2025年の第29回大会で優勝した前回王者です。
2025年大会では、当時のSGグランドスラム達成という大きな記録も打ち立てました。
そして2026年は連覇を狙って出場。優勝戦まで進みましたが、青山選手に次ぐ2着という結果になりました。
両者はオートレース界を代表する実力者であり、SGの優勝争いでもたびたび注目される存在です。
2026年11月3日の日本選手権でも、青山選手が優勝、鈴木選手が2着という結果になっています。
【オッズ・払戻金】2026年優勝戦の配当と車券結果
オートレースグランプリを振り返るうえで、優勝戦のオッズと払戻金も気になるポイントです。
2026年8月16日の伊勢崎12Rでは、青山周平選手が1着、鈴木圭一郎選手が2着、早川清太郎選手が3着となりました。
その結果、3連単は3→2→4で1,050円。2番人気での決着でした。
2026年優勝戦の主な払戻金| 車券の種類 | 組み合わせ | 払戻金 |
|---|---|---|
| 単勝 | 3 | 150円 |
| 複勝 | 3 | 110円 |
| 2連複 | 2-3 | 170円 |
| 2連単 | 3→2 | 310円 |
| ワイド | 2-3 | 120円 |
| 3連複 | 2-3-4 | 480円 |
| 3連単 | 3→2→4 | 1,050円 |
100円を購入した場合の払戻金。2026年8月16日伊勢崎12Rの確定結果。
3連単が1,050円になった理由今回の優勝戦は、1番人気の青山選手が順当に勝利し、2番人気の鈴木選手が2着に入る展開でした。
3着には4番人気の早川清太郎選手が入り、上位人気を中心とした決着となりました。
3連単は1着・2着・3着をすべて着順どおりに当てる車券です。
そのため、3選手の能力だけでなく、スタートタイミングや試走タイム、当日の走路状態も予想材料になります。
オートレースのオッズを見るときの注意点初心者が車券を検討する際は、人気順だけで判断しないことが大切です。
特にSGでは、以下の項目を総合的に確認する必要があります。
- 試走タイムと実際の競走タイム
- スタートタイミング(ST)
- 選手の直近の競走成績
- 良走路・湿走路などの走路状態
- 過去の同競走場での実績
なお、オッズは購入状況によって変動し、過去の払戻金が次回大会の配当を保証するものではありません。車券の購入は20歳になってから、無理のない範囲で楽しむことが前提です。
【プロの結論】2026年大会から読み解く青山周平の強さとSGの本質
2026年のオートレースグランプリを振り返ると、単に青山選手が優勝したという結果以上に、SGで勝ち続けるための条件が見えてきます。
1.スタートの精度が優勝争いを左右する2026年の優勝戦で青山選手が記録したSTは0.05でした。
2着の鈴木選手も0.06と非常に速いスタートでしたが、青山選手が先に主導権を握りました。
オートレースはスタート直後の位置取りが、その後の展開に大きく影響する競技です。
特に今回のような0mオープン戦では、スタートのわずかな差が勝負の流れを変える要因になります。
2.選考条件は年間を通じた実力を評価する仕組みグランプリの出場選考では、前回優勝者やS級選手だけでなく、GI優勝戦などの得点も重視されます。
このため、一時的な好調だけでなく、長期間にわたる競走成績が問われます。
ファンが出場選手を予想する際も、直近の優勝回数だけでなく、GI・GIIなどのグレード別実績を見ると選考の仕組みが理解しやすくなります。
3.青山周平のSG通算22勝は新たな歴史的記録2026年8月16日のグランプリ優勝時点で、青山選手のSG優勝回数は21回でした。
これは高橋貢選手の21勝に並ぶ歴代最多タイ記録です。
しかし、2026年11月3日のSG第58回日本選手権オートレースで再び優勝。ついに通算22回目のSG制覇を達成し、単独最多記録を打ち立てました。
この記録更新はAUTORACE.JPからも正式に発表されています。
4.大会を楽しむための判断基準オートレースグランプリを観戦するなら、次のような視点を持つとレースの理解が深まります。
- 選考段階では、GI優勝歴と優勝戦得点を確認する。
- 予選では、単発の1着よりも平均競走得点に注目する。
- 準決勝では、8周回を走り切る安定感を見る。
- 優勝戦では、試走タイムとST、走路状態を合わせて判断する。
- 歴代記録では、同一大会の優勝回数とSG通算優勝回数を区別する。
特に注意したいのが、グランプリ優勝回数とSG全体の優勝回数は別の記録だという点です。
青山選手の大会6勝と、2026年11月時点のSG通算22勝は、それぞれ異なる実績を示しています。
大会の歴史と選手個人のキャリアを分けて見ることで、記録の価値をより正確に理解できます。
【オートレースグランプリに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のオートレースグランプリの優勝者は誰ですか?
A1:青山周平選手です。2026年8月16日の第30回大会優勝戦で、鈴木圭一郎選手らを退けて優勝しました。大会通算6回目の制覇です。
Q2:オートレースグランプリ2026の開催日はいつでしたか?
A2:2026年8月11日から16日までの6日間です。群馬県の伊勢崎オートレース場でナイター開催されました。
Q3:2026年の優勝賞金はいくらですか?
A3:1,420万円です。第30回オートレースグランプリの優勝戦に設定された1着賞金です。
Q4:2025年のオートレースグランプリ優勝者は誰ですか?
A4:鈴木圭一郎選手です。2025年の第29回大会を制し、2026年大会には前回優勝者として出場しました。
Q5:オートレースグランプリの出場選手はどうやって決まりますか?
A5:前回優勝者、2026年度前期のS級選手、対象期間中のGI優勝者および優勝戦の得点上位者などから選抜されます。重複選手が出た場合には、得点上位者から追加選抜されます。
Q6:オートレースグランプリの優勝戦は何周ですか?
A6:10周回、5,100mです。準決勝戦を突破した8名が最終日の12Rで優勝を争います。
Q7:青山周平選手のSG優勝回数は何回ですか?
A7:2026年11月3日時点で22回です。第30回オートレースグランプリの優勝で21回となり、同日のSG第58回日本選手権オートレースでも優勝して22回に到達しました。高橋貢選手の21勝を上回る歴代単独最多記録です。
2026年の第30回オートレースグランプリは、青山周平選手の優勝で幕を閉じました。
8月16日の優勝戦では、0.05という好スタートから主導権を握り、10周回を逃げ切る見事なレースを披露。前年覇者の鈴木圭一郎選手を2着に抑え、2年ぶり6回目の大会制覇を達成しました。
今回の大会で押さえておきたい要点は次のとおりです。
- 開催期間は2026年8月11日~16日。
- 開催場は伊勢崎オートレース場。
- 優勝者は青山周平。
- 優勝賞金は1,420万円。
- 2着は鈴木圭一郎、3着は早川清太郎。
- 3連単の払戻金は1,050円。
- 出場選手は前回優勝者、S級選手、優勝戦得点上位者などから選抜。
- 2026年11月3日には青山周平がSG通算22勝の歴代最多記録を達成。
オートレースグランプリの魅力は、全国トップクラスの選手が集まり、予選から優勝戦まで長い期間を通じて実力を競い合うことにあります。
特に青山周平選手と鈴木圭一郎選手の対決は、今後のSG戦線を占ううえでも大きな見どころです。
第30回大会の結果だけでなく、歴代優勝者や出場選考の仕組み、決勝戦の展開まで押さえておけば、次回大会をより深く楽しめるでしょう。