東海大相模高校男子バスケ部は、2026年の神奈川県春季大会で2年連続優勝を果たし、夏のインターハイでもベスト16入りを達成した。全国の舞台で実績を積み重ねる一方、ウインターカップ2026神奈川県予選では準決勝で敗れ、県大会3位でシーズンの大きな節目を迎えている。
注目すべきは、春の県大会で湘南工科大附を102-56で破った攻撃力だけではない。学校公式発表が掲げるディフェンス、リバウンド、ルーズボールへの徹底した取り組みや、インターハイでの勝ち上がり、そしてウインターカップ県予選敗退後のU18日清食品トップリーグでの3連勝にも、チームの特徴が表れている。2026年10月27日時点の公式発表と大会記録、選手インタビューをもとに、最新成績、メンバー、強さの理由、歴代実績、進路や練習体験まで整理する。
【2026年最新】東海大相模バスケ部の成績は春季連覇・全国16強・県予選3位

2026年の東海大相模男子バスケ部を評価するうえで、まず押さえたいのが春、夏、秋の3つの大会結果だ。春は神奈川県の頂点に立ち、夏は全国大会でベスト16に進出。一方、秋のウインターカップ県予選では準決勝で敗れ、全国大会への切符を逃した。
東海大学付属相模高等学校の公式発表によると、春季大会の準決勝では横浜清風に104-69で勝利。5月6日の決勝では湘南工科大附を102-56で破り、2年連続優勝を決めた。決勝は第1クオーターから24-17、第2クオーター27-11とリードを広げ、後半も主導権を渡さなかった。
夏のインターハイでは、神奈川県予選の決勝リーグを2勝1敗で終え、得失点差によって準優勝となった。湘南工科大附には73-83で敗れたものの、桐光学園には89-63、星槎湘南には69-62で勝利。2年連続9回目の全国大会出場を決め、本大会でもベスト16まで勝ち進んだ。
ただし、秋のウインターカップ県予選は別の結果となった。初戦の横浜清風戦を72-63で制したものの、星槎国際高校湘南との準決勝では58-73で敗戦。学校公式発表は県大会3位と報告しており、2025年に続くウインターカップ出場は実現しなかった。
ここで見落とせないのが、県予選敗退後の立て直しだ。バスケットボール専門メディア「バスケット・カウント」が2026年10月26日に掲載した井田航里選手のインタビューによると、チームは10月のU18日清食品トップリーグ2026ディビジョン2で高山西、浜松開誠館、四日市メリノール学院を相手に3連勝。全国大会出場を逃した悔しさを抱えながらも、勝利を重ねて次の段階へ進んでいる。
【試合結果一覧】湘南工科大附・星槎湘南との対戦から読む2026年の実力
東海大相模の2026年の戦績は、単純な優勝回数だけでは把握できない。湘南工科大附との春季大会決勝では46点差の勝利を収めた一方、インターハイ県予選では同校に敗れている。星槎湘南に対しても、夏の県予選では勝利し、秋のウインターカップ県予選では敗戦した。大会ごとの結果を並べると、今季のチームの強みと課題が見えてくる。
| 大会・時期 | 主な対戦結果 | 大会成績・ポイント |
|---|---|---|
| 関東新人大会・2026年2月 | 宇都宮工業に108-40、習志野に48-43、山梨学院に62-76 | 第3位。準決勝まで進出 |
| 神奈川県春季大会・2026年5月 | 準決勝で横浜清風に104-69、決勝で湘南工科大附に102-56 | 2年連続優勝 |
| 関東大会・2026年6月 | 國學院久我山に94-69、正智深谷に62-72 | 初戦突破後、次戦で敗退 |
| インターハイ神奈川県予選・2026年6月 | 湘南工科大附に73-83、桐光学園に89-63、星槎湘南に69-62 | 決勝リーグ2勝1敗。得失点差で準優勝 |
| インターハイ全国大会・2026年7月 | 報徳学園に69-58、光泉カトリックに67-56、土浦日大に65-83 | ベスト16 |
| ウインターカップ神奈川県予選・2026年9月 | 横浜清風に72-63、星槎国際湘南に58-73 | 県大会3位。本大会出場ならず |
| U18日清食品トップリーグ2026・10月 | 高山西に79-58、浜松開誠館に80-76、四日市メリノール学院に60-59 | 3連勝。接戦でも勝ち切る力を示した |
※大会結果は東海大学付属相模高校の公式発表、日本バスケットボール協会の大会情報、各大会の試合記録、バスケットボール専門メディアの報道をもとに整理。
春季大会で特に目立ったのは、湘南工科大附との決勝で見せた得点力だ。試合記録によると、主将の鈴木郁武選手が27得点、平井謙太選手が20得点を記録。複数の選手が得点を重ね、102得点を挙げた。
一方、湘南工科大附とのインターハイ県予選の試合では73-83と敗れた。両校は春の決勝では46点差、夏の県予選では10点差という異なる結果になっている。大会の時期や試合状況が異なるため単純比較はできないが、神奈川県内の上位校同士の対戦では、春の圧勝だけで実力差を判断できないことが分かる。
