巽好幸(たつみ・よしゆき)氏は、1954年大阪府生まれの日本を代表する地球科学者の一人です。専門はマグマ学。京都大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了し、理学博士を取得しました。京都大学や東京大学での教授職、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究プログラムディレクター、神戸大学大学院理学研究科教授などを歴任した研究者です。
NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』シリーズの解説者としても知られています。2026年現在は、ジオリブ研究所所長、神戸大学名誉教授、神戸大学海洋底探査センター客員教授として活動。地球内部のマグマや超巨大噴火の研究に加え、日本列島の地質と食文化を結びつける「美食地質学」にも取り組んでいます。学術研究からテレビ出演、地域振興まで活動の幅を広げている人物です。
【プロフィール】巽好幸とはどんな人物?生年月日・出身地・専門分野を紹介

巽好幸氏は、地球の内部構造やマグマの発生メカニズム、日本列島の形成過程などを研究してきた地球科学者です。とりわけ、プレートの沈み込みに伴って発生するマグマの成因を研究する分野で、国内外から高い評価を受けています。
巽好幸の基本プロフィール| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 氏名 | 巽好幸 |
| 読み方 | たつみ よしゆき |
| 生年 | 1954年(昭和29年) |
| 出身地 | 大阪府 |
| 専門分野 | マグマ学・地球科学 |
| 最終学歴 | 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了 |
| 学位 | 理学博士 |
| 現在の主な肩書 | ジオリブ研究所所長 |
| 大学での肩書 | 神戸大学名誉教授・神戸大学海洋底探査センター客員教授 |
| 代表的な活動 | マグマ学の研究、美食地質学の提唱、科学解説 |
1954年に大阪府で生まれた巽氏は、京都大学理学部で地球科学に関する専門的な知識を学びました。その後、東京大学大学院理学系研究科で研究を深め、1983年に博士課程を修了しています。
学位は理学博士です。単に火山現象を観察するだけではなく、地球内部で何が起こり、どのような過程を経てマグマが生まれるのかという根本的な問題を研究してきました。
なお、1954年生まれという情報から年齢を調べる場合は、誕生日によって満年齢が変わる点にも注意が必要です。公表されている基本プロフィールでは、生年と出身地が確認できます。
神戸大学との関係は?巽氏は神戸大学大学院理学研究科教授を務めた後、神戸大学海洋底探査センターでも重要な役割を担ってきました。
現在は神戸大学名誉教授であり、同大学海洋底探査センターの客員教授という肩書も持っています。2026年6月1日現在の香川大学の教員・関係者名簿にも、これらの肩書とジオリブ研究所合同会社所長という職名が掲載されています。
したがって、現在の巽氏を紹介する際には、神戸大学の現役教授という過去の肩書だけを使用するのではなく、名誉教授・客員教授という現在の立場も併記することが適切です。
【経歴・年表】京都大学から東京大学、神戸大学へ進んだ研究者人生
巽好幸氏の経歴を理解するうえで注目したいのは、大学での研究活動だけでなく、海洋研究開発機構などの研究機関でも活動してきたことです。
研究対象も、マグマの発生や火山活動から、地球内部の物質循環、日本列島の形成、海底火山の調査へと広がっています。
学歴と研究者としての出発点1978年、京都大学理学部を卒業。その後、東京大学大学院理学系研究科に進学し、1983年に博士課程を修了しました。
博士課程では地質学を専門的に研究し、以後の研究活動につながるマグマの成因や地球内部の物質移動に関する知見を深めています。
大学教授・研究機関でのキャリア博士課程修了後は、京都大学で教育・研究に携わり、同大学総合人間学部教授や大学院理学研究科教授を歴任しました。その後、東京大学海洋研究所教授、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球内部ダイナミクスに関する研究プログラムディレクターなどを務めています。
2012年には神戸大学大学院理学研究科教授に就任。その後、神戸大学海洋底探査センターでの活動を経て、研究成果を社会に伝える活動にも力を入れるようになりました。
巽好幸の主な経歴と受賞歴| 時期 | 出来事・所属 | 主な意味・実績 |
|---|---|---|
