2026年の全国高校駅伝に向けた都道府県予選が終盤を迎え、11月3日には東京・神奈川の代表校が決定した。11月1日までに男女各43校が決まっていた都道府県代表は、東京・神奈川の結果を反映すると男女各45校に到達。残る愛知大会は11月7日、三重大会は11月8日に開催される。
男子では拓大一、橘、倉敷、西条農、仙台育英、佐久長聖など、女子では北里大順天、東海大相模、長野東、神村学園、立命館宇治などの動向が注目される。さらに11月中旬から下旬には地区大会が続き、最後の全国出場枠が決まっていく。決戦の舞台は12月20日の京都・都大路だ。
【最新速報】2026年11月3日・東京と神奈川の男女代表が決定!

全国高校駅伝2026の都道府県予選は、11月3日の東京・神奈川大会で大きく動いた。両都県の男女代表が決まり、都大路への切符を手にした学校が新たに4校加わった。
東京都大会:男子は拓大一が3連覇、女子は北里大順天東京都高校駅伝は11月3日、調布市の味の素スタジアムを発着点とするコースで開催された。
男子は拓大一が2時間06分22秒で優勝。大会新記録をマークし、3年連続の全国大会出場を決めた。2位は東京実業の2時間07分50秒、3位は城西の2時間08分09秒だった。
女子は北里大順天が1時間10分18秒で優勝。2位の城西(1時間10分44秒)、3位の錦城学園(1時間12分22秒)を抑えて全国大会代表の座を獲得した。
女子のレースでは、1区の錦城学園が19分32秒で先頭に立ったものの、2区以降に北里大順天と城西が追い上げた。5区終了時点では北里大順天がトップを守り、最後まで接戦となった。
東京都高体連陸上競技部が公開した公式記録では、男子の拓大一は大会新記録、女子の北里大順天は1時間10分18秒。男女ともに都大路への代表権を獲得している。
神奈川県大会:男子は橘、女子は東海大相模が優勝神奈川県高校駅伝は11月3日、日産フィールド小机を発着点とするコースで行われた。
男子は橘が2時間07分15秒で優勝。4年ぶり2回目の県大会制覇となった。レースでは6区の津坂が先頭との差14秒を逆転し、最終7区の米川も区間賞の走りでリードを守り切った。
女子は東海大相模が1時間10分46秒で初優勝。2位でたすきを受けたアンカーの山下が、最終盤のラスト200メートルで逆転し、初の県女王に輝いた。
神奈川新聞の報道によると、男女の優勝校は12月20日の全国大会へ進出。県大会の男女6位までの学校には、11月19日の関東大会への出場権も与えられる。
なお、神奈川県大会の男子は43.4km、女子は22.2kmで実施された。全国大会の男子42.195km、女子21.0975kmとは距離が異なるため、東京都大会など他県のタイムと単純比較する際には注意したい。
【男女別・代表校一覧】全国高校駅伝2026の出場決定校をチェック
全国高校駅伝の出場枠は、男女それぞれ58校。内訳は47都道府県の代表47校と、11地区の代表11校だ。
11月1日までの集計では、都道府県代表が男女各43校。11月3日の東京・神奈川大会の結果を加えると、男女各45校が確定した。以下は11月3日までに決まった都道府県代表と、先行して決定している北海道地区代表の一覧だ。
男子・女子の都道府県代表校| 地域 | 男子代表校 | 女子代表校 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 北海道:札幌山の手、青森:青森山田、岩手:一関学院、宮城:仙台育英、秋田:秋田工、山形:東海大山形、福島:学法石川 | 北海道:札幌山の手、青森:青森山田、岩手:花巻東、宮城:仙台育英、秋田:横手清陵学院、山形:山形中央、福島:学法石川 |
