2025年12月31日に放送された「第76回NHK紅白歌合戦」で、米津玄師が披露した「IRIS OUT」。銀座の夜景を背景に、公衆電話ボックスから登場する印象的な演出が話題になりました。気になる歌唱場所は、東京・銀座の東京高速道路(通称KK線)とみられる区間です。番組全体の主会場であるNHKホールとは異なる場所からのパフォーマンスでした。
加えて、この場所には大きな歴史的背景があります。KK線は紅白放送前の2025年4月5日に自動車専用道路としての役割を終えており、2026年現在は歩行者中心の公共空間へ再生するプロジェクトが進行中です。撮影場所の根拠、映画『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』との関係、現在の立ち入り状況、聖地巡礼のアクセス方法まで詳しく整理します。
【結論】米津玄師の紅白歌唱場所は銀座の東京高速道路KK線

2025年の第76回NHK紅白歌合戦で米津玄師が「IRIS OUT」を披露した場所は、東京都中央区の銀座エリアを通る東京高速道路(KK線)と報じられています。
2025年12月31日付のスポニチアネックスは、米津のパフォーマンスについて、同年4月に廃止された銀座の東京高速道路(KK線)とみられる場所で行われたと報道しました。2026年1月1日付のMANTANWEBも、同じくKK線とみられる場所からのパフォーマンスだったと伝えています。
つまり、単なるスタジオセットや一般的な屋外ステージではなく、実際に銀座の都市空間に存在する高架道路を舞台にした演出だったということです。
東京高速道路KK線とはどんな場所?KK線は、東京都心の京橋・銀座・新橋周辺を結ぶ約2kmの自動車専用道路です。正式名称は東京高速道路で、KK線という呼び名で親しまれてきました。
首都高速道路と接続しているため、映像だけを見ると首都高の一部のように感じる可能性があります。しかし、東京高速道路は首都高速道路とは別の事業者が運営してきた道路です。
特徴的なのは、道路の下部に商業施設や賃貸ビルが組み込まれていること。道路の上を車が走り、その下では銀座の商業活動が営まれるという、東京の都市構造を象徴するような施設でした。
1966年7月に全線供用を開始し、約60年にわたって都心の交通を支えてきました。2025年4月に自動車専用道路としての役割を終えたため、紅白で使用されたと報じられた時点では、すでに一般車両が走行する道路ではありませんでした。
なぜKK線が紅白の舞台として注目されたのか最大の理由は、銀座のビル群と高架道路が生み出す独特の景観です。
通常のライブ会場とは異なり、道路の両側に都市の建物が広がり、遠景には東京の夜景が見えます。人工的な道路構造と華やかな街の光が共存するため、「IRIS OUT」の映像に強い奥行きが生まれていました。
加えて、廃止されたばかりの道路という時間的な背景もあります。かつて車が行き交っていた場所が、今度は音楽パフォーマンスの舞台になる。その変化自体が映像の印象を強めた要素です。
【NHKホールとの違い】米津玄師はどこから中継した?
今回の検索で混乱しやすいのが、NHKホールと米津玄師の歌唱場所の違いです。
第76回NHK紅白歌合戦の番組全体の主会場は、東京都渋谷区にあるNHKホールでした。一方、米津玄師の「IRIS OUT」は、銀座のKK線とみられる別地点からのパフォーマンス映像として放送されました。
したがって、「紅白の会場はNHKホールなのに、米津玄師は銀座にいたの?」という疑問への答えは、番組の主会場と出演者個別の歌唱場所が異なっていた、ということです。
米津玄師の紅白出演と演出の内容米津玄師の第76回NHK紅白歌合戦への出演は、2025年12月23日に本人の公式サイトでも発表されました。披露する曲は、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の主題歌「IRIS OUT」。今回が3回目の紅白出演で、2年連続の出場でした。
実際のパフォーマンスでは、映画の世界観を取り入れたドラマ仕立ての演出が展開されました。
- 公衆電話ボックス:米津玄師が電話ボックスから登場する印象的なオープニング。
- JANE DOE:受話器から米津玄師と宇多田ヒカルによる「JANE DOE」が流れる演出。
- サメを模した乗り物:映画を連想させる小道具を使ったパフォーマンス。
- HANAとのコラボ:中盤では紅白初出場のHANAがバックダンサーとして登場。
- 銀座の夜景:KK線とみられる高架道路を舞台に、周囲の都市景観を生かした映像が展開。
特に公衆電話から「JANE DOE」につながる流れは、単にヒット曲を歌うだけではなく、映画の物語と楽曲を一体化させた演出でした。
なお、放送された映像が事前収録か生中継かという点については、歌唱場所の特定とは別の問題です。場所についての報道があることだけを根拠に、収録方式まで断定することはできません。
【事実関係を比較】紅白・KK線・チェンソーマンの関係一覧
今回のパフォーマンスを正しく理解するには、出演者、楽曲、映画、撮影場所、道路の歴史を分けて考えると分かりやすくなります。
以下に、2025年の紅白に関する主要な事実と、それぞれの関係をまとめました。
