夏の旅行先を国内から選ぶなら、海や山の絶景だけでなく、暑さを避けられる環境、夏限定のイベント、宿泊費や交通費のバランスまで考えたい。2026年の夏は、北海道や沖縄などの定番リゾートに加え、箱根の温泉、金沢の文化施設、東北の夏祭りなど、目的に合わせた旅行先選びがポイントになった。
JTBが2026年7月2日に公表した夏休みの旅行動向によると、国内旅行者数は6,900万人、1人当たりの平均旅行予定費用は48,500円と推計された。物価や宿泊料金の上昇を背景に、旅行全体では節約しながらも、気に入った宿泊施設や食事、特別な体験には予算をかけるメリハリ志向が見られる。加えて、暑さを避けるために屋内施設や早朝・夜間の観光を組み合わせる旅行スタイルも重視された。
2026年の夏休み期間は7月15日から8月31日まで。この記事では、JTBの旅行動向と予約ランキング、各地域の観光公式情報をもとに、人気エリアの特徴、旅行費用、1泊2日のモデルプラン、家族旅行や一人旅の選び方、暑さと混雑を避ける方法まで整理する。2026年夏の動向を振り返りながら、次の夏の旅行計画にも役立つ情報を紹介したい。
【2026年の旅行動向】夏の国内旅行で人気だったエリアと選ばれる理由

2026年の国内旅行を考えるうえで、まず押さえたいのがJTBの夏休み旅行動向だ。同社は1969年から継続して旅行動向調査を実施しており、経済動向、消費者アンケート、宿泊施設の予約状況、運輸・観光関連データなどを組み合わせて見通しを発表している。
JTBが発表した2026年夏の旅行者数と費用2026年7月2日の発表では、7月15日から8月31日までの夏休みにおける国内旅行者数を6,900万人と予測した。前年同期比では95.6%となる一方、平均旅行予定費用は48,500円で、前年同期比103.2%の増加を見込んでいた。
注目したいのは、旅行する人数が減少する見通しでも、1人当たりの予算は増えている点だ。宿泊料金や物価の上昇が旅行単価を押し上げる一方、旅行者は何にお金を使うかを選別している。
JTBの調査では、国内旅行の目的として「家族と過ごす」が33.0%で最多だった。次いで「食事、地域の味覚を味わう」が27.3%、「リラックスする、のんびりする」が27.1%、「温泉でゆっくりする」が23.3%となった。
単に有名観光地を巡るよりも、家族との時間、食事、宿泊体験など、旅行で何を得たいかを重視する傾向が読み取れる。
2026年夏の国内旅行人気ランキングJTBが6月18日に公表した予約状況に基づく国内旅行ランキングでは、添乗員なしの商品で沖縄が1位、北海道が2位、関東が3位となった。
沖縄はビーチやリゾートホテル、現地観光プランの充実度が強み。北海道は夏の比較的過ごしやすい気候、雄大な自然、グルメが評価された。関東はアクセスのよさや多様な観光施設が選ばれる理由になっている。
一方、添乗員付きの国内旅行では東北が1位。青森ねぶた祭や秋田竿燈まつりなど、複数の夏祭りを効率よく巡るツアーが人気を集めた。
なお、予約ランキングと旅行意向調査の地域別割合は別の指標だ。JTBの夏休み調査における国内旅行先の回答割合は、関東19.0%、近畿14.9%、北海道11.2%、東海11.0%だった。集計対象や調査方法が異なるため、単純に同じランキングとして比較することはできない。
【目的別おすすめスポット】北海道・箱根・金沢・宮古島を徹底比較
夏の旅行先は、何を優先するかで適した地域が変わる。涼しさを求めるなら北海道や箱根、文化や食を楽しみたいなら金沢、海を満喫したいなら宮古島が有力候補だ。
北海道|涼しい夏と大自然、グルメを満喫する王道の避暑旅行夏の北海道旅行は、暑さから離れて自然の中で過ごしたい人におすすめだ。札幌、小樽、富良野、美瑛、函館、釧路など、地域によって異なる魅力がある。
特に7月中旬から下旬にかけては、富良野のラベンダー畑が見頃を迎える時期。美瑛の丘や青い池、積丹半島の海岸風景なども夏ならではの景色を楽しめる。
札幌を拠点にするなら、小樽への日帰り観光や市内のグルメ巡りも組み合わせやすい。もう少し自然を楽しみたいなら、釧路湿原や阿寒湖方面も候補になる。
