2026年11月現在、編集者・実業家として活動する箕輪厚介氏は、幻冬舎の編集者という従来の肩書に加え、新出版社「株式会社幻夏舎」の代表取締役社長を務めている。加えて、書籍の企画・編集や自身の執筆活動に加え、飲食ブランドのプロデュースにも携わるなど、活動領域を広げている。
2010年に双葉社へ入社し、2015年に幻冬舎へ移籍。その後、堀江貴文氏の『多動力』や前田裕二氏の『メモの魔力』など、数々のビジネス書を手がけたことで知られる。2020年のNewsPicks Book終了や2024年の箕輪編集室からの退任、2025年の幻夏舎設立を経て、現在の仕事はどのように変化したのか。2026年の新刊や最新事業も含め、経歴、編集実績、見城徹氏との関係、評判を整理する。
【箕輪厚介氏の現在】2026年は幻夏舎の社長と編集者を兼ねる

箕輪厚介氏の現在を理解するうえで重要なのは、単に出版社を移ったという話ではなく、編集者としての活動を維持しながら、自らの裁量で出版事業を展開できる立場を得たことだ。
株式会社幻夏舎の代表取締役社長に就任2025年6月23日、箕輪氏は自身のXで、新しい出版社「幻夏舎」の社長に就任したことを公表した。設立日は同年7月18日である。
スポニチの報道によると、設立のきっかけは幻冬舎社長の見城徹氏からの提案だった。見城氏が、箕輪氏がより自由に活動できる会社を作ろうと持ちかけたという。
箕輪氏は新会社について、従来のビジネス的な発想に偏らず、自分が本当に作りたい本や読みたい本を形にする場にしたいという趣旨を説明している。つまり、従来のベストセラーを狙う出版活動とは別に、採算性だけでは判断しない企画にも挑戦する構想だ。
幻冬舎の公式グループ企業一覧にも株式会社幻夏舎が掲載されている。代表取締役会長は見城徹氏、代表取締役社長は箕輪厚介氏で、事業内容は書籍の発行とされている。所在地も幻冬舎と同じ東京都渋谷区千駄ケ谷だ。
幻冬舎を辞めて完全独立したわけではないここは検索時に誤解しやすいポイントだ。「幻夏舎を設立した」という情報だけを見ると、箕輪氏が幻冬舎を退社し、完全に別の出版社を立ち上げたようにも受け取れる。
しかし、2026年時点の公開プロフィールや報道では、箕輪氏は引き続き幻冬舎の編集者として紹介されている。また、幻夏舎も幻冬舎のグループ企業一覧に掲載されている。
したがって、現在の状況は幻冬舎との関係を断ち切った独立というより、グループ内に新たな出版事業の拠点を持ち、編集者としての活動範囲を広げた形と捉えるのが正確だ。
2026年は出版以外のブランドプロデュースにも関与2026年8月17日には、株式会社ガネーシャが運営する株式会社箕輪家の新経営体制が発表された。
この新体制で箕輪氏が担うのはブランドプロデューサーという役割だ。ブランドの思想設計、情報発信、プロデュースを担当する。店舗運営や商品開発は代表取締役の丸山紘平氏、組織づくりや店舗展開などはSHOGUN BURGER創業者の本田大輝氏が担当する体制となった。
ラーメンブランドの運営そのものを箕輪氏が単独で担うわけではない。編集者として培った企画力や情報発信力を、飲食事業のブランドづくりに活用する役割といえる。
【経歴・年表】双葉社から幻冬舎へ移籍した理由と転機
箕輪厚介氏は1985年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2010年に双葉社へ入社した。
注目したいのは、最初から書籍編集者だったわけではない点だ。キャリアの出発点はファッション雑誌の広告営業であり、タイアップ企画や商品開発、イベント運営など、出版物を売るための仕組みづくりにも携わっていた。
その後、編集部への異動を経て書籍編集の仕事に進み、見城徹氏や堀江貴文氏といった著名人の著作を担当する。こうした経験が、後のNewsPicks Bookの立ち上げにつながった。
箕輪厚介氏のキャリアと関係者の変遷| 時期 | 出来事・関係者 | キャリア上の意味 |
|---|---|---|
| 1985年 | 東京都生まれ | 箕輪氏の生年 |
| 2010年 | 双葉社に入社 | 広告営業として出版・企画の現場を経験 |