| 対象 | 内容 | 確認できる事実・位置付け |
|---|---|---|
| 米津玄師 | 第76回NHK紅白歌合戦 | 3回目の出場。2年連続 |
| IRIS OUT | 紅白で披露した楽曲 | 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌 |
| 東京高速道路KK線 | 歌唱場所 | 銀座のKK線と複数の報道で紹介 |
| NHKホール | 番組の主会場 | 東京都渋谷区。米津の歌唱場所とは別 |
| JANE DOE | 映画のエンディングテーマ | 米津玄師と宇多田ヒカルのコラボ楽曲 |
| HANA | 紅白での共演 | 米津のパフォーマンスにバックダンサーとして参加 |
| 東京高速道路の廃止 | 2025年4月5日20時 | 東銀座出口を除き自動車道として廃止 |
| Roof Park Project | 2026年の再生事業 | 歩行者中心の公共的空間への転換を推進 |
場所を特定するうえで参考になるのが、紅白放送後の複数の報道です。
スポニチアネックスは、パフォーマンス場所を銀座の東京高速道路KK線とみられる場所と報じています。また、MANTANWEBもKK線とみられる場所からのパフォーマンスだったと紹介しました。
映像上の手掛かりとしては、次のような点が挙げられます。
- 銀座・有楽町周辺を思わせる高層ビル群と夜景。
- 商業施設の上部を走るような特徴的な高架道路の構造。
- 周囲の看板や建物の配置。
- スポニチ報道でも取り上げられた「快活CLUB」や「カラオケ館」の看板。
こうした景観と報道内容が一致するため、KK線という見方には具体的な根拠があります。
ただし、NHKや米津玄師の公式発表で、撮影地点の正確な番地や高架道路上の詳細な区画まで公表されたわけではありません。したがって、銀座のKK線という場所の特定と、電話ボックスが置かれた正確な位置の特定は分けて考える必要があります。
【2026年最新】東京高速道路KK線は廃止後どうなった?
米津玄師の紅白パフォーマンスを見て現地を訪れたいと思った人にとって、最も重要なのが2026年現在のKK線の状況です。
東京高速道路株式会社の公式発表によると、KK線は2025年4月5日(土)20時をもって、東銀座出口を除く区間が廃止されました。
これは道路施設そのものをすべて撤去したという意味ではありません。自動車専用道路としての役割を終え、既存の高架施設を活用して歩行者中心の公共的空間へ再生する事業が始まったということです。
廃止された理由は日本橋の再開発KK線の廃止には、首都高速道路の日本橋区間地下化事業が関係しています。
日本橋周辺では、都市景観の改善などを目的とした首都高速道路の地下化が進められています。それに伴い、KK線が担っていた交通上の役割も変化しました。
東京高速道路株式会社と東京都は、従来の道路施設を生かしながら、人が歩いて楽しめる公共空間に再生する方向へ舵を切りました。
なお、KK線と接続していた首都高速八重洲線についても、2025年4月5日20時から長期通行止めとなっています。こちらはKK線と異なり、道路そのものの廃止ではなく、2035年度までの通行止めとして案内されています。
2026年はRoof Park Projectとして再生が進行2026年現在、KK線の再生事業は「Roof Park Project」として進められています。
目指しているのは、かつての自動車専用道路を、緑や憩いの空間を備えた歩行者中心の公共的空間へ転換することです。
東京高速道路株式会社が公表している計画では、全区間の整備完了目標は2030年代から2040年代。一部区間の早期開放を目指し、イベントや実証実験を通じて段階的に活用方法を検討しています。
つまり2026年のKK線は、完全に一般開放された公園ではありません。通常は立ち入れない区間があり、イベントや開放プログラムなど、主催者が指定した日時・場所で利用できる段階です。
【聖地巡礼ガイド】KK線へのアクセスと2026年の一般開放情報
米津玄師が「IRIS OUT」を披露した場所を実際に見てみたい人は、まずKK線周辺の銀座・有楽町エリアを訪れるのがおすすめです。
ただし、紅白で映った高架道路の上に自由に入れるわけではありません。通常の道路や歩道から周辺の景観を見ることと、KK線の高架上に立ち入ることは別です。
銀座・有楽町周辺へのアクセスKK線は銀座・有楽町・京橋・新橋を結ぶ都心部の道路です。周辺の駅を利用すれば、地上から高架構造や周囲の景観を確認できます。
- 東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅:銀座・KK線周辺を散策する際のアクセス拠点。
- JR有楽町駅:有楽町・数寄屋橋方面から銀座の街並みを巡るのに便利。
- JR・東京メトロ新橋駅:新橋側からKK線周辺を散策する場合の拠点。
- 東京メトロ・都営地下鉄京橋駅周辺:京橋エリアの高架構造や再生事業の対象地域を確認しやすいエリア。
紅白映像の正確な撮影地点と、イベント時に利用できる入口が同じとは限りません。撮影地点への立ち入りを目的にする場合は、事前にイベントの対象区間を確認してください。
