2019年12月31日に放送された第70回NHK紅白歌合戦は、綾瀬はるかにとって4年ぶり3回目の紅組司会となった記念すべき回だ。
ファッション面で特に注目されたのは、番組の進行に合わせて変化する衣装のバリエーション。GQ JAPANが2020年1月1日に公開した衣装特集では、綾瀬が披露した衣装は合計6着と紹介されている。
SELF-PORTRAITの赤いドレスとDICE KAYEKのロングドレス
SELF-PORTRAIT(セルフポートレート)
オープニング映像と公式ポスターで着用した赤いレースワンピース。華やかな透け感と赤色が紅組司会らしい印象を生み出した。
DICE KAYEK(ディーチェ・カヤック)
オープニングの赤い着物に続いて着用した赤いマキシ丈ドレス。胸元のリボンディテールが特徴で、トルコ出身のデザイナー姉妹が手がけるブランドの作品として紹介された。
ERDEM(アーデム)
後半に登場したブラックドレス。黒をベースにしたフローラルの総柄が印象的で、華やかさと落ち着きを両立したスタイルだった。
Irina Scherotter(イリナ・シェロッター)
透け感のある胸元とラッフルディテールが特徴のブラックドレス。ERDEMとは異なる、構築的なシルエットが見どころ。
残る6着目は真紅のドレス。GQ JAPANの記事では最後に着用した衣装として紹介されているが、ブランド名までは掲載されていない。
ジュエリーについては、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)のアイテムを多く着用していたことも同誌が伝えている。ドレスだけでなく、アクセサリーまで含めて統一感のあるスタイリングだった。
なお、2019年12月29日のリハーサルでは、クロエ(Chloé)の2020年リゾートコレクションのドレスを着用。本番の衣装とは別に、リハーサル用のスタイリングも組まれていた。
【2025年】ERDEM・FETICO・BOUCHERON!最新の紅白衣装とジュエリー

2025年12月31日の第76回NHK紅白歌合戦は、綾瀬はるかが6年ぶり4回目の司会を務めた回だ。
この年は大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で語りを担当していたこともあり、NHKの大型番組との接点が続いていた。衣装面では、ERDEMのリハーサルドレスと、FETICOの本番ドレスが特に注目された。
リハーサルはERDEMのピンクサテンドレスFASHIONSNAPの衣装レポートによると、リハーサルで着用したのはイギリスのブランド、ERDEM(アーデム)のピンクサテンのミディドレスだった。
特徴は、オランダの名画から着想を得た立体的な花びらの刺繍。サテンの光沢に立体的な装飾を重ねることで、華やかさの中に芸術的な雰囲気を持たせている。
2019年にもERDEMのブラックドレスを着用していた綾瀬はるか。2019年は本番の後半、2025年はリハーサルという異なる場面で同ブランドが登場した点も興味深い。
BOUCHERONのネックレスはプリュム ドゥ パオン
BOUCHERON(ブシュロン)
本番2着目のスタイリングで着用したネックレス。パールを軸にホワイトゴールドとダイヤモンドを組み合わせた「プリュム ドゥ パオン」シリーズのアイテムとして紹介されている。
ブシュロンはフランス・パリにルーツを持つジュエリーメゾン。プリュム ドゥ パオンは孔雀の羽をイメージしたシリーズで、繊細な造形と宝石の輝きが特徴だ。
綾瀬のスタイリングでは、ネックレスの存在感を生かしながら、ドレスとのバランスを取ったジュエリー選びがポイントになっている。
FETICOの朱色ドレスとHARRY WINSTONの時計・イヤリング本番3着目として紹介されたのが、日本のファッションブランドFETICO(フェティコ)の2026年秋冬コレクションのドレスだ。
目を引くのは、鮮やかな朱色。紅白という年末の特別な舞台にふさわしい色彩でありながら、単純な赤一色の華やかさではなく、洗練されたファッション性も感じさせる。
合わせたジュエリーと時計はHARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)。FASHIONSNAPは、次の2アイテムを具体的に紹介している。
- アルティメイト・エメラルド・シグネチャー:真紅のベルトを採用した腕時計。ダイヤモンドの輝きが特徴。
