2026年11月現在、MF齊藤未月は京都サンガF.C.に所属している。ヴィッセル神戸からの完全移籍を経て、新たなクラブで再出発を図っていたが、2026年8月に左前十字靭帯損傷と半月板損傷を負い、再び長期離脱を余儀なくされた。京都サンガF.C.は9月7日、8月17日に手術を受けたことと、全治約9〜10か月の見込みを公式発表している。
齊藤未月といえば、2023年8月の左膝の大けがから復活し、2025年2月に539日ぶりの公式戦復帰を果たした選手としても知られる。湘南ベルマーレで育ち、FCルビン・カザン、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸を経て京都へ。27歳で再び大きな試練に直面した現在の所属状況、2度の負傷の違い、復帰時期の目安、これまでのキャリアを整理する。
【2026年最新】齊藤未月の現在は京都サンガF.C.所属、再び長期離脱へ

齊藤未月は1999年1月10日生まれ、神奈川県出身のプロサッカー選手。2026年11月現在は27歳で、ポジションはミッドフィールダー(MF)。身長166cm、体重66kg、右利きの選手だ。
2025年7月にヴィッセル神戸から京都サンガF.C.へ期限付き移籍し、同年シーズン終了後に完全移籍が決定。2026年1月4日、京都が正式に加入を発表した。
ところが、京都で新たなキャリアを築いていた最中、再び左膝に大きな問題が発生した。
2026年9月7日に京都が公式発表京都サンガF.C.が発表した負傷情報は、次のとおりだ。
- 手術日:2026年8月17日
- 診断名:左前十字靭帯損傷、半月板損傷
- 全治:約9〜10か月
- 発表日:2026年9月7日
今回の発表で特に重要なのは、2026年8月17日が手術日であり、負傷そのものが発生した日として公表されたわけではない点だ。クラブの公式発表では、手術日、診断名、全治の見込みが明らかにされている。
また、2026年11月3日現在、具体的な公式戦復帰日は発表されていない。Jリーグ公式選手ページでも2026/27シーズンの出場履歴は確認されていない。
復帰時期は2027年5〜6月がひとつの計算上の目安2026年8月17日の手術日を起点に、全治約9〜10か月を単純計算すると、2027年5月中旬から6月中旬ごろが期間上の目安になる。
ただし、ここで注意したいのが、全治期間と公式戦復帰時期は同じ意味ではないことだ。
前十字靭帯や半月板の損傷では、手術後の回復だけでなく、筋力、膝関節の安定性、走力、方向転換、対人プレーへの対応など、競技復帰に必要な段階を踏むことになる。全治の見込みを過ぎたからといって、直ちに公式戦へ出場できるとは限らない。
したがって、2027年5〜6月という数字はあくまで公表された全治期間から算出した目安であり、京都への復帰戦や実戦復帰日が確定したという意味ではない。
【再負傷の全容】2026年の左前十字靭帯・半月板損傷は何が問題なのか
今回の診断名は左前十字靭帯損傷と半月板損傷。2023年の大けがを経験した齊藤にとって、再び左膝の手術と長期リハビリに向き合うことになった。
左前十字靭帯は膝の安定性に関わる重要な組織前十字靭帯は膝関節の内部にある靭帯で、脛骨が前方へ過度に移動することや、膝の回旋方向の不安定性を抑える役割を担っている。
サッカーでは、急停止、切り返し、方向転換、着地、相手との接触など、膝に複雑な負荷がかかる。中盤でプレーする選手は攻守の切り替えに伴ってこうした動作を繰り返すため、競技復帰には慎重なコンディション管理が必要になる。
半月板損傷も同時に診断された半月板は大腿骨と脛骨の間に位置する軟骨組織で、衝撃の吸収や関節の安定性に関係している。
今回の齊藤の診断では、前十字靭帯だけでなく半月板の損傷も確認された。複数の組織に関係する負傷であることから、膝の状態を総合的に評価しながらリハビリを進める必要がある。
なお、京都の公式発表は半月板の損傷部位や損傷の具体的な程度、手術の詳細までは公表していない。2023年の負傷と同じ内容だと解釈することはできない。
2023年の負傷との違い2023年は関節脱臼を含む複合的な大けがだった。一方、2026年の公式発表で明らかになっている診断名は左前十字靭帯損傷と半月板損傷だ。
同じ左膝に関する負傷でも、診断内容は異なる。以前のけがと今回のけがを一括りにせず、それぞれの診断と治療経過を分けて理解する必要がある。
【2023年の重傷】全治約1年、2度の手術を経た苦難のリハビリ
齊藤未月のキャリアを振り返るうえで避けて通れないのが、2023年8月19日の柏レイソル戦で起きた負傷だ。
当時ヴィッセル神戸に所属していた齊藤は、明治安田生命J1リーグ第24節の柏戦に出場。試合中に左膝を負傷し、途中交代を余儀なくされた。
診断されたのは左膝関節脱臼と複合靭帯損傷2023年8月21日、ヴィッセル神戸は検査結果を公式発表した。
発表された診断内容は、左膝関節脱臼、左膝複合靭帯損傷、内外側半月板損傷。複合靭帯損傷には、前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷が含まれていた。