2026年11月以降のKK線開放プログラム東京高速道路株式会社が2026年9月に公表した開放プログラムでは、9月から12月にかけて、KK線上部空間を一般向けに開放する日程が設定されています。
2026年11月3日時点で、これから参加できる日程は次のとおりです。
- 11月11日(水):11時30分~16時、新橋エリア。
- 12月2日(水):11時30分~16時、京橋エリア。
- 12月16日(水):11時30分~16時、中有楽エリア。
この開放プログラムは、事前予約不要・入場無料と案内されています。人工芝や椅子、テーブルなどが設置され、休憩や交流の場所として利用できる内容です。
ただし、開催区間は日程によって異なります。参加できるからといって、紅白の撮影地点と同じ場所に必ず入れるわけではありません。
2026年11月21日から開催されるRoof Park Art Fesもう一つ注目したいのが、東京都と東京高速道路株式会社が主催する「Roof Park Art Fes 2026」です。
2026年10月16日に開催が発表されたこのイベントは、道路としての役割を終えたKK線を舞台にした初のアートイベントです。
- 開催期間:2026年11月21日(土)~11月29日(日)
- メインインスタレーション:17時~20時30分(最終入場20時)
- 会場:KK線(旧東京高速道路)
- 主催:東京都・東京高速道路株式会社
チケット料金は、メインインスタレーションが平日800円、土日祝日1,000円です。また、11月28日・29日にはスペシャルパフォーマンスも予定されており、該当するチケットは大人1,500円です。
会場へのアクセスはプログラムによって異なります。
- メインインスタレーション:西銀座入口。東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅3番出口から徒歩約1分。
- スペシャルパフォーマンス:新橋入口。JR・東京メトロ・都営浅草線の新橋駅から徒歩約5分。
なお、インスタレーション会場とスペシャルパフォーマンス会場は別の入口です。会場間をKK線上を歩いて移動することはできないため、参加するプログラムごとにアクセスを確認しておきましょう。
聖地巡礼で注意したいこと2026年のKK線は再生途中の施設です。立ち入り可能な日と区間が限られているため、普段の銀座観光と同じ感覚で高架上へ入ることはできません。
特に次の3点を確認しましょう。
- 通常時はKK線の高架上に自由に立ち入らない。
- 開放イベントの入口と開催区間を事前に確認する。
- 紅白の撮影地点とイベント会場が一致するとは限らない。
銀座の街並みを歩いて雰囲気を楽しむだけなら、通常の公共歩道からでも十分に楽しめます。高架上からの景色を体験したい場合は、公式イベントの開催日に合わせて訪れるのが確実です。
【プロの結論】米津玄師の紅白ロケ地が特別だった3つの理由
今回の「IRIS OUT」のパフォーマンスが印象に残った理由は、単に銀座という有名な場所で歌ったからではありません。楽曲、映画、都市空間、道路の歴史が重なったことにあります。
1. 映画の物語と現実の都市空間がつながった「IRIS OUT」は『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』の主題歌です。公衆電話やサメを模した乗り物など、映画を連想させる演出を取り入れることで、楽曲単独のステージではなく、作品の世界を広げるパフォーマンスになりました。
加えて、受話器から流れる「JANE DOE」は、米津玄師と宇多田ヒカルが参加した映画のエンディングテーマです。2曲をつなぐことで、映画と紅白の演出に一貫性が生まれています。
2. 廃止された道路という時間的な意味があるKK線は2025年4月に自動車道路としての役割を終えました。そして同年12月の紅白で、都市インフラとして使われていた空間が音楽の舞台になりました。
役割を終えた場所を新しい表現の舞台にすることには、単なるロケーション選び以上の意味があります。東京の過去と未来が交差するような景観が、パフォーマンスに独自性を与えました。
3. 聖地巡礼の楽しみ方そのものが変化している一般的な映画やドラマのロケ地は、撮影終了後もそのまま訪問できることが多くあります。しかし、KK線は道路として廃止された後、再生事業の対象となった特殊な場所です。
2026年にはイベントによる開放が始まり、将来的には歩行者中心の公共空間へと変わっていきます。
そのため、KK線を訪れる際は、過去の紅白映像の景色を探すだけでなく、現在進行中の都市再生を体験するという視点もおすすめです。
聖地巡礼に向いている人:米津玄師や『チェンソーマン』のファン、都市景観や建築に興味がある人、東京の再開発を実際に見てみたい人。
注意が必要な人:紅白とまったく同じ撮影地点に必ず立ちたい人。正確な撮影区画が公表されていないうえ、イベントの開放範囲も限定されるため、期待どおりに立ち入れるとは限りません。
米津玄師の紅白歌唱場所に関するよくある質問(FAQ)
Q1:米津玄師が2025年の紅白で歌った場所はどこですか?
