WOWOWの連続ドラマW『完全無罪』は、21年前に発生した少女誘拐殺人事件「綾川事件」をめぐり、冤罪を訴える男と、かつて誘拐事件の被害者だった女性弁護士が真実を追うリーガルミステリーです。主演は広瀬アリス、共演は北村有起哉。全5話を通して、警察の証拠捏造、真犯人の正体、被害者遺族の苦悩、そして平山聡史が抱え続けた復讐心が明らかになります。
最終回の最大のネタバレは、21年前の連続少女誘拐事件の真犯人が川田清だったこと、そして平山聡史は事件の犯人ではなかったことです。しかし、無実を証明された平山も、21年間の服役によって人生を奪われ、妹を失った悲しみから復讐を企てていました。事件の真相が明らかになっても、すべての人が救われるわけではありません。
この記事では、2024年放送の全5話を第1話から最終話まで順番に解説し、再審請求の結果、川田清の告白、松岡千紗と熊弘樹の関係、主要登場人物のその後まで整理します。結末まで触れる完全ネタバレ記事です。
【結末を先に解説】完全無罪の真犯人は川田清!平山聡史は冤罪だった

物語の中心にあるのは、21年前に香川県で起きた少女誘拐事件です。
当時、同一犯によるものと疑われる少女誘拐事件が3件発生しました。そのうち1件では少女が殺害され、別の1件では少女が行方不明になります。そして、残る1件で誘拐された少女が松岡千紗でした。
殺害された少女は池村明穂、行方不明になっていた少女は高木悠花です。
事件の容疑者として逮捕されたのが平山聡史でした。平山は無期懲役となり、21年間にわたって服役していましたが、一貫して無実を訴えていました。
物語が進むにつれて、当時の捜査に重大な問題があったことが明らかになります。
真犯人・川田清の正体川田は池村明穂と高木悠花を殺害し、松岡千紗も誘拐したことを、死の間際に動画で告白しています。
つまり、警察が犯人として追い続けた平山は、実際には少女たちを誘拐・殺害していなかったのです。
川田はすでに亡くなっており、自らの罪を法廷で裁かれることはありませんでした。
平山聡史が復讐を考えた理由平山の人生をさらに悲劇的にしたのが、妹の佳澄です。
平山が犯人として逮捕され、服役したことで、妹の佳澄は兄が殺人犯だと思い込んだまま自ら命を絶ってしまいました。
平山にとって、21年間の服役だけが苦しみではありません。
自分が殺していない少女の事件で犯人にされ、妹からも信じてもらえず、最後にはその妹まで失ってしまったのです。
最終回で平山は、有森義男と今井琢也に対する復讐心を明らかにします。
彼の行動は、単純に自分の無罪を証明するためだけのものではありませんでした。
自分の人生と妹の命を奪った人間に、取り返しのつかない罪の重さを突きつけること。
それが平山の復讐の根底にありました。
【完全無罪全話ネタバレ】第1話から第5話までの事件経緯
主人公の松岡千紗は、東京の大手法律事務所フェアトンに所属する弁護士です。
物的証拠のない事件で無罪判決を勝ち取った実績があり、弁護士として将来を期待されていました。
そんな千紗に、シニアパートナーの真山健一から新しい案件が持ち込まれます。
それが、21年前の綾川事件で無期懲役となった平山聡史の再審請求でした。
千紗は事件の資料を調べ、平山と面会します。
しかし、平山の態度は意外なものでした。自ら再審を求めているにもかかわらず、積極的に無実を証明しようとする姿勢が感じられなかったのです。
実は、千紗にはこの事件を引き受ける特別な理由がありました。
彼女自身が21年前の連続少女誘拐事件の被害者だったのです。
千紗は自分も誘拐された少女の一人だったことを明かし、平山が本当に無実なら真犯人を見つけたいと伝えます。
一方、事件当時の捜査を担当した元刑事の有森義男は、平山の無罪主張に強い疑念を抱いていました。
被害者の母親である池村敏恵を支え続けてきた有森にとって、平山の再審請求は過去の事件を再び掘り起こす出来事でもありました。
第1話は、千紗と平山の出会いを通じて、事件の複雑な人間関係と過去の傷を描きます。
第2話「針穴と駱駝」|警察による証拠捏造が明らかになる千紗は平山の無実を信じ、熊弘樹とともに再審請求に向けて動き出します。
平山が有罪になった大きな理由は、取り調べ中の自白と、車内から発見された池村明穂の毛髪でした。
しかし、千紗は平山が逮捕後11日間は否認していたにもかかわらず、12日目に突然自白した点に疑問を持ちます。
