月食を英語で表すと、lunar eclipse(ルーナー・イクリプス)です。皆既月食は「total lunar eclipse」、部分月食は「partial lunar eclipse」、半影月食は「penumbral lunar eclipse」と表現します。英会話や学校の英語、天体観測の情報を読む際に覚えておきたい基本用語です。
2026年は、3月3日に皆既月食、8月28日に部分月食が起こる年でした。NASAの公式天文データでも、この2回の月食が記録されています。この記事では、月食の英語の意味と発音、日食を表す「solar eclipse」との違い、「moon eclipse」が一般的な表現ではない理由、実際の会話で使える例文まで整理します。
【まずは基本】月食英語は「lunar eclipse」!意味と発音を解説

月食の英語表現は「lunar eclipse」です。英語の辞書であるCambridge Dictionaryでは、月が地球の影に入ることで暗く見える現象として説明されています。天文学の用語としても、日常会話でも使われる標準的な表現です。
「lunar」は「月の」「月に関する」という意味の形容詞、「eclipse」は天体が別の天体やその影によって隠される現象を指します。2語を組み合わせることで、月に関係する食、つまり月食を表します。
lunar eclipseの発音とカタカナ表記Cambridge Dictionaryに掲載されている発音記号は、アメリカ英語が「/ˌluː.nɚ ɪˈklɪps/」、イギリス英語が「/ˌluː.nər ɪˈklɪps/」です。
- カタカナの目安:ルーナー・イクリプス
- lunar:ルーナーに近い発音
- eclipse:イクリプスに近い発音
- アクセント:「eclipse」の後半にある「clips」の部分を強く発音します。
カタカナは発音を覚えるための補助として使いましょう。特に「lunar」の母音は英語特有の音を含むため、日本語の「ルーナー」と完全に同じではありません。正確な発音を身につけたい場合は、辞書の音声を聞きながら練習するのがおすすめです。
「eclipse」の意味と使い方「eclipse」は名詞として「食」、動詞として「食を起こす、覆い隠す」という意味を持ちます。また、比喩的に「存在感や重要性を失わせる」という意味で使われることもあります。
天文学では「solar eclipse(太陽の食)」や「lunar eclipse(月の食)」のように、天体を示す語と組み合わせて使うのが基本です。単語単体の意味だけでなく、前に置かれる語によって何の食なのかを判断すると、英語の天文記事も読みやすくなります。
【種類別に整理】皆既月食・部分月食・半影月食は英語で何という?
月食には、地球の影に月がどの程度入り込むかによって異なる種類があります。英語では「lunar eclipse」を共通部分として、前に種類を表す形容詞を置くと覚えやすくなります。
| 日本語 | 英語表現 | 意味・特徴 |
|---|---|---|
| 月食 | lunar eclipse | 地球の影が月にかかる現象の総称 |
| 皆既月食 | total lunar eclipse | 月全体が地球の本影に入る月食 |
| 部分月食 | partial lunar eclipse | 月の一部が地球の本影に入る月食 |
| 半影月食 | penumbral lunar eclipse | 月が地球の薄い外側の影である半影を通過する月食 |
「total」は「全体の」「完全な」という意味です。そのため、皆既月食は「total lunar eclipse」と表現します。皆既月食では、月全体が地球の本影に入ります。地球の大気を通った光の影響で、月が赤みを帯びて見えることもあります。
英語で説明するなら、「A total lunar eclipse occurs when the Moon enters Earth's umbra.(月が地球の本影に入ると、皆既月食が起こります)」と表現できます。「umbra」は「本影」を意味する天文学用語です。
部分月食は「partial lunar eclipse」「partial」は「部分的な」という意味です。月の一部だけが地球の本影に入る現象を「partial lunar eclipse」と呼びます。月の一部分が暗く欠けたように見えるため、皆既月食との違いを説明するときにも使いやすい表現です。
「We observed a partial lunar eclipse.」は「私たちは部分月食を観察しました」という意味です。観察した経験を伝える場合は「observed」、単に見たことを話す場合は「saw」を使っても自然です。
