金の国は、ワタナベコメディスクールで出会った渡部おにぎりと桃沢健輔によって結成されたコンビだ。所属事務所はワタナベエンターテインメント。M-1グランプリ公式サイトにも、結成年は2017年と登録されている。
2人は同じ養成所で学んだ同期で、渡部おにぎりが桃沢に声をかけたことがコンビ結成のきっかけだった。2021年のインタビューでも、渡部が自ら相方を誘った経緯が紹介されている。
渡部おにぎりのプロフィールわたべおにぎり
- 生年月日:1994年8月14日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 血液型:B型
- 出身校:武相高等学校
- 趣味:野球、料理、漫画
- 特技:料理
- 資格:調理師免許
渡部おにぎりは、コンビの中で強い存在感を放つ人物だ。
高校時代は野球部でレギュラーの4番・キャッチャーを務めていた。横浜DeNAベイスターズの熱心なファンとしても知られ、野球への関心はプロフィールにも記載されている。
また、芸名にもなっている「おにぎり」と関連する料理の腕前も特徴的だ。所属事務所の公式プロフィールには、調理師免許を持ち、おにぎりレシピや節約レシピにも詳しいと紹介されている。
芸人としての活動では、声の大きさや身体を使った表現、感情を前面に出す演技が持ち味。加えて、2022年にはピン芸人としてR-1グランプリの決勝に進み、第3位という成績を残した。
コンビ活動とは異なる舞台でも結果を残していることは、渡部の表現者としての幅を示す実績だ。
桃沢健輔のプロフィールももざわけんすけ
- 生年月日:1993年3月25日
- 出身地:新潟県新潟市
- 血液型:O型
- 出身校:武蔵野大学文学部
- 趣味:ホラー映画鑑賞、漫画、俳句
- 特技:絵を描くこと
桃沢健輔は、金の国のネタ作りや演出面を考えるうえで注目したいメンバーだ。
大学では文学部に在籍し、俳句を専攻していた。また、漫画家のアシスタント経験もあるなど、創作活動に関係する経歴を持つ。
2021年のめざましmediaのインタビューでは、ネタに使う音響や映像編集にも関心を持ち、表現の幅を広げたいという考えを語っていた。
こうした背景は、金の国のコントにおける場面設定や演出へのこだわりを理解する手がかりになる。
渡部の身体的な表現力と、桃沢の創作・構成への関心。この異なる持ち味がコンビの個性を形作っている。
【2017年結成から2026年まで】金の国の経歴と受賞歴を年表で整理

金の国のキャリアを振り返ると、2017年の結成から2021年のブレイク、2022年の個人での活躍、そして2025年の事務所内王者獲得へと、段階的に実績を積み重ねていることが分かる。
特に2021年は、コンビとしての評価を大きく高めた重要な年だ。
金の国の主要な受賞歴・活動年表| 年 | 出来事・大会 | 結果・内容 |
|---|---|---|
| 2017年 | コンビ結成 | ワタナベコメディスクール出身 |
| 2021年 | ツギクル芸人グランプリ | 優勝 |
| 2021年 | マイナビ Laughter Night 第7回チャンピオン大会 | 優勝 |
| 2022年 | R-1グランプリ | 渡部おにぎりが3位 |
| 2022年 | キングオブコント | 準決勝進出 |
| 2024年 | キングオブコント | 準決勝進出 |
| 2025年 | ワタナベお笑いNo.1決定戦 | 優勝 |
| 2026年 | キングオブコント | 準決勝進出 |
| 2026年 | 第4回単独ライブ | 『どどどど』開催予定 |
金の国の名前が広く知られるきっかけとなったのが、2021年9月18日に開催された「」だ。
この大会は、日本音楽事業者協会とフジテレビが開催するお笑いコンテストで、今後の活躍が期待される芸人を発掘することを目的としている。
金の国は、朝のラッシュ時の駅を舞台にしたコントを披露。駅員と、上京したばかりで都会の朝に戸惑う学生のやり取りを描いたネタで、圧倒的な票数を獲得した。
MANTANWEBの2021年9月18日付報道によると、結成5年目でのグランプリ獲得だった。
この優勝で評価されたのは、単なる設定の面白さだけではない。観客が状況を理解し、登場人物の感情に入り込める演技力も大きな強みだった。