当時、平山の妹・佳澄に起きた出来事も、この自白のタイミングと深く関係していました。
再審請求審では、当時の捜査を担当した有森が証言を求められます。
千紗は自分が誘拐事件の被害者だったことも伝え、真実を話すよう有森に迫ります。
しかし、有森は捜査に問題があったことを認めません。
その後、事態を大きく動かしたのが、元刑事の今井琢也でした。
今井は法廷で、当時の捜査において平山の自白を誘導し、証拠まで捏造していたことを認めます。
加えて、明穂の毛髪を平山の車に置いたのも今井だったと告白しました。
平山の有罪を支えていた証拠が、実は警察によって作られたものだったのです。
これにより、21年前の捜査の正当性は根底から揺らぎます。
第3話「正義という名の罪」|再審開始が認められる今井の証言によって、綾川事件の再審が認められます。
平山にとっては、21年間訴え続けてきた無実がようやく認められる大きな転機です。
しかし、再審が認められたからといって、世間の疑いがすぐに消えるわけではありません。
千紗は改めて事件の目撃証言を調べ、当時の関係者に接触します。
一方、有森は元相棒の今井とともに証拠を捏造した刑事として批判される立場になります。
被害者遺族の敏恵に対しても、これまでと同じように接することが難しくなっていきました。
そんな中、千紗は平山の言動に違和感を覚えます。
平山は本当に事件と無関係なのか。
無罪を勝ち取ることができたとしても、彼の中に別の目的があるのではないか。
千紗の疑念は、物語を最終局面へと導いていきます。
第4話「怪物の家」|千紗が自分の過去と再び向き合う再審を経て自由になった平山は、新しい生活を始めようとしていました。
一方、千紗は彼の行動を完全には信じ切れず、後を追うようになります。
平山が向かったのは、かつて千紗自身が監禁されていた廃屋でした。
その場所に足を踏み入れた千紗は、21年前の恐怖を再び思い出します。
平山は、事件の真犯人を名乗る人物から手紙を受け取っていたことを明かします。
手紙には、事件の証拠があるという内容が記されていました。
同じ頃、有森のもとにも正体不明の人物から電話がかかってきます。
電話の主は、平山を別の少女誘拐事件の犯人に仕立て上げるような話を持ちかけます。
そして、指定された場所に行った有森は、古井戸の中に白骨遺体を発見します。
その遺体こそ、21年前から行方不明になっていた高木悠花でした。
電話の主は、有森に平山の毛髪を遺体に付着させるよう指示します。
かつて証拠捏造に関わった有森は、再び同じ過ちを犯すのか。
最終回に向けて、事件の真相と登場人物の本性が一気に浮かび上がります。
第5話「完全無罪」|川田清の告白と平山の復讐古井戸から見つかった白骨遺体は、21年前に行方不明になった高木悠花のものと判明します。
加えて、遺体には平山の毛髪が付着しており、DNA鑑定でも一致が確認されます。
平山は講演の場から姿を消し、千紗は再び彼の行方を追います。
有森は千紗に、正体不明の電話の主から毛髪を置くよう指示されたことを打ち明けます。
しかし、有森は実際には指示に従っていませんでした。
その後、千紗のもとに真実を知らせる電話が入ります。
指定された場所は、21年前に千紗が監禁されていた廃屋でした。
そこには有森が先に到着しており、今井が血を流して倒れていました。
そして、平山が現れます。
平山は今井を刺したのは自分だと認め、21年間にわたって抱えていた復讐心を告白します。
加えて、スマートフォンに保存されていた動画を千紗と有森に見せました。
そこに映っていたのが、川田清です。
川田は死の間際、自分が池村明穂と高木悠花を殺害し、松岡千紗を誘拐したと告白していました。
21年間、真犯人を目撃した人物として扱われていた川田こそが、実際の犯人だったのです。
平山は川田の告白を聞いた際、怒りから殺そうとしましたが、最終的には手を下しませんでした。
一方、平山は有森と今井に対し、自分が犯人ではないと知りながら冤罪を作り上げた責任を問い詰めます。
そして、妹の佳澄が兄を殺人犯だと思ったまま自殺したことを明かします。
平山の怒りと悲しみを前に、有森は謝罪します。
しかし、現場に警察が突入し、平山は銃撃されて倒れてしまいます。
幸い、平山は一命を取り留めます。
