『仮面ライダーオーズ/OOO』の物語を支えるのは、火野映司とアンクのコンビだけではありません。泉比奈、後藤慎太郎、伊達明、鴻上光生など、それぞれ異なる価値観を持った人物が物語に深く関わっています。
東映の公式登場人物図鑑に掲載されている情報を中心に、主要キャラクターと俳優を紹介します。
1. 火野映司/仮面ライダーオーズ:渡部秀
演:
主人公の火野映司を演じるのは渡部秀。世界を旅してきた青年で、困っている人を見過ごせない優しさと、他人のために自分を犠牲にする危うさを持っています。
アンクと協力して仮面ライダーオーズに変身し、メダルをめぐる戦いに身を投じます。
東映公式図鑑では、映司は物語開始時点で21歳の旅人として紹介されています。
演:
アンクは鳥類系のコアメダルから生まれたグリードです。800年の封印から目覚めたものの、当初は右腕だけの状態でした。
泉信吾の身体を利用して人間の姿を取り、映司と行動を共にします。アイスを好み、メダルへの執着が強い一方、人間の感覚や命に対する認識にも変化が生まれていきます。
三浦涼介はアンクだけでなく、アンクに身体を利用される泉信吾役も担っています。この二つの役柄の関係を押さえると、キャスト表が理解しやすくなります。
演:
泉比奈は泉信吾の妹で、服飾専門学校に通う学生。兄の身体を利用するアンクに複雑な感情を抱きながらも、映司たちと関わっていきます。
清楚な外見とは対照的な怪力も特徴で、作品のコミカルな場面を彩る存在です。
東映公式図鑑では、比奈は物語開始時点で18歳とされています。
演:
鴻上ファウンデーションに関係する青年。もともとは警察官で、ライドベンダー隊の隊長も務めます。
伊達明との出会いを経て仮面ライダーバースとして戦うようになり、真面目で規律を重んじる人物から、仲間とともに成長する人物へと変化します。
演:
元医師で、世界各地を回った経験を持つ男性。仮面ライダーバースとして戦い、セルメダルを集めて1億円を稼ぐことを目標にしています。
豪快で気さくな性格ながら、周囲への気配りもできる頼れる先輩です。後藤との師弟関係も見どころの一つです。
伊達明はテレビシリーズ第16話から登場。後藤との関係を通じて、バースというライダーの役割にも広がりが生まれました。
演:
鴻上ファウンデーションの会長。欲望を世界を動かすエネルギーと考え、メダルシステムを通じて映司たちと関わります。
誕生日や新しい存在の誕生をケーキで祝う独特の人物で、作品を象徴する印象的な台詞も数多く残しています。
- 里中エリカ:有末麻祐子 — 鴻上ファウンデーションの関係者。
- 白石知世子:甲斐まり恵 — 多国籍料理店クスクシエの店長。
- 真木清人:神尾佑 — 鴻上生体研究所の所長で、物語後半の重要人物。
- 泉信吾:三浦涼介 — 比奈の兄で、アンクに身体を利用される人物。
特に真木清人は、単なる敵役ではなく、メダルシステムや物語終盤の展開に深く関わる存在です。
【グリードのキャスト一覧】ウヴァ・カザリ・メズール・ガメルの俳優は誰?

『仮面ライダーオーズ』の敵組織として登場するグリードは、単純に人間を襲う怪人ではありません。それぞれ異なる欲望や価値観を持ち、互いに協力しながらもメダルを奪い合います。
人間態を演じた俳優と怪人態の声を担当した出演者を区別することが、キャストを理解するうえでのポイントです。
グリード4幹部の配役
ウヴァ:山田悠介(現・ヤマダユウスケ)
昆虫系のグリード。感情的になりやすく、ほかのグリードと対立することも多い人物です。テレビ版の出演時は山田悠介名義、10周年作品ではヤマダユウスケ名義で出演しています。
カザリ:
猫類系のグリード。策略家で、状況を見極めながらほかのグリードを利用することもあります。人間態と怪人態の声を橋本汰斗が担当しています。
メズール:未来穂香(現・矢作穂香)/声・ゆかな
水棲系のグリード。女性の人間態を未来穂香が演じ、怪人態の声を声優のゆかなが担当しました。
ガメルを気にかける姿や、愛情への執着がキャラクターの重要な特徴です。
ガメル:
重量系のグリード。純粋で無邪気な性格を持ち、メズールに強い愛着を示します。人間態と怪人態の声を松本博之が担当しています。
この4人は2022年の『復活のコアメダル』にも再出演しました。東映は2022年1月5日の公式発表で、グリード幹部4人の人間態を演じた俳優の参加を明らかにしています。
【キャスト相関・配役比較表】テレビ版と10周年作品の出演者を整理
ここまで紹介した人物を、役名・俳優・作品ごとに整理します。
東映の公式作品情報と10周年作品の出演者発表を照合すると、同じ人物が異なる芸名で掲載されているケースや、人間態と怪人態で担当者が分かれているケースが見えてきます。
出典:東映公式作品ページ、仮面ライダー図鑑、10周年作品の出演者発表、東映ビデオ作品情報。
