本田望結といえば、フィギュアスケーターと俳優の両方で活躍する人物として知られているが、彼女の名前を全国に広めた代表作の一つが、2011年放送の日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』だ。当時7歳だった本田望結は、阿須田家の次女・阿須田希衣(あすだ・きい)を演じ、幼いながらも感情豊かな演技で視聴者の印象に残った。
実は、希衣役は本田自身が強い思い入れを持って挑んだ役でもある。オーディションでは「自分にしかできない」と感じたと後年のインタビューで明かしている。2026年11月現在、本田は22歳。子役時代から積み重ねてきた芸能活動に加え、フィギュアスケートにも取り組み、俳優として新しい作品への出演を続けている。
この記事では、『家政婦のミタ』での役柄、放送期間、当時の年齢、印象的な出演場面、オーディションの裏側を整理し、2026年現在の活動まで振り返る。
【結論】本田望結は『家政婦のミタ』で阿須田希衣役!放送時期と当時の年齢

本田望結が出演した『家政婦のミタ』は、2011年10月12日から12月21日まで日本テレビ系で放送された連続ドラマだ。
本田が演じたのは、主人公・三田灯が派遣される阿須田家の次女、阿須田希衣(あすだ・きい)。4人きょうだいの末っ子でもあり、母親を亡くした悲しみを抱える少女という役どころだった。
主人公の家政婦・三田灯を演じたのは松嶋菜々子。無表情で感情をほとんど表に出さない三田と、幼い希衣との関係は、作品の人間ドラマを構成する重要な要素になっていた。
本田望結が演じた阿須田希衣とは?希衣は、父親の恵一と3人のきょうだいと暮らす少女だ。
母親を事故で亡くした阿須田家では、家族それぞれが深い悲しみや悩みを抱えている。希衣も幼いながら母親の不在を強く感じており、物語の中では家族の愛情や喪失感を象徴する存在として描かれる。
特に印象的なのは、第1話の誕生日パーティーにまつわる場面だ。
叔母の結城うららから誕生日プレゼントについて尋ねられた希衣は、欲しいものとして「お母さんに会いたい」という願いを口にする。
プレゼントという形で簡単に満たせる願いではないからこそ、この場面には幼い子どもの寂しさと、母親を失った家族の現実が凝縮されていた。
放送ライブラリーが保存する第1話の番組記録にも、この場面のあらすじが記載されている。
本田望結は撮影当時何歳だった?本田望結は2004年6月1日生まれ。
2011年10月の放送開始時点では7歳で、小学1年生だった。最終回が放送された12月21日時点でも7歳である。
一方、オーディションを受けた段階では6歳だったことが、2025年のFRIDAYデジタルのインタビューで明らかになっている。
このため、ネット上で「6歳だった」「7歳だった」という異なる情報を見かけても、必ずしも矛盾ではない。6歳はオーディション時、7歳はドラマ放送時を指している。
【印象的な出演場面】希衣の涙と松嶋菜々子との共演が話題に
『家政婦のミタ』で本田望結の演技が印象に残る理由は、単に幼い子どもらしいかわいらしさだけではない。
母親を失った希衣の寂しさ、家族への思い、三田に対する興味など、複数の感情を自然に表現していた点にある。
1. 母親に会いたいと願う誕生日の場面第1話の誕生日パーティーは、希衣という人物を理解するうえで欠かせない場面だ。
普通なら、おもちゃやぬいぐるみなどを欲しがっても不思議ではない年齢。しかし、希衣が口にしたのは、亡くなった母親に会いたいという願いだった。
本田は2011年のMANTANWEBの取材で、希衣の泣く演技について、母親が亡くなったことを自分のことのように考えると悲しくなり、涙が出ると説明している。
役柄の感情を理解しようとする当時の姿勢が伝わるエピソードだ。
2. 第4話の印象的な飛び降りシーン2011年12月21日のMANTANWEBのインタビューでは、本田自身が第4話の希衣の飛び降りシーンについて振り返っている。
撮影前から怖さを感じていたものの、スタッフから心配や励ましの声をかけてもらい、応援してくれる人たちのためにも頑張ろうと思ったという。
このエピソードからは、演技そのものだけでなく、幼い出演者が現場で周囲の支えを受けながら撮影に臨んでいたこともうかがえる。
3. 家族の石を入れた缶という小道具希衣には、家族の石を入れて持ち歩く缶が登場する。
