- 1993年版: 羽賀研二がアラジンの台詞を担当し、歌唱は石井一孝が担当。
- 2008年版: 羽賀研二に代わって三木眞一郎が台詞を担当。石井一孝の歌唱は引き続き採用された。
- 交代の背景: 2007年の羽賀研二の逮捕と2008年の吹き替え変更には時系列上の関連があるが、ディズニーによる公式な交代理由の説明は公表されていない。
- 現在の公式キャスト: ディズニー公式サイトでは、三木眞一郎(台詞)・石井一孝(歌)と掲載されている。
【まず結論】羽賀研二と三木眞一郎、アラジンの声はどちらが正しい?

1993年の日本公開時に使用された旧吹き替え版と、2008年に登場した新吹き替え版では、主人公アラジンの台詞を担当する人物が異なる。
整理すると、次のとおりだ。
| バージョン | 台詞担当 | 歌唱担当 |
|---|---|---|
| 1993年版・旧吹替 | 羽賀研二 | 石井一孝 |
| 2008年版・新吹替 | 三木眞一郎 | 石井一孝 |
| 現在のディズニー公式掲載キャスト | 三木眞一郎 | 石井一孝 |
ここで押さえておきたいのは、羽賀研二から三木眞一郎への変更は、アラジンの台詞担当についての変更であり、歌唱担当まで交代したわけではないという点だ。
ディズニー公式のアニメ映画『アラジン』作品紹介でも、吹替キャストとして三木眞一郎(台詞)、石井一孝(歌)が明記されている。
つまり、現在の公式情報を基準にすれば三木眞一郎版が標準的な日本語吹き替えとして案内されている。一方、羽賀研二版も過去に正式に制作・発売された吹き替え音声であり、単なるファン編集版や非公式音源ではない。
この違いを理解することが、旧版と新版を正しく見分ける第一歩になる。
【1993年版の誕生秘話】羽賀研二がアラジン役に選ばれた理由とオーディション
羽賀研二はどのように主人公役を獲得したのか羽賀研二は、1980年代から俳優・タレントとして活動し、フジテレビ系『笑っていいとも!』の初代いいとも青年隊などでも知られた人物だ。
そんな羽賀がディズニーの長編アニメーション映画『アラジン』の主人公に選ばれた背景には、オーディションがあった。
2022年12月、羽賀本人が自身のYouTubeチャンネルで、当時の起用経緯について振り返ったことをスポニチアネックスが報じている。
羽賀の説明によると、オーディションでは声のサンプルを録音し、アメリカのディズニーに送る方式が採用されていたという。
本人は当時の選考について、次のように話していた。
すべてオーディションでね、デモテープを取ってアメリカのディズニーに送るんですよ。
また、複数の応募者の中から自分が選ばれたことについても振り返っている。
このエピソードから分かるのは、羽賀の起用が単なる芸能人枠の配役ではなく、声の演技を含めた選考を経て決まったということだ。
羽賀研二の声がアラジンに合っていた背景アラジンは、貧しい青年でありながら、王女ジャスミンとの出会いを通じて自分自身の価値を見つけていく主人公だ。
物語では、軽快な会話、コミカルな反応、恋愛場面での繊細な感情表現、そして危機に直面したときの勇気など、幅広い演技が求められる。
羽賀の起用については、本人がオーディションで選ばれたと語っていることが要点となる。
単に知名度のあるタレントを起用したという説明だけでは、当時の選考の実態を十分に表せない。
なお、歌唱部分は最初から別の担当者が担っていた。羽賀研二がアラジンのすべての声を一人で演じたわけではない。
この役割分担が、後年の声優交代を理解するうえでも重要になる。
【完全年表】1993年から2008年までの羽賀研二とアラジンの変遷
アラジンの日本語吹き替えをめぐる経緯は、映画公開、ビデオ発売、DVD化、羽賀の逮捕、そして再収録という順番で整理すると分かりやすい。
| 年月 | 出来事 | 内容・ポイント |
|---|---|---|
| 1993年8月7日 | 日本劇場公開 | 羽賀研二がアラジンの台詞を担当 |
| 1994年8月26日 | VHS発売 | 羽賀研二版の旧吹替を収録 |
