2026年の高校ラグビー界で、圧倒的な存在感を示しているのが桐蔭学園高校ラグビー部だ。2026年1月7日の第105回全国高校ラグビー大会決勝では、京都成章高校を36-15で破り、史上6校目となる花園3連覇を達成。全国大会通算6度目の優勝という歴史的な記録も打ち立てた。
一方、2026年春の第27回全国高校選抜ラグビー大会では東福岡高校に22-33で敗れ、準優勝。6月の関東大会でも國學院大栃木に敗れるなど、常勝校であっても課題に向き合うシーズンとなった。さらに7月の全国高校7人制大会では優勝し、秋には花園4連覇を目指す神奈川県予選に臨んでいる。歴代の優勝実績、注目選手、主将の交代、そして現在のチーム力まで、2026年11月初旬の最新状況を整理する。
【2026年最新】桐蔭学園が京都成章を36-15で撃破!花園3連覇の全貌

2026年1月7日、東大阪市花園ラグビー場で行われた第105回全国高等学校ラグビーフットボール大会決勝。
対戦カードは、神奈川県代表の桐蔭学園と京都府代表の京都成章だった。
桐蔭学園は京都成章の堅いディフェンスに苦しみ、前半14分に先制トライを許す。しかし、18分に曽我大和がトライを決めて同点に追いつき、前半を5-5で折り返した。
試合が大きく動いたのは後半だ。
桐蔭学園は後半4分に足立佳樹、6分に長尾峻が連続トライ。さらに14分には竹山史人が相手のキックをチャージして、そのままトライを奪った。
この連続攻撃で試合の主導権を完全に掌握した。
最終スコアは桐蔭学園36-15京都成章。後半だけで31点を奪う見事な試合運びだった。
日本ラグビーフットボール協会の公式試合記録でも、桐蔭学園の3大会連続優勝が確認できる。
花園3連覇は史上6校目の快挙今回の優勝によって、桐蔭学園は史上6校目となる花園3連覇を達成した。
単に3年連続で優勝しただけではない。毎年選手が入れ替わる高校スポーツにおいて、異なる世代が全国の頂点に立ち続けたことに大きな意味がある。
しかも、2025年度のチームは大会前から圧倒的な優勝候補と見られていたわけではなかった。
日刊スポーツの大会後の報道によると、桐蔭学園は大会前の敗戦も糧にしながら、チャレンジャーとして花園に臨んでいた。
優勝経験があるからこそ守りに入るのではなく、毎年チームを作り直す姿勢が3連覇につながった。
【2026年の試合結果】全国選抜準優勝から7人制全国制覇まで
2026年の桐蔭学園を評価するうえで、花園の優勝だけを見ていては全体像をつかめない。
春の全国選抜大会では東福岡に敗れた一方、夏の7人制大会では再び全国タイトルを獲得している。
第27回全国高校選抜ラグビー大会は東福岡に惜敗2026年3月25日から31日にかけて開催された第27回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。
桐蔭学園は順調に勝ち上がり、決勝で東福岡高校と対戦した。
決勝までの主な結果は次のとおり。
- 1回戦:長崎北陽台に26-7で勝利
- 2回戦:秋田工業に40-12で勝利
- 準々決勝:京都工学院に36-0で勝利
- 準決勝:佐賀工業に15-7で勝利
- 決勝:東福岡に22-33で敗戦
決勝は前半17-28、後半5-5。桐蔭学園は後半に追い上げたものの、前半につけられた11点差を最後まで埋められなかった。
東福岡が33-22で勝利し、5年ぶり7回目の優勝を達成。桐蔭学園は2大会連続の選抜優勝を逃した。
この敗戦は、単純な実力差だけで説明できるものではない。
勝負どころで得点を取り切る精度や、相手の戦術変更に対する対応力など、春の段階で修正すべきポイントが浮き彫りになった。
6月の関東大会では國學院大栃木に敗れる2026年6月5日から7日に開催された第74回関東高等学校ラグビー大会。
桐蔭学園はAブロックに出場した。
試合結果は以下のとおり。
- 6月6日:流通経済大柏に51-0で勝利
- 6月7日:國學院大栃木に7-14で敗戦