| 2014年 | 双葉社の編集部へ異動 | 見城徹氏の『たった一人の熱狂』などを担当 |
| 2015年 | 幻冬舎に入社 | 堀江貴文氏らの著作を手がける |
| 2017年 | NewsPicks Book創刊・箕輪編集室開始 | 出版とコミュニティを連動させる事業を展開 |
| 2018年 | 『死ぬこと以外かすり傷』刊行 | 編集者から著者としても知名度を獲得 |
| 2020年 | NewsPicks Book終了 | 一連の報道を受け、編集長を退任 |
| 2024年2月 | 箕輪編集室からの退任を発表 | 約7年間のコミュニティ運営に区切り |
| 2025年7月 | 株式会社幻夏舎設立 | 代表取締役社長に就任 |
| 2026年 | 著書刊行・箕輪家のブランドプロデュース | 出版と事業プロデュースの両面で活動 |
経歴の基本情報は日本クラウンの公式プロフィール、東京ミッドタウンのクリエイタープロフィール、各社の発表資料などに基づく。
双葉社時代に見城徹氏との接点が生まれた箕輪氏のキャリアを語るうえで欠かせないのが、幻冬舎社長の見城徹氏との関係だ。
興味深いのは、見城氏との仕事が始まった当時、箕輪氏はまだ双葉社に所属していたこと。自ら企画を持ち込み、見城氏の著書『たった一人の熱狂』を担当した。
創業手帳のインタビューでは、SNSで書籍を出させてほしいと働きかけた後、手紙を送った経緯を本人が語っている。
この仕事を通じて見城氏との関係が深まり、2015年の幻冬舎入社へとつながった。単なる転職というより、編集者として仕事を通じて著者との信頼関係を築き、その関係が次のキャリアを開いた事例だ。
2025年には見城氏が幻夏舎の代表取締役会長に就任している。両者の関係は、過去の著者と編集者という枠を超え、現在の出版事業にもつながっている。
【編集実績】NewsPicks Bookと『多動力』が生んだヒットの仕組み
箕輪厚介氏の知名度を大きく押し上げたのが、幻冬舎への移籍後に手がけたNewsPicks Bookだ。
NewsPicks Bookとは何だったのかNewsPicks Bookは、経済ニュース共有サービスNewsPicksと幻冬舎が共同で2017年4月に立ち上げた書籍レーベルである。箕輪氏は編集長を担当し、ビジネスパーソンや起業家の考え方を、読みやすく広く届く書籍へと仕上げていった。
日本クラウンの公式プロフィールでは、同レーベルは創刊1年で累計100万部を突破したと紹介されている。従来の出版営業だけではなく、著者自身の知名度やSNS、読者コミュニティを組み合わせた販売戦略が特徴だった。
代表的な編集実績と著者の関係- 『多動力』/堀江貴文氏:複数の仕事を同時に進める働き方や、分野を横断する発想をテーマにした代表的なビジネス書。
- 『お金2.0』/佐藤航陽氏:新しい経済の仕組みや価値の生まれ方を扱った作品。
- 『日本再興戦略』/落合陽一氏:日本の社会や産業の将来を考察した作品。
- 『人生の勝算』/前田裕二氏:事業づくりや人間関係、人生観を扱った作品。
- 『メモの魔力』/前田裕二氏:メモを通じた思考整理や自己分析をテーマにした作品。
- 『たった一人の熱狂』/見城徹氏:双葉社時代に編集を担当した作品。
- 『逆転の仕事論』/堀江貴文氏:双葉社時代に編集を担当した作品。
これらの作品に共通しているのは、専門的なテーマを一般の読者が手に取りやすい言葉や企画へ変換している点だ。単に文章を整えるだけでなく、著者の個性や主張を前面に出し、読者との接点を作る編集スタイルが見て取れる。
堀江貴文氏の『多動力』が象徴する編集手法特に重要なのが『多動力』だ。
箕輪氏は2024年に公開した箕輪編集室の公式noteで、堀江氏のオンラインサロンのメンバーと一緒に本を作る試みを振り返っている。少人数でも熱意を持って情報発信する人が集まれば、SNS上で小さな情報拡散の起点が生まれ、それが書籍の販売につながるという考え方だった。
同記事で箕輪氏は、『多動力』について自身にとって最初の大ヒットであり、30万部近く売れたと説明している。
この事例が示すのは、書籍のヒットが編集者と著者だけで完結するものではなく、読者やコミュニティも含めた情報発信の仕組みによって生まれるということだ。箕輪氏の編集スタイルを理解するうえで、重要な実例といえる。
