『キン肉マン』に登場するウルフマンは、超人相撲界で横綱の地位に上り詰めた、日本出身の正義超人です。公式プロフィールでは超人強度80万パワー、身長190cm、体重102kg。圧倒的な肉体と相撲をベースにした豪快な戦闘スタイルが特徴で、キン肉マンを支えるアイドル超人の一人として活躍します。
初登場は原作コミックス7巻。ルービックキューブ張り手や合掌ひねりといった相撲由来の技に加え、ブロッケンJr.とのモースト・デンジャラスコンビ、王位争奪戦後の引退、後進を育てる指導者への転身など、長い物語の中で重要な転換点を経験してきました。さらに新アニメ『キン肉マン 完璧超人始祖編』では、ケンドーコバヤシが声を担当しています。
【ウルフマンのプロフィール】超人強度80万パワーの横綱超人とは?

ウルフマンは、ゆでたまごによる漫画『キン肉マン』に登場する正義超人です。超人相撲界で横綱として名を馳せた実力者であり、鍛え抜かれた筋肉と相撲の技術を武器に戦います。
その外見や戦闘スタイルには、日本の伝統的な相撲文化が色濃く反映されています。単純な力比べだけではなく、張り手、投げ、体勢の崩し方など、相撲ならではの技術を超人プロレスに取り入れている点が特徴です。
公式プロフィール一覧集英社の『キン肉マン』公式サイトに掲載されている情報を整理すると、基本データは次のとおりです。
- 名前:ウルフマン
- 所属:アイドル超人・正義超人
- 出身:日本
- 身長:190cm
- 体重:102kg
- 超人強度:80万パワー
- 異名:100万年にひとりの大器
- 初登場:コミックス7巻
- 趣味:筋トレ
- 新アニメ声優:ケンドーコバヤシ
特に注目したいのが、超人強度80万パワーという数値です。
主人公キン肉マンの超人強度は95万パワー、テリーマンも95万パワーです。それらと比較すると数値上は下回りますが、ウルフマンは超人相撲で培った技術と強靱な肉体を持っています。
つまり、超人強度の数字だけで勝敗が決まるわけではありません。相撲の技術、身体能力、土俵際での粘り、そして仲間を守る精神力が、ウルフマンの強さを形作っています。
超人相撲界の横綱としての誇りウルフマンは、超人オリンピックへの出場をきっかけに本格的な超人レスラーとして活躍します。
もともと横綱として名を知られていたこともあり、リング上では相撲の伝統を背負った戦い方を見せます。張り手で相手を圧倒し、組み合えば強烈な投げ技で仕留めるというスタイルは、ほかの正義超人とは異なる個性を生み出しました。
また、ウルフマンの魅力は勝負へのこだわりだけではありません。仲間のために自分を犠牲にすることもいとわない漢気があり、正義超人の友情を象徴するキャラクターでもあります。
【初登場は原作7巻】ウルフマンの登場から現在までの重要な経歴
ウルフマンの初登場は、原作コミックス第7巻「ライバルは日本にいたの巻」です。
ここで押さえておきたいのは、キャラクターの初登場巻と、代表的な必殺技の初登場巻は異なるという点です。ウルフマン本人は7巻に登場しますが、ルービックキューブ張り手や合掌ひねりが登場するのは8巻です。
キューブマンとの戦いで印象を残す初期のウルフマンを語るうえで欠かせないのが、キューブマンとの対決です。
キューブマンは立方体の頭部を持つ超人で、頭部の形状を生かした独特の戦い方をします。対するウルフマンは、得意の張り手を中心に攻め立て、相撲の実力を見せつけました。
この戦いで印象的なのが、後に代表技となるルービックキューブ張り手です。相手の顔面を連続して打ち据える豪快な攻撃で、ウルフマンの個性を強く印象づけました。
キン肉マンを救った自己犠牲ウルフマンの人物像を理解するうえで、忘れてはならないのがキン肉マンとの友情です。
スニゲーターとの戦いで命を落としたキン肉マンの復活に際し、ウルフマンは自らの命を犠牲にする行動を取ります。
このエピソードは、彼が単なる相撲の実力者ではなく、仲間のためなら自分の命さえ惜しまない正義超人であることを示しています。
勝敗や超人強度だけでは測れないウルフマンの価値が、はっきりと描かれた場面です。
ウルフマンの経歴と関係人物を時系列で整理主要な登場人物や作品上の出来事を整理すると、ウルフマンの立ち位置がより理解しやすくなります。
| 時期・巻数 | 関係人物・出来事 | 物語上の意味 |
|---|---|---|
| 第7巻 | キン肉マン、超人オリンピック | 超人相撲界の横綱として登場 |
| 第8巻 | キューブマン | ルービックキューブ張り手や合掌ひねりが登場 |
