「ミラ・ジョヴォヴィッチのバイオハザードは全部で何作品ある?」「アリスの正体は何者なのか?」「2026年の新作にもミラは出演するのか?」――ゲームを原作とする映画シリーズを調べると、こうした疑問に行き着く人は多い。ミラ・ジョヴォヴィッチが主人公アリスを演じた実写映画は、2002年から2016年までに公開された全6作品。アンブレラ社のT-ウイルスによって崩壊した世界を舞台に、記憶を失った女性が人類の運命を左右する存在へと変わっていく物語だ。
2026年11月現在、シリーズには新たな動きもある。9月18日にはザック・クレッガー監督による新作『バイオハザード』が北米公開された。ただし、こちらはアリスの物語を継ぐ続編ではなく、主人公もキャストも異なる新しい作品だ。この記事では、ミラ版全6作品の公開順、アリスの正体と能力、ポール・W・S・アンダーソンとの制作上の関係、ゲームとの違い、吹き替え声優、そして2026年の新作との位置づけまで整理する。
【まず全体像】ミラ・ジョヴォヴィッチ版『バイオハザード』はアリスが主人公の全6作品

ミラ・ジョヴォヴィッチ版『バイオハザード』は、カプコンの人気ゲームシリーズを原案とした実写映画だ。映画シリーズの中心人物は、ゲームの主人公ではなく、映画独自のキャラクターであるアリス。彼女がアンブレラ社の陰謀に巻き込まれ、T-ウイルスによる感染拡大と戦いながら、自身の過去を明らかにしていく。
ソニー・ピクチャーズの公式作品情報でも、2002年の第1作から2016年の『バイオハザード:ザ・ファイナル』までが全6作品としてまとめられている。したがって、「ミラ版の全6作品」という場合は、この6本を指す。
作品の大きな軸となるのが、巨大製薬企業アンブレラ社と、その研究施設で開発されたT-ウイルスだ。企業の利益や権力を優先した研究が制御不能となり、人間をアンデッドや異形の怪物へ変えてしまう。物語は地下研究所の閉鎖空間から始まり、やがて世界規模の終末へと拡大する。
このシリーズを理解するうえで押さえたいのは、単なるゾンビ映画ではないという点だ。アリス自身の出生、アンブレラ社の創業者一族、人工知能レッドクイーン、そして人類を救うための最後の選択が、6作品を通じて一本の物語につながっている。
【公開順ガイド】ミラ・ジョヴォヴィッチ版バイオハザード全6作品のあらすじと見どころ
初めて視聴するなら、公開順に鑑賞するのが最も分かりやすい。各作品は基本的に前作の出来事を引き継いでおり、後半になるほどアリスの過去やアンブレラ社の計画に関する情報が明らかになる。
| 公開年 | 作品名 | 物語の中心・見どころ |
|---|---|---|
| 2002年 | バイオハザード | 地下研究所ハイブで目覚めたアリスが、T-ウイルスの感染とアンブレラ社の秘密に直面する第1作。 |
| 2004年 | バイオハザードII アポカリプス | ラクーンシティの感染拡大。ジル・バレンタインやネメシスが登場する。 |
| 2007年 | バイオハザードIII | 荒廃した世界を舞台に、アリスの能力とアンブレラ社のクローン計画が描かれる。 |
| 2010年 | バイオハザードIV アフターライフ | 生存者の救出とアルカディアを巡る戦い。アリスが特殊能力を失う展開も見どころ。 |
| 2012年 | バイオハザードV リトリビューション | アンブレラ社の巨大施設からの脱出。過去の仲間や敵との関係が複雑に絡み合う。 |
| 2016年 | バイオハザード:ザ・ファイナル | ハイブへの帰還。アリスの出生の秘密とT-ウイルスを巡る戦いに決着をつける最終章。 |
物語の始まりは、アンブレラ社が所有する地下研究施設ハイブだ。女性アリスは記憶を失った状態で目覚め、特殊部隊とともに研究施設へ向かう。そこではT-ウイルスが流出し、研究員たちが次々と怪物化していた。
施設を管理する人工知能レッドクイーン、レーザーによる防衛システム、ゾンビ化した研究員など、シリーズを象徴する要素が登場する。アリス自身も記憶を取り戻すにつれ、単なる事件の被害者ではないことが分かってくる。
閉鎖された地下施設という舞台を最大限に利用したサバイバルホラーで、後の大規模なアクション路線とは異なる緊張感が特徴だ。
第2作『バイオハザードII アポカリプス』(2004年)感染が地下施設だけにとどまらず、ラクーンシティ全体に広がる。アリスは街からの脱出を目指しながら、ジル・バレンタインやカルロスたちと行動をともにする。
