『アメトーーク!』の人気企画「運動神経悪い芸人」は、運動が苦手な芸人たちがスポーツに挑戦し、予想外の動きや珍プレーで笑いを生み出す人気シリーズだ。2010年11月11日に初回が放送され、サバンナ高橋茂雄、フルーツポンチ村上健志の「ヒザ神」、フットボールアワー後藤輝基、ナイツ塙宣之、東京03豊本明長ら個性豊かな出演者によって、年末恒例の大型企画へと成長した。
2025年12月30日の年末6時間SPでは、サバンナ高橋をキャプテンに、フルーツポンチ村上、東京03豊本、ナイツ塙、真空ジェシカ・ガクら14人が出演。2026年は「踊りたくない芸人」にも塙が越境出演するなど、関連企画にも動きが見られる。ここでは歴代メンバー、2025年末の出演者一覧、名物キャラクター、やらせ疑惑の論点、2026年の最新状況まで整理する。
【企画の歴史】運動神経悪い芸人は2010年11月11日に誕生!

「運動神経悪い芸人」のスタートは、2010年11月11日放送の『アメトーーク!』だ。
テレビ朝日の公式バックナンバーによると、初回に出演したのはサバンナ高橋茂雄、よゐこ有野晋哉、笑い飯・西田幸治、ナイツ塙宣之、東京03豊本明長、フルーツポンチ村上健志、ザブングル松尾陽介の7人。
この初回は、現在まで続くシリーズの原点となった。特に注目を集めたのが、フルーツポンチ村上の独特な走り方や、膝がほとんど曲がらないように見える動きだった。番組内で発見されたこの特徴が、後に「ヒザ神」という名物キャラクターにつながっていく。
2011年には、年末の大型特番でも「運動神経悪い大賞」が展開された。サバンナ高橋、よゐこ有野、フットボールアワー後藤、笑い飯・西田、ナイツ塙、東京03豊本、麒麟・川島、ザブングル松尾、フルーツポンチ村上らが出演。初期の7人を中心に出演者が広がり、人気企画としての土台が築かれた。
歴代メンバーは固定ではなく、時代とともに変化初期からの中心メンバーは、サバンナ高橋、笑い飯・西田、ナイツ塙、東京03豊本、ザブングル松尾、フルーツポンチ村上らだ。
その後、フットボールアワー後藤や麒麟・川島なども常連として定着。さらにライス田所、レインボー池田、すゑひろがりず三島、パーパーほしのディスコ、ザ・マミィ酒井、真空ジェシカ・ガクといった新しい世代の芸人も加わってきた。
2019年の放送では、川田裕美やBOYS AND MENの小林豊らも参加している。出演者の顔ぶれは毎回同じではなく、競技や企画の内容によって変わる仕組みだ。
【歴代メンバー一覧】出演者同士の関係と名物キャラクターを整理
歴代メンバーを理解するには、初期から企画を支える常連組と、後から加わった個性派メンバーに分けると分かりやすい。
特に番組を象徴するのは、運動中の特徴的な動きに名前が付いた芸人たちだ。テレビ朝日の番組紹介でも、後藤の「ドヤ王」、豊本の「ガチ中のガチ」、西田の「陶芸家」、村上の「ヒザ神」といった呼び名が紹介されている。
| 芸人 | 所属・コンビ | 企画での特徴・関係 |
|---|---|---|
| 高橋茂雄 | サバンナ | キャプテン。初回から参加する中心人物 |
| 村上健志 | フルーツポンチ | ヒザ神。初回で特徴的な動きが注目された |
| 後藤輝基 | フットボールアワー | ドヤ王。常連メンバーの一人 |
| 塙宣之 | ナイツ | 初回からのメンバー。踊りたくない芸人にも越境参加 |
| 豊本明長 | 東京03 | ガチ中のガチ。競技に真剣に取り組む常連 |