星槎国際湘南との対戦も同様だ。インターハイ県予選では69-62で勝利したが、ウインターカップ県予選の準決勝では58-73で敗れた。相手の戦い方や試合当日のパフォーマンスによって結果が変わることは、今季の対戦記録から読み取れる。
【男子メンバー】2026年インターハイ登録選手12人と新チームの注目選手
2026年の東海大相模高校男子バスケ部を知るうえでは、夏のインターハイ登録メンバーを確認しておきたい。バスケットボールキングが掲載した大会出場選手一覧によると、東海大相模の登録選手は次の12人だ。
- 鈴木郁武
- 平井謙太
- 射越仁之介
- 井田航里
- 橋本光右
- 室井大和
- 早川空
- 中津海裕大
- 西田翔真
- 篠原功晟
- 松本蒼汰
- 山本じゅん豪
この一覧はインターハイ出場時点の登録メンバーであり、部員全員の名簿や、秋以降の新チームの登録リストと同一とは限らない。学校公式の男子バスケットボール部紹介では、監督・ヘッドコーチを原田政和氏、フィジカルコーチを竹内大敬氏、主将を鈴木郁武選手として紹介している。
新チームを考えるうえで注目したいのは、井田航里選手と山本じゅん豪選手だ。バスケットボール・カウントの10月26日の記事では、井田選手は2年生のエースとして攻撃を引っ張り、山本選手はセンターとしてゴール下で身体を張る選手と紹介されている。3年生がウインターカップ県予選で一区切りを迎えた後、2人を中心にチームをどう組み立てるかが、今後の焦点になる。
同記事で井田選手は、自身の成長とともにチーム全体の力を高めたいという考えを語っている。個人の得点力に頼るのではなく、周囲の選手も含めたチーム全体のレベルアップを目指す姿勢は、次のシーズンを占ううえで要点だ。
【強さの理由】ディフェンス・リバウンド・ルーズボールへの徹底したこだわり
東海大相模の強さを理解するうえで欠かせないのが、ディフェンス、リバウンド、ルーズボールという3つの要素だ。学校公式発表は、2026年春季大会の優勝について、これらを徹底したことが全試合での力強さにつながったと説明している。
ディフェンスは相手の攻撃を止めるだけのものではない。相手に簡単な得点を許さず、リバウンドを確保して攻撃へつなげることで、試合の流れを自分たちに引き寄せやすくなる。ルーズボールへの反応や競り合いでの強さも、ボール保持の機会を増やす要素となる。
春季大会の決勝で102得点を挙げたことは、攻撃力の高さを示す数字だ。ただし、学校側が強調するのは得点力だけではない。フィジカルを鍛え、守備とリバウンドを土台に試合を組み立てることが、チームの継続的な強さにつながっている。
バスケットボール・カウントの10月26日の報道でも、東海大相模の特徴として、鍛えられたフィジカルや脚力、縦へのスピード、積極的なプレーが挙げられている。井田選手のシュート力も、チーム全体が相手を押し込み、外側にスペースを作ることで生かされるという分析だ。
ただし、強みがあるからといって、すべての試合を優位に進められるわけではない。湘南工科大附とのインターハイ県予選や、星槎国際湘南とのウインターカップ県予選では敗戦を経験した。全国大会でベスト16まで進んだ一方、県予選で全国切符を逃した事実も、今季の実力を判断するうえで欠かせない。
今後の課題として考えられるのは、個々の強さをチーム全体の安定したパフォーマンスにつなげることだ。3年生が抜ける新チームでは、井田選手や山本選手だけでなく、ほかの選手がどこまで役割を広げられるかが重要になる。
【歴代成績と評判】全国ベスト8の実績から2026年の全国16強まで
東海大相模男子バスケ部は、2026年だけでなく、過去にも全国大会で実績を残してきた。学校公式の部活動紹介によると、2009年のインターハイとウインターカップでは全国ベスト8入りを達成。2022年と2023年のインターハイではベスト32、2025年のインターハイではベスト16に進出している。
2025年はウインターカップの神奈川県予選を制して本大会に出場し、全国大会ではベスト32に入った。2026年は春季大会の連覇とインターハイのベスト16を達成しており、全国大会での競争力を継続して示している。
また、2026年2月の第36回関東高等学校バスケットボール新人大会では第3位に入賞した。初戦の宇都宮工業戦を108-40で制し、準々決勝では習志野に48-43で勝利。準決勝で山梨学院に62-76で敗れたものの、関東の上位校と競う経験を積んでいる。
学校公式の部活動紹介ページには、チームの目標として「全国大会ベスト8」が掲げられている。これは2009年の全国ベスト8という過去の実績だけでなく、全国で上位進出を目指す現在のチーム方針を示すものだ。
評判を考える際は、強豪校というイメージだけで判断するのではなく、大会結果と学校が公表する活動方針の両方を見る必要がある。2026年の春季大会優勝、インターハイベスト16、ウインターカップ県予選3位という結果は、県内上位の競争力と全国での実績を裏付けている。一方で、全国大会への出場や上位進出が毎回保証されるわけではないことも、秋の県予選の結果が示している。
