2026年10月28日時点、ボクシング世界戦は11月に国内の大型興行が相次ぐ。注目は、11月26日の矢吹正道対ミエル・ファハルド、11月29日の増田陸対堤聖也をはじめ、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟が出場する世界タイトルマッチだ。海外では米国やサウジアラビアでの王座戦も控えており、日本時間での日程や配信サービスを把握しておくことが観戦の第一歩になる。
この記事では、発表済みの対戦カード、会場、開始予定時刻、Lemino・U-NEXT・DAZNなどの放送・配信情報を整理する。あわせて、直近の世界戦の試合結果、主要4団体の王座の仕組み、無料視聴の確認方法も解説する。興行開始時刻と個々の世界戦の開始時刻は異なるため、観戦前には最新の公式発表を確認したい。
【2026年最新】ボクシング世界戦の日程・今日の試合予定

日本時間の2026年10月28日(水)は、後楽園ホールで「ダイナマイトグローブ2026」が18時開始予定となっている。ただし、主要4団体の世界タイトルマッチとして発表された試合は、この日の予定表では確認できない。国内のボクシング興行がある日と、世界王座を懸けた試合がある日は区別しておきたい。
今後の大きな見どころは、11月上旬の海外戦と、月末に東京で行われる2つの大型興行だ。以下は主催者発表や大会公式情報、ボクシング専門媒体の試合日程をもとに整理した一覧である。
| 日本時間の日程 | 主な対戦カード | 会場 | 開始予定・配信情報 |
|---|---|---|---|
| 10月28日(水) | ダイナマイトグローブ2026(世界戦ではない国内興行) | 後楽園ホール | 18:00開始予定。世界戦の予定は確認できず |
| 11月1日(日) | クリスチャン・ムビリ対サウル・アルバレス(カネロ) | サウジアラビア・リヤド | 興行開始は1:00予定。DAZN PPVの配信予定 |
| 11月1日(日) | ラファエル・エスピノサ対ロレンソ・パラ | サウジアラビア・リヤド | WBO世界フェザー級タイトルマッチ。同一興行 |
| 11月9日(月) | スカイ・ニコルソン対吉田実代 | 米国テキサス州アーリントン | WBC女子世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。日本国内の配信先は未確認 |
| 11月26日(木) | 矢吹正道対ミエル・ファハルド、石井武志対ザイヴァージョン・メデシロ | 東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館) | 15:30開演予定。Leminoプレミアムで生配信 |
| 11月29日(日) | 増田陸対堤聖也、寺地拳四朗対ハシエル・アマドル、ユーリ阿久井政悟対ダビド・ヒメネス | 東京・両国国技館 | 17:00配信開始予定。U-NEXTで生配信 |
11月26日の興行日程と対戦カードはLeminoの特設ページ、11月29日のトリプル世界戦は主催者発表および日刊スポーツの2026年10月14日付報道で案内されている。海外戦についても、WBCや大会主催者の発表で対戦カードが告知されている。
なお、表中の時刻は興行または配信の開始予定であり、メインイベントのゴングが鳴る時刻とは限らない。前座の試合数や進行状況によって世界戦の開始時刻は前後するため、目当ての選手がいる場合は当日の配信番組表も確認しておこう。
【11月26日・29日】国内世界タイトルマッチの注目カードを解説
11月26日:矢吹正道対ミエル・ファハルド11月26日の「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」では、IBF世界フライ級王者の矢吹正道が、同級1位のミエル・ファハルド(フィリピン)を迎える。12回戦の世界タイトルマッチで、矢吹にとっては王座を守る重要な一戦だ。