2021年:マイナビ Laughter Nightでも頂点に同じ2021年には、TBSラジオの「マイナビ Laughter Night」第7回チャンピオン大会でも優勝している。
テレビ系のコンテストだけでなく、ラジオ番組をきっかけとしたお笑い大会でも結果を残したことは、金の国の実力を示す要点だ。
異なる審査環境で評価されたことは、コントの完成度や観客への伝達力が特定の舞台に限定されないことを示している。
2022年:渡部おにぎりがR-1グランプリで3位2022年には渡部おにぎりが「R-1グランプリ2022」に出場し、決勝で3位を獲得した。
R-1はピン芸人のための大会であり、コンビとしての金の国とは別の挑戦となる。
コンビの一員が個人でも全国規模の賞レースで結果を残したことは、渡部自身のキャラクターや表現力が高く評価された出来事だ。
一方、コンビとしてもキングオブコント2022で準決勝に進出。個人とコンビの両面で実績を重ねた。
2025年:ワタナベお笑いNo.1決定戦で優勝2025年6月15日、金の国は「ワタナベお笑いNo.1決定戦2025」で優勝した。
同大会はワタナベエンターテインメントの芸人を中心に、事務所内外から参加者が集まるお笑いコンテストだ。
デイリースポーツの報道では、230組の挑戦者の中から金の国が優勝したと伝えられている。
2021年のツギクル芸人グランプリ優勝から約4年。再び大きなタイトルを獲得したことは、金の国が一時的な話題性だけでなく、継続的にネタを磨いてきたことを示す実績として注目できる。
2026年11月現在、金の国はライブと音声コンテンツの両方で活動している。
特に注目したいのは、第4回単独ライブ『どどどど』と、TBS Podcastの『金の国のたまに壁どん』、そして新たに始まった『金の国のオオコガネムシ』だ。
第4回単独ライブ『どどどど』の日程・会場ワタナベエンターテインメントの公式発表によると、第4回単独ライブ『どどどど』は、2026年11月に東京で2日間開催される。
金の国 第4回単独ライブ『どどどど』
会場
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
11月12日(木)
19:30開演
開場19:00・終演21:00頃予定
11月13日(金)
19:30開演
開場19:00・終演21:00頃予定
チケット料金
前売り4,000円(全席指定)
販売開始日
2026年10月17日(土)12:00から一般販売
公式発表に基づく公演情報。チケットの販売状況は各プレイガイドで確認が必要。
単独ライブは、テレビやラジオで披露する短いネタとは異なり、コンビの世界観や新しい表現をまとまった時間で楽しめる機会だ。
第4回という節目の公演でもあり、これまでの金の国のコントを追ってきたファンにとっても注目度の高いライブとなる。
TBS Podcast『金の国のたまに壁どん』
- 制作:TBSラジオ
- 配信:毎週金曜日19:00
- 配信開始:2025年1月24日からTBS Podcastへ移行
『金の国のたまに壁どん』は、2人のトークやリスナーから寄せられる日常の出来事を楽しめる音声番組だ。
もともとは2024年5月から、金の国のYouTubeチャンネル内で隔週金曜日21時に配信されていた。その後、2025年1月24日からTBS Podcastに移り、毎週金曜日19時の配信となった。
番組では、日常の中で思わず感情が爆発するような出来事を募集する「床どんしてしまいました」など、独自のコーナーを展開している。
コントで見せる演技とは違い、普段の2人の会話や価値観、掛け合いを楽しめる点が魅力だ。
2026年11月時点でも配信エピソードが確認でき、コンビの継続的な活動を追う手段の一つになっている。
2026年9月スタート『金の国のオオコガネムシ』
- 初回放送:2026年9月22日
- 放送:毎週火曜日22:00
- 出演:金の国(渡部・桃沢)
- 配信:ニコニコバラエティ
2026年の新しい動きとして見逃せないのが、ニコニコバラエティ公式ラジオ『金の国のオオコガネムシ』だ。
ドワンゴの番組開始に関する発表によると、同番組は2026年9月22日に初回放送を迎えた。
ニコニコエンタメチャンネルでは、9月23日に初回アーカイブが公開され、その後も番組の配信が続いている。