ゲームでも知られるネメシスが登場し、原作ファンにとっても印象的な作品となった。第1作の閉鎖空間から都市全体へと舞台が広がり、シリーズのアクション性が強まった転換点でもある。
第3作『バイオハザードIII』(2007年)世界はすでにT-ウイルスによって荒廃し、文明の多くが失われている。アリスは砂漠化した土地を移動しながら生存者たちと行動し、アンブレラ社による研究と自分の能力の関係に向き合う。
本作では、アリスのクローンが重要な存在となる。彼女の身体に起きた変化も強調され、単純な戦闘能力を超えた特殊な力が描かれるようになった。
第4作『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年)アリスはアンブレラ社への反撃を続けながら、生存者が集まる場所アルカディアを目指す。クレア・レッドフィールドらとの再会や、ウェスカーとの対決が物語を動かす。
注目すべきは、アリスがそれまでの超人的な能力を失うことだ。ポール・W・S・アンダーソン監督は、主人公が強すぎると観客が彼女の危機を感じにくくなるため、再び人間として戦う状態に戻したと説明している。
また、3D映像を本格的に取り入れた作品としてもシリーズの方向性を変えた。
第5作『バイオハザードV リトリビューション』(2012年)アリスはアンブレラ社の施設に囚われ、複数の環境を再現した実験エリアからの脱出を試みる。エイダ・ウォン、レオン・S・ケネディ、ジル・バレンタインなど、ゲームでも知られるキャラクターが登場する。
それまでのシリーズで積み重ねられた人間関係が再構成され、アリスは人類の生き残りを懸けた大きな戦いに巻き込まれていく。終盤では、最終決戦の舞台となるワシントンD.C.へと物語がつながる。
第6作『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016年)最終作では、アリスがすべての始まりとなったラクーンシティのハイブへ戻る。アンブレラ社は人類の滅亡を前提とする計画を進めており、アリスは人類を救うための抗ウイルス剤を手に入れようとする。
ここで、アリスの出生とレッドクイーンの正体、アンブレラ社の創業者一族に関する秘密が明らかになる。シリーズ第1作から続いてきた謎を回収する構成であり、6作品を通して視聴してこそ理解しやすい最終章だ。
【ネタバレ解説】アリスの正体と能力は?T-ウイルスとの関係を整理
※このセクションには『バイオハザード:ザ・ファイナル』の重要なネタバレが含まれる。
アリスの正体はアリシア・マーカスのクローンシリーズを通じて最大の謎となっていたのが、アリスは何者なのかという問題だ。
最終作で明らかになるのは、アリスがアンブレラ社の創業者ジェームズ・マーカスの娘、アリシア・マーカスを基に作られたクローンだという事実である。
アリシアは若いころから早老症を患っており、父親のジェームズは娘を救うための研究を進めていた。その研究とT-ウイルスを巡る出来事が、やがてアンブレラ社の巨大な陰謀へとつながっていく。
つまりアリスは、偶然アンブレラ社の事件に巻き込まれた女性ではなかった。彼女の存在そのものが、企業の研究と創業者一族の歴史に結びついていたのである。
T-ウイルスによって獲得した特殊能力T-ウイルスは、アンブレラ社が研究していた架空のウイルスで、人間の身体に重大な変異を引き起こす。通常の感染者は知性を失い、ゾンビのような存在になるが、アリスの場合は異なる形で作用する。
- 身体能力の向上:筋力や反射神経、運動能力が強化される。
- 回復力の変化:通常の人間を超える回復能力を見せる場面がある。
- 念動力:物体に触れずに動かすなど、超能力に近い力を発揮する。
- 感染への特殊な適応:T-ウイルスとの共存に近い状態を維持する。
ただし、能力は全作品で一定ではない。『アフターライフ』ではウェスカーによってウイルスの作用を抑えられ、アリスは特殊能力を失う。以降の作品でも状況に応じて身体能力や感染状態の描写が変化する。
最終作の結末でアリスは死亡したのか?『ザ・ファイナル』の終盤では、アリスがハイブから抗ウイルス剤を持ち出し、地上で放出する。抗ウイルス剤はT-ウイルスに感染した存在を破壊する働きを持つため、アリス自身も命を落とす可能性があった。
しかし、彼女は感染したウイルスだけを除去され、正常な細胞を保つことができたため、生き延びる。レッドクイーンはアリシアの幼少期の記憶をアリスに引き継がせる。