この比較表で特に押さえておきたいのは、次の3点です。
- ウヴァの俳優名の違い: 山田悠介とヤマダユウスケは別人ではありません。芸名変更後の表記です。
- メズールの俳優名の違い: 未来穂香と矢作穂香も同一人物です。
- 真木清人の扱い: テレビ版では神尾佑が演じた主要人物ですが、10周年作品の東映ビデオ掲載キャストには神尾佑の名前がありません。
このように、出演者の名前だけを並べると別人のように見えたり、出演作品を混同したりする可能性があります。作品ごとのクレジットを確認することが大切です。
【仮面ライダーオーズ10周年作品】復活のコアメダルの出演者と変更点
『』は、テレビシリーズの10周年を記念して制作された新作Vシネクストです。
2022年3月12日に期間限定上映され、作品の上映時間は58分。監督は田﨑竜太、脚本は毛利亘宏が担当しました。
10周年作品の主要出演者- 火野映司:渡部秀
- アンク:三浦涼介
- 泉比奈:高田里穂
- 後藤慎太郎:君嶋麻耶
- 伊達明:岩永洋昭
- ウヴァ:ヤマダユウスケ
- カザリ:橋本汰斗
- メズール:矢作穂香
- ガメル:松本博之
- 里中エリカ:有末麻祐子
- 白石知世子:甲斐まり恵
- 鴻上光生:宇梶剛士
加えて、声の出演として日野聡、ゆかなが参加し、ナレーションは中田譲治が担当しています。
新キャラクター・ゴーダの声は日野聡10周年作品で注目されるのが、新たなグリードであるゴーダです。
ゴーダは人造コアメダルから誕生した存在で、ムカデ・ハチ・アリのコアメダルと関係しています。
演じるのは渡部秀で、声を担当するのは声優の日野聡です。
つまり、渡部秀は主人公の火野映司だけでなく、10周年作品に登場するゴーダの役も担っています。日野聡はゴーダの声の出演者であり、映司役の俳優とは役割が異なります。
テレビ版から何が変わったのか10周年作品では、単にテレビ版の出演者を集めただけではありません。
物語の舞台はテレビシリーズから10年が経過した世界で、映司の帰還やアンクとの再会、グリードの復活などが描かれます。
特に、テレビ版のグリード4幹部を再び同じ俳優陣が演じていることは、過去作品との連続性を感じさせる大きなポイントです。
一方、テレビ版の真木清人役だった神尾佑は、東映ビデオが掲載する10周年作品のキャスト一覧には含まれていません。テレビ版の全出演者がそのまま復帰したわけではない点には注意が必要です。
【未来穂香から矢作穂香へ】メズール役の改名経緯を解説
テレビ版:未来穂香
2010年のテレビシリーズでは、メズールの人間態を未来穂香名義で演じています。
現在の芸名:矢作穂香
10周年作品では矢作穂香名義で出演。テレビ版と同じメズールを演じています。
メズール役を検索すると、「未来穂香」と「矢作穂香」という2つの名前が出てくるため、別の女優が交代したのではないかと考える人もいます。
しかし、これは芸名の変更による表記の違いです。
改名までの経緯矢作穂香本人は、2018年のマイナビニュースのインタビューで、改名に至る背景を語っています。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2010年 | 『仮面ライダーオーズ』に未来穂香名義で出演 |
| 2015年10月 | ニューヨークへ渡り、語学などを学ぶ |
| 2016年3月 | 約半年間の留学を終えて帰国 |
| 2016年5月 | 新しい公式ブログを「穂香」として開始 |
| 2016年7月 | 本名の矢作穂香として活動することを発表 |
| 2022年 | 10周年作品でメズール役に再出演 |
改名の背景には、海外での名前の発音に関する本人の思いや、映画監督の大林宣彦から受けた助言がありました。
本人はインタビューで、海外では「HONOKA」が意図した発音と異なる形で読まれることがあり、名字を外して名前だけで活動することも考えていたと説明しています。
しかし、大林監督から、名字も両親から授かった大切な名前であり、女優として長く残る作品に本名で出演することの意味を助言されたと振り返っています。こうした経緯を経て、未来穂香から矢作穂香へと芸名が変わりました。
メズール役は交代したのか?答えは、交代していません。
- テレビシリーズ:未来穂香
- 10周年作品:矢作穂香
- 怪人態の声:ゆかな
東映の仮面ライダー図鑑でも、テレビ版のメズールは未来穂香、10周年作品のメズールは矢作穂香として記録されています。
【仮面ライダーオーズの声優一覧】ゆかな・入野自由の担当キャラクター
『仮面ライダーオーズ』には、俳優だけでなく声優も重要な役割で参加しています。
特に混同されやすいのが、グリードの人間態と怪人態の声です。