| 第17巻 | ブロッケンJr. | モースト・デンジャラスコンビを結成 |
| 王位争奪戦後 | コヨーテマン親方、仲間たち | 体力の限界を理由に現役引退を決断 |
| 『キン肉マンII世』 | ヘラクレス・ファクトリー | 後進を育てる教官としての姿を見せる |
| 第63〜64巻 | ルナイト | 新シリーズで再びリングに立ち、新技を披露 |
| 2024年以降 | 『完璧超人始祖編』 | ケンドーコバヤシが新アニメで声を担当 |
この経歴から分かるのは、ウルフマンが初期の超人オリンピック編だけで役目を終えたキャラクターではないということです。
引退、後進の育成、そして新シリーズでの復帰と、物語の進展に合わせて役割を変えてきました。
【ウルフマンの必殺技一覧】ルービックキューブ張り手・合掌ひねり・不知火・雲龍投げ
ウルフマンの戦闘スタイルは、相撲を基本とした打撃技と投げ技が中心です。
集英社の公式技検索では、ウルフマンの使い手として登録されている技は5種類。初期の代表技だけでなく、後年の新シリーズで登場した技も含まれています。
1. ルービックキューブ張り手分類:打撃技/初登場:第8巻
ウルフマンを代表する必殺技の一つです。
相手の顔面に向かって連続して張り手を繰り出す技で、受けた相手の顔がルービックキューブのようにブロック状に腫れ上がることから、この名前が付けられました。
赤い血まめ、青いあざ、黄色い膿などによって顔面が色分けされるという、初期『キン肉マン』らしいユーモアも込められています。
単純な連続攻撃に見えますが、超人相撲の横綱としての体格と腕力を最大限に生かした技です。
2. 合掌ひねり分類:投げ技/初登場:第8巻
合掌ひねりもウルフマンの代表的な相撲技です。
張り手のような打撃主体の攻撃とは異なり、相手の体勢を崩して投げることを目的とした技に分類されています。
相撲の技術をベースにしているため、ウルフマンの横綱としての実力を象徴する技といえます。
後年のルナイト戦でも重要な技として登場し、ウルフマンの戦闘スタイルを語るうえで欠かせません。
3. 撞木反り(しゅもくぞり)分類:打ち付け技/初登場:第63巻
撞木反りは、新シリーズで登場したウルフマンの技です。
バックフリップに近い形で相手を横向きに担ぎ上げ、背中を反らしながらマットへ叩きつけます。
相撲の決まり手を取り入れた技であり、長年の戦闘経験を経たウルフマンが、従来の張り手や投げ技に加えて新たな攻撃手段を身につけていることが分かります。
4. 不知火・雲龍投げ分類:打ち付け技・関節技/初登場:第64巻
不知火・雲龍投げは、ウルフマンの新シリーズにおける重要な必殺技です。
第61巻から始まるオメガ・ケンタウリの六鎗客編で、ウルフマンはルナイトと対決します。ルナイトは狼のような外見を持ち、鋭い爪や長い尻尾を利用した攻撃を得意とする強敵です。
序盤から苦戦を強いられたウルフマンですが、仲間たちの思いを背負いながら反撃を開始。従来の相撲技だけではなく、新技である不知火・雲龍投げを繰り出します。
この技が登場する第64巻は、ウルフマンが横綱としての意地を見せる重要なエピソードです。
5. 超人サザン・クロス分類:打撃技
超人サザン・クロスも公式技検索に登録されています。
ただし、これはウルフマン単独の専用技というわけではありません。キン肉マン、テリーマン、ラーメンマン、ウォーズマン、ブロッケンJr.らも使い手として登録されている技です。
したがって、ウルフマンの個性を象徴する代表技としては、ルービックキューブ張り手、合掌ひねり、撞木反り、不知火・雲龍投げの4つを特に押さえておくと分かりやすいでしょう。
【ブロッケンJr.とのタッグ】モースト・デンジャラスコンビの実力と戦績
ウルフマンの活躍を語る際に外せないのが、ブロッケンJr.とのタッグチームです。
2人は宇宙超人タッグトーナメントに向けてコンビを結成しました。そのチーム名が「モースト・デンジャラスコンビ」です。
なぜモースト・デンジャラスコンビと呼ばれたのかモースト・デンジャラスコンビは、もともと長年連携を磨いてきた固定チームではありません。大会に向けて結成された急造コンビです。
しかし、ウルフマンの圧倒的な相撲技と、ブロッケンJr.の軍人らしい戦闘技術が組み合わさることで、予測不能な攻撃を仕掛けられるチームとして注目されました。
大会前の下馬評では、何が飛び出すか分からない危険なコンビと評価されています。