初戦では51点を奪う圧勝を見せたが、國學院大栃木との一戦では得点を伸ばせず、7-14で敗れた。
全国トップクラスの相手に対して、攻撃の継続性や得点機会を生かす能力が問われた大会だった。
7月の全国高校7人制大会で優勝春の選抜大会で準優勝に終わった桐蔭学園は、夏に結果を残した。
2026年7月21日から24日に開催された第13回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会で、カップトーナメントを制覇。
決勝では早稲田実業高校を21-14で下した。
これで桐蔭学園は、同大会通算3度目のカップトーナメント優勝を達成。加えて、曽我大和が大会MVPに選ばれた。
15人制と7人制では求められる能力が異なるが、個人の突破力や判断力を全国レベルで発揮した点は、現在のチームを評価するうえで見逃せない。
【注目メンバーと主将】堂薗尚悟から堺史道へ、世代交代を整理
桐蔭学園の強さを理解するには、優勝した2025年度の主力と2026年度のメンバーを区別する必要がある。
特に、堂薗尚悟、堺史道という2人の主将の関係は、検索する際に混同されやすいポイントだ。
2025年度チームの主将は堂薗尚悟桐蔭学園ラグビー部の公式年度資料では、2025年度の主将は堂薗尚悟と記録されている。
ポジションはHO(フッカー)。
第105回全国高校ラグビー大会では、準決勝で右肩を負傷するアクシデントにも見舞われた。
それでもチームは動揺することなく決勝まで勝ち上がり、京都成章を撃破。堂薗が築いてきたチーム内のコミュニケーションや、選手同士で考える姿勢も優勝を支えた。
2026年春の新チームでは堺史道が主将一方、2026年3月の全国選抜大会では、FL堺史道が主将としてチームを率いた。
スポニチの2026年3月26日の報道では、堺主将自身が新チームのまとまりについて課題を認識し、選手間の意思統一を進めている状況が紹介されている。
つまり、堂薗尚悟は2025年度の花園3連覇チームの主将、堺史道は2026年春の新チームの主将という整理になる。
2026年の注目選手一覧2026年度の登録メンバー情報や全国選抜大会の公式試合記録から、注目したい選手を整理した。
| 選手名 | ポジション | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 堺史道 | FL | 2026年春の新チーム主将 |
| 大塚一輝 | FL | FWの運動量と接点での働き |
| 金野悠生 | SH | 素早い球出しとゲーム展開 |
| 瀬戸功大 | SO | 攻撃の組み立てを担う司令塔 |
| 曽我大和 | FB | 花園決勝の得点者。7人制大会MVP |
| 原品瑞帆 | LO | 197cmの長身を生かした空中戦 |
| 久田大地 | NO8 | FWの攻撃力を支える選手 |
| 大久保志哉 | WTB | スピードとフィニッシュ能力 |
| 古賀啓志 | CTB | センターとして攻守に貢献 |
※ポジションは2026年度の登録・大会メンバー情報を基に整理。大会ごとに出場メンバーは異なる。
足立佳樹・長尾峻・竹山史人は花園3連覇世代の主力検索されることの多い足立佳樹、長尾峻、竹山史人は、第105回大会の優勝に貢献した選手たちだ。
特に決勝では、足立が後半4分、長尾が6分、竹山が14分にトライを決めている。
なお、竹山史人の名前は「武山史人」と表記されることがあるが、日本ラグビーフットボール協会の公式試合記録では竹山史人となっている。
この3人は2025年度の花園3連覇を象徴する選手として整理し、2026年度の新チームの選手と混同しないことが大切だ。
【歴代優勝回数6回】桐蔭学園ラグビー部の全国大会実績
桐蔭学園は高校ラグビー界でも屈指の全国実績を持つ。
2026年1月の第105回大会で6度目の全国制覇を達成したが、その背景には長年にわたるチーム作りと指導体制の継続がある。