物語は、事件の真相が明らかになった後も、失われた人生や人間関係の傷が残り続けるという現実を描いて幕を閉じます。
【人物相関・関係性一覧】松岡千紗、平山聡史、有森義男、今井琢也の立場
『完全無罪』は、単純な犯人探しではありません。
事件に関わった人物それぞれが異なる正義や後悔を抱えています。
| 人物・キャスト | 事件との関係 | 最終的な立場 |
|---|---|---|
| 松岡千紗(広瀬アリス) | 誘拐事件の生還者。平山の弁護士 | 真実を突き止め、東京で弁護士を続ける |
| 平山聡史(北村有起哉) | 冤罪で21年間服役した人物 | 無実が明らかになるが、復讐心を抱えていた |
| 川田清(五頭岳夫) | 21年前の事件の目撃者 | 実際の誘拐殺人犯。死の間際に告白 |
| 有森義男(奥田瑛二) | 元県警刑事。綾川事件の捜査担当者 | 自らの過ちと向き合い、被害者支援を続ける |
| 今井琢也(音尾琢真) | 元刑事。証拠捏造に関与 | 平山に刺されるが、一命を取り留める |
| 熊弘樹(風間俊介) | 千紗の昔馴染みで協力者の弁護士 | 千紗に思いを告白するが、恋は実らない |
| 池村敏恵(財前直見) | 殺害された明穂の母親 | 有森とともに被害者家族を支援する |
| 真山健一(鶴見辰吾) | 千紗の上司で元最高裁判事 | 千紗の能力を認め、東京での仕事を支える |
有森と今井は、21年前の事件の捜査に関わった元刑事です。
今井は法廷で、自分と有森が平山の供述調書を作り上げ、証拠も捏造したことを認めました。
特に重要なのは、警察側が当初から真犯人を知っていたわけではなく、捜査の過程で自分たちの判断を正当化するように証拠を作り上げてしまった点です。
有森は犯罪被害者を支える活動を続けていましたが、その正義感の根底には、自分自身も娘を亡くした被害者であるという事情がありました。
そのため、被害者のために犯人を捕まえたいという思いが、結果として平山を犯人に仕立てる行為につながってしまったのです。
今井の告白は、警察組織の中で正義感が暴走したとき、どれほど深刻な冤罪が生まれるのかを示しています。
【最終回の核心】川田清の告白、平山聡史の復讐、妹・佳澄の悲劇
最終回を理解するうえで欠かせないのが、川田清、平山聡史、そして妹の佳澄の関係です。
川田清はなぜ21年間も捕まらなかったのか川田は、事件の目撃者という立場にいました。
そのため、事件の真相を知る重要人物でありながら、捜査の対象として疑われることはありませんでした。
警察が平山を犯人として扱い、証拠を作り上げてしまったことも、川田が真犯人として追及されなかった背景にあります。
最終回で明らかになる告白動画は、事件の前提そのものを覆すものです。
川田は自分の罪に耐えられなくなり、平山に手紙を書き、すべてを告白して謝罪したいと伝えていました。
しかし、告白した時点ですでに川田は亡くなっており、直接責任を追及する機会は失われていました。
平山聡史の妹・佳澄はなぜ自殺したのか平山にとって最も大きな悲劇は、妹の佳澄を失ったことでした。
兄が少女誘拐殺人事件の犯人として逮捕され、無期懲役になったことで、佳澄は兄を信じられなくなってしまいます。
平山は無実だったにもかかわらず、佳澄にその事実を伝えられませんでした。
そして佳澄は、兄が殺人犯だと思ったまま自ら命を絶ちます。
平山が最終回で感情を爆発させるのは、自分自身の人生だけではなく、妹の人生まで取り返しがつかなくなったからです。
警察が作り上げた冤罪は、服役する本人だけでなく、その家族の人生まで破壊してしまったのです。
平山はなぜ有森と今井に復讐したのか平山が怒りを向けたのは、事件の捜査を担当し、冤罪を生み出した有森と今井でした。
特に最終回では、今井が再び平山の毛髪を遺体に付着させる行為に関わったことが明らかになります。
平山は、今井が金銭的な事情から毛髪を置くことに応じたことを問題視します。
一度冤罪を作った人物が、21年経っても同じような行為に手を染める。
平山にとって、それは反省も後悔もしていない証拠でした。
ただし、平山自身も今井を刺すという行為に及んでいます。
彼は無実の被害者でありながら、復讐を選ぶことで別の罪を背負うことになりました。
この矛盾こそ、最終回の大きな見どころです。
【登場人物のその後】松岡千紗と熊弘樹の恋愛関係はどうなる?