半影月食は「penumbral lunar eclipse」「penumbral」は「半影の」という意味です。半影月食では、月が地球の本影には入らず、外側に広がる半影を通過します。そのため、月の明るさの変化が目立たず、肉眼では気づきにくい場合があります。
この3種類は「total」「partial」「penumbral」という形容詞の違いで整理できます。英語の記事やニュースで月食の種類を見分けたいときは、まず「lunar eclipse」を見つけ、その直前の単語を確認すると効率的です。
【混同を防ぐ】日食の「solar eclipse」と月食の違い、「moon eclipse」が一般的でない理由
月食と日食の英語を使い分ける要点は、月と太陽を表す単語の違いです。月食は「lunar eclipse」、日食は「solar eclipse」と覚えましょう。
「lunar」は月に関係することを表す形容詞、「solar」は太陽に関係することを表す形容詞です。一方、「moon」は「月」、「sun」は「太陽」という名詞です。英語では、天文学の定着した用語として「lunar eclipse」と「solar eclipse」が使われます。
「moon eclipse」でも意味を推測できる場合はありますが、標準的な天文学用語としては「lunar eclipse」が適切です。「moon eclipseは文法的に絶対に成立しない」と断定するよりも、専門用語として定着した表現を選ぶ、と理解するのが正確です。
solar eclipseとlunar eclipseを比較- Solar eclipse(日食):月が太陽と地球の間に入り、月によって太陽の一部または全部が隠される現象。
- Lunar eclipse(月食):太陽・地球・月が並び、月が地球の影に入る現象。
NASAの天文解説でも、この2つは影がどこに落ちるかによって区別されています。日食では月の影が地球に落ち、月食では地球の影が月に落ちます。現象の仕組みを理解すれば、英語の使い分けも混乱しにくくなります。
なお、日食の種類には「total solar eclipse(皆既日食)」「partial solar eclipse(部分日食)」「annular solar eclipse(金環日食)」などがあります。月食の「total」「partial」と共通する語が使われるため、セットで覚えると語彙を広げやすくなります。
【会話ですぐ使える】月食英語の例文と自然な言い回し
「lunar eclipse」を覚えたら、実際の会話で使える短い例文を練習してみましょう。天体観測の予定を話すとき、月の見え方を説明するとき、ニュースについて感想を伝えるときなどに役立ちます。
月食が起こることを伝える例文1:A lunar eclipse will occur tonight.
意味:今夜、月食が起こります。
「occur」は「起こる、発生する」という意味で、科学的な現象を説明するときによく使われます。少し日常的な言い方にするなら、「There will be a lunar eclipse tonight.(今夜、月食があります)」も自然です。
月食を見ようと誘う例文2:Let's watch the lunar eclipse together.
意味:一緒に月食を見よう。
「watch」は、変化する様子をある程度の時間にわたって見るときに使いやすい動詞です。天体観測やイベントの予定を話すときに使えます。
月が赤く見えることを説明する例文3:The Moon looks reddish during a total lunar eclipse.
意味:皆既月食の間、月は赤みを帯びて見えます。
「reddish」は「赤みを帯びた」という意味です。月が必ず鮮やかな赤色になるわけではないため、「red」と断定するより「reddish」と表現すると、見え方の幅を自然に伝えられます。
月食がいつ起こるかを尋ねる例文4:When will the next lunar eclipse occur?
意味:次の月食はいつ起こりますか。
「next lunar eclipse」は「次の月食」という意味です。天文カレンダーを調べたり、観察の計画を立てたりするときに使えます。実際の観測日時は、地域やタイムゾーンによって確認する必要があります。
月が地球の影に入ると説明する例文5:The Moon is passing through Earth's shadow.