花園の優勝歴を振り返る桐蔭学園ラグビー部の公式資料に記録されている主な全国大会の優勝年度は次のとおり。
- 2010年:全国大会優勝(同点)
- 2019年:全国大会優勝
- 2020年:全国大会優勝
- 2023年:全国大会優勝
- 2024年:全国大会優勝
- 2025年:全国大会優勝
2010年の優勝は同点によるものを含む。
2023年から2025年にかけては3大会連続で頂点に立ち、2026年1月には3連覇という新たな記録を達成した。
2026年までの主要な実績桐蔭学園の2026年の歩みを
| 年月・年度 | 大会・出来事 | 結果 |
|---|---|---|
| 2023年 | 第103回花園 | 優勝 |
| 2024年 | 第104回花園 | 優勝 |
| 2025年度 | 第105回花園 | 京都成章に36-15で勝利、3連覇 |
| 2026年3月 | 第27回全国選抜大会 | 東福岡に22-33で敗れ準優勝 |
| 2026年6月 | 第74回関東大会Aブロック | 流経大柏に51-0で勝利、國學院大栃木に7-14で敗戦 |
| 2026年7月 | 第13回全国高校7人制大会 | カップトーナメント優勝 |
| 2026年10月31日 | 第106回花園神奈川県予選 | 日大藤沢に98-0で勝利 |
6度の全国制覇という数字だけでなく、全国選抜、関東大会、7人制大会など、異なる形式の大会でも継続して上位を争っていることが特徴だ。
【強さの理由】桐蔭学園ラグビー部を支える独自のチーム作り
桐蔭学園の強さは、優秀な選手を集めることだけでは説明できない。
2026年1月の花園3連覇後、デイリースポーツや日刊スポーツは、藤原秀之監督の指導方針や選手主体のミーティングに注目した。
1. 選手が主役になるミーティング桐蔭学園の特徴として知られるのが、選手同士で本音をぶつけ合うミーティングだ。
デイリースポーツの2026年1月20日の報道によると、ミーティングでは試合中に起こり得る最悪の状況まで想定し、選手たち自身が対応策を話し合う。
単に監督から戦術を伝えられるだけではない。
自分たちで考え、意見を出し、試合中に何をすべきかを共有する。
この準備が、接戦や想定外の展開でも慌てないチームを作っている。
2. 控え選手まで含めた戦力の底上げ2025年度の花園では、主将の堂薗尚悟が準決勝で負傷するというアクシデントがあった。
それでもチームは崩れなかった。
日刊スポーツによると、準々決勝後のミーティングでは、足立佳樹がリザーブ選手の役割について問題提起し、木俣蒼司郎が自分も戦えるという意思を示した。
こうしたやり取りが控え選手の自信につながり、決勝までの戦力維持に役立った。
レギュラーだけで試合を成立させるのではなく、交代選手も含めて戦術を共有する。
これが桐蔭学園の強さの重要な部分だ。
3. 毎年チームを作り直す仕組み高校ラグビーでは、3年生が卒業すればチームの中心選手が大きく入れ替わる。
普通なら、前年度の優勝メンバーが抜けた後に戦力が低下する可能性がある。
しかし桐蔭学園では、選手主導のミーティングや日常的なチーム作りを次の世代に引き継いでいる。
藤原監督を中心とした指導体制が継続していることも大きい。
2026年春の選抜大会で堺主将がチームのまとまりを課題として挙げたことからも、伝統があるからといって新チームが最初から完成しているわけではないことが分かる。
むしろ、世代ごとに課題を見つけ、解決する過程そのものが桐蔭学園の競争力になっている。
【2026年秋の最新情報】花園4連覇に向けた新チームの現在地
2026年11月初旬、桐蔭学園が目指しているのは第106回全国高校ラグビー大会での4連覇だ。
春の選抜大会では準優勝、夏の7人制大会では優勝。そして秋の神奈川県予選では、全国大会出場をかけた戦いが続いている。
神奈川県予選は準々決勝を98-0で突破2026年10月31日に行われた第106回全国高校ラグビー大会神奈川県予選準々決勝。
桐蔭学園は日大藤沢を98-0で破った。