学校公式の部活動紹介では、練習やトレーニングを通じた成長に加え、授業への集中や時間の使い方など、文武両道への取り組みも紹介されている。競技力だけでなく、学校生活との両立を求められる環境である点も、入部を考える中学生や保護者が確認しておきたいポイントだ。
【進路・練習体験】入部を考える中学生と保護者が確認したいこと
東海大相模バスケ部への進学を考える場合、まず確認したいのは、部活動の目標と練習環境が自分に合っているかどうかだ。学校公式ページでは全国ベスト8を目標に掲げ、身体面・技術面の強化と育成に取り組む方針を紹介している。高いレベルで競技に取り組みたい選手にとって、目標を明確に持てる環境といえる。
一方、学校公式の部活動紹介では、活動内容は肉体的にも精神的にもハードであることが説明されている。試合での勝利だけでなく、厳しい練習を継続し、チームの一員として役割を果たす姿勢が求められる。練習体験に参加する際は、練習強度だけでなく、指導方針や学業との両立についても確認するとよい。
練習体験の日程については、高校男子バスケットボール部の公式紹介ページに掲載される最新案内を確認し、必要に応じて学校へ問い合わせるのが確実だ。同校の中等部にも男子バスケットボール部があるが、中等部の練習体験日程と高校の体験日程は別の案内として確認する必要がある。高校男子バスケットボール部の公式紹介ページには、問い合わせ先として副顧問の竹内大敬氏が掲載されている。
進路については、東海大学付属の高校であることだけを理由に、バスケ部員全員が東海大学へ進学すると考えるのは適切ではない。選手ごとの進学先や競技継続の情報は、本人や大学側の公表情報など、個別に確認できる資料に基づいて判断したい。
実際に、2025年の東海大相模のエースだった高島舜弥選手は、2026年度に東海大学へ進学した選手として大学側の選手情報やバスケットボール専門メディアで紹介されている。高校での実績を大学バスケにつなげた具体例だが、これは一選手の進路であり、すべての部員に共通する進路を示すものではない。
入部を検討する選手に向いているのは、全国大会を目指して練習に取り組み、守備やリバウンドなど得点以外の役割にも真剣に向き合える人だろう。反対に、競技への負担を抑えたい人や、練習強度よりも気軽に楽しむことを優先したい人は、事前に活動内容を確認し、自分の希望と合っているかを見極めたい。
【東海大相模バスケ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東海大相模バスケ部の2026年最新成績は? A1:男子は神奈川県春季大会で2年連続優勝し、インターハイ全国大会でベスト16入りを達成した。ウインターカップ神奈川県予選では準決勝で星槎国際湘南に58-73で敗れ、県大会3位となった。
Q2:東海大相模対湘南工科大附の2026年の試合結果は? A2:神奈川県春季大会の決勝では東海大相模が102-56で勝利した。一方、インターハイ神奈川県予選の決勝リーグでは73-83で敗れている。大会によって結果が異なり、両校の対戦は今季の注目カードの一つだった。
Q3:東海大相模対星槎国際湘南の2026年の試合結果は? A3:インターハイ神奈川県予選では東海大相模が69-62で勝利したが、ウインターカップ神奈川県予選の準決勝では58-73で敗れた。夏と秋で結果が分かれた対戦となった。
Q4:東海大相模男子バスケ部の強さの理由は? A4:学校公式発表が強調するディフェンス、リバウンド、ルーズボールへの徹底した取り組みが土台となっている。専門メディアの分析では、フィジカルや脚力、縦へのスピード、チームプレーによって生まれるシュート機会も特徴として挙げられている。
Q5:東海大相模バスケ部の練習体験はできる? A5:体験希望者は高校男子バスケットボール部の公式紹介ページや学校からの案内で最新の日程を確認し、学校へ問い合わせるとよい。中等部の体験日程とは区別して確認することが大切だ。
2026年の東海大相模男子バスケ部は、春季大会2年連続優勝、インターハイ全国ベスト16という成果を残した。湘南工科大附を102-56で破った春季大会決勝は、今季の攻撃力を象徴する試合だった。一方、ウインターカップ県予選では星槎国際湘南に敗れ、県大会3位で本大会出場を逃している。
それでも、県予選敗退後のU18日清食品トップリーグで3連勝したことは、チームが次の段階へ進んでいることを示す。3年生が一区切りを迎えた今、井田航里選手や山本じゅん豪選手らを中心に、守備、リバウンド、ルーズボールという伝統的な強みをどう引き継ぎ、チーム全体の力に変えていくかが注目される。
東海大相模の実力を判断する際は、春の優勝だけでも、秋の敗退だけでもなく、全国大会での実績、上位校との対戦結果、そして敗戦後の立て直しまでを総合的に見ることが重要だ。全国ベスト8という目標に向けて、新チームがどのような成長を見せるか。2027年シーズンへ向けた今後の試合と選手たちの変化に注目したい。