2000万パワーズとの試合で敗退モースト・デンジャラスコンビは、宇宙超人タッグトーナメントで2000万パワーズと対戦します。
2000万パワーズは、バッファローマンとモンゴルマンによる強力なタッグチームです。実力者2人を相手にした厳しい試合となりました。
この試合では、乱入した殺人遊戯コンビから地獄のネジ回しを受け、モースト・デンジャラスコンビは敗退します。
ここで重要なのは、2人が通常のタッグ戦術だけで完全に打ち負かされたという単純な展開ではないことです。試合への乱入によって大きく状況を崩されるという、タッグトーナメントならではの波乱がありました。
ウルフマンとブロッケンJr.の関係性2人の魅力は、戦闘スタイルが対照的であることです。
ウルフマンは日本の相撲をベースにしたパワー型。ブロッケンJr.はドイツ出身の超人で、軍人としての背景や打撃技を生かした戦闘を得意としています。
異なる文化や技術を持つ2人が組むことで、単独では実現できない攻撃の組み合わせが生まれます。
試合結果だけを見ると華々しい優勝歴があるタッグではありませんが、作品の中では印象的なチームとして記憶されています。
【ウルフマンの引退後と現在】指導者への転身、ルナイト戦での復活
ウルフマンの経歴で大きな転換点となるのが、キン肉星王位争奪戦後の現役引退です。
集英社の公式キャラクター紹介でも、王位争奪戦の後に現役引退を表明し、指導者としての道を歩む人物として紹介されています。
2015年の読み切りで描かれた引退式2015年1月7日発売の『グランドジャンプ』3号には、読み切り作品『キン肉マン 超人列伝 ウルフマンの巻』が掲載されました。
この作品では、キン肉星王位争奪編後の世界を舞台に、ウルフマンの引退式が描かれています。
引退の理由は体力の限界です。長年にわたって格闘の世界で戦い続けてきたウルフマンが、ついに現役生活に区切りをつけることを決断します。
引退式では、キューブマンやカニベース、ジェロニモ、育ての親であるコヨーテマン親方など、ウルフマンに関係の深い人物たちが集まりました。
このエピソードは、勝利や敗北だけでは語れない、超人レスラーの人生を描いた作品として印象に残ります。
引退後は後進を育てる指導者へ現役引退後のウルフマンは、戦う立場から後輩を育てる立場へと役割を変えていきます。
『キン肉マンII世』では、正義超人養成施設ヘラクレス・ファクトリーの教官として登場します。新世代の超人たちを育成する立場になったことは、かつての横綱が経験を次の世代へ伝える存在になったことを意味します。
若いころのウルフマンは、自分の肉体と技術で勝利をつかむ超人でした。しかし、指導者となった後は、後進の成長を支える役割を担います。
これは、横綱として長年積み重ねてきた経験が、次世代の正義超人にとって貴重な財産になったことを示しています。
引退後もリングに戻る!ルナイトとの激闘ただし、ウルフマンは引退したからといって、以後まったく戦わなくなったわけではありません。
新シリーズのオメガ・ケンタウリの六鎗客編では、再びリングに立ち、ルナイトと対決します。
ルナイトは超人強度6500万パワーを誇る強敵です。80万パワーのウルフマンとは数値上で大きな差があります。
それでもウルフマンは相撲の技術と友情パワーを武器に反撃し、最後は不知火・雲龍投げを披露。ルナイトとの激闘を制します。
この試合は、超人強度という数値だけでは強さを判断できない『キン肉マン』の世界観を象徴する戦いでもあります。
引退した横綱が、再び仲間のために土俵へ戻る。ウルフマンのキャラクター性が最もよく表れたエピソードの一つです。
2026年現在のウルフマンの位置づけ2026年11月時点で、『キン肉マン』の原作連載は継続しています。公式サイトでは10月2日に最新コミックス第94巻が発売され、10月26日には第548話が更新されています。
ウルフマンの公式プロフィールでは、王位争奪戦後に引退して指導者の道を歩んだという経歴が紹介されています。一方、過去の新シリーズではルナイト戦という重要な復帰戦も描かれました。
したがって、現在のウルフマンを理解するには、単に「引退した超人」と捉えるのではなく、横綱、正義超人、指導者、そして必要なときには再び戦う超人という複数の側面を押さえる必要があります。
【新アニメの声優はケンドーコバヤシ】旧アニメとの違いも解説
ウルフマンの新アニメ版の声優を担当するのは、お笑い芸人のケンドーコバヤシです。
2024年に放送が始まったテレビアニメ『キン肉マン 完璧超人始祖編』の公式キャスト発表で明らかになりました。