| 1954年 | 大阪府に生まれる | 地球科学者としての出発点 |
| 1978年 | 京都大学理学部卒業 | 地球科学の専門教育を修了 |
| 1983年 | 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了 | 理学博士を取得 |
| 2003年 | 日本地質学会賞 | 沈み込み帯のマグマ成因論への貢献 |
| 2011年 | 日本火山学会賞 | 沈み込み帯のマグマ学研究への貢献 |
| 2012年 | AGUボーエン賞 | 米国地球物理学連合によるマグマ研究の評価 |
| 2012年以降 | 神戸大学大学院理学研究科教授 | 大学での研究・教育活動 |
| 2016年 | 井植文化賞特別賞 | 科学分野などでの活動が評価される |
| 2021年4月 | ジオリブ研究所での活動を開始 | 研究と社会への情報発信を展開 |
| 2023年 | 科学ジャーナリスト賞 | 著書『「美食地質学」入門』が評価される |
| 2026年 | ジオリブ研究所所長として活動 | 地質学と地域づくりの連携を推進 |
特に注目したいのが、2011年の日本火山学会賞です。同学会の授賞理由では、巽氏が長年にわたり沈み込み帯のマグマ学を研究し、高マグネシウム安山岩の成因や玄武岩質マグマの生成モデル、大陸地殻の形成過程などに貢献したことが評価されています。
2012年には米国地球物理学連合(AGU)のN・L・ボーエン賞も受賞しました。JAMSTECの受賞発表によると、実験岩石学、野外での岩石学的研究、理論モデルを通じて、マグマと地殻の進化に関する重要な貢献を行ったことが受賞理由です。
これらの受賞は、巽氏が単なるテレビ出演者や一般向けの科学解説者ではなく、専門分野で研究実績を積み重ねてきた研究者であることを示しています。
【研究内容】巽好幸が専門とするマグマ学とは?地球科学への貢献
巽好幸氏を理解するうえで欠かせないのが、専門分野である「マグマ学」です。
マグマ学とは、地下でマグマがどのように発生し、移動し、冷えて固まり、火山活動や地殻形成に結びつくのかを研究する学問です。火山の噴火を観察するだけでなく、地球内部で起こっている物理的・化学的な現象を解き明かすことを目的としています。
研究テーマ1:沈み込み帯でマグマが生まれる仕組み日本列島は、複数のプレートが接する地域に位置しています。海洋プレートが別のプレートの下へ沈み込むと、地下では水などの成分が関与する複雑な反応が起こります。
その影響によってマントルの一部が融け、マグマが発生します。マグマは上昇し、さまざまな化学的変化を経て火山活動や岩石の形成につながります。
巽氏が研究してきたのは、まさにこうした沈み込み帯のマグマ発生メカニズムです。
日本火山学会の公式な授賞理由では、高マグネシウム安山岩の成因、沈み込み帯の玄武岩マグマの生成モデル、マグマの生成・固化過程と大陸地殻の形成などが研究成果として挙げられています。
研究テーマ2:超巨大噴火とカルデラの形成巽氏の研究では、通常の火山活動だけでなく、広範囲に影響を及ぼす超巨大噴火も重要なテーマです。
日本列島には、過去に大規模な噴火を起こしたカルデラ火山が存在します。こうした噴火の仕組みを理解するには、地下にどのようなマグマ溜まりが形成され、どのような過程で噴火に至るのかを調べなければなりません。
研究対象の一つが、鹿児島県南方の海底に位置する鬼界カルデラです。約7300年前のアカホヤ噴火に関連する海底火山の調査や、噴火後のマグマ供給系の進化などが研究テーマとして取り上げられています。
J-GLOBALに登録された研究業績にも、鬼界カルデラの海底調査や水中火砕流、マグマ供給系に関する研究発表が掲載されています。
研究テーマ3:地球内部の物質循環と大陸の形成巽氏の研究は、火山の噴火メカニズムだけにとどまりません。
地球内部では、プレートの沈み込みやマグマの上昇、岩石の生成と再循環など、長い時間をかけた物質の移動が続いています。こうした現象は地球の進化や大陸地殻の形成にも関係しています。
日本火山学会は、巽氏の研究について、岩石学や地球化学に加え、地震学などの地球物理学的データも統合した包括的な研究であると評価しています。
つまり、巽氏の専門性は「火山に詳しい人」という一言では説明できません。地球内部の物質循環から日本列島の形成までを、広い視点で捉える研究者なのです。
【テレビ出演】NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』で注目された理由
巽好幸氏の名前が一般の視聴者に広く知られるようになったきっかけの一つが、NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』です。