| 2004年10月8日 | DVD発売 | スペシャル・エディションに羽賀研二版を収録 |
| 2007年6月30日 | 羽賀研二逮捕 | 未公開株をめぐる事件で逮捕 |
| 2008年8月6日 | DVD再発売 | 新しい吹き替え版が登場。台詞担当が三木眞一郎に変更 |
| 2008年11月28日 | 一審判決 | 大阪地裁が無罪判決 |
| 2011年6月17日 | 控訴審判決 | 大阪高裁が逆転有罪、懲役6年 |
| 2013年3月28日 | 判決確定 | 最高裁の上告棄却により懲役6年が確定 |
1994年のVHS発売情報は中古映像ソフトの製品記録、2004年版の出演者情報はCDJournalの商品データ、2008年版の発売情報は映像ソフトの商品記録などから確認できる。
また、2008年版の日本語吹き替えキャストについては、現在のディズニー公式作品情報でも三木眞一郎と石井一孝の組み合わせが掲載されている。
この年表で注目したいのは、2007年の逮捕から約1年後に、DVDの再発売と吹き替え変更が行われている点だ。
ただし、逮捕と配役変更の時期が近いことと、公式に交代理由が説明されていることは別問題である。
【交代理由の真相】2007年の羽賀研二逮捕と2008年の三木眞一郎への変更
2007年6月に何が起きたのか羽賀研二の最初の逮捕は、2007年6月30日だった。
朝日新聞の当時の報道によると、大阪府警は未公開株をめぐる金銭トラブルに関連し、羽賀と元プロボクシング世界王者の渡辺二郎らを恐喝容疑で逮捕した。
事件の発端は、2001年にさかのぼる。
羽賀が知人男性との間で未公開株の売買を行い、その後、株の価格や返済をめぐる問題が発生した。検察側は、羽賀が株の元値を隠して高値で販売し、合計約3億7000万円をだまし取ったと主張した。
加えて、返済を求めた男性に対して債権放棄を迫ったとして、恐喝未遂の罪にも問われた。
ただし、逮捕後の裁判経過は一審と二審で異なる。
- 2008年11月:大阪地裁が無罪判決。
- 2011年6月:大阪高裁が一審判決を破棄し、懲役6年の逆転有罪判決。
- 2013年3月:最高裁の上告棄却により、懲役6年が確定。
したがって、2007年の逮捕だけを取り上げて、当時の裁判結果まで単純化するのは正確ではない。
なぜ羽賀研二から三木眞一郎に交代したのかここが検索者にとって最も気になる部分だろう。
時系列を並べると、次のようになる。
1. 2007年6月、羽賀研二が逮捕される。
2. 2008年8月、映画『アラジン』のスペシャル・エディションが再発売される。
3. 新しい吹き替え版では、アラジンの台詞担当が三木眞一郎に変更される。
この経緯から、羽賀の逮捕・事件報道が吹き替え変更の背景にあったと考えるのは自然だ。
ファミリー向け作品を長期的に展開するディズニーにとって、出演者に関する社会的イメージや作品のブランド管理は無視できない要素である。
特に、主人公の声は作品の印象を左右する重要な要素だ。DVDの再発売やテレビ放送、将来的な商品展開を考えれば、出演者の変更を含めた対応が検討されること自体は理解できる。
ただし、ディズニーが「羽賀研二の逮捕を理由に降板させた」と明記した公式声明は、現在の作品紹介や商品情報には掲載されていない。
そのため、逮捕が交代の背景だった可能性と、公式に発表された交代理由は区別して理解する必要がある。
三木眞一郎はなぜ新しいアラジンに選ばれたのか三木眞一郎は、アニメや洋画吹き替えなど幅広い分野で活動する声優だ。
新しい吹き替え版では、羽賀に代わってアラジンの台詞を担当することになった。
三木版の採用は、単なる代役の起用というだけではなく、以後の映像ソフトや公式キャスト情報における標準的な配役の確立につながった。
現在、ディズニー公式が掲載するアラジンの吹き替えキャストも三木眞一郎となっている。
一方、歌唱部分は石井一孝が継続して担当している。声優交代によって歌唱担当まで変更されたという説明は正しくない。
【旧版と新版を徹底比較】羽賀研二版DVDは現在も入手できる?