当初の全治見込みは約1年。膝の複数の組織が損傷する深刻な負傷だった。
8月と11月に2度の手術を実施治療は長期にわたった。
ヴィッセル神戸の発表によると、1度目の手術は2023年8月23日。さらに同年11月17日には2度目の手術が実施された。
Jリーグ公式ニュースでも、2度目の手術後、全治まで約8か月を要する見込みと報じられている。
この間、齊藤は公式戦から離れ、復帰に向けたリハビリに取り組むことになった。
当時の神戸は優勝争いを展開していた。2023年シーズンのリーグ戦で22試合に出場していた中盤の選手を失ったことは、チームにとっても大きな痛手だった。
それでも神戸はそのシーズンにクラブ初のJ1リーグ優勝を達成。長期離脱中の齊藤を支えたクラブとチームメートの存在も、復帰までの道のりを語るうえで欠かせない背景となっている。
【539日ぶりの復帰】2025年2月8日のスーパーカップでピッチへ
2023年8月19日の負傷から、齊藤が公式戦に戻るまでに要した期間は539日だった。
復帰の舞台となったのは、2025年2月8日に開催された富士フイルム・スーパーカップ。ヴィッセル神戸とサンフレッチェ広島が対戦した試合だ。
1年半に及ぶ離脱を経て公式戦復帰神戸新聞などの報道によると、齊藤はこの試合で539日ぶりに公式戦のピッチへ戻った。
負傷前は神戸の中盤を支える存在だったが、長期離脱によって試合から遠ざかり、2度の手術とリハビリを経て、ようやく公式戦の舞台に戻ってきた。
2024年8月には全体練習に部分合流し、同年から翌年にかけて実戦復帰への準備を進めていた。2025年1月には沖縄キャンプ中の練習試合にも出場している。
公式戦復帰は単に出場記録が再開したというだけではない。長期離脱を経験した選手が、再び公式の試合環境に戻るという大きな節目だった。
復帰後に京都サンガF.C.への移籍を決断復帰を果たした齊藤は、その後も選手としてのキャリアを進めた。
2025年7月22日、京都サンガF.C.はヴィッセル神戸からの期限付き移籍加入を発表。移籍期間は2026年1月31日までとされた。
京都への加入に際して、齊藤はクラブを通じて次のようにコメントしている。
「このクラブを優勝させるために移籍を決断しました」
これは京都加入時に本人が示した目標だ。長期離脱から復帰した後も、単に試合へ戻るだけではなく、チームのタイトル獲得に貢献する意思を示していた。
その後、2026年1月4日に神戸から京都への完全移籍が決定。復帰後の新しい挑戦が、京都での長期的な所属という形になった。
【キャリア年表】湘南・ルビン・カザン・G大阪・神戸・京都の関係
齊藤未月のキャリアには、複数のクラブへの移籍と復帰がある。単純に所属先が変わっただけではなく、期限付き移籍を通じて経験を積み、湘南を出発点として各クラブでプレーしてきた経歴が特徴的だ。
クラブ別の所属歴と転換点| 時期 | 所属クラブ | 移籍・キャリア上の位置づけ |
|---|---|---|
| 2016年 | 湘南ベルマーレ | ユースからトップチームへ昇格 |
| 2021年 | FCルビン・カザン | ロシアのクラブへ期限付き移籍 |
| 2022年 | ガンバ大阪 | 期限付き移籍でJ1の経験を積む |
| 2023年 | ヴィッセル神戸 | 期限付き移籍で加入。8月に左膝の大けが |
| 2024年 | ヴィッセル神戸 | 完全移籍で所属。リハビリと復帰準備 |
| 2025年7月 | 京都サンガF.C. | 神戸から期限付き移籍 |
| 2026年1月 | 京都サンガF.C. | 神戸から完全移籍 |
この経歴で注目したいのは、湘南ベルマーレがキャリアの出発点であることだ。
湘南の育成組織で成長し、2016年にトップチームへ昇格。2017年にはJ2リーグで30試合に出場し、翌年以降はJ1でも出場機会を重ねた。
2021年にはFCルビン・カザンへ期限付き移籍。2022年はガンバ大阪、2023年はヴィッセル神戸でプレーした。
2023年の神戸加入後には、リーグ戦22試合に出場するなど中盤で存在感を示していた。2024年からは神戸への完全移籍となり、長期離脱中もクラブとの関係を維持した。
京都への完全移籍が持つ意味2025年7月の京都加入は期限付き移籍だったが、2026年1月4日に完全移籍へ切り替わった。
京都の公式発表では、2025年シーズンにヴィッセル神戸と京都の両クラブでJ1リーグ5試合に出場したことも記録されている。
また、Jリーグ公式の選手記録によれば、2025年12月31日時点での国内リーグ通算成績は165試合出場6得点。リーグカップ23試合1得点、天皇杯11試合2得点という実績も残している。
完全移籍は、京都が齊藤を正式な所属選手として迎えたという意味を持つ。ただし、契約上の所属と、負傷からの競技復帰は別の問題だ。現在は京都の選手として、治療と回復に向き合う段階にある。
【プロの視点】齊藤未月の選手としての強みと今後の復帰で注目すべき点