ただし、北海道ならどこでも涼しいわけではない。夏の日中は30度を超える地域もあり、地域差や天候によって体感温度は変わる。朝晩の冷え込みに備えて薄手の上着を用意したい。
おすすめの人:自然好き、カップル、家族旅行、避暑を目的とする人。
注意点:観光地同士の距離が長いため、短期間で多くのエリアを巡ろうとすると移動時間が増える。1泊2日なら札幌・小樽など、エリアを絞るのが現実的だ。
箱根|温泉と美術館を組み合わせる首都圏の避暑旅行遠方への移動を避けながら、自然と温泉を楽しみたいなら箱根が候補になる。
箱根町観光協会の2026年夏の特集では、標高900メートルを超える山々に囲まれた地形を生かした避暑スポットや、温泉、美術館、水辺の観光が紹介されている。公式情報では、真夏でも都心より平均気温が5〜7度低いエリアとして案内されている。
夏の箱根で立ち寄りたいのが、彫刻の森美術館やポーラ美術館、箱根ガラスの森美術館だ。屋外の自然を感じながら芸術作品を鑑賞でき、暑さが厳しい時間帯には屋内展示を中心に過ごせる。
また、芦ノ湖周辺では湖畔散策や遊覧船を楽しめる。宿泊するなら強羅や仙石原、芦ノ湖周辺など、旅館やホテルの立地も比較したい。
2026年は箱根湯寮などで、体温に近い36〜38度前後の湯温を楽しむ「冷やし温泉」の企画も展開された。熱い湯に長く入るのが苦手な人にとって、夏の温泉の新しい楽しみ方として興味深い。
おすすめの人:カップル、夫婦、一人旅、温泉好き、首都圏からの1泊2日旅行。
注意点:箱根はエリアによって標高や気候が違う。交通機関の乗り継ぎや道路の渋滞も考慮して、訪問先を絞ることが大切だ。
金沢|伝統文化・海鮮グルメ・屋内観光を楽しむ街歩き旅行夏の金沢は、歴史ある街並みや伝統工芸、海鮮グルメを楽しみたい人に向いている。
代表的な観光地は兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街、近江町市場、金沢21世紀美術館など。伝統的な景観と現代アートが近い距離にまとまっており、旅行日数が限られていても観光プランを組みやすい。
暑さ対策を重視するなら、午前中に兼六園や茶屋街を散策し、日中は金沢21世紀美術館や博物館などの屋内施設へ移動する方法がおすすめだ。
注意したいのは、金沢の夏は涼しい避暑地ではないということ。金沢市や観光公式情報でも、7月と8月は暑く湿度が高い時期として案内されている。日傘や帽子、通気性のよい服装を準備し、屋外を歩く時間を短くしたい。
ひがし茶屋街では、町家を改装した飲食店やショップも楽しめる。保存地区では食べ歩きが禁止されている場所もあるため、購入した飲食物は店舗の敷地内など指定された場所で楽しもう。
おすすめの人:一人旅、女子旅、歴史や文化に興味がある人、グルメ旅行を楽しみたい人。
注意点:夏の屋外観光は想像以上に体力を消耗する。屋内施設を休憩場所として計画に組み込むことが重要だ。
宮古島|透明度の高い海とリゾートホテルで過ごす夏休み夏らしい旅行を思い切り楽しみたいなら、宮古島は有力な候補になる。
宮古島の代表的な観光地である与那覇前浜ビーチは、約7キロメートルにわたって白い砂浜が続く景勝地。透明度の高い海と白砂のコントラストが美しく、マリンスポーツや海水浴を楽しめる。
ほかにも砂山ビーチ、新城海岸、池間島、伊良部島、来間島など、島内には魅力的なスポットが点在する。
リゾートホテルでゆっくり過ごす旅行なら、ホテルのプールやレストランを活用し、日中の暑い時間帯に無理な移動をしない計画が向いている。夕方以降に海沿いを散歩するのもおすすめだ。
ただし、宮古島は避暑地ではない。強い日差しに加えて、台風や風、高波、離岸流などのリスクもある。宮古島観光協会は、SUPやシュノーケリングなどのマリンアクティビティでライフジャケットを着用すること、天候や潮の状況を事前に確認することを呼びかけている。
おすすめの人:家族旅行、カップル、リゾート好き、海のアクティビティを楽しみたい人。
注意点:航空券や宿泊料金が高くなりやすく、台風による欠航や予定変更の可能性もある。旅行保険やキャンセル条件も確認しておきたい。
【旅行先の比較表】夏のおすすめ国内エリアはどこが自分に合う?