台詞と歌の違いを知れば混乱しない『アラジン』の日本語吹き替えを比較するときは、台詞と歌を分けて考えることが大切だ。
| 比較項目 | 旧吹替版 | 新吹替版 |
|---|---|---|
| アラジンの台詞 | 羽賀研二 | 三木眞一郎 |
| アラジンの歌 | 石井一孝 | 石井一孝 |
| ジャスミン | 麻生かほ里 | 麻生かほ里 |
| ジーニー | 山寺宏一 | 山寺宏一 |
| ジャファー | 宝田明 | 宝田明 |
| イアーゴ | 神谷明 | 神谷明 |
| サルタン | あずさ欣平 | あずさ欣平 |
※旧版と新版の主要キャストを比較したもの。ディズニー公式の現行キャスト情報と旧版の商品記録を照合した整理。
最大の違いは、会話や感情表現の場面で聞こえるアラジンの声だ。
旧版では羽賀研二の台詞が使われ、新版では三木眞一郎の台詞に変更されている。
一方、歌唱担当は石井一孝のままなので、ミュージカルナンバーを聴いたときに旧版と新版で同じ歌声が聞こえる場面がある。
この構成を知らないと、「羽賀研二版と三木眞一郎版で、なぜ歌声が同じなのか」という疑問につながりやすい。
羽賀研二版を収録したDVDの発売情報旧吹き替え版を探している人にとって、重要なのがDVDの品番だ。
2004年10月8日に発売された『アラジン スペシャル・エディション』には、羽賀研二が出演する日本語吹き替えが収録されていた。
CDJournalの商品情報では、日本語吹き替えの出演者として羽賀研二、石井一孝、山寺宏一、麻生かほ里、宝田明などが記載されている。
| 商品 | 発売日 | 品番 | 吹き替え |
|---|---|---|---|
| VHS版 | 1994年8月26日 | VWSJ-4020 | 羽賀研二版 |
| DVD旧版 | 2004年10月8日 | VWDS-4934 | 羽賀研二版 |
| DVD新版 | 2008年8月6日 | VWDS-5352 | 三木眞一郎版 |
特に重要なのは、2004年版と2008年版では、同じ『アラジン スペシャル・エディション』という商品名でも吹き替え音声が異なることだ。
中古市場で購入する際は、タイトルだけで判断せず、品番を確認したい。
旧吹き替え版DVDを探す際の注意点羽賀研二版を目的にDVDを購入するなら、次の点を確認するとよい。
- 品番がVWDS-4934であるか。
- 2004年10月8日発売の商品であるか。
- 商品説明に羽賀研二の吹き替えが収録されていると明記されているか。
- 実際に販売されているディスクの仕様が商品説明と一致しているか。
特に注意したいのは、同じ作品名の再発売商品が存在することだ。
パッケージの表面だけでは、旧版か新版かを判別できない場合がある。
また、旧版の中古品は保存状態によって再生品質が異なる。VHSならテープの劣化、DVDなら盤面の傷や読み取り不良も購入前に考慮したい。
一方、現在のディズニー公式作品紹介に掲載されている吹き替えキャストは三木眞一郎版である。2025年11月12日発売のBlu-ray+DVDセットも公式商品ラインナップに掲載されている。
【羽賀研二の2026年現在】アラジン出演後の活動と近況
羽賀研二は1961年7月21日生まれ。2026年11月現在は65歳だ。
かつては俳優やタレントとして活動し、映画『アラジン』の主人公を担当したことも代表的な仕事の一つだった。
しかし、2007年の未公開株をめぐる事件以降、刑事事件や服役によって芸能活動に大きな影響を受けてきた。
2019年の再逮捕と2021年の出所2019年には、未公開株事件に関連する賠償を免れる目的で不動産の名義を変更したとして、強制執行妨害目的財産損壊等の罪に問われた。
2020年に懲役1年2カ月の実刑判決が言い渡され、2021年9月に出所したことが報道されている。
2024年の逮捕と不起訴2024年9月25日には、不動産の虚偽登記をめぐる疑いで愛知県警に逮捕された。
しかし、名古屋地検は同年12月6日、不起訴処分とした。