この結末は、アリスが初めて自分自身の過去を手に入れる展開でもある。世界中に抗ウイルス剤が広がるまでには時間が必要であり、彼女の戦いは完全には終わっていない。最終作は、世界の完全な復興を描くのではなく、希望を残して物語を閉じている。
【出演理由と制作秘話】ミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソンの関係
ミラ・ジョヴォヴィッチがアリス役を引き受けた背景には、意外にも家族とのゲーム体験があった。
出演のきっかけは弟と遊んだゲーム2002年の英国版Vogueのインタビューで、ミラは弟が『バイオハザード』のゲームに夢中だったことを明かしている。弟と一緒に何時間もゲームを遊んでいた経験が、映画への関心につながった。
また、彼女は映画『エイリアン』のファンでもあり、シガニー・ウィーバーが演じたリプリーのような、強く行動力のある女性主人公に魅力を感じていた。
当時のアクション映画では、男性主人公が中心となる作品も多かった。ミラは女性が物語を主導し、自ら危険に立ち向かう役柄に強い関心を持っていた。アリスというキャラクターは、こうした彼女の志向とも重なっていた。
ポール・W・S・アンダーソン監督がアリスを生み出した理由シリーズの方向性を決めた人物が、脚本と監督を担当したポール・W・S・アンダーソンだ。
アンダーソンはゲームの世界観やクリーチャー、アンブレラ社の設定を映画に取り入れながら、主人公には独自のキャラクターを採用した。
アリスがゲームに登場しない理由について、アンダーソンはゲームを忠実に再現するだけではなく、ゲームを知らない観客も物語に入り込めるようにしたかったという趣旨を語っている。記憶を失ったアリスと一緒に世界の秘密を知っていく構成は、ゲーム未経験者にも理解しやすい仕掛けだった。
第1作の脚本を巡るミラと監督のやり取り映画制作の舞台裏で興味深いのが、第1作の脚本変更を巡る出来事だ。
映画情報メディアInverseの制作関係者インタビューによると、ミラは撮影前の脚本変更によってアリスの重要なアクション場面が減らされたことに強く反発した。撮影地のベルリンに到着した後、アンダーソンと脚本をページごとに確認し、アリスの役割を取り戻すために話し合ったという。
この出来事は、ミラが単にアクションを演じる主演俳優ではなく、主人公の人物像やシリーズの方向性にも関わっていたことを示している。
アンダーソンは全6作品のうち第1作、第4作、第5作、第6作で監督を担当し、シリーズ全体の脚本・制作にも深く関わった。監督と主演が同じ世界観を長期にわたって育てたことが、作品間の連続性を支えた大きな要因だ。
【ゲームとの違いと評判】なぜ映画版は賛否両論なのか
ミラ版『バイオハザード』を語る際、避けて通れないのが映画とゲームの違いだ。両者は共通の世界観を持ちながら、主人公や物語の進め方に大きな違いがある。
映画オリジナルのアリスとゲームの主人公たちゲームの『バイオハザード』では、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、レオン・S・ケネディ、クレア・レッドフィールドなどが主要人物として登場する。
一方、ミラ版映画の中心人物はアリスだ。彼女はカプコンのゲーム本編に登場するキャラクターではなく、映画のためにアンダーソンが生み出したオリジナルキャラクターである。
この違いは、単に登場人物を変更したというだけではない。映画ではアリスの記憶や出生の秘密を中心に物語を構成し、ゲームとは異なる独自の時間軸と設定を形成している。
映画とゲームの主な違い- 主人公:映画はアリス中心、ゲームは作品ごとにクリス、ジル、レオン、クレアなどが主人公となる。
- 物語:映画はアンブレラ社とアリスの因縁を中心に展開。ゲームは各主人公の事件や調査を通じて世界観を広げる。
- アクション:映画は銃撃戦や格闘、超人的能力を活用した大規模アクションが中心。
- ホラー表現:ゲームは探索、謎解き、限られた資源による緊張感を重視する作品が多い。
- キャラクター設定:映画独自の人物関係やクローン設定があり、ゲーム本編の正史とは一致しない。
アンダーソン監督は2026年のGameSpotによるインタビューでも、2002年の映画でゲームの筋書きをそのまま再現しなかった理由について説明している。ホラー映画では、観客が展開や裏切り者を最初から知ってしまうと驚きが弱くなるため、新しい物語を構築したという考え方だ。