| 関東 | 茨城:東洋大牛久、栃木:作新学院、群馬:東農大二、埼玉:埼玉栄、千葉:八千代松陰、東京:拓大一、神奈川:橘、山梨:山梨学院 | 茨城:茨城キリスト、栃木:宇都宮文星女子、群馬:共愛学園、埼玉:埼玉栄、千葉:市立船橋、東京:北里大順天、神奈川:東海大相模、山梨:山梨学院 |
| 北信越 | 新潟:中越、長野:佐久長聖、富山:高岡向陵、石川:遊学館、福井:美方 | 新潟:新潟明訓、長野:長野東、富山:富山商、石川:金沢学院大付、福井:鯖江 |
| 東海・近畿 | 静岡:浜松日体、岐阜:美濃加茂、滋賀:草津東、京都:洛南、大阪:興國、兵庫:須磨学園、奈良:智弁カレッジ、和歌山:和歌山北 | 静岡:浜松市立、岐阜:美濃加茂、滋賀:比叡山、京都:立命館宇治、大阪:薫英女学院、兵庫:須磨学園、奈良:智弁カレッジ、和歌山:智弁和歌山 |
| 中国・四国 | 鳥取:鳥取城北、島根:平田、岡山:倉敷、広島:西条農、山口:高川学園、香川:英明、徳島:つるぎ、愛媛:宇和、高知:高知農 | 鳥取:鳥取城北、島根:平田、岡山:倉敷、広島:西条農、山口:西京、香川:高松工芸、徳島:城東、愛媛:聖カタリナ学園、高知:山田 |
| 九州・沖縄 | 福岡:自由ケ丘、佐賀:鳥栖工、長崎:鎮西学院、大分:大分東明、熊本:九州学院、宮崎:小林、鹿児島:鹿児島実、沖縄:エナジック | 福岡:筑紫女学園、佐賀:白石、長崎:長崎商、大分:大分東明、熊本:ルーテル学院、宮崎:小林、鹿児島:神村学園、沖縄:名護 |
| 北海道地区代表 | 東海大札幌 | 旭川龍谷 |
この一覧で都道府県代表がまだ決まっていないのは愛知と三重の2県。地区代表については、北海道地区の東海大札幌と旭川龍谷が先に決定しており、残る10地区は11月中旬から下旬に代表を選出する。
したがって、11月3日時点で確定している出場枠は、都道府県代表45校と北海道地区代表1校を合わせて男女各46校。残る12枠は、愛知・三重の県代表と10地区の代表で争われる。
【注目校を分析】西条農・倉敷・仙台育英・佐久長聖の予選結果
2026年の高校駅伝予選では、従来の強豪校が順当に代表権を獲得する一方、接戦を制した学校や久しぶりに全国へ戻る学校も現れた。ここでは都大路を占ううえで注目したい結果を整理する。
広島・西条農が男女制覇!男子は世羅との接戦を制す広島県大会では、西条農が男女ともに優勝した。特に男子は、前回まで22連覇していた世羅との激しい争いを制した。
男子は1区の原心傘が29分40秒で首位発進。4区の仲重柊晴も23分46秒の区間賞を獲得し、世羅との差を広げた。しかし、世羅も終盤に追い上げ、6区終了時点では西条農のリードがわずか5秒に縮まった。
勝負を決めたのは最終7区。久田祐也が5kmを15分14秒の区間1位で走り切り、2時間06分08秒でフィニッシュした。世羅との差は最終的に10秒。西条農は31年ぶり5回目の県大会優勝を達成し、全国大会出場も決めた。
女子も見逃せない。西条農は1時間08分50秒で優勝し、世羅が2015年に記録した大会記録を7秒更新。2区の藤本華琳が12分53秒の区間新記録をマークするなど、チーム全体の力を示した。
女子は22年ぶり3回目の県大会制覇。男女ともに全国大会へ進む西条農は、2026年の都大路で注目すべき存在となった。
岡山・倉敷は男子49連覇、女子も3連覇岡山県大会では、倉敷が男女ともに優勝した。
男子は2時間06分25秒で49連覇を達成。49年連続49回目の全国大会出場という圧倒的な実績を継続している。前年の全国大会で3位に入ったチームは、今回も安定したレースを展開した。
女子は1時間12分57秒で3年連続優勝。男子だけでなく女子も県内トップの力を維持している点が特徴だ。
全国の強豪が集まる都大路では、県大会の勝利だけでなく、長距離区間でどれだけ安定した選手を配置できるかが問われる。倉敷の男女チームが全国の舞台でどこまで順位を上げるか注目したい。