MANTANWEBの取材時、本田は実際にその缶を持ってインタビュー場所に現れた。缶の中からは「家政婦のコミタ」が描かれたイラストシールも取り出している。
ドラマの小道具を大切にしていたことが伝わる、ファンにとって興味深いエピソードだ。
4. 松嶋菜々子との撮影現場での関係劇中の三田は冷徹で無表情な家政婦だが、撮影現場での松嶋菜々子は本田にとって優しい存在だった。
当時のインタビューで本田は、松嶋がフィギュアスケートについて尋ねてくれたり、話していると本当のお母さんのように感じたりしたと語っている。
また、カメラが回ると松嶋の雰囲気が一変し、三田そのものになることにも驚いたという。
劇中の人物像と撮影現場での素顔の違いが分かる、共演者ならではの証言である。
【家政婦のミタのキャスト一覧】本田望結と阿須田家の人物相関
『家政婦のミタ』は、本田望結だけでなく、その後も第一線で活躍する俳優が多数出演した作品でもある。
特に阿須田家の子どもたちは、それぞれ異なる悩みを抱えており、三田との関係を通じて物語が進んでいく。
主要キャストと役柄を整理すると、次のとおりだ。
| 登場人物 | 俳優 | 役柄・関係 |
|---|---|---|
| 三田灯 | 松嶋菜々子 | 阿須田家に派遣された家政婦 |
| 阿須田恵一 | 長谷川博己 | 阿須田家の父親 |
| 阿須田結 | 忽那汐里 | 阿須田家の長女 |
| 阿須田翔 | 中川大志 | 阿須田家の長男 |
| 阿須田海斗 | 綾部守人 | 阿須田家の次男 |
| 阿須田希衣 | 本田望結 | 阿須田家の次女・末っ子 |
| 結城うらら | 相武紗季 | 阿須田家の子どもたちの叔母 |
| 風間美枝 | 野波麻帆 | 阿須田家に関係する人物 |
| 皆川真利子 | 佐藤仁美 | 阿須田家に関係する人物 |
| 結城義之 | 平泉成 | うららの父親 |
| 晴海明美 | 白川由美 | 三田の派遣元に関係する人物 |
本作の中心人物は、松嶋菜々子演じる家政婦・三田灯だ。
料理、洗濯、掃除などの家事を完璧にこなす一方、感情を表に出さず、依頼されたことには驚くほど忠実に従う。
阿須田家は母親を失ったことで家庭内のバランスが崩れており、三田の登場をきっかけに、それぞれが抱えていた問題と向き合うことになる。
希衣は、その家族の中でも特に母親への思いを強く抱える存在だ。
阿須田家の次女であり、4人きょうだいの末っ子ここで押さえておきたいのが、希衣の立場である。
希衣は阿須田家の次女でありながら、4人きょうだいの中では末っ子にあたる。
長女の結、長男の翔、次男の海斗に続く存在で、年上のきょうだいたちに囲まれて暮らしている。
この家族構成が、希衣の幼さや甘えたい気持ち、母親を恋しく思う感情を描くうえで重要な役割を果たしていた。
【出演経緯と演技の評判】本田望結が希衣役を勝ち取ったオーディション秘話
本田望結が『家政婦のミタ』に出演することになった経緯には、本人の強い希望があった。
2023年6月の集英社オンラインのインタビューでは、オーディションの裏側が詳しく語られている。
忽那汐里の妹役を演じたいという思い本田がオーディションを受けた理由の一つは、忽那汐里への憧れだった。
当時、忽那は阿須田家の長女・結役で出演することが決まっていた。
本田は以前から忽那が好きで、彼女が姉役なら自分は妹役を演じたいと思い、オーディションに参加したという。
オーディションは大規模なもので、本人の記憶では3次面接ほどまで進んだ。
最終審査では、兄役の候補者2人と妹役の候補者を組み合わせ、さまざまな組み合わせで演技を試した。
そのとき本田が一緒に演じたいと思ったのが、後に兄役を担当する中川大志と綾部守人だった。
本人は当時の感覚について、次のように振り返っている。
「希衣ちゃんは私にしかできない!」
この思いは、本人にとってそれまで経験したことのない強い確信だったという。
何百回ものオーディションを経験していた本田望結は、幼いころから順調に役を獲得してきたように見えるが、実際には数多くのオーディションを受けていた。
2025年のFRIDAYデジタルのインタビューでは、何百回もオーディションを受け、落選も経験していたことを明かしている。
5~6歳ごろには、自分が選ばれなかったことを理解し始め、悔しさも感じていたという。
『家政婦のミタ』の希衣役は、そうした経験の積み重ねの先に獲得した役だった。
当時の演技はどのように評価された?放送当時、本田の演技は特に泣く場面や感情表現で注目された。