事件の真相が明らかになった後、登場人物たちはそれぞれの人生を歩み始めます。
松岡千紗は東京に戻り弁護士を続ける千紗は、故郷の香川で事件を調べる中で、自分自身の過去とも向き合いました。
21年前に誘拐された被害者としての記憶、そして事件の真相を追う弁護士としての責任。
その両方を抱えながら、彼女は再び東京へ戻ることを決めます。
フェアトン法律事務所で働き続ける道を選び、自分にしかできない仕事があると考えるようになります。
熊弘樹の告白は実らない熊弘樹は、千紗の昔馴染みであり、事件の調査を支えた弁護士です。
彼は千紗を長く大切に思っていました。
最終回では、熊が千紗に自分の気持ちを伝えます。
しかし、千紗はその思いに応えることはありません。
熊は千紗の選択を受け入れ、これからも応援すると伝えます。
二人は恋人にはならず、それぞれの場所で人生を歩むことになります。
有森義男と池村敏恵は被害者支援を続ける有森は、自分が過去に犯した過ちと向き合います。
池村敏恵もまた、娘を失った悲しみを抱えながら生きてきました。
最終的に二人は、犯罪被害者家族のカウンセリングに取り組むようになります。
事件の被害者と加害者をめぐる問題だけでなく、残された家族がどう生きていくのかというテーマにもつながる結末です。
平山聡史と今井琢也はどうなった?平山は警察に撃たれたものの、命を取り留めます。
今井も平山に刺された後、一命を取り留めています。
ただし、事件後の二人の法的責任や、その後の刑事手続きについては、最終回で詳細に描かれていません。
川田清については、告白動画によって真犯人であることが明らかになりますが、すでに亡くなっています。
つまり、真相は解明されたものの、すべての責任が法的に清算されたわけではありません。
【作品の本質を考察】完全無罪というタイトルに込められた意味
『完全無罪』というタイトルは、単に平山が無罪になったという結末だけを指しているわけではありません。
作品全体を通して描かれるのは、法律上の罪と、人間が抱える罪の違いです。
無罪と無実は同じではない平山は21年前の事件で無期懲役になりましたが、実際には犯人ではありませんでした。
つまり、法律によって有罪とされたことと、実際に罪を犯したかどうかは別の問題だったのです。
このドラマでは、捜査機関が証拠を作り上げることで、無実の人間が有罪になる恐ろしさが描かれています。
一方、平山は事件の犯人ではありませんでしたが、復讐のために今井を刺しました。
過去の事件について無実であることと、その後の行動について責任を負うことは両立します。
この違いを理解することが、タイトルの意味を読み解く鍵です。
被害者遺族の悲しみも終わらない敏恵は娘の明穂を失い、21年間も悲しみを抱えてきました。
有森も自分の娘を交通事故で亡くしています。
二人は被害者を支える活動をしてきましたが、有森自身が冤罪を作り出した側でもありました。
この設定は、被害者を思う気持ちが必ずしも正しい判断につながるとは限らないことを示しています。
正義感が強い人間であっても、判断を誤れば他人の人生を壊してしまうのです。
2026年に改めて見る価値がある理由『完全無罪』は2024年にWOWOWで放送された全5話の作品です。
原作は大門剛明の同名小説で、講談社文庫から2019年1月16日に発売されています。
ドラマは大森立嗣が脚本・監督を担当し、2025年2月5日にはDVD-BOXとレンタルDVDが発売されました。
2026年現在、WOWOW公式番組ページにはアーカイブ配信の案内が掲載されています。
作品を評価する際に注目したいのは、単純な犯人当ての面白さだけではありません。
- 再審請求によって過去の捜査がどのように見直されるのか。
- 警察の正義感が冤罪につながるのはなぜか。
- 被害者遺族の悲しみと、冤罪被害者の苦しみはどう交差するのか。
- 無実を証明された人間が、その後どのように生きていくのか。
こうした問題を考えながら見ると、最終回の印象も大きく変わります。
【完全無罪ネタバレに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:完全無罪の真犯人は誰ですか?