| 西田幸治 | 笑い飯 | 陶芸家という愛称で知られる初期からの常連 |
| 松尾陽介 | 元ザブングル | 初期から参加する歴代メンバー |
| 川島明 | 麒麟 | 初期シリーズの拡大期から参加する常連 |
| 田所仁 | ライス | 後年のシリーズを支えるメンバー |
| 池田直人 | レインボー | 2025年末の出演メンバー |
| ガク | 真空ジェシカ | 独特な動きで注目を集めるメンバー |
| 三島達矢 | すゑひろがりず | 運動系・ダンス系の企画にも参加 |
| ほしのディスコ | パーパー | 2025年末の出演メンバー |
| 酒井貴士 | ザ・マミィ | 運動・ダンス系企画で活躍するメンバー |
サバンナ高橋茂雄は、企画のキャプテンとして出演者をまとめる存在だ。初回から参加しているため、シリーズの歴史を知るうえでも欠かせない。
フルーツポンチ村上健志は、何といっても「ヒザ神」。走る、跳ぶといった基本的な動作で見せる独特のフォームが特徴だ。初回放送から番組の象徴的な存在になった。
フットボールアワー後藤輝基は「ドヤ王」。本人の自信満々な姿勢と、実際の競技で起こる予想外の結果とのギャップが笑いにつながる。
東京03豊本明長は「ガチ中のガチ」。競技に真剣に取り組む姿勢と、思いどおりにならない動きの対比が見どころとなっている。
笑い飯・西田幸治は「陶芸家」という呼び名でも知られる。独特な動作やフォームが、番組内のキャラクターとして定着している。
【2025年最新出演者一覧】年末6時間SPに登場した14人
2025年12月30日(火)午後5時30分から午後11時40分まで放送された『アメトーーーーーーーーーーーーク 年末6時間SP』では、恒例の「運動神経悪い芸人」が登場した。
テレビ朝日の公式番組情報とテレ朝POSTの出演者紹介によると、競技に挑戦したメンバーは次の14人だ。
【2025年12月30日・運動神経悪い芸人の出演者】
- サバンナ・高橋茂雄
- フットボールアワー・後藤輝基
- ナイツ・塙宣之
- 麒麟・川島明
- 東京03・豊本明長
- 元ザブングル・松尾陽介
- 笑い飯・西田幸治
- レインボー・池田直人
- 真空ジェシカ・ガク
- ライス・田所仁
- すゑひろがりず・三島達矢
- パーパー・ほしのディスコ
- ザ・マミィ・酒井貴士
- フルーツポンチ・村上健志
スタジオ側にはアンタッチャブル山崎弘也と生見愛瑠も出演した。競技に参加する芸人と、リアクションやコメントで盛り上げる側を区別して見ると、出演者の構成が理解しやすい。
2025年末の見どころは新旧メンバーの組み合わせ2025年の放送では、サッカー、野球、水泳、陸上、ラグビー、バドミントンなど、複数の競技に挑戦した。
特にサッカーのワンツーからシュートに挑む企画では、コンビで協力するはずが、思いどおりに連携できず小競り合いが発生。豊本とガクの組み合わせでは、ガクの予想外の動きにスタジオが驚く場面もあった。
また、高橋と三島のやり取り、後藤と村上のコンビプレー、川島の助言を受けて松尾が動きを変える展開など、単純な運動の失敗だけではない芸人同士の関係性も見どころになった。
この構成は、長年の常連が作る安心感と、新しいメンバーが持ち込む予測不能な動きを組み合わせたものだ。単独の珍プレーだけでなく、誰と誰が組むかによって笑いの方向が変わる点も、年末企画の魅力になっている。
【2026年最新動向】運動神経悪い芸人の新作と年末SPは?