人気の旅行先でも、旅行目的や同行者によって満足度は変わる。ここでは、北海道・箱根・金沢・宮古島の4エリアを、旅行スタイルや観光内容、注意点から比較する。
| 旅行先 | 主な魅力 | おすすめの旅行スタイル | 暑さ対策・注意点 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | ラベンダー畑、雄大な自然、海鮮グルメ | 家族旅行、カップル、避暑旅行 | 地域による気温差がある。長距離移動に注意 |
| 箱根 | 温泉、芦ノ湖、美術館、高原の自然 | 一人旅、夫婦、1泊2日旅行 | 標高の高い場所を選び、屋内施設も活用 |
| 金沢 | 兼六園、茶屋街、伝統文化、海鮮グルメ | 一人旅、女子旅、文化・グルメ旅行 | 夏は高温多湿。美術館や市場で休憩 |
| 宮古島 | ビーチ、マリンスポーツ、リゾートホテル | 家族旅行、カップル、海を楽しむ旅行 | 強い日差し、台風、高波、離岸流に注意 |
この比較から見えてくるのは、人気の高さと涼しさは必ずしも一致しないということだ。
例えば、沖縄はJTBの予約ランキングで1位だが、気温を下げて快適に過ごす避暑旅行とは目的が異なる。一方、北海道は夏の自然や比較的涼しい気候が魅力で、箱根は首都圏からのアクセスと温泉、美術館を組み合わせられる。
つまり、旅行先を決める際は「人気ランキング上位だから」という理由だけでなく、「旅先でどのように過ごしたいか」を最初に考えることが重要だ。
【夏限定イベント】青森ねぶた祭・秋田竿燈まつり・花火大会の魅力
夏の国内旅行には、その季節にしか体験できない祭りや花火大会を目的にする楽しみ方もある。2026年は東北の夏祭りや全国規模の花火大会が各地で開催され、JTBの添乗員付き国内旅行でも東北方面が人気を集めた。
青森ねぶた祭|巨大な灯籠と迫力ある運行青森ねぶた祭は、青森市を代表する夏の祭典。大型の人形ねぶたが街を練り歩き、跳人(ハネト)の掛け声やお囃子とともに会場を盛り上げる。
2026年の開催期間は8月2日から7日まで。特に4日から6日の夜は大型ねぶたの運行、7日は昼の運行と青森花火大会・ねぶた海上運行が予定された。
観覧席を利用する場合は、座席の位置や交通規制、宿泊施設の確保が重要になる。祭りの期間は市内の宿泊需要が集中するため、早めの計画が欠かせない。
秋田竿燈まつり|夜空に浮かぶ光の稲穂秋田竿燈まつりは、提灯を吊るした長い竿燈を稲穂に見立て、豊作や厄除けを願う伝統行事だ。
2026年は8月3日から6日まで開催された。大型の大若は長さ約12メートル、重さ約50キログラムにもなり、演技者が手のひら、額、肩、腰などでバランスを取りながら操る姿が見どころとなった。
夜の本番だけでなく、昼間に開催される妙技大会も魅力。昼と夜で違う楽しみ方ができるため、1泊して両方を見学する旅行プランにも適している。
長岡まつり大花火大会|復興への願いを込めた花火新潟県長岡市の長岡まつり大花火大会は、信濃川河川敷を会場に開催される全国的に知られた花火大会だ。
2026年は8月2日と3日に開催。正三尺玉や復興祈願花火フェニックスなど、大規模な演出が見どころとなった。
長岡まつりは、1945年8月1日の長岡空襲からの復興を願い、1946年に始まった長岡復興祭を起源とする。花火の美しさだけでなく、地域の歴史や平和への思いを知ることで、観覧体験にも深みが生まれる。
大曲の花火|全国の花火師が競う夏の大会秋田県大仙市の全国花火競技大会「大曲の花火」は、全国の花火師が技術を競う大会だ。1910年に始まった歴史があり、夜花火だけでなく昼花火も見どころとなっている。
2026年の第98回大会は8月29日(土)に開催された。大会では競技花火や特別プログラムなどが展開され、花火の技術や創造性を楽しめる。
これらの祭りや花火大会は、2026年の開催日程に基づく紹介だ。次回の開催日、観覧席、交通規制、チケット販売などは、各主催者の公式発表で確認したい。