A1:21年前の少女誘拐殺人事件の真犯人は川田清です。当時は事件の目撃者として扱われていましたが、最終回で池村明穂と高木悠花の殺害、松岡千紗の誘拐を自ら告白した動画が登場します。
Q2:平山聡史は本当に無実だったのですか?
A2:はい。平山は21年前の少女誘拐殺人事件の犯人ではありませんでした。有森と今井らによる証拠捏造や自白の誘導によって有罪になった冤罪被害者です。ただし、最終回では復讐のために今井を刺す行動も描かれています。
Q3:平山聡史の妹・佳澄はなぜ亡くなったのですか?
A3:佳澄は兄が少女誘拐殺人事件の犯人だと思い込んだまま自ら命を絶ちました。平山が最終回で復讐心を抱いていた大きな理由の一つです。
Q4:松岡千紗と熊弘樹は結ばれますか?
A4:結ばれません。熊は最終回で千紗に好意を告白しますが、千紗はその気持ちに応えず、東京で弁護士を続ける道を選びます。
Q5:有森義男と今井琢也はどうなりますか?
A5:今井は平山に刺されますが、一命を取り留めます。有森も事件の責任と向き合い、最終的には池村敏恵とともに被害者家族のカウンセリングに取り組みます。
Q6:完全無罪の最終回で平山は死亡しますか?
A6:死亡しません。警察の銃撃を受けて倒れますが、その後一命を取り留めます。
Q7:完全無罪は全何話ですか?
A7:全5話です。2024年7月7日に第1話が放送され、8月4日に最終話が放送されました。
Q8:完全無罪の原作小説は誰が書いたのですか?
A8:大門剛明による同名小説です。講談社文庫から2019年1月16日に発売されています。
WOWOWドラマ『完全無罪』の最終回では、21年前の少女誘拐殺人事件の真犯人が川田清だったことが明らかになります。
平山聡史は警察による証拠捏造によって犯人に仕立て上げられ、21年間も服役していました。その間に妹の佳澄を失い、事件に関わった有森義男と今井琢也に対する復讐心を募らせていきます。
一方、松岡千紗は自分自身の過去と向き合いながら真相を突き止め、最後には東京で弁護士を続ける道を選びます。
熊弘樹の恋は実らず、有森と敏恵は被害者家族を支える新しい活動を始めます。
この作品の最も重要なメッセージは、無罪が証明されても、奪われた時間や命、壊された人間関係は元に戻らないということです。
川田清の正体が判明するミステリーとしての驚きだけでなく、平山の復讐、千紗の葛藤、有森の後悔まで描いたからこそ、『完全無罪』は最終回まで強い余韻を残す作品になっています。
2026年に改めて視聴するなら、犯人が誰なのかだけでなく、登場人物それぞれが何を正義だと信じ、どのような過ちを犯したのかにも注目してほしい作品です。
主な事実確認資料
- WOWOW公式番組情報・全5話のあらすじ・キャスト情報
- 講談社公式『完全無罪』書誌情報
- カルチュア・パブリッシャーズ公式作品情報
- 各話および最終回の詳細なストーリー整理資料