この番組は、日本列島がどのような地球規模の変動を経て現在の姿になったのかを、最新の地球科学やCG映像、各地の風景などを使って紹介したドキュメンタリーです。
2017年放送の『列島誕生 ジオ・ジャパン』2017年7月23日と30日に放送されたシリーズでは、日本列島が誕生するまでの長い地球史が取り上げられました。
第1集「奇跡の島はこうして生まれた」では、かつて現在の日本列島の位置に陸地が存在しなかった時代から、島々が形成されるまでの過程を紹介。
第2集「奇跡の島は山国となった」では、平坦だった日本列島がどのように山国へと変化したのかを解説しました。
番組には巽氏のほか、劇団ひとりさん、指原莉乃さんが出演し、和久田麻由子さんがキャスターを務めました。NHKオンデマンドの番組情報でも、巽氏の出演が確認できます。
2020年放送の『列島誕生 ジオ・ジャパン2』2020年6月には続編となる『列島誕生 ジオ・ジャパン2』が放送されました。
第1集「列島大隆起」では、北アルプスの誕生や関東平野の形成などがテーマとなり、第2集「列島大分裂」では、中央構造線をはじめとする地質構造と日本列島の形成過程が取り上げられています。
このシリーズでも巽氏が解説を担当。劇団ひとりさん、指原莉乃さん、和久田麻由子さんらとともに番組に登場しました。
主な出演番組・メディア活動| 番組・媒体 | 時期 | 内容・関係 |
|---|---|---|
| NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』 | 2017年 | 日本列島の形成過程を解説 |
| NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン2』 | 2020年 | 列島の隆起や分裂、地質構造を解説 |
| TBS『情熱大陸』 | 出演実績あり | 人物・研究活動を紹介する番組としてプロフィールに掲載 |
| Yahoo!ニュース | 記事・執筆情報の確認対象 | 専門家による情報発信と本人の執筆記事を区別して確認する必要がある |
巽氏のテレビ出演が評価される理由は、専門的な研究内容を一般の視聴者が理解できる形で伝えられる点にあります。
日本列島の形成や火山活動は、専門用語が多く、一般の人にとって理解しにくい分野です。しかし、地球の長い歴史を映像や身近な自然現象と結びつけることで、地質学を身近なテーマとして紹介できます。
NHKスペシャルへの出演は、研究者としての実績に加えて、科学コミュニケーションの分野でも活動していることを示すものです。
【2026年の現在】巽好幸は何をしている?ジオリブ研究所と美食地質学
2026年現在の巽氏は、大学での教授職を中心とした活動から、研究成果の社会還元や地域との協働にも活動の軸を広げています。
その中心となっているのが、2021年4月から活動しているジオリブ研究所です。
ジオリブ研究所の所長として活動ジオリブ研究所は、地球科学の知見を専門家だけでなく、一般の人々や企業、地域社会にも広く伝えることを目的とした活動拠点です。
研究所では、地球の進化や日本列島の形成、火山活動、地震などのテーマを扱っています。研究成果を情報発信するだけでなく、社会的な課題について考える場としての役割も担っています。
巽氏は同研究所の所長として、研究者としての知見を地域づくりや文化、産業などの分野にも応用しています。
美食地質学とは?地球科学と和食の意外な関係巽氏の現在の活動を特徴づけるキーワードが「美食地質学」です。
美食地質学とは、地質学や地形、気候、水の性質などから、地域の食材や食文化が生まれた背景を考えるアプローチです。
例えば、日本の和食に欠かせない水。日本各地で水の性質が異なる背景には、山地の形成や火山活動、地殻変動などが関係しています。
山が急峻で河川の流れが速い地域では、水が地中を移動する時間や岩石と接触する条件が異なり、水に含まれるミネラルの量にも影響します。こうした水の特徴は、だしの取り方や食材の調理方法とも関係してきます。
また、火山活動は土壌や地形を形成し、農作物や水産資源の生育環境にも影響を与えます。
つまり、ある地域の食べ物がおいしい理由を考えるとき、料理人の技術や食材そのものだけでなく、その土地がどのように形成されたのかという地球科学的な視点も役立つのです。
2023年には科学ジャーナリスト賞を受賞巽氏の著書『「美食地質学」入門〜和食と日本列島の素敵な関係』は、2023年の科学ジャーナリスト賞を受賞しました。
日本科学技術ジャーナリスト会議は、同書について、日本列島の成り立ちと日本食という異なる領域を結びつけ、地球科学の面白さを伝えた点を評価しています。