ケンドーコバヤシがウルフマン役に起用された理由ケンドーコバヤシは、以前から『キン肉マン』のファンとして知られています。
公式キャスト発表時には、ウルフマン役について、かなり前からオファーを受けて役作りをしてきたことを明かしています。
また、ウルフマンには過去のハワイでの活動など、意外な見どころもあると紹介しており、作品への理解と愛着がうかがえるコメントでした。
相撲をベースにした豪快な超人であるウルフマンと、格闘技や漫画への造詣が深いケンドーコバヤシの組み合わせは、キャラクターの魅力を引き出すキャスティングとして注目されました。
旧アニメではリキシマンという名前だったウルフマンについて調べると、「リキシマン」という名前を見かけることがあります。
これは旧テレビアニメ版で使用されていた名称です。原作漫画ではウルフマンという名前ですが、旧アニメではリキシマンに変更されていました。
そのため、過去のアニメを見ていた世代にはリキシマンという名前のほうがなじみ深い場合もあります。
一方、新シリーズの『完璧超人始祖編』では、公式キャラクター名としてウルフマンが使用され、ケンドーコバヤシが声を担当しています。
漫画とアニメで名称が異なっていた時代を知っているファンにとっては、原作の名前で新たなアニメ作品に登場することも見どころの一つです。
【キン肉マンのウルフマン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ウルフマンの超人強度は何万パワーですか?
A1:公式プロフィールでは80万パワーです。日本出身の正義超人で、身長190cm、体重102kg。超人相撲界の横綱として活躍しています。
Q2:ウルフマンの初登場は何巻ですか?
A2:原作コミックスの第7巻「ライバルは日本にいたの巻」です。なお、ルービックキューブ張り手と合掌ひねりの初登場は第8巻です。
Q3:ウルフマンの必殺技には何がありますか?
A3:代表的な技は、ルービックキューブ張り手、合掌ひねり、撞木反り、不知火・雲龍投げです。公式技検索には、ほかに超人サザン・クロスも登録されています。
Q4:ウルフマンはブロッケンJr.とどんなタッグを組みましたか?
A4:宇宙超人タッグトーナメントに向けて、モースト・デンジャラスコンビを結成しました。2000万パワーズとの試合中に乱入した殺人遊戯コンビの攻撃を受け、敗退しています。
Q5:ウルフマンは引退したのですか?
A5:はい。キン肉星王位争奪戦後、体力の限界を理由に現役引退を表明しました。その後は指導者として後進を育てる立場になります。ただし、新シリーズではルナイトとの対決で再びリングに立っています。
Q6:ウルフマンの現在の声優は誰ですか?
A6:新アニメ『キン肉マン 完璧超人始祖編』では、ケンドーコバヤシが担当しています。旧テレビアニメ版ではリキシマンという名前で登場していました。
Q7:ウルフマンはルナイトに勝ちましたか?
A7:はい。オメガ・ケンタウリの六鎗客編でルナイトと激闘を繰り広げ、友情パワーを発揮して反撃。新技の不知火・雲龍投げを決めて勝利しました。
ウルフマンは、超人相撲界の横綱という異色の経歴を持つ正義超人です。
超人強度80万パワー、身長190cm、体重102kgという公式プロフィールに加え、ルービックキューブ張り手や合掌ひねりなど、相撲を生かした必殺技で独自の存在感を築いてきました。
ブロッケンJr.とのモースト・デンジャラスコンビ、キン肉マンを救うための自己犠牲、王位争奪戦後の引退、指導者への転身、そしてルナイトとの激闘。こうした経歴を振り返ると、ウルフマンが単なるパワー型の超人ではないことが分かります。
特に注目したいのは、引退後も仲間のために再びリングへ戻る姿勢です。横綱としての誇りを持ち続けながら、後進を育て、必要なときには自ら戦う。その生き方こそが、ウルフマンというキャラクターの本質です。
新アニメではケンドーコバヤシが声を担当し、原作のウルフマンが新たな世代の視聴者にも届けられています。2026年も原作シリーズが続くなか、これまでの戦績や引退後の歩みを知っておくと、ウルフマンの登場シーンをより深く楽しめるはずです。
主な参考資料
- 集英社『キン肉マン』公式キャラクター紹介・超人検索
- 集英社『キン肉マン』公式必殺技検索
- 集英社『キン肉マン』公式アニメキャスト情報
- 集英社『キン肉マン』第64巻書誌情報
- MANTANWEB「キン肉マン:ウルフマンが“引退” 体力の限界が理由」
- 東映アニメーション『キン肉マンII世』作品情報