メジャーリーグ(MLB)は、2026年現在、レギュラーシーズンで各球団162試合を戦います。全30球団が同じ試合数をこなすため、リーグ全体では年間2,430試合です。日本のプロ野球(NPB)は各球団143試合制なので、MLBのほうが1球団あたり19試合多い計算になります。
ただし、162試合はポストシーズンを含まない数字です。ワイルドカードシリーズからワールドシリーズまで勝ち進めば、出場球団はさらに多くの試合を戦います。また、2026年10月には、2029年からレギュラーシーズンを154試合に短縮するMLBの新提案も明らかになりました。現在の制度と将来の変更案を区別しながら、年間日程や試合数の仕組みを整理します。
【2026年最新】メジャーリーグは各球団162試合!年間2,430試合を実施

2026年のMLBレギュラーシーズンは、各球団162試合制です。アメリカン・リーグ15球団、ナショナル・リーグ15球団の合計30球団が参加し、それぞれ162試合を消化します。
リーグ全体の年間試合数に換算すると、30球団×162試合÷2となり、2,430試合です。1試合には対戦する2球団が参加するため、球団ごとの試合数を単純に足した数字の半分が実際のカード数になります。
2026年のMLBレギュラーシーズンの日程MLB公式サイトが発表した2026年のマスター日程によると、シーズンは3月25日のオープニングナイトで幕を開けました。サンフランシスコ・ジャイアンツとニューヨーク・ヤンキースが対戦し、翌3月26日には14試合が組まれた伝統的な開幕日を迎えています。
レギュラーシーズン最終日は2026年9月27日(日)です。開幕から約半年にわたって各球団が162試合を戦う日程となっています。
- 3月25日:オープニングナイト
- 3月26日:伝統的な開幕日
- 7月14日:オールスターゲーム
- 9月27日:レギュラーシーズン最終日
- 9月下旬以降:ポストシーズン
ここで注意したいのは、162試合という数字には春季キャンプ中のオープン戦やオールスターゲーム、ポストシーズンが含まれないことです。レギュラーシーズンだけの試合数を示しています。
【なぜ162試合なのか】MLBの試合数が決まった歴史的な理由
MLBの162試合制は、最初から野球の理想的な試合数として決められたわけではありません。球団数の拡大と対戦カードの組み方によって生まれた数字です。
1920年から1960年までは154試合制だった現在の162試合制が定着する以前、アメリカン・リーグとナショナル・リーグでは、各リーグ8球団による154試合制が長く採用されていました。
当時は同じリーグに所属する7球団と年間22試合ずつ対戦する方式でした。計算すると、7球団×22試合で154試合になります。
1961年と1962年の球団拡張が転換点転機となったのは1960年代初頭の球団拡張です。
1961年、アメリカン・リーグにロサンゼルス・エンゼルスとワシントン・セネターズが加わり、10球団体制になりました。翌1962年にはナショナル・リーグにもニューヨーク・メッツとヒューストン・コルト45sが新規参入しています。
10球団になったリーグで、残る9球団とそれぞれ18試合ずつ対戦する方式を採用すると、次の計算になります。
9球団×18試合=162試合
これが現在まで続く162試合制の歴史的な出発点です。つまり、162という数字は球団拡張に伴う対戦日程の再設計から生まれました。
30球団になった現在も162試合が続く理由その後、MLBは球団数や地区制度、交流戦の仕組みを何度も変更してきました。現在は30球団が東・中・西の3地区に分かれ、同一リーグ内の対戦だけでなく、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの交流戦も実施しています。
それでも162試合という基本数が維持されてきた背景には、長年定着した競技日程、選手の通算成績やシーズン記録との連続性、放送や興行の年間スケジュールがあります。
一方、試合数が多ければ、移動や連戦による負担も大きくなります。先発投手の登板間隔や救援投手の起用、選手の疲労管理などがシーズンを通じた重要な課題になるため、近年は試合数そのものを見直す議論も出ています。
【MLBとNPBを徹底比較】日本は143試合、メジャーは162試合
日本のプロ野球とMLBを比較すると、最も大きな違いの一つがレギュラーシーズンの試合数です。
2026年のNPBはセ・リーグ、パ・リーグともに各球団143試合制です。MLBの162試合と比べると、19試合の差があります。
2026年のMLB・NPB試合数比較表| 比較項目 | MLB(メジャー) | NPB(日本プロ野球) |
|---|---|---|
| 球団数 | 30球団 | 12球団 |
| 1球団あたりの試合数 | 162試合 | 143試合 |
| リーグ構成 | 2リーグ・各15球団 | 2リーグ・各6球団 |
| 年間総試合数 | 2,430試合 | 858試合 |
| リーグ内の対戦 | 地区・リーグ内の対戦など | 125試合 |
| 交流戦 | リーグ間交流戦あり | 18試合 |
| レギュラーシーズン終了時期 | 2026年9月27日 | 2026年9月〜10月 |
NPBの143試合は、リーグ内の対戦125試合とセ・パ交流戦18試合で構成されています。
