大相撲の琴勝峰(ことしょうほう)は、2026年11月場所で東前頭6枚目に番付を戻して土俵に臨みます。2025年7月場所で幕内初優勝を果たし、2026年5月場所には関脇へ昇進。しかし、7月場所での負け越しと9月場所の脳しんとう疑いによる途中休場を経て、再び平幕から上位復帰を目指す立場になりました。
本名は手計富士紀(てばかり・としき)。千葉県柏市出身で、佐渡ヶ嶽部屋に所属する1999年生まれの力士です。弟の琴栄峰も同じ部屋で活躍しており、兄弟そろって幕内力士として番付に名を連ねています。日本相撲協会の公式プロフィール、星取表、過去の番付記録をもとに、初優勝から関脇昇進、秋場所の休場、最新成績までを詳しく整理します。
【2026年最新】琴勝峰は現在どの番付?11月場所の最新成績と星取表

2026年11月場所の琴勝峰は、東前頭6枚目です。日本相撲協会が10月26日に発表した番付でも、この地位が確認できます。
2026年5月、7月と2場所続けて関脇を務めた琴勝峰ですが、7月場所で6勝9敗と負け越しました。その後、9月場所では東前頭筆頭に下がり、さらに途中休場。11月場所では東前頭6枚目から再出発することになりました。
2026年11月場所の基本情報- 四股名:琴勝峰 吉成
- 番付:東前頭6枚目
- 開催期間:2026年11月8日~11月22日
- 会場:福岡国際センター
- 直前の場所:2026年9月場所
- 直前の成績:5勝7敗3休
- 11月場所の星取:初日を迎える前のため0勝0敗
ここで注意したいのは、11月場所の0勝0敗は、初日を迎える前の成績だという点です。2026年11月1日時点では、11月場所の取組結果はまだありません。現時点での最新の確定成績は9月場所の5勝7敗3休です。
日本相撲協会の公式プロフィールにも、11月場所の番付と0勝0敗、9月場所の5勝7敗3休が掲載されています。したがって、関脇復帰が決まっているわけではなく、まずは前頭6枚目で勝ち越しを目指す段階です。
なお、11月場所では弟の琴栄峰も西前頭6枚目に位置しています。同じ番付の東西に兄弟が並ぶ形となり、佐渡ヶ嶽部屋にとっても注目の場所です。
【プロフィール完全版】琴勝峰吉成の本名・年齢・出身地・所属部屋
琴勝峰は、恵まれた体格と前に出る圧力を武器にする力士です。日本相撲協会の公式プロフィールによると、身長189センチ、体重170キロ。得意技は右四つと寄りです。
琴勝峰の基本プロフィール- 四股名:琴勝峰 吉成(ことしょうほう よしなり)
- 本名:手計 富士紀(てばかり としき)
- 生年月日:1999年8月26日
- 年齢:27歳(2026年11月時点)
- 出身地:千葉県柏市
- 所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋
- 身長:189.0センチ
- 体重:170.0キロ
- 得意技:右四つ・寄り
- 初土俵:2017年11月場所
- 新十両:2019年11月場所
- 新入幕:2020年7月場所
- 新三役:2026年5月場所
- 最高位:関脇
琴勝峰は幼少期から相撲に親しみ、日本相撲協会のアンケートでは、相撲を始めた年齢を3歳と回答しています。地元の柏市で相撲の基礎を身につけ、埼玉栄高校を経て角界入りしました。
初土俵を踏んだ2017年11月場所では、琴手計富士紀の四股名を使用。その後、2019年11月場所の新十両昇進に合わせて琴勝峰吉成へ改名しました。
本名の手計富士紀と現在の四股名が異なるため、過去の番付や成績を調べる場合には注意が必要です。2019年9月場所までの記録には「琴手計」と表示されることがありますが、同一人物です。
弟の琴栄峰との兄弟関係琴勝峰には、同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属する弟の琴栄峰央起(ことえいほう・ひろき)がいます。琴勝峰が兄で、琴栄峰は2003年7月8日生まれ。4歳ほど年下です。
兄弟はともに千葉県柏市出身で、幼少期から相撲に取り組んできました。弟も埼玉栄高校を経て佐渡ヶ嶽部屋に入門し、2022年1月場所に初土俵を踏んでいます。
柏市の公式発表でも、琴栄峰は琴勝峰の弟であることが紹介されています。2025年7月場所には弟も新入幕を果たし、兄弟そろって幕内で活躍する関係になりました。