仙台育英と佐久長聖も全国の優勝争いを見据える東北の強豪・仙台育英は宮城県大会で男女ともに代表権を獲得した。男子は全国大会の常連としての実績があり、女子も長年にわたって全国上位を争ってきた学校だ。
長野県では男子の佐久長聖が代表に決定。女子は長野東が優勝し、男女で異なる学校が全国大会へ進む。
全国大会では、各校のエース級選手だけでなく、複数の区間を安定して走れる選手層が勝負を左右する。仙台育英、佐久長聖、倉敷、西条農といった学校の仕上がりは、12月の優勝争いを考えるうえで重要なチェックポイントとなる。
【今後の日程】愛知・三重の予選と地区大会の代表決定スケジュール
都道府県大会の終盤では、愛知と三重の代表決定が残っている。加えて、都道府県代表とは別に設けられた地区代表枠をめぐる戦いも始まる。
残る都道府県大会は愛知と三重愛知県大会は11月7日(土)、三重県大会は11月8日(日)に開催予定。両大会の優勝校が全国高校駅伝の代表となる。
東海地区では岐阜の美濃加茂、静岡の浜松日体・浜松市立がすでに代表を決めている。愛知・三重の結果が加われば、東海ブロックの都道府県代表がすべて確定する。
地区大会は11月14日から22日まで地区大会は、県大会で代表権を獲得できなかった学校にも全国出場の道が残される重要な舞台だ。各地区の代表枠を懸けて、都道府県を越えた強豪校が競い合う。
- 11月14日(土):東北地区・中国地区
- 11月15日(日):北信越地区・近畿地区・四国地区
- 11月19日(木):北関東地区・南関東地区
- 11月21日(土):北九州地区・南九州地区
- 11月22日(日):東海地区
北海道地区については、10月11日の北海道大会で男子2位の東海大札幌、女子2位の旭川龍谷が地区代表を獲得している。
つまり、全国大会の出場枠は都道府県予選だけで完結しない。県大会で優勝を逃した学校でも、地区大会で代表権を獲得すれば都大路に進める仕組みだ。
このため、県大会の順位だけで全国出場校がすべて決まったと判断するのは早い。11月22日の東海地区大会まで、男女それぞれの出場校は変動する。
【全国高校駅伝2026】12月20日の京都・都大路とNHK総合の放送情報
各地の予選と地区大会を勝ち抜いた学校が集結する全国高校駅伝は、2026年12月20日(日)に京都市で開催される。
大会正式名称は男子第77回・女子第38回全国高等学校駅伝競走大会。会場は京都市のたけびしスタジアム京都と、その付設駅伝コースだ。
女子10時20分、男子12時30分スタート全国高等学校体育連盟が公開している令和8年度の大会情報では、開催日とスタート時刻は次のように定められている。
- 開催日:2026年12月20日(日)
- 会場:京都府京都市・たけびしスタジアム京都
- 女子:10時20分スタート、5区間21.0975km
- 男子:12時30分スタート、7区間42.195km
- 開会式:12月19日(土)15時
女子はハーフマラソンと同じ距離、男子はフルマラソンと同じ距離をチームでつなぐ。男子は7区間、女子は5区間という構成で、それぞれ異なる区間配置と戦略が求められる。
NHK総合の生中継にも注目全国高校駅伝は、例年NHK総合テレビで生中継されている大会だ。2026年大会についてもNHK総合の生中継予定が案内されている。
全国高体連の大会情報ではNHKが大会後援として掲載されている。放送開始時刻や番組構成、ネット配信の詳細は、開催日が近づいた段階でNHKの正式な番組表を確認したい。
テレビで観戦する場合は、女子と男子で放送時間が分かれる点にも注意。女子のレース終了後に男子の中継が始まるため、両方を続けて楽しめる。
【速報の見方】男子・女子の順位、区間賞、通過順位で注目すべきポイント
高校駅伝の速報を確認するときは、総合順位だけでなく、区間順位や中継所の通過順位にも目を向けたい。特に駅伝は、選手交代のタイミングで順位が大きく変化する競技だ。