リーグ内の5球団と25回戦ずつ対戦すると、5球団×25試合で125試合です。加えて、もう一方のリーグに所属する6球団と3試合ずつ対戦するため、6球団×3試合で18試合が加わります。
したがって、125試合+18試合=143試合となります。
この内訳は、2026年度の日本野球機構(NPB)の公式日程補足資料でも確認できます。
19試合の差はどれほど大きい?162試合と143試合の差は19試合です。NPBの143試合を基準にすると、MLBは約13.3%多く試合を行っています。
19試合という差は、単純に試合を見る機会が増えるだけではありません。シーズン中の選手起用、休養日、移動、故障への対応にも影響します。
また、長いシーズンでは、一時的な好不調だけで順位が決まりにくくなり、選手層やシーズンを通じた戦力維持も問われます。162試合制は、チーム全体の総合力が試される長丁場なのです。
【MLBポストシーズンは何試合?】4つのシリーズを詳しく解説
MLBの試合数を調べる際に、レギュラーシーズンと混同しやすいのがポストシーズンです。
ポストシーズンとは、レギュラーシーズン終了後に行われる優勝決定トーナメントのことです。2026年のMLBでは、各リーグ6球団、合計12球団が進出します。
ワイルドカードシリーズは最大3試合最初のラウンドがワイルドカードシリーズです。
各リーグの3位シードと6位シード、4位シードと5位シードが対戦します。試合方式は3試合制の2戦先勝方式です。
したがって、最短2試合で決着する場合もあれば、3試合目までもつれる場合もあります。
ディビジョンシリーズは最大5試合ワイルドカードシリーズを勝ち上がった2球団は、地区シリーズにあたるディビジョンシリーズに進出します。
各リーグの上位2シードはワイルドカードシリーズが免除され、この段階から登場します。
ディビジョンシリーズは5試合制の3戦先勝方式です。先に3勝した球団がリーグチャンピオンシップシリーズへ進みます。
リーグチャンピオンシップシリーズは最大7試合ディビジョンシリーズを勝ち抜いた2球団が、リーグ優勝をかけて戦います。
方式は7試合制の4戦先勝方式です。アメリカン・リーグとナショナル・リーグのそれぞれで優勝球団が決定します。
ワールドシリーズは最大7試合最後に行われるのが、両リーグの優勝球団によるワールドシリーズです。
こちらも7試合制の4戦先勝方式で、先に4勝した球団がその年のMLB世界一に輝きます。4連勝すれば4試合で終了しますが、3勝3敗になれば第7戦まで行われます。
なお、ワールドシリーズのホームフィールドアドバンテージは、ポストシーズンのシード順位だけでなく、レギュラーシーズンの成績を基準に決まります。
ポストシーズンの最大試合数まとめ- ワイルドカードシリーズ:最大3試合
- ディビジョンシリーズ:最大5試合
- リーグチャンピオンシップシリーズ:最大7試合
- ワールドシリーズ:最大7試合
ワイルドカードから勝ち上がった球団が、すべてのシリーズを最終戦まで戦った場合、3+5+7+7で最大22試合になります。
つまり、レギュラーシーズン162試合と合わせると、1球団が年間に戦う試合数は最大184試合です。ただし、これはポストシーズンを最後まで勝ち進んだ場合の上限であり、すべての球団が184試合を戦うわけではありません。
【2029年から154試合になる?】MLBの試合数短縮案の真相
2026年10月、MLBの試合数をめぐって大きなニュースがありました。MLBが選手会との労使交渉で、2029年シーズンからレギュラーシーズンを162試合から154試合に短縮する案を提示したのです。
これは単なる報道上の観測ではなく、MLBが2026年10月8日に公表したシーズン構成とポストシーズン形式に関する正式な提案です。ただし、リーグと選手会の合意が成立した新制度ではありません。
2029年の154試合案で何が変わる?今回の提案には、試合数の短縮だけでなく、レギュラーシーズンとポストシーズンの両方に関する変更が盛り込まれています。
- レギュラーシーズン:各球団162試合から154試合へ変更。
- 週間休養日:原則として月曜日を休養日に設定。
- 月曜日の例外:祝日や特別日程などでは試合を開催する場合があり、全国放送向けの試合枠も検討。
- ダブルヘッダー:各球団が地区内のライバルと4回の分割ダブルヘッダーを実施する案。
- ディビジョンシリーズ:従来の最大5試合から最大7試合へ拡大。
- ポストシーズン:休養日を増やし、最大42日間の開催期間を想定。
月曜日に試合を行う球団については、同じ週の木曜日を休養日にする仕組みも提案されています。
なぜ154試合に減らすのか?MLBが掲げる主な目的は、選手の健康管理と試合日程の再設計です。
現在の162試合制では、シーズン中に十分な休養日を確保しにくい日程が生じます。特に投手は登板間隔や疲労の管理が重要で、長いシーズンを戦いながらポストシーズンでも高いパフォーマンスを維持する必要があります。
MLBは154試合制にすることで、毎週の休養日を設けやすくし、選手の負担を軽減する狙いを説明しています。
加えて、減らしたレギュラーシーズンの試合数を、ディビジョンシリーズの延長やポストシーズンの日程調整に振り向ける考えです。
ディビジョンシリーズを7試合制にすれば、4つのシリーズ全体で最大8試合が追加される可能性があります。強豪球団が短期決戦の偶然だけで敗退するリスクを抑え、より長い対戦で実力を競わせる狙いもあります。