ミラ版の評判は?批評家とファンで評価が分かれる理由シリーズの評価は一枚岩ではない。ゲームの設定やキャラクターを忠実に再現してほしいファンからは、アリス中心のストーリーや大胆な設定変更に対して批判的な意見が出てきた。
一方、ゲームの知識がなくても楽しめるアクションホラーとして評価する観客もいる。ミラの身体能力を生かした格闘シーン、次々と変化する敵、シリーズを通じて強くなるアリスの存在感は、映画版ならではの魅力だ。
商業的な実績も大きい。カプコンが2019年に公表した映画化に関する資料では、2002年から2016年までの6作品の世界興行収入は合計約12億ドルとされている。批評評価だけでは測れない、長期的な観客の支持を獲得したシリーズだった。
つまり、映画版への評価を考える際には、ゲームの再現度と映画単体の娯楽性を分けて見る必要がある。ゲームのストーリーを忠実に追いたい人には違和感が残る可能性があるが、女性主人公のサバイバルアクションを楽しみたい人には魅力的な作品群だ。
【2026年最新】ミラ・ジョヴォヴィッチの現在と新作リブートの違い
2026年の『バイオハザード』新作は、ミラ版全6作品とは異なる新しい物語として制作された。ここを混同すると、シリーズの視聴順や登場人物について誤解しやすい。
2026年新作はザック・クレッガー監督による新しい物語ソニー・ピクチャーズの公式発表によると、新作『バイオハザード』は2026年9月18日に北米で公開された。監督・脚本は『バーバリアン』や『Weapons』で知られるザック・クレッガー、脚本にはシェイ・ハッテンも参加している。
主演はオースティン・エイブラムス。彼が演じるのはブライアンという医療品の配送員で、ある夜に想像を絶する事態に巻き込まれ、生き残りを懸けた逃走を繰り広げる。
公式あらすじでは、新しい物語としてフランチャイズを再構築する方針が示されている。ミラ・ジョヴォヴィッチのアリスを主人公とする続編ではなく、新しい登場人物と設定でシリーズを再出発させた作品だ。
2021年の『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』との関係実写映画の再始動は2026年が初めてではない。2021年には『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』が公開されている。
同作はジョハネス・ロバーツ監督による作品で、ゲームの初期作品に登場するラクーンシティやアンブレラ社、クリス、ジル、レオン、クレアなどを中心に物語を再構成した。
つまり、実写映画には大きく分けて次の3つの流れがある。
- 2002~2016年:ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアリスを主人公とする全6作品。
- 2021年:ゲーム初期作品の設定を重視した『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』。
- 2026年:ザック・クレッガー監督による新しい主人公ブライアンの物語。
これらは同じ『バイオハザード』の名称を持つが、ひと続きのストーリーとして鑑賞する必要はない。特に2026年作をミラ版の第7作と考えるのは誤りだ。
ミラ・ジョヴォヴィッチの現在は?2026年も映画出演を継続ミラ・ジョヴォヴィッチは2026年も俳優として活動している。本人の公式サイトに掲載された作品情報では、2026年公開作として『Worldbreaker』と『Protector』が紹介されている。
『Worldbreaker』は異次元から現れた脅威に対抗する父娘を描いた作品で、ミラも出演している。『Protector』では元軍人のニッキーを演じ、誘拐された娘を救うために犯罪組織と対峙する。こちらは2026年3月6日公開のアクション映画だ。
いずれもアリス役とは異なる人物像であり、ミラがアクション作品で培った経験を生かしながら活動を続けていることが分かる。
なお、2026年の新作『バイオハザード』のソニー公式キャスト情報には、ミラ・ジョヴォヴィッチの名前は掲載されていない。新作への出演を前提に考えるのではなく、アリスの物語は2016年の『ザ・ファイナル』で一区切りを迎えたと理解するのが適切だ。
【よくある質問】ミラ・ジョヴォヴィッチ版バイオハザードに関するFAQ
Q1:ミラ・ジョヴォヴィッチ版『バイオハザード』は全部で何作品ありますか?