A1:東京都中央区の銀座エリアにある東京高速道路(KK線)とみられる場所です。スポニチアネックスやMANTANWEBが同所とみられる場所からのパフォーマンスだったと報じています。正確な撮影区画までは公表されていません。
Q2:米津玄師はNHKホールで歌ったのですか?
A2:番組全体の主会場は渋谷のNHKホールですが、「IRIS OUT」のパフォーマンスは銀座のKK線とみられる別地点からの映像でした。NHKホールと歌唱場所は異なります。
Q3:KK線は2026年現在も歩けますか?
A3:通常時は自由に立ち入れる施設ではありません。ただし、2026年11月11日の無料開放プログラムや、11月21日~29日のRoof Park Art Fes 2026など、指定された日程・区間で入場できる機会があります。
Q4:紅白の公衆電話ボックスは実際にあったものですか?
A4:紅白映像には電話ボックスが登場しますが、常設施設だったのか、演出用のセットだったのかを示す公式資料は確認できません。映像に映った電話ボックスの存在と、実際の施設としての設置状況は区別する必要があります。
Q5:KK線の廃止後、道路は取り壊されたのですか?
A5:道路としての役割を終えたのであって、施設全体が撤去されたわけではありません。既存の高架構造を活用し、歩行者中心の公共的空間へ再生するRoof Park Projectが進められています。
Q6:紅白の撮影場所に最も近い駅はどこですか?
A6:銀座・有楽町周辺の散策には、銀座一丁目駅や有楽町駅が便利です。ただし、紅白の正確な撮影地点は公表されていません。2026年のイベント参加を目的にする場合は、プログラムごとに指定された入口と最寄り駅を確認してください。
2025年12月31日の第76回NHK紅白歌合戦で米津玄師が披露した「IRIS OUT」の歌唱場所は、銀座の東京高速道路(KK線)とみられる場所です。NHKホールが番組全体の主会場である一方、米津のパフォーマンスは別地点からの映像として放送されました。
公衆電話から始まる演出、「JANE DOE」とのつながり、サメを模した乗り物、HANAとの共演など、映画『チェンソーマン レゼ篇』の世界観を取り入れた構成も大きな見どころでした。
一方、舞台となったKK線は2025年4月5日に自動車専用道路として廃止され、2026年現在はRoof Park Projectによる再生が進んでいます。11月の開放プログラムやRoof Park Art Fes 2026など、実際に高架上を体験できる機会も登場しています。
今回の紅白ロケ地を訪れるなら、単に撮影場所を探すだけでなく、約60年にわたり東京の交通を支えた道路が新しい公共空間へ変わっていく過程にも注目してみてください。米津玄師のパフォーマンスをきっかけに、銀座の街とKK線の新しい魅力を発見できるはずです。
主な参照・確認資料
- 米津玄師公式サイト「第76回NHK紅白歌合戦」「IRIS OUT」関連発表
- スポニチアネックス(2025年12月31日)
- MANTANWEB(2026年1月1日)
- 東京高速道路株式会社「KK線再生に向けた取組み」「9月からのKK線開放プログラム」
- 東京都「Roof Park Art Fes 2026」開催発表
- 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』公式サイト