2026年11月場所では、兄が東前頭6枚目、弟が西前頭6枚目。兄弟が同じ番付の東西に並ぶ点も見逃せません。
【歴代番付と成績】2025年初優勝から2026年関脇昇進までの軌跡
琴勝峰のキャリアを振り返ると、2025年7月場所が大きな転換点になっています。幕内下位から一気に優勝をつかみ、その後も成績を積み重ねて2026年5月場所に関脇へ昇進しました。
日本相撲協会の公式プロフィールに掲載された場所別成績を中心に、近年の番付と主な出来事を整理します。
| 時期・場所 | 番付 | 成績・出来事 | 主な意味 |
|---|---|---|---|
| 2017年11月 | 初土俵 | 琴手計として出場 | 角界入り |
| 2019年11月 | 十両 | 新十両昇進 | 関取の仲間入り |
| 2020年7月 | 前頭15枚目 | 新入幕・8勝7敗 | 幕内デビュー |
| 2025年7月 | 東前頭15枚目 | 13勝2敗・幕内優勝 | 初優勝、殊勲賞・敢闘賞 |
| 2025年9月 | 東前頭5枚目 | 3勝12敗 | 優勝後の苦戦 |
| 2026年1月 | 西前頭10枚目 | 9勝6敗 | 勝ち越し |
| 2026年3月 | 西前頭5枚目 | 11勝4敗・敢闘賞 | 新三役への足掛かり |
| 2026年5月 | 西関脇 | 9勝6敗 | 新関脇昇進 |
| 2026年7月 | 西関脇 | 6勝9敗 | 負け越し |
| 2026年9月 | 東前頭筆頭 | 5勝7敗3休 | 脳しんとう疑いで途中休場 |
| 2026年11月 | 東前頭6枚目 | 0勝0敗(場所前) | 再出発 |
| 琴栄峰央起 | 弟・同部屋 | 2026年11月は西前頭6枚目 | 兄弟そろって幕内上位を目指す |
この推移から分かるのは、琴勝峰が一度の優勝だけで関脇まで上がったわけではないということです。優勝後の2025年9月場所は3勝12敗と大きく負け越しましたが、2026年1月場所の9勝6敗、3月場所の11勝4敗と立て直しています。
特に2026年3月場所の11勝4敗は重要な成績でした。敢闘賞も獲得し、翌5月場所の関脇昇進につながっています。
2026年11月場所の時点で、日本相撲協会が公表する生涯戦歴は355勝313敗24休、54場所。幕内戦歴は219勝237敗24休、33場所です。
【2025年7月場所】琴勝峰が幕内初優勝を果たした理由と関脇昇進の背景
東前頭15枚目から13勝2敗で頂点へ2025年7月場所、琴勝峰は東前頭15枚目という幕内下位の番付で優勝争いに加わりました。
千秋楽を迎えた時点で優勝の可能性を残していたのは、琴勝峰と安青錦。琴勝峰は本割で安青錦と対戦し、突き落としで勝利しました。
この白星によって13勝2敗で幕内初優勝が決定。殊勲賞と敢闘賞も同時に受賞しました。
この優勝には、いくつか注目すべき背景があります。最初に、場所前には右太ももの肉離れを負っており、十分な準備ができないまま本場所を迎えていました。
序盤は3勝2敗でしたが、そこから10連勝。前に出る相撲を徹底し、終盤まで勝ち星を伸ばしたことが優勝につながりました。
また、この場所は名古屋の新会場IGアリーナで開催された最初の本場所でした。琴勝峰は新会場の幕内初優勝者という記録も残しています。
幕内下位の力士が上位陣を破って優勝することは、番付の常識を覆すような出来事です。琴勝峰にとっても、実力を証明する大きな機会となりました。
2026年5月に関脇へ昇進した理由初優勝から約10か月後、琴勝峰は2026年5月場所で西関脇に昇進しました。新入幕から所要35場所での新関脇昇進です。
直接的な昇進材料となったのは、2026年3月場所の好成績です。西前頭5枚目で11勝4敗を記録し、敢闘賞を受賞しました。
その結果、翌5月場所では前頭から西関脇へ昇進。番付上、三役の中でも上位に位置する関脇の座を初めてつかみました。
2026年4月27日の新番付発表時の報道によると、琴勝峰は2025年5月の右太もも肉離れを転機として挙げています。けがを経験したことで気持ちの面が変わり、自身の体格と圧力を生かした相撲が取れるようになったという趣旨の説明をしていました。
つまり、関脇昇進は単純に初優勝の実績だけで決まったものではありません。けがを経験した後の意識の変化、2025年7月の幕内優勝、そして2026年3月場所の11勝という結果が重なった昇進でした。
