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【作品の評判・感想】『This is I』が評価される理由と賛否のポイント

橘 悠人 橘 悠人 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
目次

『This is I』の評価を考えるうえで注目したいのは、望月春希の演技、音楽の使い方、そして実話をエンターテインメントに仕立てた演出の3点だ。

1. 望月春希の演技に注目が集まる

Real Soundの映画評では、望月の演技とスクリーン上での存在感が高く評価されている。

特に、主人公が自分らしさを見つけていく過程を、身体表現や表情を通して描いている点が見どころとして挙げられた。

単に華やかな衣装やダンスを披露するだけではなく、幼少期の葛藤からステージで輝くまでの変化を表現しているところが、主演としての見応えにつながっている。

2. 音楽とダンスが重いテーマを包み込む

本作では、80〜90年代の楽曲を中心に、時代を象徴する音楽が物語に組み込まれている。

Netflixの公式発表では、山下久美子の「赤道小町ドキッ」を使用した映像も紹介された。また、松浦亜弥の「Yeah! めっちゃホリディ」など、はるな愛のパフォーマンスと結びつく楽曲も作品を彩っている。

音楽が単なる懐かしさを演出するための装置ではなく、主人公が自分を表現するための手段になっている点が特徴だ。

3. 評価が分かれるのはミュージカル演出の強さ

一方、すべての視聴者が同じ部分を評価しているわけではない。

映画.comに掲載された視聴者レビューには、華やかなミュージカルシーンが強く、深刻な医療ドラマとのバランスが気になったという意見もある。

シネマトゥデイの映画短評では、作品を爽やかなサクセスストーリーとして評価する一方、和田医師の存在や中村 中の演技にも注目している。

2026年の視聴者評価を数字で見る



Filmarks掲載評価
好意的な評価が中心

3.9 / 5.0

はるな愛netflix望月春希

レビュー投稿数:25,046件(2026年10月下旬に確認できた掲載情報)


4.1〜5.0
27%





3.1〜4.0
65%





2.1〜3.0
7%





1.0〜2.0
1%




Filmarksのユーザー投稿に基づく掲載値。専門家による映画賞や公式評価とは異なる。

また、Real Soundは2026年2月17日の映画評で、配信直後にNetflix国内の「今日の映画TOP10」で1位を獲得したことを紹介している。配信初期に視聴者の関心を集めたことが分かる。

どんな人におすすめできる作品なのか

- はるな愛の人生や芸能活動の背景を知りたい人
- 望月春希の演技や新しい俳優の表現に興味がある人
- 80〜90年代の音楽や懐かしい歌謡曲が好きな人
- LGBTQ+をめぐる歴史や医療の問題に関心がある人
- 人との出会いによって人生が変わるヒューマンドラマを見たい人

反対に、史実を時系列どおりに追うドキュメンタリーや、医療現場の詳細な再現を期待する人には、ミュージカル的な演出やドラマとしての脚色が強く感じられる可能性がある。

【プロの結論】『This is I』の本当の見どころは、はるな愛の成功までの道のりにある

本作を理解するうえで重要なのは、はるな愛の人生を「エアあややで有名になったタレントの成功物語」だけで捉えないことだ。

テレビで見せる明るいキャラクターの背景には、自分自身のあり方を模索した時間、周囲の偏見との闘い、そして人生を変える人々との出会いがあった。

『This is I』は、その過程を主人公・アイの物語として描いている。

特に注目すべきは、次の3つの視点だ。

第一に、望月春希の演技は、過去の人物を再現するだけではない。

はるな愛本人から指導を受けながらも、望月自身の感性を生かした新しい主人公を作り上げた。本人の模倣ではなく、人生の背景にある感情を理解しようとしたことが、この作品の表現上の大きな特徴である。

第二に、斎藤工が演じる和田耕治医師の物語も見逃せない。

患者の人生に向き合うなかで、医師自身も変わっていく。医療を提供する側と受ける側を一方的な関係として描かず、双方が互いに影響を与える構成が作品に奥行きを生んでいる。

第三に、エアあややは単なる懐かしの芸ではない。

はるなが望月に伝えたのは、遠くの観客まで自分の表現を届けるというステージ精神だった。華やかなパフォーマンスの背後にある、夢を諦めない姿勢が主人公の人生と重なっている。

また、映画で描かれる性別適合手術の歴史的背景は、現代の医療制度や治療の選択肢をそのまま説明するものではない。作品を通じて過去の社会状況を知ることと、現在の医療情報を理解することは分けて考える必要がある。

この視点を持って鑑賞すれば、作品の華やかな部分だけでなく、その裏側にある人間ドラマもより深く受け取れるはずだ。

【はるな愛と望月春希、Netflix映画『This is I』】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:Netflix映画『This is I』の配信日はいつですか?

2026年2月10日です。Netflixで世界独占配信が開始されました。主演は望月春希、監督は松本優作です。

Q2:はるな愛と望月春希は実際にどのような関係ですか?

二人は親族ではありません。望月春希は、はるな愛の半生をもとにした映画の主演俳優です。はるな本人は特別協力として参加し、役作りやエアあややの指導を行いました。

Q3:斎藤工が演じる和田耕治医師は実在する人物ですか?

実在した医師です。はるな愛の性別適合手術に関わった人物で、映画ではアイの人生を大きく変える存在として描かれています。斎藤工は和田医師の家族から所作などを聞き、役作りに取り入れました。

Netflix映画『This is I』は、はるな愛の半生をもとに、望月春希が主人公・アイを演じた実話ベースのヒューマンドラマだ。

2026年2月10日の配信開始から注目を集め、斎藤工が演じる医師・和田耕治との出会い、性別適合手術をめぐる実話、そして「エアあやや」の再現など、多くの見どころを持つ。

作品をより深く楽しむために覚えておきたい要点は次のとおり。

- 望月春希: 約2か月のオーディションを経て主演に抜擢された俳優。
- はるな愛: 特別協力として参加し、本人直伝のエアあややを望月に伝えた。
- 斎藤工: 実在した医師・和田耕治を演じ、家族からも人物像を学んだ。
- 松本優作: 監督として、音楽とダンスを融合した作品を作り上げた。
- 鈴木おさむ: 企画を担当し、はるな愛の人生と医師の物語を映画につないだ。

何より印象的なのは、はるな愛が望月春希に自分のまねを求めなかったことだ。

過去の自分をそのまま再現するのではなく、新しい世代の俳優が自分なりのアイを演じる。その考え方こそ、作品のタイトル『This is I』が伝える、自分自身を肯定するというテーマにも重なっている。

『This is I』は、はるな愛の過去を描くだけの映画ではない。望月春希という新しい表現者を通して、一人の人間が自分らしく生きることの意味を次の世代へつないでいく作品でもある。

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