- ウィンストン・クラスター・ルビー・イヤリング:ブランドを象徴するクラスター・モチーフを取り入れたイヤリング。
赤いドレスに赤い時計ベルト、ルビーを取り入れたイヤリングという組み合わせは、色彩を統一しながら宝石の輝きで立体感を出すスタイリングだ。
ここで押さえたいのは、FETICOのドレスが2026年秋冬コレクションとして紹介されている点。2025年の大みそかに着用した衣装であっても、衣装の出典となるコレクションのシーズンは2026年秋冬となる。
【比較表】綾瀬はるかの紅白衣装・ブランド・ジュエリー一覧
2019年と2025年の衣装を比較すると、ドレスの色彩やブランドの傾向、ジュエリーの選び方に違いが見えてくる。報道された衣装情報を整理すると、次のようになる。
この比較から読み取れるのは、2019年が赤を基調とした華やかな衣装から黒の花柄へと展開する構成だったのに対し、2025年はドレスだけでなくジュエリーや時計の具体的なモデルまでファッションメディアによって紹介されていることだ。
なお、2019年の6着すべてのブランドが判明しているわけではない。また、2025年のリハーサル衣装と本番衣装は別々に紹介されており、リハーサルで着用したERDEMを本番の着替えの一つとして数えることはできない。
【司会経緯】綾瀬はるかが紅白の司会に4回選ばれた理由とは?
綾瀬はるかが紅白歌合戦で初めて紅組司会を務めたのは2013年の第64回。以降、2015年、2019年、2025年と4回起用されている。
2013年は大河ドラマ「八重の桜」がきっかけ初司会の背景には、2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演を務めた実績があった。
当時、NHKの制作統括は、綾瀬を起用した理由として、大河ドラマの主演によって日本の顔となったことに加え、地方ロケなどで見せた親しみやすさやフレンドリーな雰囲気を挙げている。
つまり、単に人気女優だったからという理由だけではない。視聴者との距離感や、大みそかの長時間生放送を明るく進行できる人物像が評価されていた。
2015年は「精霊の守り人」への主演も背景に2015年の第66回では、2年ぶり2回目の紅組司会に選ばれた。
当時のNHKは、綾瀬が映画で主演を務めていたことや、翌年から放送される大河ファンタジー「精霊の守り人」で主人公バルサを演じることなどを起用理由として説明している。
2013年の「八重の桜」に続いてNHKの大型ドラマに関わっていたことが、再登板の背景にあった。
2019年は4年ぶり、2025年は6年ぶりの復帰2019年は第70回という節目の紅白で3回目の司会を担当。白組司会は櫻井翔、総合司会は内村光良と和久田麻由子アナウンサーだった。
2025年は、2019年以来6年ぶりの登板。NHKは2025年10月14日に司会者を発表し、綾瀬、有吉弘行、今田美桜、鈴木奈穂子アナウンサーの4人が担当することを明らかにした。
司会起用について紅白歌合戦の実施本部長は、過去の紅白で感動的な場面を生み出してきた綾瀬の実績を評価している。綾瀬自身も、番組制作に携わる人々と力を合わせて準備することへの思いをコメントしていた。
2026年の第77回NHK紅白歌合戦の司会者は?2026年10月9日、NHK財団が運営するステラnetなどで、第77回NHK紅白歌合戦の司会者が発表された。
今回の司会者は次の4人だ。
- 芦田愛菜
- 堺雅人
- 二宮和也
- 鈴木奈穂子アナウンサー
番組テーマは「こえていこう、歌とともに。」。放送は2026年12月31日午後7時20分から午後11時45分までの予定となっている。
芦田愛菜と堺雅人は紅白初司会。二宮和也は個人として2017年以来9年ぶりの司会で、嵐としては2010年から2014年まで5回担当している。鈴木奈穂子アナウンサーは3年連続の起用だ。
したがって、2026年の綾瀬はるかの紅白司会復帰は発表されていない。過去の司会実績と、今回の正式な出演者発表は分けて理解する必要がある。
【ブランド特定】紅白衣装の情報で間違えやすい5つのポイント
綾瀬はるかの紅白衣装を調べる際には、検索結果に表示されるブランド名だけで判断すると、年代や着用シーンを取り違えることがある。
1. 2019年と2025年のERDEMは別の衣装2019年は本番後半のブラックドレス、2025年はリハーサルのピンクサテンミディドレス。どちらもERDEMだが、同じ衣装ではない。