矢吹は2026年6月6日、愛知県国際展示場でレネ・カリストを相手に3対0の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した。採点は118対108が2者、116対110が1者。初回に2度のダウンを奪った試合内容は、王者の攻撃力を印象づけた。
今回の焦点は、ランキング1位の挑戦者を相手に、矢吹がどのように主導権を握るかだ。世界戦では一発の威力だけでなく、距離の管理、ジャブによる組み立て、相手の攻撃を受けた後の修正力も勝敗を左右する。
同じ興行では、WBA世界ミニマム級王者の石井武志がザイヴァージョン・メデシロ(フィリピン)と対戦する。世界戦2試合に加えて、前WBO世界バンタム級王者の武居由樹らも出場予定。大会全体を通じて見応えのあるカードが並ぶ。
11月29日:増田陸対堤聖也の再戦「U-NEXT BOXING.7」の中心カードの一つが、WBA世界バンタム級王者・増田陸と、同級1位の堤聖也による初防衛戦だ。両者は2023年8月の日本バンタム級タイトルマッチで対戦し、当時王者だった堤が判定勝ちしている。今回は立場を入れ替えての再戦となる。
増田は2026年7月20日、比嘉大吾とのWBA世界バンタム級王座決定戦に2対1の判定で勝利し、初めて世界王座を獲得した。採点は117対111が2者、113対115が1者。初戴冠から約4カ月で迎える初防衛戦は、王者としての実力を示す機会になる。
一方の堤は、世界王座を獲得した実績を持ち、増田にプロキャリア唯一の黒星をつけた相手でもある。約3年3カ月ぶりの再戦では、増田が左ストレートを軸に試合を組み立てるのか、堤が豊富な手数と前進するスタイルでペースを奪うのかが見どころだ。
寺地拳四朗対ハシエル・アマドルWBO世界スーパーフライ級王者の寺地拳四朗は、メキシコのハシエル・アマドルを相手に初防衛戦に臨む。寺地は7月20日の王座決定戦でイスラエル・ゴンサレスに3対0の判定勝ちを収め、ライトフライ級、フライ級に続く世界3階級制覇を達成した。
アマドルはプロ戦績15勝13KO、1分けと紹介されている強打者だ。高いKO率を持つ挑戦者に対し、寺地が得意の距離管理とカウンターを生かせるかが重要になる。王者の経験と挑戦者の攻撃力がぶつかる一戦だ。
ユーリ阿久井政悟対ダビド・ヒメネス元WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟は、WBA世界スーパーフライ級王者ダビド・ヒメネス(コスタリカ)に挑戦する。ユーリ阿久井にとっては、階級を上げて世界2階級制覇を目指す試合となる。
階級変更後の世界戦では、パンチの威力だけでなく、相手との体格差や接近戦での押し合い、攻防のテンポへの対応が問われる。ヒメネスの王座を奪えるかどうかは、ユーリ阿久井が持ち味の前進圧力を新階級でも発揮できるかにかかっている。
【海外の世界戦・速報】直近の試合結果と11月の注目興行
海外の世界タイトルマッチも見逃せない。10月24日(現地時間)、米テキサス州サンアントニオで行われたWBC・WBO・IBF世界スーパーフェザー級王座統一戦では、WBC王者のオシャキー・フォスターがエマヌエル・ナバレッテを12回判定で下した。
判定は115対111、118対108、118対108でフォスターを支持。最終12回には2度のダウンを奪い、ナバレッテが保持していたWBOとIBFの王座も獲得した。日本時間では10月25日の試合結果に当たる。複数団体の王者が直接対決する統一戦は、同じ階級の勢力図が大きく変わる点で注目度が高い。
11月1日(日本時間)には、サウジアラビア・リヤドでクリスチャン・ムビリ対サウル・アルバレス(カネロ)のWBC世界スーパーミドル級タイトルマッチと、ラファエル・エスピノサ対ロレンソ・パラのWBO世界フェザー級タイトルマッチが予定されている。興行開始予定は日本時間午前1時。海外の大型興行は、開催地の日付と日本時間の日付が異なる場合があるため注意したい。
女子世界戦では、11月9日(日本時間)に吉田実代がWBC女子世界スーパーバンタム級王者スカイ・ニコルソンに挑む予定だ。会場は米テキサス州アーリントン。吉田は世界3階級制覇を目指す立場で、長いリーチと左ストレートを武器とする王者にどう対応するかが焦点となる。米国ではESPNでの放送が案内されているが、日本国内での配信先は別途確認が必要だ。