第2回では渡部おにぎりが考案した番組企画案、第3回ではSNSの反応をテーマにした企画などが取り上げられている。
つまり、2026年の金の国は、TBS Podcastだけでなく、ニコニコの公式ラジオという新しい発信の場も獲得したことになる。
2026年のキングオブコントにも挑戦賞レースへの挑戦も続いている。
キングオブコント2026では、金の国は準々決勝を突破し、9月3日・4日に開催された準決勝に進出した。
ただし、9月10日に発表された決勝進出10組には名前がなく、2026年大会の決勝進出は果たしていない。
この結果からも、受賞歴を積み重ねた後も、コンビとしてコントの競争に挑み続けていることが分かる。
【金の国のネタはなぜ面白い?】演技力と構成力の魅力
金の国の魅力を理解するには、単に「面白いコンビ」という評価だけでなく、ネタの作り方と2人の役割に注目する必要がある。
1.日常の場面をコントの世界に変える演技力金の国の特徴として挙げられるのが、登場人物の感情をしっかりと表現する演技力だ。
2021年のツギクル芸人グランプリで披露した駅を舞台にしたコントは、その分かりやすい例といえる。
駅員と学生という身近な人物を設定し、都会の朝に戸惑う学生の感情を描くことで、観客が状況を想像しやすいネタに仕上げていた。
めざましmediaのインタビューでも、金の国は演技派として紹介され、渡部自身も声の大きさや熱量を意識した演技について語っている。
設定を理解させるだけでなく、登場人物の感情まで伝えるところに、金の国らしさがある。
2.渡部の表現力と桃沢の演出への関心2人の特徴を比較すると、コンビとしてのバランスが見えてくる。
| メンバー | 主な持ち味 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 渡部おにぎり | 声量、表情、身体表現 | 登場人物の感情を強く伝える |
| 桃沢健輔 | 創作、演出、構成への関心 | 音響・映像など表現の幅を追求する |
もちろん、実際のネタ作りや演技は2人の共同作業だ。ただ、それぞれが異なる得意分野や関心を持っていることは、コンビの表現を理解するうえで重要だ。
特に桃沢がインタビューで音響や映像編集へのこだわりを語っていたことからも、金の国が舞台上の演技だけでなく、ネタ全体の見せ方を意識していることがうかがえる。
3.賞レースと単独ライブで異なる楽しみ方ができる金の国を初めて見る人には、賞レースのネタから入る方法がおすすめだ。
短い時間でコンビの個性や演技力を理解しやすいからだ。
一方、単独ライブでは、テレビで見られるネタとは異なる構成や演出に触れられる可能性がある。
加えて、Podcastでは2人の素の会話や掛け合いを楽しめる。
つまり、金の国は次の3つの視点で楽しめるコンビだ。
- 賞レース: 短い時間でネタの完成度を楽しむ。
- 単独ライブ: コンビ独自の世界観や新しい表現に触れる。
- Podcast・ラジオ: 2人の関係性や普段の会話を知る。
コントだけでなく、音声メディアにも接点を持っていることが、現在の活動の強みになっている。
【名前を間違えやすい?】金の国と『金の国 水の国』の違いを解説
「金の国」という言葉を検索すると、お笑いコンビ以外に映画や漫画に関する情報も表示される。
特に混同しやすいのが、アニメ映画『金の国 水の国』だ。
『金の国 水の国』は岩本ナオ原作のアニメ映画は、漫画家・岩本ナオの同名漫画を原作とした2023年1月27日公開のアニメ映画だ。
物語には、豊かな商業国家である「金の国」と、水と自然に恵まれた「水の国」という2つの国が登場する。
金の国の王女サーラと、水の国の建築士ナランバヤルが、国同士の対立に巻き込まれながら物語を展開していく。
声の出演は賀来賢人と浜辺美波。監督は渡邉こと乃、アニメーション制作はマッドハウスが担当した。
お笑いコンビとの違いを比較| 比較項目 | 金の国 | 金の国 水の国 |
|---|---|---|
| ジャンル | お笑いコンビ | アニメ映画 |
| メンバー・主要人物 | 渡部おにぎり、桃沢健輔 | サーラ、ナランバヤル |
| 関係者 | ワタナベエンターテインメント | 岩本ナオ、渡邉こと乃 |
| 活動・公開時期 | 2017年結成 | 2023年公開 |
