キングオブコント2019の決勝は、2019年9月21日に開催されました。ジャルジャルはファーストステージで457点を獲得し、決勝進出10組のうち3位に入りました。
ファイナルステージにも進出しましたが、2本目は448点。合計905点で最終3位となり、優勝には届きませんでした。
2019年の最終順位と得点| 順位 | コンビ | 1st | ファイナル | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | どぶろっく | 480 | 455 | 935 |
| 2位 | うるとらブギーズ | 462 | 463 | 925 |
| 3位 | ジャルジャル | 457 | 448 | 905 |
優勝したのは、強烈な歌ネタで会場を沸かせたどぶろっくでした。ファーストステージで480点という高得点を獲得し、ファイナルステージでも455点を記録。合計935点で王者となっています。
ジャルジャルとの最終的な点差は30点でした。
2019年の決勝で披露した「野球部」ネタ2019年のジャルジャルには、もう一つ注目すべき出来事がありました。
福徳秀介が決勝直前の9月14日に足の小指を骨折していたのです。
決勝終了後、福徳本人がこの事情を説明し、準決勝で披露したネタから急きょ変更したことを明かしました。
ファーストステージで披露したのは「野球部」というコントです。
後藤が野球部の後輩、福徳が先輩を演じ、キャッチボールをしながら会話を進めていきます。
ところが、一定の距離を超えると先輩の日本語が英語のように聞こえるという奇妙な現象が発生します。
日常的な部活動の風景から、予想外の設定へと展開する構成は、ジャルジャルらしい発想のコントでした。
このネタは放送終了直後に公式YouTubeチャンネルにも投稿され、視聴者の反応を集めました。
2019年は、実力を示しながらもアクシデントに見舞われた大会でした。結果だけを見ると3位ですが、翌年の優勝につながる重要な経験になった大会だったといえます。
【2020年大会】ジャルジャルが13度目の挑戦で初優勝!941点の内訳

2020年9月26日、ジャルジャルはキングオブコント2020で念願の初優勝を達成しました。
TBSの公式発表によると、ジャルジャルは大会開始以来、13回すべてに挑戦。13度目の挑戦で第13代キングに輝きました。
この大会では、ファーストステージから圧倒的な得点を記録しています。
1stステージは477点でトップ通過ジャルジャルが最初に披露したのは「野次ワクチン」です。
新人歌手がボートレース場で観客のヤジに耐える練習をするという設定で、独特の言葉遊びと展開の意外性が特徴でした。
得点は477点(500点満点)。
10組中1位となり、ファイナルステージ進出を決めました。
このネタについて、2020年の優勝後のインタビューで福徳は、2019年末の単独ライブで生まれたネタであり、マニアックになりすぎず、大衆にも伝わる反応があったことを選定理由として説明しています。
後藤も、自分たち自身がネタ中に笑ってしまうことを良いネタの判断材料にしていたと話しています。
ファイナルステージは「空き巣タンバリン」で464点2本目に披露したのは「空き巣タンバリン」です。
空き巣に入る2人組が、なぜかタンバリンを持ち込んでしまうという設定。静かに行動しなければならない状況と、音が鳴る楽器を持っているという矛盾が笑いを生み出します。
このネタは約10年前に作られたものの、当時は単独ライブでも披露せず、福徳自身がボツネタとして扱っていたものでした。
その後、YouTubeの企画「ネタのタネ」で撮影したところ、視聴者や周囲の反応が良く、決勝の2本目に選ばれました。
後藤は、YouTubeを通じて応援してくれたファンと一緒に戦ったような気持ちだったと振り返っています。
ファイナルステージの得点は464点。
1本目との合計は941点となり、ジャルジャルの優勝が決まりました。
2020年の最終順位と得点| 順位 | コンビ | 1st | ファイナル | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 477 | 464 | 941 | ||
| 2位 ニューヨーク | 461 | 463 | 924 | |
| 3位 空気階段 | 458 | 463 | 921 |
ジャルジャルは2位のニューヨークに17点差、3位の空気階段には20点差をつけました。
ファイナルステージだけを見ると、ジャルジャル464点、ニューヨーク463点、空気階段463点という接戦です。
つまり、勝敗を大きく左右したのは、ジャルジャルがファーストステージで記録した477点でした。