この受賞は、巽氏の研究が専門的な学術分野だけでなく、一般向けの科学啓発にも価値を持つことを示しています。
2026年も続く地域との連携活動2026年7月30日、ジオリブ研究所は株式会社土と風、NPO法人地域文化資本ラボとの連携開始を発表しました。
この連携では、巽氏が両組織のアカデミックアドバイザーに就任。地質学の知見と地域文化、地域経営の実践を結びつけ、日本各地の自然や歴史、文化、産業を地域の資源として捉え直す取り組みが進められています。
加えて、2026年10月27日に東京ミッドタウン八重洲で開催された美食創造都市フォーラムでも、巽氏はゲスト講演者として案内されました。テーマは「ここにしかない食が、まちを動かす。」で、土地の地層や地形から地域の食材の魅力を考える内容です。
こうした活動を見ると、2026年の巽氏は、大学での研究経験を生かしながら、地域振興や食文化の発信にも携わっていることが分かります。
【Yahoo!ニュース・評判】巽好幸の情報を調べる際に知っておきたいこと
巽好幸氏について検索すると、研究者としての経歴、NHK番組への出演、著書、Yahoo!ニュース関連の情報など、さまざまな情報に触れる機会があります。
ただし、研究者本人のプロフィールと、ニュース記事に登場する専門家としての紹介は、必ずしも同じものではありません。
Yahoo!ニュースの執筆者情報はどう確認する?Yahoo!ニュースには、専門知識や経験を持つ個人が自らの判断で記事やコメントを発信する「Yahoo!ニュース エキスパート」という仕組みがあります。
そのため、巽氏の名前をYahoo!ニュースで見かけた場合は、記事の執筆者欄と専門家プロフィールを確認することが大切です。記事に専門家として登場していることと、本人が執筆者として記事を発信していることは別の情報だからです。
研究者としての所属や肩書については、神戸大学、ジオリブ研究所、研究者情報データベースなどのプロフィールを基準にすると、過去の肩書と現在の活動を整理しやすくなります。
巽好幸に関するよくある誤解誤解1:現在も神戸大学大学院理学研究科の現役教授なのか。
過去には神戸大学大学院理学研究科教授を務めていましたが、現在は神戸大学名誉教授・海洋底探査センター客員教授という肩書で活動しています。ジオリブ研究所所長という現在の活動も押さえておく必要があります。
誤解2:専門は火山の噴火予測だけなのか。
巽氏の専門はマグマ学です。火山活動だけでなく、沈み込み帯のマグマ生成、地殻形成、地球内部の物質循環など幅広いテーマを研究しています。
誤解3:テレビ出演が活動の中心なのか。
NHKスペシャルなどへの出演で広く知られていますが、活動の基盤はあくまで地球科学の研究と、その知見を社会へ伝える取り組みです。
こうした違いを理解すると、巽氏の人物像や研究者としての実績をより正確に把握できます。
【プロの結論】巽好幸の研究者としての価値と、現在の活動から見えるもの
巽好幸氏の経歴を振り返ると、研究者としての専門性と、科学を一般社会に伝える能力の両方を持っていることが大きな特徴です。
その価値は、次の3つの視点から理解できます。
1. 地球内部の現象を長期的な視点で研究してきたことマグマの発生や火山活動は、目に見える噴火だけを調べても全体像を理解できません。地下の岩石や物質の動き、プレートの沈み込み、地殻の形成などを総合的に考える必要があります。
巽氏の研究は、こうした地球内部の複雑な現象を解き明かそうとするものです。日本火山学会やAGUの受賞歴は、その研究が専門分野で評価されてきたことを裏付けています。
2. 研究成果を一般の人が理解できる形で伝えていること地球科学は、地震や噴火といった防災に関わるテーマだけでなく、山や海、食文化など、日常生活にも深く関係しています。
『列島誕生 ジオ・ジャパン』への出演や美食地質学の提唱は、専門的な知識を身近な話題に結びつける活動です。
研究成果を専門家の間だけにとどめず、一般の人が地球の仕組みを考えるきっかけにしている点は、科学コミュニケーターとしての大きな特徴です。
3. 地質学を地域の未来に生かそうとしていること2026年の地域連携活動からも分かるように、巽氏の取り組みは研究所内の活動にとどまりません。
土地の成り立ちを知ることは、地域の農業や漁業、観光、食文化の価値を理解することにもつながります。
美食地質学は、地球科学を地域の魅力づくりに応用する試みです。自然環境を単なる観光資源として見るのではなく、長い地球の歴史の中で育まれた文化や産業の基盤として捉える点に独自性があります。
巽氏の活動を知る際には、テレビ出演の知名度だけでなく、研究実績、学会での評価、社会への情報発信という3つの軸を合わせて見ることが重要です。
巽好幸に関するよくある質問(FAQ)
Q1:巽好幸は何歳ですか?