自身の著書『死ぬこと以外かすり傷』とその後2018年8月28日には、マガジンハウスから自身の著書『死ぬこと以外かすり傷』を発売した。
仕事への熱量、挑戦する姿勢、既存の常識にとらわれない働き方を前面に押し出した内容で、当時のビジネス書ブームを象徴する一冊となった。日本クラウンのプロフィールでは12万部を超えるヒットとして紹介されている。
一方、2023年9月15日には幻冬舎から『かすり傷も痛かった』を刊行。前作の成功を振り返り、行き過ぎた競争や熱狂から距離を置く考え方を提示した。勢いと挑戦を強調した初期の著作から、迷いや失敗も含めて自分の人生を考える方向へ、本人の発信にも変化が見られる。
【2026年最新の出版活動】幻夏舎と新刊『他人の不幸はマヌカハニー』
2026年の箕輪氏の出版活動で注目されるのが、4月に刊行された『他人の不幸はマヌカハニー』だ。
2026年4月刊行のコラム集『他人の不幸はマヌカハニー』は、箕輪厚介氏が著者となり、コアマガジンから刊行された175ページの書籍である。国立国会図書館の書誌情報では、出版年は2026年4月と登録されている。
内容は月刊誌『実話BUNKAタブー』での連載コラムをまとめ、単行本向けに加筆・修正したもの。東出昌大氏、見城徹氏、ガーシー氏、SNSでの炎上など、社会やネット上の話題を独自の視点から取り上げている。
タイトルからも分かるように、従来のビジネス書とは異なる、時事的なテーマや世相への批評を中心にした作品だ。編集者として他者の考えを形にするだけでなく、自分自身の視点を文章にする活動も続けている。
幻夏舎の設立と新刊の関係は?ここで注意したいのは、幻夏舎の設立と2026年の新刊を同じ話として扱わないことだ。
『他人の不幸はマヌカハニー』の出版社はコアマガジンであり、幻夏舎から刊行された作品ではない。つまり、幻夏舎の社長としての仕事と、箕輪氏個人の著者活動は、それぞれ分けて見る必要がある。
幻夏舎は書籍発行を事業内容とする会社として設立されている。今後どのような著者や企画を起用し、どのような出版方針を打ち出すのかが、会社としての実績を測るポイントになる。
設立時に掲げた「自分が作りたい本」という方向性が、具体的な刊行物としてどのように結実するか。2026年11月時点では、今後の出版企画と継続的な刊行実績が注目される段階にある。
【箕輪編集室の現在】オンラインサロンを離れた理由と発信の変化
箕輪氏のキャリアを特徴づけたもう一つの活動が、オンラインコミュニティ「箕輪編集室」だ。
2017年に始まった箕輪編集室箕輪編集室は2017年6月にスタートしたオンラインサロンで、書籍の制作やイベント、動画、プロモーションなど、さまざまな企画に参加できるコミュニティとして展開された。
箕輪氏自身の2024年2月の振り返りによれば、会員数が最も多かった時期には約3000人に達したという。書籍を作るだけでなく、参加メンバーがSNSで情報を発信し、作品の認知を広げる仕組みが特徴だった。
一方で、活動の広がりとともに、参加者の熱意を労働力として活用することへの批判も生まれた。箕輪氏自身も、当時の活動を振り返るなかで「やり甲斐搾取」という言葉が生まれたことに触れている。
2024年2月末に本人が退任を発表2024年2月24日、箕輪氏は箕輪編集室の公式noteで、同月末をもってオンラインサロンを辞めると発表した。
本人は、コミュニティが自分の人生を変えるほど大切な存在だったと振り返り、約7年間の活動に感謝を表明した。その一方で、オンラインサロンという仕組み自体が変化し、参加者の活動量やコミュニティの勢いが全盛期より落ちているという認識も示した。
本人の説明では、オンラインサロンの収益は全体の事業収益に占める割合が相対的に低下していた。また、本人の知名度や活動量にコミュニティの規模が依存することにも限界を感じていたという。
したがって、箕輪編集室は現在の活動を代表する中心的な事業として扱うよりも、2017年から2024年にかけての重要なキャリアとして理解するのが適切だ。本人が退任を表明したことと、コミュニティ自体の法的な解散は同じ意味ではない。