ゆかな:メズールの怪人態は、メズールの怪人態の声を担当しています。
人間態を演じるのは未来穂香、10周年作品では矢作穂香です。声と実際の姿を演じる俳優が分かれているため、キャスト情報を見る際には注意が必要です。
入野自由:アンク(ロスト)の怪人態は、アンク(ロスト)の怪人態の声を担当しています。
アンク(ロスト)の人間態を演じたのは飛田光里です。
つまり、通常のアンクを演じる三浦涼介と、アンク(ロスト)の声を担当する入野自由は、同じ役を演じているわけではありません。別の存在として区別されています。
声の出演者まとめ- メズール(怪人態):ゆかな
- アンク(ロスト)(怪人態):入野自由
- カマキリヤミー:前野智昭
- ナレーション:中田譲治
- オーズドライバーなどの電子音声:串田アキラ
声優の配役まで調べる場合は、人間態・怪人態・電子音声・ナレーションを分けて確認すると、情報の混同を防げます。
【プロの結論】オーズのキャスト情報で間違えやすい5つのポイント
キャストを調べるとき、名前だけで検索すると複数の情報が混在することがあります。特に次の5点は整理しておきたいところです。
1. 未来穂香と矢作穂香は同一人物
メズール役の俳優が交代したわけではありません。テレビ版の出演当時と10周年作品で芸名が異なります。
2. 山田悠介とヤマダユウスケも同一人物
ウヴァを演じた俳優の旧芸名と現在の芸名の違いです。10周年作品の出演者発表ではヤマダユウスケと記載されています。
3. アンクと泉信吾は別の人物だが、演じる俳優は同じ
三浦涼介がアンクを演じ、アンクに身体を利用される泉信吾の姿も担当しています。
4. メズールの人間態と怪人態では担当者が違う
俳優が演じる人間態と、声優が担当する怪人態の声を分けて理解する必要があります。
5. 10周年作品はテレビ版のキャスト全員が復帰した作品ではない
東映ビデオの公式掲載キャストを基準にすると、テレビ版の主要キャストのうち、10周年作品に名前が掲載されていない俳優もいます。
こうした違いを押さえることで、単なる名前の羅列ではなく、作品ごとの正確な出演者情報を把握できます。
【仮面ライダーオーズのキャストに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:仮面ライダーオーズの主人公・火野映司を演じた俳優は誰ですか?
A1:渡部秀です。2010年から2011年に放送されたテレビシリーズと、2022年公開の『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』の両方で火野映司を演じています。
Q2:アンク役と泉信吾役は同じ俳優ですか?
A2:はい。どちらも三浦涼介が演じています。アンクが泉信吾の身体を利用するという作品の設定に基づいた配役です。
Q3:メズール役の未来穂香と矢作穂香は別人ですか?
A3:同一人物です。テレビ版では未来穂香、10周年作品では矢作穂香名義で出演しています。2016年に芸名を変更しました。
Q4:グリードのウヴァ役は誰ですか?
A4:テレビシリーズでは山田悠介、10周年作品ではヤマダユウスケ名義で出演しています。同じ俳優です。
Q5:ゆかなと入野自由は何の声を担当していますか?
A5:ゆかなはメズールの怪人態、入野自由はアンク(ロスト)の怪人態の声を担当しています。
Q6:10周年作品『復活のコアメダル』の新キャラクターは誰ですか?
A6:新グリードのゴーダです。渡部秀が演じ、声を日野聡が担当しています。
Q7:仮面ライダーオーズのテレビシリーズは全何話ですか?
A7:全48話です。2010年9月5日から2011年8月28日まで放送されました。
『仮面ライダーオーズ/OOO』の主要キャストは、渡部秀、三浦涼介、高田里穂、君嶋麻耶、岩永洋昭、宇梶剛士らです。
グリード役には山田悠介、橋本汰斗、未来穂香、松本博之が出演し、怪人態の声にはゆかなや入野自由などの声優も参加しています。
2022年の『復活のコアメダル』では、主要キャストに加え、グリード4幹部も再集結しました。未来穂香から矢作穂香への改名や、山田悠介からヤマダユウスケへの芸名変更も、出演者を比較する際に押さえておきたいポイントです。
2026年にキャスト情報を調べるなら、テレビシリーズの当時の表記と、10周年作品の公式キャスト表記を分けて確認することが最も確実です。 俳優・声優・人間態・怪人態という4つの視点で整理すれば、複雑に見える配役も正確に理解できます。
『仮面ライダーオーズ』の魅力は、ライダーと怪人という対立だけでなく、それぞれの欲望や関係性を演じ切った俳優陣の存在にもあります。10年以上の時間を経て再び集まったキャストの顔ぶれは、この作品が持つ人物描写の豊かさを改めて感じさせてくれます。