A1:全6作品です。2002年の『バイオハザード』から2016年の『バイオハザード:ザ・ファイナル』までがアリスを主人公とするシリーズです。
Q2:アリスはゲームにも登場するキャラクターですか?
A2:いいえ。アリスは映画オリジナルのキャラクターです。ゲームにはジル、クリス、レオン、クレアなどが登場しますが、アリスはゲーム本編の主要人物ではありません。
Q3:2026年の新作にミラ・ジョヴォヴィッチは出演していますか?
A3:ソニーの公式キャスト情報では出演者として発表されていません。2026年作はオースティン・エイブラムス演じる医療品配送員ブライアンを主人公とする新しい物語です。
Q4:アリスの日本語吹き替えを担当している声優は誰ですか?
A4:本田貴子さんです。ソニー・ピクチャーズの全6作品パックでも、ミラ・ジョヴォヴィッチの吹き替え担当として本田貴子さんが記載されています。最終作までアリスを演じた声優として知られています。
Q5:『バイオハザード:ザ・ファイナル』でアリスは死亡しますか?
A5:死亡しません。抗ウイルス剤によって体内のT-ウイルスは除去されますが、正常な細胞は保たれ、アリスは生き延びます。最後にはアリシアの幼少期の記憶も受け取ります。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版『バイオハザード』の魅力は、アリスという映画オリジナルの主人公を中心に、アンブレラ社、T-ウイルス、クローン技術、人工知能、そして人類の生存を巡る物語を6作品かけて描いたことにある。
2002年の第1作では記憶を失った女性として登場したアリスが、2016年の最終作では自分の出生の秘密を知り、人類を救うための決断を下す。この変化こそが、シリーズを通して鑑賞する最大の価値だ。
作品選びの判断基準は明確である。
- アリスの物語を最初から最後まで楽しみたい人:2002年から2016年までの全6作品を公開順に視聴する。
- ゲームの世界観や登場人物を重視する人:ゲーム本編や2021年の『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』も候補にする。
- 2026年の新しいホラー作品を見たい人:ザック・クレッガー監督の新作から鑑賞する。過去6作品の予習は必要ない。
ミラ版はゲームの完全再現ではない。しかし、独自の主人公を据えた女性主導のアクションホラーとして、約15年にわたって世界中の観客を引きつけた実績がある。
2026年の新作は、その歴史を引き継ぐというより、別の視点から『バイオハザード』の世界を描き直す試みだ。アリスの物語を楽しみたい人は全6作品を公開順に、新しい恐怖とサバイバルを体験したい人は2026年作を選ぶ。この違いを理解しておけば、シリーズ作品を混同することなく、それぞれの魅力を味わえる。
主な事実確認資料
- ソニー・ピクチャーズ公式:全6作品の作品情報、吹き替えキャスト。
- カプコン公式:ゲームの世界観、映画化の実績。
- Inverse:ミラとアンダーソン監督の制作インタビュー。
- British Vogue:2002年の出演理由に関するインタビュー。
- ソニー・ピクチャーズ公式:2026年新作の公開日・監督・出演者。
- ミラ・ジョヴォヴィッチ公式サイト:2026年の出演作品。