ただし、関脇昇進後は簡単な道のりではありませんでした。5月場所は9勝6敗と勝ち越したものの、7月場所は6勝9敗。関脇の地位を維持できず、9月場所には東前頭筆頭へと番付を下げています。
【2026年9月場所の休場理由】脳しんとう疑い・頭部外傷の経緯
2026年9月場所で琴勝峰が途中休場した理由は、取組中に受けた頭部への衝撃です。単なる負け越しや体力面の問題ではなく、脳しんとうが疑われる症状が確認されたため、医療面を優先した休場でした。
9月23日の美ノ海戦で起きたこと問題の取組は、9月場所11日目にあたる9月23日の美ノ海戦でした。
琴勝峰は西前頭3枚目の美ノ海と対戦。取組中に相手の頭が琴勝峰の顎付近に強く当たり、琴勝峰は背中から土俵に倒れました。決まり手は押し倒しです。
この一番を終えた時点で琴勝峰は5勝6敗。翌日の12日目から休場することになりました。
診断書には「脳しんとう疑い、頭部外傷」9月24日、師匠の佐渡ケ嶽親方は、琴勝峰に脳しんとうの症状が出ていたことを説明しました。
取組後には相撲診療所で診察を受け、その後、脳外科でも検査を受けています。師匠の説明では検査に異常はなかったものの、本人には取組の記憶が一部抜けている症状があったといいます。
琴勝峰は念のため入院し、秋場所への再出場は見送られました。師匠は、将来を考えて無理をさせず、回復を優先する判断を示しました。
さらに9月25日、日本相撲協会に提出された診断書の診断名は「脳しんとう疑い、頭部外傷」でした。安静加療のため9月場所を休場する内容が記載されています。
秋場所の最終成績と10月の動き琴勝峰の秋場所の公式成績は5勝7敗3休です。星取表では11日目までに5勝6敗となり、12日目は不戦敗。その後、13日目から千秋楽まで休みとなっています。
また、10月1日に公表された秋巡業の休場力士にも琴勝峰の名前が含まれていました。弟の琴栄峰も休場者として発表されており、兄弟そろって秋巡業には参加しない扱いとなりました。
この経緯で重要なのは、秋場所の休場を単なる番付降下の問題として見ないことです。頭部への衝撃と記憶の欠落が報じられた以上、短期的な勝敗よりも安全面を優先した判断として理解する必要があります。
11月場所の番付には東前頭6枚目として名前が載っていますが、番付への掲載と医療面での完全な回復確認は別の問題です。復帰後の状態については、実際の取組や協会からの発表を見ながら判断する必要があります。
【得意技と相撲の特徴】右四つ・寄りだけではない琴勝峰の強さ
琴勝峰の公式プロフィールに記載されている得意技は、右四つ・寄りです。
右四つとは、組んだ際に右手を相手の左腕の内側に差す形を指します。相手との距離を詰めて組み止め、寄りによって土俵際まで押し込むのが基本的な攻め方です。
189センチ、170キロという体格を生かし、相手に圧力をかけながら前進する相撲が持ち味です。関脇まで昇進した背景にも、こうした体格と前に出る攻撃力があります。
公式記録に見る決まり手の傾向興味深いのは、日本相撲協会が掲載する過去6場所の決まり手の傾向です。直近87取組、47勝の集計では、次のような数字になっています。
- 押し出し:32%
- 寄り切り:15%
- 突き落とし:13%
- その他:40%
公式の得意技として右四つ・寄りが挙げられている一方、直近の勝利では押し出しが最も多いという特徴があります。
これは、琴勝峰の相撲が単純な組み相撲だけではないことを示しています。相手との組み手争いだけでなく、前進する圧力や体勢を崩す動きによって勝ちにつなげているわけです。
11月場所で注目したい3つのポイント1つ目は、立ち合いから前に出る圧力です。関脇昇進時に評価された攻撃力を、前頭6枚目の位置でどこまで発揮できるかが焦点になります。
2つ目は、右四つからの寄りです。得意の形に持ち込めれば、相手に十分な反撃の時間を与えずに勝負を決められます。
3つ目は、頭部への衝撃を経験した後の取組内容です。秋場所の休場後、どのような相撲を見せるかは大きな注目点です。勝ち星だけではなく、立ち合いや取組後の状態も含めて見守りたいところです。
【琴勝峰の相撲】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:琴勝峰は2026年11月場所で何枚目ですか?