2011年12月21日のMANTANWEBでは、プロデューサーの大平太が本田の演技について次のように評価している。
「役を気持ちで理解してシーンに臨んでいる」
加えて、子役としてではなく、一人の俳優として接していたことも語っている。
これは制作側からの評価であり、単に視聴者の人気だけでなく、撮影現場でも演技への理解が認められていたことを示す証言だ。
本田望結自身が振り返る希衣役2024年1月のMANTANWEBのインタビューでは、本田が20歳を迎える節目に『家政婦のミタ』を振り返っている。
当時の自分の演技を見て、目線の動きがよくできていると自分でも感じることがあるという。
一方、今の自分が当時と同じ演技を再現できるかと聞かれると、難しいと思うとも話していた。
子役時代の演技は、現在の技術だけで単純に再現できるものではない。7歳という年齢、その時期ならではの感覚が希衣の表現につながっていたと考えられる。
【子役時代から2026年現在まで】本田望結の芸能活動とフィギュアスケートの歩み
本田望結の芸能活動は、『家政婦のミタ』だけで終わったわけではない。
所属事務所のオスカープロモーションが公開している出演歴を見ると、幼少期からドラマ、映画、バラエティー、ナレーションなど、幅広いジャンルで経験を積んできたことが分かる。
本田望結の芸能活動・経歴年表- 2010年: CM出演などを通じて芸能活動を本格化。
- 2011年: 『さよならぼくたちのようちえん』『マルモのおきて』などに出演。同年、『家政婦のミタ』で阿須田希衣役を演じ、広く知られるようになる。
- 2012年: 『コドモ警察』『サマーレスキュー~天空の診療所~』などに出演。
- 2015年: 映画『ポプラの秋』で映画初主演。山田洋次監督の『母と暮せば』にも出演。
- 2017年: 『探偵少女アリサの事件簿』でドラマ初主演。
- 2020年: 『おかえり~とこわかの町・伊勢~』で主演。
- 2022年: 『ばかやろうのキス』『少年のアビス』などに出演。
- 2023年: NHK連続テレビ小説『らんまん』に出演。
- 2024年: 主演映画『カーリングの神様』が公開。
- 2025年: ドラマ『ふたりソロキャンプ』でヒロインを担当。映画『きさらぎ駅 Re:』『愛されなくても別に』などにも出演。
- 2026年: 横浜国際映画祭への参加など、俳優としての活動を継続。翌年公開予定の映画『高校生家族』への出演も発表された。
本田望結を語るうえで欠かせないのが、フィギュアスケートだ。
幼いころから芸能活動と並行してスケートに取り組み、競技会への出場やアイスショーへの参加も経験している。
所属事務所のプロフィールには、京都府内の大会や全日本フィギュアスケートノービス選手権、ジュニア選手権などの出場歴が掲載されている。
特に2017年から2020年にかけては、近畿大会や西日本大会、全日本ジュニア選手権など、さまざまな競技会で実績を積んだ。
2025年2月のFRIDAYデジタルのインタビューでは、フィギュアスケートと演技の違いについても説明している。
本人によると、フィギュアスケートでは遠くの観客席まで感情を届ける大きな表現が必要なのに対し、芝居では眉毛の動きやまつ毛の揺れなど、細かな感情表現が重要になるという。
この違いは興味深い。
同じ表現活動でも、氷上とカメラの前では求められる技術が異なる。両方の経験が、本田の表現者としての幅につながっている。
2026年11月現在は22歳!最新の出演予定にも注目本田望結は2004年6月1日生まれのため、2026年11月3日現在は22歳だ。
『家政婦のミタ』で7歳の希衣を演じていた時代から、15年が経過したことになる。
2026年の活動で注目したいのが、映画『高校生家族』への出演だ。
2026年7月23日、映画の公式サイトで生徒役キャスト12人が発表され、本田は赤井琴音役を演じることが明らかになった。
琴音は男子バレー部のマネージャーで、香取慎吾演じる家谷一郎を厳しく指導する役どころだ。
本田にとってはマネージャー役への初挑戦でもあり、過去に香取と共演した経験があることも公式発表で紹介されている。
映画『高校生家族』の公開予定日は2027年1月8日。
子役時代の『家政婦のミタ』とは異なる役柄で、どのような演技を見せるのか注目される。
【プロの結論】希衣役が本田望結のキャリアに残したものとは?