意味:月が地球の影を通過しています。
この表現は、月食の仕組みを簡潔に説明したいときに便利です。「pass through」は「~を通過する」という意味で、天体の動きを説明する文脈でも使えます。
例文を丸暗記するだけでなく、「lunar eclipse」「occur」「watch」「Earth's shadow」などの語句を入れ替えて練習すると、月食以外の天文現象についても英語で説明しやすくなります。
【英語表現を深掘り】eclipseの動詞用法と「月食が起こる」の表現
「eclipse」は名詞として使うだけでなく、動詞としても使えます。ただし、日常的な英会話で月食について説明する場合は、名詞の「lunar eclipse」と「occur」や「happen」を組み合わせる表現が使いやすいでしょう。
- A lunar eclipse occurs.:月食が起こります。
- A lunar eclipse happens tonight.:今夜、月食が起こります。
- There will be a lunar eclipse tomorrow.:明日、月食があります。
- The Moon is eclipsed by Earth's shadow.:月が地球の影によって隠されています。
「occur」は現象や出来事の発生を説明する、やや改まった表現です。「happen」は日常会話でも幅広く使えます。「There will be ...」は予定や今後の出来事を伝える際に便利です。
また、「eclipse」は比喩的な意味でも使われます。たとえば、ある人物の活躍が別の人物の存在感を薄れさせる場合などに「eclipse someone's achievements」のような表現が使われます。天文学以外の文章で見かけたときは、必ずしも月食や日食の話とは限りません。
一方、「The Moon is eclipsed by Earth's shadow.」のような動詞表現は、天文学的な説明には使えますが、初級者が最初に覚えるべきなのは「lunar eclipse」です。まず名詞表現を確実に使えるようにし、次に動詞や関連語句を増やす順番が効率的です。
【2026年最新】月食・日食の英語表現を実際の天文情報で確認
月食の英語を実際のニュースで確認するには、年ごとの天文カレンダーが役立ちます。NASAの「Eclipses During 2026」では、2026年に起こる日食と月食が整理されています。
同資料によると、2026年には日食が2回、月食が2回ありました。月食は3月3日の皆既月食と8月28日の部分月食です。日食は2月17日の金環日食と8月12日の皆既日食でした。これらの日付は世界標準時(UT)に基づくため、現地での観測日や見える地域は別途確認する必要があります。
英語のニュースでは、次のように表現されます。
- Total lunar eclipse on March 3, 2026:2026年3月3日の皆既月食
- Partial lunar eclipse on August 28, 2026:2026年8月28日の部分月食
- Annular solar eclipse on February 17, 2026:2026年2月17日の金環日食
- Total solar eclipse on August 12, 2026:2026年8月12日の皆既日食
なお、天文現象が地球上のどこからでも見えるわけではありません。月食や日食の種類、発生日、観測可能な地域は、それぞれの天文機関が公開する予測情報で確認しましょう。英語の記事を読む際には、日付だけでなく「visible from(~から観測できる)」や「visibility(観測可能性)」といった関連表現も覚えておくと便利です。
【月食英語】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:月食の英語は「moon eclipse」でも通じますか?
A1:意味を推測できる場合はありますが、標準的な表現は「lunar eclipse」です。英語の辞書や天文学の資料でも「lunar eclipse」が使われているため、学校の英語や会話、記事の執筆ではこちらを選びましょう。
Q2:月食の英語の発音をカタカナで書くとどうなりますか?
A2:「ルーナー・イクリプス」が目安です。正確にはアメリカ英語とイギリス英語で母音の発音に違いがあります。「eclipse」は後半の「clips」にアクセントを置くことを意識すると、より英語らしい発音になります。
Q3:皆既月食と部分月食の英語の違いは何ですか?
A3:皆既月食は「total lunar eclipse」、部分月食は「partial lunar eclipse」です。「total」は「全体の」、「partial」は「部分的な」という意味です。半影月食は「penumbral lunar eclipse」と表現します。
Q4:日食と月食は英語でどう区別しますか?
A4:日食は「solar eclipse」、月食は「lunar eclipse」です。「solar」は太陽に関する語、「lunar」は月に関する語です。月の影が地球に落ちるのが日食、地球の影が月に落ちるのが月食、と現象の仕組みと一緒に覚えると混同を防げます。
Q5:「月食が起こる」は英語で何といいますか?
A5:「A lunar eclipse occurs.」や「A lunar eclipse will occur tonight.」と表現できます。会話では「There will be a lunar eclipse tonight.」も自然です。天文学の説明では「occur」、日常会話では「happen」も使えます。
月食の英語は「lunar eclipse」です。発音は「ルーナー・イクリプス」が目安で、皆既月食は「total lunar eclipse」、部分月食は「partial lunar eclipse」、半影月食は「penumbral lunar eclipse」と表現します。
日食の「solar eclipse」との違いは、「solar」が太陽、「lunar」が月に関係する語である点です。「moon eclipse」は標準的な天文学用語ではないため、正確さが求められる英語では「lunar eclipse」を使いましょう。
2026年の天文情報を英語で読む場合も、「total」「partial」「penumbral」などの種類を表す語と、「occur」「watch」「Earth's shadow」といった関連表現を押さえておくと、ニュースの内容を理解しやすくなります。まずは「lunar eclipse」と「solar eclipse」の2つを覚え、例文を声に出して練習するところから始めてみてください。