A1:東前頭6枚目です。2026年11月場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開催されます。
Q2:琴勝峰の本名と年齢は?
A2:本名は手計富士紀(てばかり・としき)です。1999年8月26日生まれで、2026年11月時点で27歳です。千葉県柏市出身、佐渡ヶ嶽部屋所属です。
Q3:琴勝峰はなぜ2026年に関脇へ昇進したのですか?
A3:2026年3月場所で西前頭5枚目ながら11勝4敗を挙げ、敢闘賞を受賞したことが大きな理由です。その結果、5月場所で西関脇に昇進しました。
Q4:琴勝峰が2026年9月場所を休場した理由は何ですか?
A4:9月23日の美ノ海戦で相手の頭が顎付近に当たり、脳しんとうの症状が疑われたためです。提出された診断書には「脳しんとう疑い、頭部外傷」と記載され、安静加療のため途中休場となりました。
Q5:琴勝峰と琴栄峰は兄弟ですか?
A5:はい。琴勝峰が兄で、琴栄峰が弟です。2人とも千葉県柏市出身で、佐渡ヶ嶽部屋に所属しています。2026年11月場所では、兄が東前頭6枚目、弟が西前頭6枚目です。
Q6:琴勝峰の得意技は何ですか?
A6:日本相撲協会の公式プロフィールでは右四つ・寄りとされています。直近6場所の決まり手では押し出しが32%で最多となっており、前に出る圧力も大きな武器です。
琴勝峰は、2025年7月場所の幕内初優勝を経て、2026年5月場所に関脇へ昇進した実力者です。千葉県柏市出身の27歳で、本名は手計富士紀。右四つ・寄りを得意とし、恵まれた体格を生かした攻撃的な相撲を持ち味としています。
一方、2026年は関脇での負け越しに続き、9月場所では脳しんとう疑いと頭部外傷によって途中休場するという試練も経験しました。11月場所は東前頭6枚目からの再出発です。
今後の評価を左右する要点は、次の3つです。
- 健康面:9月場所の頭部外傷からの回復と、無理のない競技復帰。
- 相撲内容:右四つ・寄りと前に出る圧力をどこまで取り戻せるか。
- 番付:11月場所で勝ち越し、再び幕内上位や三役を目指せるか。
特に注目したいのは、関脇昇進を支えた攻撃力を再び安定して発揮できるかという点です。2025年の初優勝は、琴勝峰に大きな可能性があることを示しました。2026年の関脇昇進も、その可能性を裏付ける実績です。
11月場所で焦点となるのは、いきなり優勝争いに戻れるかどうかだけではありません。まずは健康を優先し、安定した相撲で勝ち越しを目指せるか。その先に関脇復帰、さらには大関を目指す道が見えてきます。
兄の琴勝峰と弟の琴栄峰が同じ幕内で活躍する佐渡ヶ嶽部屋の兄弟力士としても、今後の成長から目が離せません。
主な確認資料: 日本相撲協会公式力士プロフィール・公式星取表・2026年年間日程表、柏市公式発表、日刊スポーツ、スポーツ報知、共同通信の報道。