【決勝進出組の関係】2019年と2020年の順位・得点を一覧比較
2大会の結果を並べると、ジャルジャルの成長だけでなく、各大会の優勝争いの特徴も見えてきます。
ここでは、2019年と2020年のファイナル進出組を中心に整理します。
| 大会・順位 | コンビ | 1st得点 | 最終得点 | 結果・関係 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年1位 | どぶろっく | 480 | 455 | 2019年王者 |
| 2019年2位 | うるとらブギーズ | 462 | 463 | 準優勝 |
| 2019年3位 | ジャルジャル | 457 | 448 | 翌年に優勝 |
| 2020年1位 | ジャルジャル | 477 | 464 | 13代目王者 |
| 2020年2位 | ニューヨーク | 461 | 463 | 初の決勝で準優勝 |
| 2020年3位 | 空気階段 | 458 | 463 | 2年連続の決勝進出 |
ジャルジャル
2020年は1stステージ477点でトップ通過。ファイナルでも464点を獲得し、合計941点で優勝しました。
ニューヨーク
2020年は初の決勝進出。1stステージ461点、ファイナル463点で合計924点を獲得し、準優勝でした。
空気階段
2020年は458点でファイナル進出。2本目も463点と健闘しましたが、合計921点で3位となりました。
特に興味深いのは、ニューヨークと空気階段がファイナルで同じ463点を獲得していたことです。
しかし、ファーストステージでニューヨークが461点、空気階段が458点だったため、合計ではニューヨークが2位となりました。
一方、ジャルジャルはファーストステージとファイナルステージの両方で最高得点を記録。総合力で他の2組を上回りました。
【2大会の違いとジャルジャルの評判】なぜ2020年に勝てたのか
2019年と2020年の結果を比較すると、ジャルジャルの優勝には単純な運だけでは説明できない理由があります。
① ファーストステージの得点が20点上昇2019年の457点から2020年の477点へ、ファーストステージの得点は20点上がりました。
加えて、ファイナルステージも448点から464点へ16点上昇しています。
合計得点の変化は次のとおりです。
ジャルジャルの2大会得点比較
2019年
905点
2020年941点
得点の上昇
+36点
同じ500点満点のステージで、両方のネタが前年を上回りました。
これは単に2本目のネタが良かったという話ではなく、2本を通して高い評価を得られるネタ選びができたことを示しています。
② ジャルジャル独自のコント制作スタイルジャルジャルの大きな特徴は、日常の些細な出来事や言葉の違和感からコントを生み出す制作スタイルです。
2021年のテレビ朝日のインタビューでは、2人が即興的にやり取りを始め、そこからネタとして成立するか試していく方法が紹介されました。
当時は8000本以上のネタを持つとも紹介されており、量産力も大きな特徴でした。
ジャルジャルのネタには、次のような傾向があります。
- 設定の意外性: 普通の状況に一つだけ奇妙なルールを加える。
- 言葉の反復: 同じ言葉や動作を繰り返し、笑いを積み上げる。
- 役柄の徹底: 2人が設定に入り込み、独特の世界観を維持する。
- 展開の予測不能さ: 観客の予想を少しずつ裏切っていく。
「野次ワクチン」と「空き巣タンバリン」も、こうした特徴が表れたネタでした。
③ 審査員からも長年の実力を評価されていた2020年の優勝後、松本人志はジャルジャルについて、以前から優勝してもおかしくない実力を持ったコンビだったという趣旨の評価をしています。
また、優勝決定時には後藤が安堵の表情を見せ、福徳が涙を流す場面もありました。
13回連続で挑戦し続けてきた2人にとって、2020年の優勝は単なる賞レースの勝利ではありませんでした。
長年積み重ねてきたコントへの姿勢が、ようやく大会の結果として結実した瞬間だったのです。
ジャルジャルの評判は?評価される点と好みが分かれる点ジャルジャルは、一般的な漫才やコントの形式に収まりきらない独自性を持っています。
一つの設定を徹底的に掘り下げるため、予測不能な展開を楽しむ視聴者から支持される一方、同じ言葉や動作を繰り返す作風が好みに合わない人もいます。
評価のポイントを整理すると、次のようになります。
| 評価項目 | 特徴 |
|---|---|
| 発想力 | 日常の違和感を独自の設定に変える |
| ネタの量 | 多数のコントを継続的に制作 |
| 演技力 | 独特の役柄を2人で成立させる |