2026年11月3日時点での放送状況2026年の動向を確認する際に注意したいのが、「運動神経悪い芸人」と「踊りたくない芸人」は別企画だという点だ。
テレビ朝日の2026年公開バックナンバーでは、9月27日に「踊りたくない芸人・第1夜」、10月1日に「踊りたくない芸人・第2夜」が放送されている。一方、公開されている2026年の番組ラインナップには、11月3日時点で「運動神経悪い芸人」の新作放送は掲載されていない。
2026年末の「運動神経悪い芸人」についても、出演者一覧や放送日時の公式発表は確認できない。したがって、2025年末の14人をそのまま2026年の確定メンバーとして扱うことはできない。
2026年はナイツ塙が「踊りたくない芸人」に越境参加2026年9月27日と10月1日の「踊りたくない芸人」では、小宮浩信(三四郎)、加賀翔(かが屋)、阪本(マユリカ)、三島達矢(すゑひろがりず)、酒井貴士(ザ・マミィ)らが出演した。
加えて、初参加の赤木裕(たくろう)、秋定遼太郎(滝音)に加え、「運動神経悪い芸人」からナイツ塙宣之が越境参加。運動系企画で知られる塙が、ダンスという異なるジャンルに挑戦した。
この出演は、2026年における両企画のつながりを象徴する出来事だ。常連芸人のキャラクターを別の課題に持ち込むことで、視聴者に新しい一面を見せる試みになっている。
【名場面を振り返る】ヒザ神だけではない人気の理由
村上健志のヒザ神がシリーズの象徴にシリーズを代表する名場面として外せないのが、フルーツポンチ村上の「ヒザ神」だ。
走るときも跳ぶときも、膝の動きが独特に見える村上のフォームは、初回放送から大きなインパクトを残した。単なる一度の失敗ではなく、さまざまな競技で繰り返し登場することで、番組を代表するキャラクターへと成長した。
ただし、「ヒザ神」はあくまで番組上の愛称であり、医学的な診断名や身体機能の評価ではない。
後藤のドヤ王と豊本のガチ中のガチ後藤の「ドヤ王」は、本人の自信や堂々とした態度と、実際のプレーとのギャップが面白さを生むキャラクターだ。
一方、豊本は競技に対する真剣さが特徴。本人が真面目に取り組むほど、予想外の動きが生まれるという構造が笑いにつながる。
西田の「陶芸家」も含め、こうした呼び名は単なる出演者紹介ではない。長いシリーズのなかで積み重なった動きやリアクションが、視聴者にとって分かりやすいキャラクターとして定着したものだ。
新メンバーの登場が名場面を更新する真空ジェシカ・ガクやレインボー池田、ライス田所、ザ・マミィ酒井など、後から参加した芸人たちもシリーズに新しい展開を加えている。
2025年末のガクのサッカーでの動きは、その一例だ。既存メンバーのヒザ神やドヤ王だけでは生まれない新しい珍プレーが加わることで、長年続く企画にも新鮮さが生まれる。
番組の面白さは、出演者の運動能力の低さだけで成立しているわけではない。本人の真剣さ、競技の難易度、相手との組み合わせ、スタジオのリアクション、映像の見せ方が組み合わさって一つのコントのような展開になる。
【やらせの真相】本当に運動が苦手なのか?踊りたくない芸人との違いも検証
運動神経悪い芸人はやらせなのか「運動神経悪い芸人」を検索すると、必ずといっていいほど出てくるのが、出演者は本当に運動が苦手なのか、わざと失敗しているのではないかという疑問だ。
この疑問が生まれる理由は理解できる。普通の運動不足や苦手意識だけでは説明しにくいように見える動きがあり、同じ出演者が毎年のように特徴的な失敗を見せるためだ。
2026年10月にも、ライブドアニュースで『アメトーーク!』の「できない」系企画に対する視聴者の反応が取り上げられた。記事では、動きがわざとらしく見えるという批判がある一方、本人は真剣に取り組んでいるのではないかという見方も紹介されている。
ここで区別したいのは、番組の演出と、出演者が失敗を意図的に演じているという主張は別の問題だということだ。
バラエティ番組では、リプレイ、テロップ、ナレーション、スタジオのツッコミなどによって、プレーの面白さを強調する演出が行われる。こうした編集によって、実際の動き以上に奇妙な印象を受けることもある。
しかし、編集で面白く見せていることだけを理由に、出演者が失敗を演技していると断定することはできない。公開されている番組情報や報道からは、出演者に失敗を演じるよう指示したと確定できる証拠は示されていない。
つまり、現段階で整理できるのは、演出の強さやマンネリ感を疑問視する視聴者がいる一方、出演者の真剣な挑戦を楽しむ視聴者もいるということだ。「やらせ確定」という理解は適切ではない。
運動神経悪い芸人と踊りたくない芸人は何が違う?両企画は似ているように見えるが、挑戦する内容が異なる。
「運動神経悪い芸人」は、サッカー、野球、水泳、陸上など、スポーツ全般に挑戦する企画だ。走る、投げる、跳ぶ、ボールを扱うなど、さまざまな身体動作が見どころになる。