不起訴の理由は公表されていない。
この事件については、逮捕されたという事実だけをもって有罪だったと扱うことはできない。
2026年の逮捕と不起訴、その後の活動2026年2月9日、羽賀は沖縄県内の飲食店で女性2人にわいせつな行為をした疑いで逮捕された。
沖縄県警によると、問題となったのは2025年3月27日の出来事だった。
その後、那覇地検は2026年3月2日付で不起訴処分とした。琉球新報の報道によると、検察は被害者らのプライバシー保護を理由に、不起訴の理由を明らかにしていない。
つまり、この件も有罪判決が出た事件ではない。
その後、2026年10月にはフランスで開催されたパリ・コレクションに3回目の出演を果たしたと報じられている。
10月2日のランウェイでは、デザイナーから指名を受けて出演したという。
2026年現在の羽賀は、かつてのテレビ中心の活動とは異なり、沖縄を拠点とした事業やモデル活動など、複数の分野で活動している。
過去の『アラジン』出演歴は現在も本人の芸能キャリアを語る際の重要な実績だが、ディズニー公式の現行キャストでは三木眞一郎がアラジンの台詞を担当している。
【羽賀研二とアラジン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:羽賀研二はアラジンの声優だったのですか?
A1:はい。1993年公開時の日本語吹き替え版で主人公アラジンの台詞を担当していました。ただし、歌唱部分は石井一孝が担当しています。
Q2:アラジンの歌を担当した石井一孝は2008年版でも歌っていますか?
A2:はい。2008年版でも石井一孝が歌唱を担当しています。変更されたのはアラジンの台詞担当です。
Q3:羽賀研二がアラジンを降板した理由は逮捕ですか?
A3:2007年の逮捕と2008年の吹き替え変更は時系列上つながっています。ただし、ディズニーが逮捕を直接の理由とする公式声明を公表したことは確認できません。交代理由を確定事項として断言することはできません。
Q4:三木眞一郎版のアラジンはいつからですか?
A4:2008年8月6日発売のスペシャル・エディションで新しい吹き替え版が登場しました。現在のディズニー公式作品情報にも三木眞一郎の名前が掲載されています。
Q5:羽賀研二版のアラジンはDVDで見られますか?
A5:2004年発売の『アラジン スペシャル・エディション』(品番VWDS-4934)に旧吹き替え版が収録されています。中古品を探す場合は品番と実際の収録音声を確認してください。
Q6:羽賀研二は2026年現在どうしていますか?
A6:2026年11月現在65歳です。2026年2月の逮捕については3月に不起訴処分となり、10月にはパリ・コレクションへの出演が報じられています。
羽賀研二とディズニー映画『アラジン』の関係を整理すると、重要なのは次の3点だ。
1. 1993年版のアラジンの台詞は羽賀研二、歌唱は石井一孝。
2. 2008年版では台詞担当が三木眞一郎に変更され、石井一孝の歌唱は継続。
3. 現在のディズニー公式キャスト情報は三木眞一郎(台詞)・石井一孝(歌)。
声優交代の背景には、羽賀研二の2007年の逮捕と2008年のDVD再発売という時系列上の関係がある。しかし、公式な交代理由の説明がない以上、逮捕だけを確定的な理由として扱うことはできない。
旧版と新版を比較するときは、台詞担当と歌唱担当を分けて確認することが大切だ。
また、子どもの頃に羽賀研二版を見て育った人が、現在の三木眞一郎版を聞いて違和感を覚えることがあっても不思議ではない。映画そのものが同じでも、主人公の声は作品の記憶を大きく左右するからだ。
旧版をもう一度楽しみたい人は2004年版DVDの品番VWDS-4934、新版を楽しみたい人はディズニー公式の現行キャスト情報を基準に選ぶとよい。
『アラジン』の吹き替えをめぐる本当の要点は、羽賀研二と三木眞一郎のどちらか一方だけが正解なのではなく、異なる時代に制作された2つの正式な吹き替え版が存在することにある。