加えて、その前の3回戦では横浜修悠館高等工科を102-0で下している。
2試合連続で相手を無得点に抑えており、攻撃力と守備力の両面で好調さを示している。
次の注目カードは慶應義塾との準決勝神奈川県予選の準決勝では、慶應義塾高校との対戦が予定されている。
- 日程:2026年11月7日
- 対戦:桐蔭学園対慶應義塾
- 大会:第106回全国高校ラグビー大会神奈川県予選準決勝
慶應義塾も準々決勝で法政二を61-0で下しており、準決勝に向けて勢いを持っている。
桐蔭学園にとっては、花園4連覇への重要な関門となる。
神奈川県予選の決勝は11月15日に予定されている。
新チームの評価で注目したい3つのポイント2026年秋の桐蔭学園を評価するなら、次の3点が重要になる。
① FWの安定感
春の選抜決勝では東福岡に敗れたものの、7人制大会や秋の県予選では力強い試合を見せている。スクラムやラインアウトなど、FWの基礎部分が全国大会でも通用するかが注目される。
② BKの判断力と展開力
曽我大和や金野悠生、瀬戸功大らの働きは、攻撃の質を左右する。相手の守備配置を見ながら、ボールを動かすタイミングを判断できるかが鍵だ。
③ 試合終盤の対応力
春の選抜決勝で露呈した得点機会の生かし方は、冬に向けて改善したい部分だ。接戦になった場合に、選手同士で判断を共有し、確実に得点につなげられるかが問われる。
花園3連覇の実績を持つチームでも、次の優勝が保証されているわけではない。2026年の新チームがどこまで成長しているかは、秋の県予選から花園本大会にかけての大きな見どころとなる。
【よくある質問】桐蔭学園高校ラグビーに関するFAQ
Q1:桐蔭学園高校ラグビー部の花園優勝回数は何回?
A1:2026年1月7日の第105回全国高校ラグビー大会で6度目の優勝を達成した。2010年の同点優勝を含め、2019年、2020年、2023年、2024年、2025年に全国制覇している。
Q2:2026年の桐蔭学園ラグビー部の主将は誰?
A2:2025年度の花園3連覇チームの主将は堂薗尚悟。2026年春の全国選抜大会では堺史道が主将としてチームを率いている。年度や大会を区別して確認することが大切だ。
Q3:桐蔭学園は2026年の全国選抜大会で優勝した?
A3:優勝ではなく準優勝。2026年3月31日の決勝で東福岡高校に22-33で敗れた。一方、7月の全国高校7人制大会ではカップトーナメントを制している。
Q4:桐蔭学園の花園4連覇は決まった?
A4:2026年11月初旬時点では決まっていない。第106回全国高校ラグビー大会の神奈川県予選を戦っており、10月31日の準々決勝では日大藤沢に98-0で勝利。11月7日の準決勝で慶應義塾と対戦する予定だ。
桐蔭学園高校ラグビー部は、2026年1月に第105回全国高校ラグビー大会を制し、花園3連覇と通算6度目の優勝を達成した。
しかし、その後の全国選抜大会では東福岡に22-33で敗れて準優勝。6月の関東大会でも國學院大栃木に敗れるなど、常に勝ち続けているわけではない。
一方、7月の全国高校7人制大会では優勝し、秋の神奈川県予選でも日大藤沢を98-0で下した。
2026年のチームを理解するうえで重要なのは、過去の優勝回数だけでなく、世代交代を経てもチームとして成長し続けている点だ。
堂薗尚悟が率いた花園3連覇世代から、堺史道らが中心となる新たな世代へ。藤原秀之監督の下で受け継がれる選手主体のミーティングや、控え選手まで含めたチーム作りは、桐蔭学園の競争力を支える大きな要素となっている。
2026年11月の最大の注目は、花園4連覇への挑戦だ。まずは神奈川県予選を突破できるか。そして全国の強豪校を相手に、再び日本一をつかめるか。
3連覇を達成した名門が、次の歴史を刻めるかどうかに注目したい。
主な確認資料: 日本ラグビーフットボール協会公式記録、桐蔭学園ラグビー部公式年度資料、全国高等学校体育連盟ラグビー専門部大会記録、スポニチ、日刊スポーツ、デイリースポーツの報道。