A1:1954年生まれです。2026年11月時点では、誕生日によって71歳または72歳になります。
Q2:巽好幸の専門分野は何ですか?
A2:専門はマグマ学です。沈み込み帯におけるマグマの発生や地球内部の物質循環、火山活動、超巨大噴火のメカニズムなどを研究しています。
Q3:巽好幸は神戸大学の教授ですか?
A3:過去には神戸大学大学院理学研究科教授を務めていました。2026年現在は神戸大学名誉教授、神戸大学海洋底探査センター客員教授として活動しています。
Q4:巽好幸が出演したNHKの番組は何ですか?
A4:代表的な番組は、NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』です。2017年のシリーズと2020年の『列島誕生 ジオ・ジャパン2』で解説を担当しました。
Q5:巽好幸は現在どこで活動していますか?
A5:ジオリブ研究所の所長として活動しています。また、神戸大学名誉教授・海洋底探査センター客員教授の肩書を持ち、地球科学の研究や美食地質学、地域づくりに関する活動にも取り組んでいます。
Q6:巽好幸の美食地質学とは何ですか?
A6:地質学や地形、気候、水の性質などから、地域の食材や食文化の魅力を考えるアプローチです。日本列島の成り立ちと和食の関係を科学的な視点で解説する取り組みとして知られています。
Q7:巽好幸の研究はどのような賞で評価されていますか?
A7:2003年の日本地質学会賞、2011年の日本火山学会賞、2012年の米国地球物理学連合ボーエン賞、2016年の井植文化賞、2023年の科学ジャーナリスト賞などがあります。
巽好幸氏は、1954年大阪府生まれの地球科学者で、専門はマグマ学です。京都大学理学部、東京大学大学院で学び、京都大学、東京大学、海洋研究開発機構、神戸大学などで研究・教育活動を重ねてきました。
日本火山学会賞やAGUボーエン賞などの受賞歴は、沈み込み帯のマグマ学や地球内部の研究における専門的な評価を示しています。
また、NHKスペシャル『列島誕生 ジオ・ジャパン』への出演によって、研究者としての知見を一般の視聴者にも伝えてきました。
2026年現在は、ジオリブ研究所所長、神戸大学名誉教授、神戸大学海洋底探査センター客員教授として活動し、美食地質学や地域連携にも取り組んでいます。
巽氏を理解するうえで大切なのは、単にテレビに出演する有名な科学者として捉えるのではなく、地球内部の仕組みを長年研究してきた専門家であり、その知識を日本列島の自然、食文化、地域社会へと広げている人物として見ることです。
地震や火山が多い日本列島の成り立ちを知ることは、自然災害への理解を深めるだけでなく、私たちが暮らす土地の魅力や価値を再発見することにもつながります。今後も巽氏の研究と美食地質学を通じた社会への発信に注目が集まりそうです。
編集上の補足: 2026年時点の肩書は、神戸大学の現役教授ではなく「神戸大学名誉教授・海洋底探査センター客員教授」と「ジオリブ研究所所長」を中心に整理しています。Yahoo!ニュースの現行の本人名義の執筆者登録については、記事本文で断定していません。