一方、「踊りたくない芸人」は、音楽に合わせた振り付けやダンスの課題に挑戦する企画。リズム感、振り付けの記憶、身体の動かし方、音楽とのタイミングなどが問われる。
テレビ朝日POSTが2019年に紹介した同企画でも、ダンスと一般的な運動能力は必ずしも同じではないという点が取り上げられている。
つまり、運動が苦手だからといって必ずダンスも苦手とは限らない。反対に、スポーツ経験があっても振り付けを覚えて踊ることが得意とは限らない。
2026年の塙のように、両企画に出演する芸人がいることも、二つの企画の違いを楽しむポイントだ。
2つの企画の違いを比較- 運動神経悪い芸人:スポーツ全般に挑戦し、予想外のフォームや珍プレーを楽しむ。
- 踊りたくない芸人:音楽や振り付けに挑戦し、リズムや動作のズレを楽しむ。
- 共通点:本人が課題に真剣に取り組む姿と、結果とのギャップが笑いになる。
【プロの結論】運動神経悪い芸人が長く愛される理由と今後の注目点
「運動神経悪い芸人」が2010年から長く続いている理由は、単純な運動の失敗を笑いに変えるだけではない。
最初に登場した高橋、村上、塙、豊本、西田らのキャラクターが視聴者に認識され、その後に後藤、川島、ガク、池田、田所、酒井などが加わることで、企画に継続性と新鮮さの両方が生まれている。
また、スポーツのルールを知らなくても楽しめるという点も大きい。難しい知識や予備知識がなくても、ボールを蹴る、走る、跳ぶといった動作を見れば、何が起きているのか直感的に理解できる。家族で視聴する年末特番との相性も良い。
一方、長寿企画だからこそ、同じキャラクターや演出の繰り返しに飽きる視聴者が出てくるのも自然なことだ。2026年に報じられた「わざとらしい」という批判は、企画の人気が続く一方で、見せ方の新鮮さが問われていることを示している。
今後の注目点は、常連メンバーの名物キャラクターを残しながら、新しい芸人や競技、組み合わせによってどれだけ意外性を生み出せるかという点にある。
視聴者にとっても、出演者の運動能力を厳密に判定する番組として見るより、本人の真剣さとバラエティとしての演出を分けて楽しむことが、この企画を長く楽しむポイントになる。
【運動神経悪い芸人に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:運動神経悪い芸人の初回放送はいつ?
A1:2010年11月11日。サバンナ高橋、よゐこ有野、笑い飯・西田、ナイツ塙、東京03豊本、フルーツポンチ村上、ザブングル松尾の7人が出演した。
Q2:運動神経悪い芸人のヒザ神は誰?
A2:フルーツポンチの村上健志。走る姿や膝の動きが特徴的だったことから「ヒザ神」という愛称で親しまれている。
Q3:2025年末の運動神経悪い芸人の出演者は誰?
A3:高橋茂雄、後藤輝基、塙宣之、川島明、豊本明長、松尾陽介、西田幸治、池田直人、ガク、田所仁、三島達矢、ほしのディスコ、酒井貴士、村上健志の14人。スタジオにはアンタッチャブル山崎弘也と生見愛瑠も出演した。
Q4:2026年の運動神経悪い芸人の出演者は発表された?
A4:2026年11月3日時点では、2026年末企画の出演者や放送日時について公式発表を確認できない。2025年の出演者がそのまま続投するかどうかも未確定だ。
Q5:運動神経悪い芸人はやらせなの?
A5:出演者が失敗を演じていると確定できる公開情報はない。番組の編集や演出によって動きが強調されることと、本人が意図的に失敗していることは区別する必要がある。
Q6:踊りたくない芸人との違いは?
A6:運動神経悪い芸人はスポーツ全般への挑戦、踊りたくない芸人は音楽に合わせたダンスへの挑戦が中心。必要とされる能力や課題が異なる別企画だ。
「運動神経悪い芸人」は、2010年11月11日の初回放送から続く『アメトーーク!』の人気シリーズだ。フルーツポンチ村上のヒザ神をはじめ、サバンナ高橋、フットボールアワー後藤、ナイツ塙、東京03豊本、笑い飯・西田らが個性的なキャラクターを築いてきた。
2025年12月30日の年末6時間SPでは14人が競技に挑戦し、常連と新しいメンバーが共演。2026年には塙が「踊りたくない芸人」に越境参加するなど、関連企画にも広がりが見られた。
ただし、2026年末の「運動神経悪い芸人」の出演者は、11月3日時点で公式発表されていない。今後の年末特番で誰が登場するのか、ヒザ神やドヤ王といったおなじみのキャラクターに新しい挑戦者が加わるのかが注目される。
長年愛される理由は、単なる失敗ではなく、芸人それぞれの個性と真剣な挑戦が生み出す予想外の面白さにある。歴代メンバーの歩みを知ってから番組を見ると、毎年の名場面や新メンバーの登場がさらに楽しめるはずだ。