日本人選手の直近の試合結果も振り返っておきたい。7月20日の両国国技館では、増田陸が比嘉大吾に判定勝ちしてWBA世界バンタム級王者となり、寺地拳四朗もイスラエル・ゴンサレスに判定勝ちして3階級制覇を達成した。矢吹正道は6月6日にレネ・カリストを退け、IBF世界フライ級王座の2度目の防衛を果たしている。
一方、10月18日(日本時間)に予定されていた亀田和毅対ブランドン・フィゲロアのWBA世界フェザー級戦は、試合当日に中止となった。フィゲロアの計量超過に続き、体調不良が理由と報じられている。亀田は勝てば新王者となる予定だったが、試合が実施されなかったため結果は存在しない。世界戦では直前の計量や選手の健康状態によって、発表済みのカードでも変更が起こり得る。
【テレビ放送・無料視聴】Lemino・U-NEXT・DAZNの選び方
2026年11月の主要世界戦を日本で観戦するなら、まず配信サービスを確認したい。今回の国内2興行は、それぞれLeminoプレミアムとU-NEXTでの生配信が案内されている。地上波テレビでの放送を前提にすると、視聴機会を逃す可能性がある。
- Leminoプレミアム:11月26日の矢吹正道対ミエル・ファハルド、石井武志対ザイヴァージョン・メデシロを含むダブル世界タイトルマッチを生配信予定。
- U-NEXT:11月29日の増田陸対堤聖也、寺地拳四朗対ハシエル・アマドル、ユーリ阿久井政悟対ダビド・ヒメネスによるトリプル世界戦を生配信予定。
- DAZN:海外の世界タイトルマッチを視聴する際の候補。11月1日のサウジアラビア興行はDAZN PPVの配信予定が案内されている。
テレビ放送・無料視聴を希望する場合は、サービスの番組表と公式発表を確認することが欠かせない。配信サービスの会員であっても、興行によっては追加料金のかかるPPV形式となる場合がある。また、無料トライアルの有無や対象コンテンツは変更される可能性があるため、契約前に視聴条件を確かめよう。
「配信開始時刻」と「世界戦の開始時刻」も混同しやすい点だ。11月29日は17時に配信開始予定だが、増田戦や寺地戦が17時ちょうどに始まるとは限らない。リアルタイムで観戦するなら、配信ページの当日案内と大会進行を確認するのが確実だ。
【2026年世界ボクシング王者一覧】WBA・WBC・IBF・WBOの違い
ボクシングの世界王者を調べる際に知っておきたいのが、主要4団体の存在だ。WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)は、それぞれ独自にランキングや王座を認定している。
そのため、同じ階級でも団体ごとに世界王者が存在する。さらにWBAにはスーパー王者や正規王者などの区分が設けられる場合があり、「世界王者」という肩書だけでは、どの団体のどの王座なのか判断できないこともある。2026年の世界ボクシング王者一覧を確認するときは、選手名に加えて団体名、階級、王座の区分、情報の更新日をチェックしたい。
11月の国内世界戦に登場する選手を例にすると、矢吹正道はIBF世界フライ級王者、石井武志はWBA世界ミニマム級王者、増田陸はWBA世界バンタム級王者、寺地拳四朗はWBO世界スーパーフライ級王者として試合に臨む。一方、ユーリ阿久井政悟はWBA世界スーパーフライ級王者のダビド・ヒメネスに挑戦する立場だ。
歴代日本人ボクシング世界王者の実績を振り返る際にも、同じ整理が役立つ。ファイティング原田、具志堅用高、山中慎介、井上尚弥らのように、時代ごとに国内外のボクシング界を代表してきた王者がいる。王座獲得の回数だけでなく、防衛実績、統一戦での勝利、階級を上げての戴冠など、何を達成したのかを分けて見ると選手の功績がより明確になる。
世界王者一覧は固定された名簿ではない。王座決定戦、王座返上、統一戦、負傷による休養、ランキングの更新などで状況が変わる。特に海外の試合結果が出た直後は、過去の一覧ページに古い王者名が残っている場合もある。最新情報を調べる際は、各団体の公式発表と直近の試合結果を照合することが重要だ。