齊藤未月は、湘南時代から運動量と守備面での貢献が評価されてきたMFだ。ボールを奪う局面や攻守の切り替えで力を発揮するタイプで、神戸でも中盤の重要な役割を担っていた。
中盤の守備強度を支えるMF齊藤のキャリアを評価する際、得点数だけで判断するのは適切ではない。
2025年末までのJリーグ通算165試合で6得点という数字からも分かるように、主な役割は得点を量産することではなく、中盤の守備やチーム全体のバランスを支えることにある。
特に守備的MFには、相手の攻撃を遅らせる判断、セカンドボールへの反応、味方との距離感、ボールを奪った後の素早い展開などが求められる。こうした役割を果たすには、膝の状態だけでなく、繰り返し走れる身体的な準備も欠かせない。
復帰に向けて確認したい3つのポイント1. 膝関節の安定性と筋力の回復
前十字靭帯損傷と半月板損傷を経験した選手にとって、膝の安定性や筋力の回復は競技復帰に向けた重要な要素となる。日常生活での動作が問題なくても、サッカー特有の急停止や切り返しに対応できるかは別の評価が必要だ。
2. 実戦形式のトレーニングへの復帰
個別のリハビリから全体練習へ進み、対人プレーや試合に近い負荷に対応できるかが注目点になる。公式戦への復帰を判断するには、こうした段階を踏むことが欠かせない。
3. 京都での出場機会とチームへの再適応
長期離脱から復帰した選手は、身体的な回復だけでなく、チームの戦術や試合のテンポに再び適応する必要がある。京都の中盤でどのような役割を担うのかも、復帰後の見どころになる。
2023年の経験を2026年の再起にどう生かすか齊藤はすでに、2度の手術と約1年半の離脱を経験している。2025年2月の公式戦復帰は、その長い時間を経てたどり着いた節目だった。
今回の再負傷は、本人にとって身体面だけでなく精神面でも大きな負担になる可能性がある。しかし、過去に長期離脱から復帰した経験は、リハビリに向き合ううえでの一つの財産にもなる。
京都への完全移籍を決断した後に再び離脱したことも、キャリアの大きな転換点だ。今後は復帰の早さだけを評価するのではなく、膝の状態を十分に回復させ、継続して試合に出場できる状態を取り戻せるかが重要になる。
ファンが注目すべき情報は、復帰日を断定するような予測記事よりも、京都サンガF.C.から発表されるリハビリ状況、練習合流、実戦復帰に関する公式情報だ。
【齊藤未月の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:齊藤未月は2026年現在、どこのクラブに所属していますか?
A1:京都サンガF.C.です。2025年7月にヴィッセル神戸から期限付き移籍で加入し、2026年1月4日に完全移籍が発表されました。現在は負傷による長期離脱中です。
Q2:2026年の齊藤未月の怪我は何ですか?
A2:左前十字靭帯損傷と半月板損傷です。京都サンガF.C.によると、2026年8月17日に手術を受け、全治は約9〜10か月の見込みとされています。
Q3:齊藤未月の復帰時期はいつですか?
A3:具体的な公式戦復帰日は発表されていません。手術日の2026年8月17日から全治9〜10か月を計算すると、2027年5〜6月ごろが期間上の目安になります。ただし、実際の復帰にはリハビリや競技能力の回復状況による判断が必要です。
Q4:2023年の大けがから何日後に復帰しましたか?
A4:2023年8月19日の負傷から539日後にあたる2025年2月8日、富士フイルム・スーパーカップで公式戦復帰を果たしました。
Q5:齊藤未月は過去にどのクラブでプレーしましたか?
A5:湘南ベルマーレ、FCルビン・カザン、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、京都サンガF.C.です。湘南の育成組織出身で、2021年にロシアのFCルビン・カザンへ期限付き移籍した経験もあります。
齊藤未月は2026年11月現在、京都サンガF.C.に所属している。2026年1月にヴィッセル神戸から完全移籍し、新しいクラブでのキャリアをスタートさせたが、8月に左前十字靭帯損傷と半月板損傷を負い、8月17日に手術を受けた。全治は約9〜10か月と発表されている。
2023年には左膝関節脱臼と複合靭帯損傷などの大けがを経験し、2度の手術を経て、2025年2月に539日ぶりの公式戦復帰を果たした。その復活から約1年半後、再び長期離脱に直面したことになる。
2027年5〜6月ごろは全治期間から算出した目安だが、実際の復帰時期は今後の回復状況によって変わる。焦点となるのは、単にピッチへ戻ることだけではなく、再び中盤で継続的にプレーできる身体を取り戻せるかどうかだ。
湘南、ルビン・カザン、ガンバ大阪、神戸、そして京都。複数のクラブで経験を重ねてきた27歳のMFが、再び公式戦の舞台に戻る日を待ちたい。
主な確認資料:京都サンガF.C.公式発表(2026年9月7日・2026年1月4日)、ヴィッセル神戸公式発表、Jリーグ公式選手記録・試合記録、神戸新聞の復帰報道。