発信の中心はコミュニティから個人・事業へ箕輪編集室の運営から離れた後も、箕輪氏の発信活動は続いている。
現在の活動を整理すると、書籍の企画・編集、著者としての執筆、幻夏舎の経営、Xなどを通じた情報発信、飲食ブランドのプロデュースという複数の領域に分かれる。
これは、オンラインサロンという一つのコミュニティに人を集める方法から、出版社やブランドなど複数の事業を通じて企画を形にする方法へ、活動の重心が移ったと見ることもできる。
【評判と炎上の検証】編集者としての評価と批判される理由
箕輪厚介氏の評判は、編集実績だけを見ても、過去の騒動だけを見ても正しく理解できない。ヒットを生み出す企画力と、本人の発言や行動をめぐる問題は、分けて評価する必要がある。
評価されている編集者としての強み箕輪氏の編集者としての特徴は、著者の知名度や専門性を生かしながら、読者が興味を持つ切り口を作ることにある。
特にNewsPicks Bookでは、経済やテクノロジーといった難しいテーマを、一般のビジネスパーソンにも届く企画へと変換した。著者本人の発信力やオンラインコミュニティを組み合わせた販売手法も、当時の出版業界で存在感を示した。
編集者としての評価を考える際には、次の3点が判断材料になる。
- 企画力:著者の強みを把握し、読者の関心に結びつける力。
- 販売戦略:SNSやコミュニティを活用し、書籍の認知と販売を広げる手法。
- プロデュース力:出版にとどまらず、イベントやブランドなど異なる事業へ企画を展開する能力。
一方、箕輪氏の評判に大きな影響を与えた出来事が2020年の報道だ。
2020年5月、文春オンラインは箕輪氏が女性ライターに対して不適切な言動をしたと報じた。これを受けて箕輪氏は6月8日、自身の言動について謝罪し、テレビ出演などの活動自粛とNewsPicks Book編集長の退任を表明した。
同日、NewsPicksを運営するニューズピックスも、幻冬舎との共同書籍レーベルNewsPicks Bookの終了を発表した。ITmediaによれば、運営側は一連の問題を重く受け止めたとしている。
箕輪氏は謝罪文で、自身が一般常識を欠き、傲慢な人間になっていたことを自覚し、深く反省している旨を表明した。
この出来事は、編集者個人の言動が、出版社や共同事業の信用にも影響することを示した。NewsPicks Bookは現在も継続しているレーベルではなく、2020年に終了している。
2025年の不倫疑惑報道と本人の謝罪さらに2025年7月には、箕輪氏とYouTuberのいけちゃん氏をめぐる不倫疑惑がSmartFLASHで報じられた。
箕輪氏は自身のYouTubeチャンネルで報道について謝罪し、相手女性について自分からしつこく誘ったことなどを説明した。翌日にはXで「僕が全部悪いです」と投稿し、妻と相手女性の間では当事者間の問題が解決したと発信したことが報じられている。
また、2025年9月にはスポニチが、箕輪氏が出演番組でこの騒動を振り返り、自身の言動を反省する趣旨の発言をしたと伝えた。
こうした一連の出来事は、編集者としての能力とは別に、社会的信用や公人としての振る舞いが評価される際の重要な論点となっている。
評判を判断するときに見るべきポイント箕輪氏に対する評価が分かれやすいのは、仕事の成果と個人の言動が強く結びついているためだ。
編集者としては、ベストセラーの企画やコミュニティを活用した販売手法が実績として残る。一方、過去の報道や本人のSNS発信に対する批判も、社会的な評価を考えるうえで無視できない。
したがって、単純に「天才編集者」「炎上する人物」のどちらかに分類するのではなく、編集実績、事業の継続性、本人の説明や行動をそれぞれ確認することが重要だ。
【今後の展望】幻夏舎は箕輪厚介氏の新しい代表作を生み出せるか
2026年以降の箕輪氏を考えるうえで、最も注目すべきなのは幻夏舎がどのような出版実績を積み上げるかという点だ。
商業的な成功と作りたい本の両立箕輪氏はこれまで、売れる本を作る編集者として知られてきた。NewsPicks Bookでの実績は、著者の知名度、SNS、読者コミュニティを組み合わせることで、書籍の販売を広げる手法を示した。