【国内旅行の費用相場】1泊2日・家族旅行・一人旅の予算を考える
夏の旅行で気になるのが費用だ。宿泊費や交通費が上昇している2026年は、旅行先を決める段階から予算の上限を設定しておくと、現地での出費を管理しやすい。
2026年の国内旅行は1人平均48,500円JTBの2026年夏休み旅行動向によると、国内旅行の1人当たり平均旅行予定費用は48,500円だった。
また、旅行費用の回答割合では、2万円以上3万円未満が19.1%で最多。続いて4万円以上5万円未満が17.1%、1万円以上2万円未満が17.0%となっている。
この数字は夏休みの国内旅行全体に関する調査結果であり、特定の旅行先や1泊2日の料金を示したものではない。飛行機を利用する離島旅行と、近隣の温泉地への旅行では必要な予算が大きく異なる。
予算を考えるときは、次の費目に分けて計算するとわかりやすい。
- 交通費:新幹線、飛行機、特急、レンタカー、ガソリン代など。
- 宿泊費:ホテル、旅館、リゾート施設の料金。
- 食費:朝食、昼食、夕食、カフェ、現地グルメ。
- 観光費:入場料、体験プログラム、遊覧船、アクティビティ。
- その他:お土産、コインロッカー、駐車場、旅行保険など。
JTBの2026年夏休み調査では、旅行日数は1泊2日が39.0%で最多だった。2泊3日は32.7%、3泊4日は15.6%となっている。
限られた休暇で旅行を楽しむなら、移動時間を短縮できる旅行先を選びたい。
- 首都圏発:箱根、軽井沢、日光、伊豆など。
- 関西発:京都、神戸、有馬温泉、琵琶湖周辺など。
- 北陸発:金沢、加賀温泉郷、富山など。
- 北海道内:札幌・小樽、富良野・美瑛など。
北海道や沖縄への航空旅行も1泊2日で実施できるが、移動時間や空港へのアクセスを考えると、現地で過ごせる時間が短くなりやすい。旅行先を選ぶ際は、観光地の数よりも滞在時間を重視したい。
家族旅行は人数分の費用だけでなく体験価値も考える家族旅行では、大人と子どもの料金体系、食事や添い寝の条件、移動の負担を考える必要がある。
例えば、JTBの夏休み平均旅行予定費用48,500円を単純に4人分に換算すると194,000円となる。ただし、これは予算を考えるための参考計算であり、実際の家族旅行料金ではない。子どもの宿泊料金や交通運賃、食事代によって総額は変わる。
子ども連れなら、移動距離が短く、ホテル内でも楽しめる箱根やリゾート施設、北海道の自然体験などが候補になる。宮古島のような離島では、移動費と宿泊費に加えて天候による予定変更も考慮しておきたい。
【暑さ・混雑対策】夏旅行を快適にする5つの実践方法
2026年の夏休み旅行動向で特徴的だったのは、暑さと混雑への意識だ。JTBの調査では、旅行に行かない理由として「夏休み期間は混雑するから」が29.2%で最も多かった。
旅行そのものを諦めるのではなく、旅行する日や時間帯、訪問先を工夫することで、快適さと費用の両方を調整できる。
1. お盆や連休のピークを避ける2026年のJTB調査では、夏休み前後にだけ旅行するという回答が8.8%となり、前年より0.6ポイント増加した。
夏休み期間中に旅行する必要がなければ、6月中旬から7月中旬、または9月以降にずらす方法もある。学校の夏休みや仕事の休暇に合わせる必要がある場合は、土日や祝日を避けた平日出発を検討したい。
JTBの予約ランキングでは、2026年の国内旅行で7月18日(土)が人気の出発日となり、8月9日(日)や8月11日(火・祝)もピークだった。こうした日程は交通機関や宿泊施設の予約が集中しやすい。
2. 午前中と夕方を中心に観光する真夏の日中は気温が高くなり、長時間の屋外観光は体力を消耗する。
おすすめは、早朝に屋外の観光地を訪れ、昼間は美術館や博物館、商業施設などで過ごし、夕方以降に再び散策する方法だ。