【プロの結論】世界戦を見逃さないための判断基準
2026年11月の世界戦を追うなら、優先して押さえたいのは11月26日と29日の国内興行だ。前者は矢吹正道の防衛戦、後者は増田陸の初防衛と寺地拳四朗の初防衛、ユーリ阿久井政悟の階級を上げての挑戦が一度に見られる。複数の世界戦をまとめて観戦できるため、日本人選手の動向を追う読者にとって効率のよい日程となる。
観戦前に確認すべき要点は3つある。第一に、日付が日本時間なのか開催地の現地時間なのか。第二に、王者と挑戦者のどちらが出場するのか、また何のタイトルが懸かるのか。第三に、配信サービスと視聴料金、配信開始時刻が確定しているかどうかだ。この3点を押さえれば、日程の取り違えや視聴先の勘違いを減らせる。
特に、世界戦の開始時刻は興行開始時刻と一致しないことが多い。仕事や外出の都合でメインイベントだけを見たい場合は、配信ページで当日の進行予定を確認し、見逃し配信の対象かどうかも調べておくとよい。無料視聴を重視する人は、地上波放送の有無だけでなく、公式の無料配信や見逃し配信の条件も比較したい。
一方で、選手の負傷、計量失格、王座の返上などによって対戦カードが変わることもある。10月の亀田和毅戦の中止は、その現実を示す例だ。チケット購入後や配信契約後も、大会主催者や配信サービスの最新告知を確認する姿勢が欠かせない。
【ボクシング世界戦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:今日のボクシング世界戦は何時からですか?
A1:日本時間の2026年10月28日は、後楽園ホールで国内興行「ダイナマイトグローブ2026」が18時開始予定です。ただし、主要4団体の世界タイトルマッチは予定表で確認できません。世界戦を探している場合は、11月1日の海外興行や11月26日・29日の国内大会を確認してください。
Q2:11月のボクシング世界戦はどこで見られますか?
A2:11月26日のダブル世界タイトルマッチはLeminoプレミアム、11月29日のトリプル世界戦はU-NEXTで生配信予定です。11月1日のサウジアラビア興行はDAZN PPVの配信予定が案内されています。日本国内での視聴条件は、各サービスの公式番組表で確認してください。
Q3:ボクシング世界戦は無料で視聴できますか?
A3:大会や配信サービスによって異なります。地上波放送や公式の無料配信が用意される場合もありますが、今回の11月の主要国内興行は有料配信が案内されています。PPVによる追加料金の有無も含め、視聴前に公式情報を確認するのがおすすめです。
Q4:WBA・WBC・IBF・WBOの世界王者は同じですか?
A4:必ずしも同じではありません。主要4団体はそれぞれ独自に王座を認定しているため、同じ階級に複数の世界王者が存在する場合があります。王座統一戦で複数団体のベルトを獲得すると、統一王者となります。
Q5:発表された試合日程や対戦カードは変更されることがありますか?
A5:あります。負傷や健康上の問題、計量失格、王座の返上などで、試合の中止・延期や対戦相手の変更が起こる場合があります。開催直前には主催者の公式発表と配信サービスの番組情報を確認してください。
2026年10月下旬の時点で、11月の注目カードは明確になってきた。11月26日は矢吹正道対ミエル・ファハルドらのダブル世界タイトルマッチ、11月29日は増田陸対堤聖也を含むトリプル世界戦が国内で開催予定だ。海外では11月1日のサウジアラビア興行、11月9日の吉田実代による女子世界タイトル挑戦にも注目したい。
配信サービスはLemino・U-NEXT・DAZNを中心に、カードごとに確認することが大切だ。日本時間と現地時間、興行開始とメインイベントの開始、通常の配信とPPVの違いを整理しておけば、観戦計画を立てやすくなる。
試合結果を追う際は、速報だけでなく公式発表や採点結果まで確認し、王座の移動や統一の状況を把握しよう。対戦カードや開始時刻は変更される可能性があるため、観戦当日には主催者と配信サービスの最新情報を確認しておきたい。