2. FETICOのドレスは2026年秋冬コレクション2025年12月の本番で着用したFETICOのドレスは、2026年秋冬コレクションとして紹介されている。着用年とコレクションのシーズンを混同しないことが大切だ。
3. SELF-PORTRAITとDICE KAYEKは2019年の衣装赤いレースワンピースはSELF-PORTRAIT、胸元にリボンのある赤いロングドレスはDICE KAYEK。どちらも2019年の衣装情報としてGQ JAPANが紹介している。
4. BOUCHERONとHARRY WINSTONは2025年BOUCHERONはネックレス、HARRY WINSTONは時計とイヤリング。いずれも2025年の本番衣装に関連する情報であり、2019年のVan Cleef & Arpelsと混同しないようにしたい。
5. リハーサル衣装と本番衣装は別々に確認するリハーサルの写真は、本番とは異なる衣装で撮影されている場合がある。2019年のChloé、2025年のERDEMは、それぞれリハーサル衣装として紹介されたものだ。
ブランド特定の信頼性を判断するときは、次の基準が役立つ。
- ファッション専門メディアがブランド名を明記しているか。
- 商品やコレクションの写真と実際の着用画像が一致するか。
- 着用年だけでなく、リハーサル・本番・オープニングの区別があるか。
- ジュエリーはシリーズ名やモデル名まで報道されているか。
- 個人ブログの推測と、編集部による衣装取材を区別できるか。
今回の衣装情報では、GQ JAPANとFASHIONSNAPのように着用画像とブランド情報を併せて紹介している媒体が、特に参考になる。
【FAQ】綾瀬はるかの紅白衣装に関するよくある質問
Q1:綾瀬はるかが2019年の紅白で着ていた赤いドレスのブランドは?
A1:オープニング映像の赤いレースワンピースはSELF-PORTRAIT、本番で着用した赤いマキシ丈ドレスはDICE KAYEK。別々の衣装だ。
Q2:2025年の紅白で綾瀬はるかが着用したドレスのブランドは?
A2:リハーサルではERDEM、本番3着目ではFETICOのドレスが確認されている。
Q3:FETICOの赤いドレスは何年のコレクション?
A3:2026年秋冬コレクション。2025年12月31日の紅白本番で着用した。
Q4:2025年のネックレスはBOUCHERON?
A4:その通り。プリュム ドゥ パオンシリーズのネックレスで、パール、ホワイトゴールド、ダイヤモンドを組み合わせたアイテムとして紹介されている。
Q5:HARRY WINSTONの時計とイヤリングはどの商品?
A5:アルティメイト・エメラルド・シグネチャーの時計と、ウィンストン・クラスター・ルビー・イヤリングだ。
Q6:綾瀬はるかは2026年の紅白でも司会をする?
A6:2026年10月9日に発表された第77回の司会者は芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、鈴木奈穂子アナウンサーの4人。綾瀬は含まれていない。
Q7:綾瀬はるかが紅白の司会を務めたのは何回?
A7:2013年、2015年、2019年、2025年の合計4回。2025年は6年ぶりの復帰だった。
綾瀬はるかの紅白衣装を振り返ると、2019年と2025年ではブランドの組み合わせやスタイリングに違いがある。
2019年はSELF-PORTRAITの赤いレースドレス、DICE KAYEKのロングドレス、ERDEMのブラックドレスなど、6着にわたる多彩な衣装が特徴だった。リハーサルではChloéも着用している。
2025年はERDEMのピンクサテンドレスをリハーサルで着用し、本番ではBOUCHERONのネックレス、FETICOの朱色ドレス、HARRY WINSTONの時計とイヤリングが注目された。
また、司会者としては2013年の初登板から2025年の4回目まで、NHKの大型番組と関わりながら節目ごとに紅白へ戻ってきた。2026年の第77回は芦田愛菜、堺雅人、二宮和也、鈴木奈穂子アナウンサーが司会を務める。
衣装を調べるときの要点は、ブランド名だけでなく、着用した年、リハーサルか本番か、ドレスとジュエリーの組み合わせまで確認すること。そうすれば、綾瀬はるかの紅白ファッションの変遷を、より正確に楽しめる。