しかし、幻夏舎の設立時に示した方向性は、商業的な成功だけを追求するものではない。本人が読みたい本、作りたい本を優先するという構想だ。
この方針には、従来のベストセラー型編集とは異なる挑戦がある。売上を重視すれば読者層の広い企画が中心になりやすいが、作り手の個性を優先すれば、短期的な販売規模だけでは評価できない作品も生まれる。
幻夏舎が今後どのような作家を発掘し、どのジャンルに力を入れ、継続的な刊行につなげるのかが、経営者としての評価を左右する。
出版以外の事業で編集力を生かす可能性2026年8月の箕輪家の新体制も、今後の方向性を考える材料になる。
ブランドの思想や発信を箕輪氏が担当し、店舗運営や組織づくりは別の経営者が担うという役割分担は、編集者としての強みを異業種へ応用する取り組みだ。
本や雑誌の企画と飲食ブランドのプロデュースは異なる事業だが、顧客が何に関心を持ち、どのような世界観に共感するのかを考える点では共通する部分がある。
今後は出版物の売上だけでなく、ブランドの認知、顧客との関係、継続的な事業成長なども、箕輪氏のプロデュース能力を測る指標になっていくだろう。
【箕輪厚介氏の現在・経歴・評判】よくある質問(FAQ)
Q1:箕輪厚介氏は2026年現在、何をしている?
A1:幻冬舎の編集者として活動するほか、株式会社幻夏舎の代表取締役社長を務めている。書籍の編集・執筆、SNSでの発信、箕輪家のブランドプロデュースなどにも携わっている。
Q2:箕輪厚介氏は幻冬舎を退社して独立した?
A2:公開情報からは、完全に退社して独立したとは確認できない。幻夏舎は幻冬舎の公式グループ企業一覧に掲載されており、箕輪氏は引き続き幻冬舎の編集者としても紹介されている。
Q3:幻夏舎はいつ設立された?
A3:株式会社幻夏舎は2025年7月18日設立。代表取締役会長は見城徹氏、代表取締役社長は箕輪厚介氏で、事業内容は書籍の発行となっている。
Q4:箕輪厚介氏の代表的な編集作品は?
A4:堀江貴文氏の『多動力』、佐藤航陽氏の『お金2.0』、落合陽一氏の『日本再興戦略』、前田裕二氏の『人生の勝算』『メモの魔力』などが代表例として挙げられる。
Q5:NewsPicks Bookは現在も続いている?
A5:現在は続いていない。2017年4月に幻冬舎とニューズピックスが共同で立ち上げたが、2020年6月に終了が発表された。
Q6:箕輪編集室は現在も活動している?
A6:箕輪氏は2024年2月末をもってオンラインサロンを辞めると発表した。本人は約7年間の活動を振り返っている。本人の退任とコミュニティ自体の解散は区別する必要がある。
Q7:2026年に箕輪厚介氏が出版した本は?
A7:2026年4月刊行の『他人の不幸はマヌカハニー』がある。コアマガジンから刊行されたコラム集で、SNSの炎上や社会の話題などを扱っている。
2026年11月現在の箕輪厚介氏は、双葉社、幻冬舎、NewsPicks Bookで培った編集経験を土台に、幻夏舎の経営者、著者、ブランドプロデューサーへと活動領域を広げている。
これまでの歩みを整理すると、重要な転換点は次の3つに集約できる。
- 編集者としての成功:『多動力』『お金2.0』『メモの魔力』などを通じ、著者の個性とSNSを活用した出版モデルを確立した。
- コミュニティ運営からの転換:2024年に箕輪編集室の運営から離れ、個人の影響力に依存するコミュニティの限界を振り返った。
- 新しい事業への挑戦:2025年の幻夏舎設立を経て、2026年には出版と飲食ブランドのプロデュースを並行している。
編集者としての実績は、出版業界で残した具体的な作品や販売実績によって評価できる。一方、社会的な信用は、本人の言動や過去の問題への対応も含めて考える必要がある。この2つを混同しないことが、箕輪氏の評判を理解するうえで大切だ。
今後の最大の注目点は、幻夏舎が設立時に掲げた自由な出版構想を、継続的な作品づくりと実績に結びつけられるかどうかだろう。ベストセラーを生み出す編集者から、独自の出版事業を育てる経営者へ。その変化が本物の成果となるかどうかは、これから刊行される作品と事業の成長が示していく。