154試合案は正式決定?選手会との交渉が焦点最も重要なのは、2029年の154試合制がまだ確定していないことです。
2026年10月8日の提案について、MLB選手会(MLBPA)は資料を検討し、交渉の場で回答する意向を示しました。一方で、MLB側が今回の変更案をサラリーキャップとサラリーフロアの導入などに結び付けていることについて、選手会は反発しています。
サラリーキャップとは球団が選手に支払う年俸総額に上限を設ける仕組みで、サラリーフロアは一定額以上の選手年俸を支出するよう求める仕組みです。選手会はサラリーキャップが選手の権利や報酬を損なうとして、反対姿勢を示しています。
2026年11月3日時点では、154試合制への移行を正式決定した合意は成立していません。したがって、2026年と2027年、2028年の試合数を説明する際には、従来の162試合制と2029年以降の提案を混同しないことが大切です。
【MLB年間日程の仕組み】開幕からワールドシリーズまでの流れ
MLBは162試合を一度に消化するわけではありません。春の開幕から秋のポストシーズンまで、約半年以上にわたって試合が組まれています。
春:オープニングデーから本格的なシーズンへ例年、MLBは3月下旬からレギュラーシーズンを開始します。2026年は3月25日にオープニングナイトが開催され、翌26日から本格的な開幕カードがスタートしました。
開幕直後は、各球団が数試合ずつ同じ相手と対戦するシリーズ形式で日程を消化します。移動日や休養日を挟みながら、年間162試合を積み重ねていきます。
夏:オールスターゲームと後半戦シーズン中盤の大きなイベントがオールスターゲームです。2026年は7月14日にフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークで開催されました。
オールスターゲームはファンや選手の注目を集めるイベントですが、レギュラーシーズンの162試合には含まれません。
オールスター前後を境に後半戦へ入り、各球団は地区優勝やワイルドカード進出を目指して順位争いを続けます。
秋:レギュラーシーズン終了とポストシーズン9月下旬になるとレギュラーシーズンが終了し、上位球団によるポストシーズンが始まります。
2026年は9月27日がレギュラーシーズン最終日でした。その後、ワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズを経て、ワールドシリーズで年間王者が決まる流れです。
このように、MLBの年間日程は単に162試合を並べたものではありません。開幕時期、移動距離、休養日、オールスター、ポストシーズンの開催期間などを組み合わせて構成されています。
【メジャーは何試合に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:メジャーリーグは1球団あたり年間何試合ですか?
A1:2026年現在、レギュラーシーズンは1球団あたり162試合です。MLB全30球団を合計すると、年間2,430試合になります。
Q2:MLBはポストシーズンを含めると最大何試合ですか?
A2:ワイルドカードから勝ち上がり、すべてのシリーズを最終戦まで戦った場合、ポストシーズンは最大22試合です。レギュラーシーズンの162試合と合わせると、年間最大184試合になります。
Q3:日本のプロ野球とメジャーでは何試合違いますか?
A3:2026年はNPBが143試合、MLBが162試合です。MLBのほうが各球団19試合多くなっています。
Q4:2029年からMLBは154試合制に変わりますか?
A4:MLBは2029年から154試合に短縮する案を2026年10月に提示しました。ただし、選手会との労使交渉で合意した制度変更ではないため、現時点では提案段階です。
Q5:ワールドシリーズは必ず7試合行われますか?
A5:必ず7試合行われるわけではありません。4戦先勝方式なので、どちらかが4勝した時点で終了します。最短4試合、最長7試合です。
2026年現在、メジャーリーグは30球団すべてがレギュラーシーズン162試合を戦っています。日本のプロ野球の143試合と比較すると、MLBは1球団あたり19試合多い計算です。
また、ポストシーズンではワイルドカードシリーズが最大3試合、ディビジョンシリーズが最大5試合、リーグチャンピオンシップシリーズとワールドシリーズがそれぞれ最大7試合です。ワイルドカードから勝ち上がった球団は、年間最大184試合を戦う可能性があります。
今後の大きな注目点は、2029年からの154試合制への変更案です。選手の休養日を確保する一方、ポストシーズンを拡大するという構想には、試合数だけでなくMLB全体の興行や労使関係を見直す意味もあります。
メジャーの試合数を調べる際は、レギュラーシーズンの162試合、ポストシーズンの最大22試合、そして2029年の154試合案を分けて理解することがポイントです。今後の労使交渉と正式発表によって、長年続いてきたMLBの年間日程が変わる可能性があります。
主な確認資料
- MLB公式・2026年レギュラーシーズン日程
- MLB公式・ポストシーズン制度解説
- 日本野球機構・2026年度公式戦日程
- MLB公式・2029年シーズン構成変更提案
- MLBの162試合制の歴史的背景