『家政婦のミタ』における本田望結の出演を振り返ると、希衣役は単なる人気子役としての代表作以上の意味を持っている。
大きな理由は3つある。
第一に、物語の感情的な中心を担う役だったこと。
希衣は、母親を亡くした阿須田家の中でも幼い存在として描かれた。母親に会いたいという願いは、家族全員が抱えていた喪失感を視聴者に伝える役割を果たしていた。
第二に、オーディションの段階から役への強い理解があったこと。
忽那汐里の妹役を演じたいという希望を持ち、最終審査では共演したい兄役の俳優まで具体的にイメージしていた。このエピソードは、本田が役柄と共演者の関係を意識して作品に参加していたことを示している。
第三に、子役としての成功後も活動の幅を広げてきたこと。
『家政婦のミタ』で注目を集めた後、映画主演、ドラマ主演、朝ドラ出演、フィギュアスケートなど、複数の分野で経験を積んできた。
『家政婦のミタ』を今から見る人が注目したいポイント作品を見返すなら、次の3点を意識すると希衣役の魅力がより分かりやすい。
- 表情の変化: 母親を思い出す場面での目線や涙の表現。
- 三田との距離感: 無表情な三田に対して希衣がどのように接していくか。
- きょうだいとの関係: 幼い末っ子として、家族の中でどのような感情を見せるか。
また、当時の本田の演技を評価するときは、現在の22歳の演技と単純に比較しないことも大切だ。
子役の演技には、その年齢だからこそ生まれる自然な表現がある。本人が後年のインタビューで、当時の目線の動きは今の自分には再現できないかもしれないと語ったことも、その特徴をよく表している。
【本田望結と『家政婦のミタ』の関係】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田望結は『家政婦のミタ』で何役を演じていた?
本田望結は、阿須田家の次女で4人きょうだいの末っ子・阿須田希衣役を演じた。母親を亡くした悲しみを抱える少女で、松嶋菜々子演じる三田灯との関係も見どころだった。
Q2:本田望結が『家政婦のミタ』に出演したのは何歳のとき?
2004年6月1日生まれの本田望結は、2011年の放送時には7歳だった。オーディションを受けた段階では6歳だったと本人が後年のインタビューで明かしている。
Q3:『家政婦のミタ』はいつ放送された?
2011年10月12日から12月21日まで、日本テレビ系で全11話が放送された。主演は松嶋菜々子で、長谷川博己、相武紗季、忽那汐里、中川大志、綾部守人、本田望結らが出演した。
Q4:本田望結が希衣役に選ばれた理由は?
本人のインタビューによると、忽那汐里の妹役を演じたいという思いからオーディションに参加した。最終審査では「希衣ちゃんは私にしかできない」と感じたことも明かしている。
Q5:2026年現在、本田望結は何をしている?
2026年11月現在は22歳。俳優としてドラマや映画などに出演し、フィギュアスケートにも長年取り組んできた。2027年1月8日公開予定の映画『高校生家族』では赤井琴音役を演じる。
本田望結が『家政婦のミタ』で演じた阿須田希衣は、2011年の放送当時7歳だった彼女の代表的な役柄だ。
母親を亡くした少女の寂しさや家族への思いを繊細に表現し、松嶋菜々子、長谷川博己、忽那汐里、中川大志らと共演した経験は、その後の芸能活動にもつながっている。
特に注目したいのは、オーディションで希衣役への強い思いを抱いていたことだ。単に選ばれた子役ではなく、自ら演じたい役を明確に持ち、挑戦していたことが本人の証言から分かる。
2026年現在、本田望結は22歳。子役時代の印象を大切にしながら、俳優として新しい役柄に挑戦し続けている。
『家政婦のミタ』の希衣ちゃんを覚えている視聴者にとって、2027年公開予定の『高校生家族』で見せる新しい姿は、彼女の成長を感じられる楽しみの一つになりそうだ。