金沢なら午前中に兼六園、昼間は金沢21世紀美術館、夕方は茶屋街周辺を散策する。箱根なら朝に芦ノ湖周辺を訪れ、日中は美術館や温泉施設で過ごすといった組み立てができる。
3. 屋内観光を旅行プランに組み込む夏の屋内観光は、雨天対策だけでなく熱中症対策にも役立つ。
旅行先を決める際は、屋外観光地だけでなく、近くに休憩できる施設があるかも確認したい。
- 箱根:彫刻の森美術館、ポーラ美術館、箱根ガラスの森美術館。
- 金沢:金沢21世紀美術館、金沢蓄音器館、博物館。
- 札幌:市内の文化施設、商業施設、屋内型観光施設。
- 宮古島:リゾートホテルの屋内施設や休憩スペース。
特に小さな子どもや高齢者と旅行する場合は、休憩場所をあらかじめ複数確保しておくと安心だ。
4. 熱中症対策は旅行中も徹底する気象庁は2026年7月7日、夏休みのレジャーなどで屋外活動が増える時期に向けて、熱中症予防を呼びかけた。暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを参考に、早めに対策を取るよう案内している。
旅行中に実践したい基本的な対策は次のとおりだ。
- 日傘や帽子を使い、直射日光を避ける。
- のどが渇く前からこまめに水分を補給する。
- 通気性と吸湿性に優れた服装を選ぶ。
- 冷房のある施設や日陰で定期的に休憩する。
- 暑さ指数や警戒アラートを確認し、危険な時間帯の外出を控える。
体調に異変を感じた場合は観光を中断し、涼しい場所へ移動することが大切だ。特に子どもや高齢者は暑さの影響を受けやすいため、同行者同士で体調を確認しながら行動したい。
5. 交通手段と宿泊場所を先に決める混雑を避けるためには、観光地の人気だけでなく、移動手段や宿泊場所も重要になる。
例えば、北海道ではレンタカーで広範囲を巡る方法と、札幌などの都市部を拠点に公共交通機関で移動する方法がある。箱根では鉄道やバスを組み合わせることで、道路渋滞による時間のロスを抑えやすい。
花火大会や夏祭りの場合は、会場から離れた宿泊施設を予約すると、終了後の移動が大変になることもある。帰りの交通手段や最終列車、臨時交通の情報まで事前に調べておきたい。
【目的別の選び方】家族旅行・カップル・一人旅におすすめの国内旅行先
旅行先選びで迷った場合は、同行者と旅行の目的から絞り込むと決めやすい。
家族旅行|移動負担が少なく体験が充実した場所家族旅行では、子どもが楽しめる体験と大人がゆっくりできる時間の両方を確保したい。
北海道なら自然体験や動物とのふれあい、箱根なら美術館や温泉、宮古島ならビーチやホテルのプールなど、年齢に合わせて選べる楽しみがある。
特に小さな子どもがいる場合、1日に多くの観光地を巡るより、宿泊施設を拠点にして近場を楽しむ方が満足度を高めやすい。
カップル・夫婦旅行|景色と宿泊体験を重視するカップルや夫婦なら、景色のよいホテルや温泉旅館、食事にこだわった宿泊施設を中心に旅行先を選ぶのもよい。
箱根は温泉と自然、宮古島は海とリゾート、北海道は雄大な景色とグルメが魅力。移動を詰め込みすぎず、宿泊施設で過ごす時間を多めに取るプランが向いている。
一人旅|街歩きとグルメ、自由なスケジュールを楽しむ一人旅なら、金沢や札幌など、公共交通機関で移動しやすく、食事や観光を自分のペースで楽しめる街がおすすめだ。
金沢では茶屋街や美術館、近江町市場を組み合わせた街歩きができる。札幌なら市内観光とグルメを楽しみながら、日帰りで小樽へ足を延ばすこともできる。
一人旅では、宿泊料金の1名利用条件や食事付きプランの料金も確認しておきたい。宿泊施設によっては、2名利用より1名利用の料金が割高になることがある。
夏の国内旅行に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年夏の国内旅行で人気だった場所はどこですか?