通過順位と最終順位は別の情報通過順位は、各チームが中継所を通過した時点での順位を示す。例えば1区終了時に首位だったチームが、2区や3区で順位を落とすこともある。
一方、最終順位はアンカーがゴールした後に確定する総合成績だ。途中経過の速報では、通過順位と最終順位を混同しないことが大切になる。
区間賞は個人の走力とレース展開を読み解く材料区間賞は、それぞれの区間で最も速い記録を出した選手に与えられる評価だ。チームの総合順位が上位でなくても、区間賞を獲得する選手が現れることはある。
2026年の広島県大会では、西条農の仲重柊晴が男子4区で23分46秒、久田祐也が7区で15分14秒を記録。女子では藤本華琳が2区で12分53秒の区間新記録をマークした。
このように区間賞や区間記録を追うと、どの区間で勝負が動いたのか、どの選手がチームの順位を押し上げたのかが分かる。
速報情報を確認する際の3つの判断基準- 速報の更新時刻:競技中の暫定順位なのか、競技終了後の確定順位なのかを確認する。
- 記録の種類:区間記録、通過タイム、総合タイムを区別する。
- 大会の区分:都道府県予選、地区大会、全国大会のどの結果なのかを確認する。
特に代表校の決定では、県大会の優勝校と地区大会の代表校を分けて見る必要がある。全国大会の出場校一覧を作成する場合も、地区代表の決定前に最終メンバーとして扱わないことが大切だ。
【高校駅伝速報2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:全国高校駅伝2026はいつ開催されますか?
A1:2026年12月20日(日)に京都市のたけびしスタジアム京都で開催される。女子は10時20分、男子は12時30分にスタートする予定だ。
Q2:11月3日時点で全国大会の代表校は何校決まっていますか?
A2:11月1日までに都道府県代表が男女各43校決定していた。11月3日の東京・神奈川大会終了後は男女各45校となり、北海道地区代表を加えると男女各46校の出場枠が確定している。
Q3:残っている高校駅伝の都道府県予選はどこですか?
A3:愛知県大会が11月7日(土)、三重県大会が11月8日(日)に予定されている。両大会の優勝校が全国大会の都道府県代表となる。
Q4:県大会で優勝できなかった高校にも全国大会出場の可能性はありますか?
A4:ある。全国高校駅伝には都道府県代表とは別に11の地区代表枠が設けられている。地区大会で代表権を獲得すれば、県大会の優勝校でなくても全国大会に進出できる。
Q5:全国高校駅伝2026はNHK総合で見られますか?
A5:NHK総合の生中継が案内されている。詳しい放送開始時間やネット配信については、開催前にNHKの公式番組表で確認したい。
2026年の高校駅伝は、11月3日の東京・神奈川大会終了によって、都道府県代表が男女各45校まで決まった。東京では拓大一と北里大順天、神奈川では橘と東海大相模が全国大会への切符を獲得している。
広島の西条農は男女制覇、岡山の倉敷は男子49連覇・女子3連覇を達成。仙台育英や佐久長聖などの有力校も代表を決め、全国大会の戦力図が少しずつ見えてきた。
今後の注目日程は、11月7日の愛知大会、11月8日の三重大会、そして11月14日から22日にかけて開催される地区大会だ。最終的に男女58校ずつが決定するまで、代表校の顔ぶれはまだ変わる。
【プロの結論】高校駅伝速報を追ううえで最も大切なのは、県大会の優勝校だけで判断せず、地区代表枠まで含めて出場校を確認すること。そして、総合順位だけでなく区間賞や中継所の通過順位を追うことで、各チームの本当の強さが見えてくる。
最終的な注目舞台は12月20日の京都・都大路。男子7区間42.195km、女子5区間21.0975kmの全国決戦で、どの学校が頂点に立つのか。残る予選と地区大会の結果が、冬の高校駅伝をさらに面白くする。