| 独自性 | 既存のコントの型にとらわれない |
| 好みが分かれる点 | 反復やシュールな展開が独特 |
ジャルジャルの魅力を理解するには、最初の数秒だけで判断するよりも、設定が変化していく過程まで見ることが大切です。
【2026年現在】ジャルジャルの活動とキングオブコント歴代王者
2026年現在も、ジャルジャルはコントを中心とした活動を続けています。
所属事務所の吉本興業が紹介するプロフィールでは、後藤淳平と福徳秀介は2003年4月結成のコンビです。
2026年も新作コントの単独ライブを開催ジャルジャルの公式サイトは2026年2月20日、単独ライブ「っせ ーJARUJARU CONTE TOUR 2026SSー」の開催を発表しました。
東京・名古屋・大阪の3都市で開催されたオール新ネタのコントライブです。
2020年のキングオブコント優勝から6年が経過しても、新作を作り、舞台で披露する活動を継続していることが分かります。
キングオブコント歴代王者と2026年の最新結果キングオブコントは2008年に始まり、2026年大会で第19回を迎えました。
ジャルジャルが優勝した2020年以降も、毎年新しい王者が誕生しています。
| 年 | 優勝コンビ |
|---|---|
| 2019年 | どぶろっく |
| 2020年 | ジャルジャル |
| 2021年 | 空気階段 |
| 2022年 | ビスケットブラザーズ |
| 2023年 | サルゴリラ |
| 2024年 | ラブレターズ |
| 2025年 | ロングコートダディ |
| 2026年 | ジェラードン |
2026年10月17日に開催されたキングオブコントでは、ジェラードンが19代目王者に輝きました。
エントリー3445組の頂点に立ち、ファーストステージ671点、ファイナルステージ671点、合計1342点を獲得しています。
同大会では初めて敗者復活戦も実施されました。
2026年の最新王者はジェラードンですが、2020年のジャルジャルの優勝は、13大会連続挑戦というストーリーも含め、キングオブコントの歴史に残る出来事です。
【ジャルジャルのキングオブコント】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ジャルジャルはキングオブコントで何位でしたか?
A1:2019年は3位、2020年は優勝です。2020年には合計941点を獲得し、第13代キングとなりました。
Q2:ジャルジャルの941点は何点と何点の合計ですか?
A2:ファーストステージ477点とファイナルステージ464点の合計です。2位のニューヨークは924点でした。
Q3:ジャルジャルが2020年に披露した優勝ネタは何ですか?
A3:1本目が「野次ワクチン」、2本目が「空き巣タンバリン」です。前者はボートレース場のヤジを題材にしたネタ、後者は空き巣とタンバリンの組み合わせを生かしたコントです。なお、TBSの優勝発表記事では1本目を「野沢ワクチン」と表記しています。
Q4:2020年のキングオブコントでニューヨークは何位でしたか?
A4:ニューヨークは924点で2位でした。ファーストステージ461点、ファイナルステージ463点です。
Q5:ジャルジャルは何回目の挑戦で優勝しましたか?
A5:13回目の挑戦です。キングオブコントの第1回から13回連続で出場し、2020年に初優勝を達成しました。
Q6:2026年現在のキングオブコント王者は誰ですか?
A6:2026年10月17日の大会で優勝したジェラードンです。ジャルジャルは2020年の第13代王者です。
ジャルジャルのキングオブコントの歴史を振り返ると、2019年の3位と2020年の初優勝には、明確な違いがあります。
2019年は905点で3位。福徳の足の小指の骨折というアクシデントもあり、予定していたネタを変更して決勝に臨みました。
翌2020年は、野次ワクチンと空き巣タンバリンという2本のコントで941点を獲得。ニューヨーク、空気階段との接戦を制し、念願の優勝を果たしました。
【プロの結論】
ジャルジャルの優勝から読み取れるのは、コントの実力は一度の大会結果だけでは測れないということです。
2019年の3位も、2020年の優勝も、長年にわたるネタ作りと挑戦の積み重ねの中にあります。
特に注目したいのは、優勝ネタの選び方です。過去の成功作に頼るだけでなく、その時点で最も反応の良いネタを選び、YouTubeでの視聴者の反応も取り入れていました。
2026年現在も新作コントの単独ライブを続けるジャルジャル。941点という記録だけでなく、挑戦を続けながら独自の笑いを追求してきた姿勢こそ、彼らが高く評価される理由です。