A1:JTBの2026年夏休み国内予約ランキングでは、添乗員なしの商品で沖縄が1位、北海道が2位、関東が3位でした。添乗員付きの旅行では東北が1位となり、夏祭りを巡るツアーが人気を集めました。
Q2:夏に涼しく過ごせる国内旅行先はどこですか?
A2:北海道や箱根の標高が高いエリアがおすすめです。北海道は地域によって気候が異なり、箱根も場所によって気温差があります。涼しさを重視するなら、旅行時期の気象情報や現地の標高も確認しましょう。
Q3:夏の国内旅行に必要な費用はいくらですか?
A3:JTBの2026年夏休み調査では、1人当たりの平均旅行予定費用は48,500円でした。ただし、旅行先や交通手段、宿泊日数によって異なります。近場の1泊2日旅行と航空機を利用する離島旅行では、必要な予算に大きな差があります。
Q4:夏休みの旅行で混雑を避けるにはどうすればよいですか?
A4:お盆や祝日の連休を避け、平日や夏休み前後に旅行日を設定する方法がおすすめです。観光地では早朝や夕方を中心に行動し、昼間は屋内施設で過ごすと、混雑と暑さの両方を軽減しやすくなります。
Q5:1泊2日の夏旅行におすすめの場所はどこですか?
A5:首都圏からなら箱根や軽井沢、関西からなら有馬温泉や京都、北陸からなら金沢などが候補です。移動時間が短い場所を選び、観光エリアを絞ることで、短い休暇でも充実した旅行を楽しめます。
Q6:夏の旅行で暑さを避けるには、どんな観光地を選べばよいですか?
A6:標高の高い自然エリアや、屋内観光施設が充実した地域がおすすめです。北海道や箱根のほか、金沢の美術館や博物館を組み合わせた旅行も選択肢になります。暑さ対策として水分補給と休憩も欠かせません。
2026年の夏の国内旅行では、沖縄や北海道といった定番エリアに加え、箱根の温泉、金沢の文化観光、東北の夏祭りなど、目的に合わせた旅行先選びが目立った。
JTBの調査では、国内旅行の平均旅行予定費用が48,500円、旅行日数では1泊2日が39.0%で最多となった。物価上昇を背景に、旅行全体の支出を抑えながら、宿泊施設や食事、体験には価値に応じてお金を使うメリハリ志向も見られる。
夏の旅行を成功させるために押さえておきたい判断基準は3つある。
- 旅行目的を明確にする:避暑なら北海道や箱根、海なら宮古島、文化やグルメなら金沢を候補にする。
- 費用と移動時間を比較する:旅行日数に合わせて訪問エリアを絞り、交通費・宿泊費・現地での出費を計算する。
- 暑さと混雑への対策を優先する:平日出発、早朝・夕方の観光、屋内施設の活用を組み合わせる。
人気ランキングだけで旅行先を決める必要はない。家族と過ごす時間を大切にするのか、自然の中でリフレッシュしたいのか、夏祭りや花火大会を楽しみたいのか。自分にとっての旅行の価値を明確にすれば、限られた休暇と予算でも満足度の高い旅を計画できる。
2026年夏の旅行動向は、これからの国内旅行を考えるうえでも参考になる。次の夏に向けて、早めに宿泊先や交通手段を比較し、自分に合った国内旅行を見つけたい。
編集用・主要な情報根拠
- JTB「2026年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向」:旅行者数、費用、旅行日数、旅行目的、混雑傾向。
- JTB「2026年夏休み JTB人気方面ランキング」:国内旅行の予約ランキング、東北の夏祭り需要。
- 箱根町観光協会、金沢市観光協会、宮古島観光協会:観光施設、気候、海の安全情報。
- 青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、長岡花火財団、大曲の花火公式情報:2026年の開催日程とイベント概要。
- 気象庁・厚生労働省:熱中症予防と暑さ指数に関する情報。