| 主な内容 | コント、ライブ、ラジオ | ファンタジー・恋愛物語 |
両者は名前に「金の国」という言葉が含まれるものの、作品としてのつながりはない。
お笑いコンビについて調べるなら、メンバー名の「渡部おにぎり」「桃沢健輔」を組み合わせると情報を整理しやすい。
一方、映画を探している場合は「金の国 水の国」と作品名全体で検索するのが確実だ。
【プロの結論】金の国の現在地と今後の注目ポイント
金の国のキャリアを振り返ると、2021年のブレイクが単なる一過性の出来事ではなかったことが分かる。
ツギクル芸人グランプリとマイナビ Laughter Nightでの優勝、渡部おにぎりのR-1グランプリ3位、2025年のワタナベお笑いNo.1決定戦優勝。これらは、それぞれ異なる舞台で積み上げてきた実績だ。
さらに2026年には、キングオブコント準決勝進出、第4回単独ライブ、TBS Podcast、ニコニコの新番組と、活動の場を広げている。
今後、注目したい3つのポイント1.単独ライブで見せる新しいコント
『どどどど』は、2026年の金の国を知るうえで重要な公演だ。賞レースで披露するネタとは異なる、コンビの表現力や構成へのこだわりに注目したい。
2.2つの音声番組で見える違った顔
『金の国のたまに壁どん』と『金の国のオオコガネムシ』は、どちらも2人のトークを楽しめる番組だ。異なる配信プラットフォームでどのような企画や掛け合いを展開するのかも見どころになる。
3.賞レースでの再挑戦
2026年のキングオブコントでは準決勝まで進んだ。過去の優勝実績にとどまらず、次の大会でどのようなネタを披露するのかも注目したい。
金の国を初めて知った人には、まず2021年のツギクル芸人グランプリで評価されたネタを見て、次に単独ライブやラジオへ進む楽しみ方をおすすめしたい。
一方、すでにコンビを知っている人は、2026年の新番組や『どどどど』を通じて、受賞後の2人がどのように表現を更新しているかに注目すると面白い。
【金の国に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:金の国のメンバーは誰ですか?
A1:渡部おにぎりと桃沢健輔の2人です。ワタナベエンターテインメントに所属するお笑いコンビで、コントを中心に活動しています。
Q2:金の国の結成年はいつですか?
A2:2017年です。ワタナベコメディスクールで出会った2人がコンビを結成しました。
Q3:金の国の主な受賞歴は何ですか?
A3:2021年のツギクル芸人グランプリとマイナビ Laughter Night第7回チャンピオン大会で優勝しています。2025年にはワタナベお笑いNo.1決定戦でも優勝しました。また、渡部おにぎりは2022年のR-1グランプリで3位を獲得しています。
Q4:金の国の2026年の単独ライブはいつですか?
A4:第4回単独ライブ『どどどど』は、2026年11月12日と13日に開催予定です。会場は渋谷区文化総合センター大和田の伝承ホールで、両日とも19時開場、19時30分開演です。
Q5:金の国のラジオ番組は何ですか?
A5:TBS Podcastの『金の国のたまに壁どん』と、ニコニコバラエティ公式ラジオの『金の国のオオコガネムシ』があります。前者は毎週金曜日19時、後者は毎週火曜日22時の配信・放送です。
Q6:金の国と『金の国 水の国』は関係がありますか?
A6:直接の関係はありません。金の国は渡部おにぎりと桃沢健輔のお笑いコンビで、『金の国 水の国』は岩本ナオ原作のアニメ映画です。
金の国は、渡部おにぎりと桃沢健輔が2017年に結成したお笑いコンビだ。
2021年の2つの大会での優勝を皮切りに、渡部のR-1グランプリ3位、2025年のワタナベお笑いNo.1決定戦優勝など、着実に実績を積み重ねてきた。
2026年11月現在は、第4回単独ライブ『どどどど』を控え、TBS Podcastとニコニコの公式ラジオでも活動している。
金の国の本当の魅力は、賞レースの結果だけでは測れない。 渡部の感情豊かな演技と桃沢の創作・演出への関心が組み合わさり、コント、舞台、音声メディアそれぞれで異なる面白さを生み出している。
2026年11月の『どどどど』は、そんな2人の現在地を知る絶好の機会だ。今後も新しいネタと表現に挑戦する金の国から目が離せない。