千代田区立麹町中学校は、かつて「宿題を出さない」「定期テストを廃止する」「固定担任制をなくす」といった大胆な教育改革で全国的な注目を集めた公立中学校です。工藤勇一校長時代に広まった「自由で生徒の自主性を尊重する学校」というイメージは、現在も根強く残っています。
しかし、2026年の麹町中学校は、当時と同じ学校なのでしょうか。2024年度からの制服・服装ルールの変更、教育目標の見直し、堀越勉校長から藤田修史校長への交代など、学校運営には大きな変化がありました。2026年度の学校選択結果や実際の在校生の口コミを照らし合わせると、かつての評判だけでは見えてこない現在の姿が浮かび上がります。
この記事では、公式資料、教育委員会の公開データ、学校だより、在校生・保護者の口コミをもとに、麹町中学校の教育方針、校則、学習環境、高校進学、部活動、施設、学校選択制までを保護者目線で整理します。
【評判の現在地】麹町中学校は本当に「自由な学校」なのか?

かつての評判と2025~2026年の学校生活を比較
麹町中学校の評判を理解するには、まず工藤勇一校長時代に形成されたイメージと、現在の学校運営を分けて考える必要があります。
工藤勇一校長時代に全国的な注目を集めた理由麹町中学校は、1947年(昭和22年)4月1日に新学制の実施に伴って設立され、同年5月2日に開校しました。長い歴史を持つ千代田区の公立中学校です。
学校の転換点となったのが、2014年4月の工藤勇一氏の校長就任でした。
工藤氏は、それまで学校教育で当然とされてきた仕組みを見直し、生徒が自ら考え、判断し、行動する力を育てる教育改革を進めました。
代表的な取り組みは次のとおりです。
- 宿題を原則として出さない教育への転換
- 中間・期末の定期テストの廃止
- 固定担任制の廃止と全員担任制の導入
- 生徒の主体性を尊重する学校運営
- 学校のルールを教育目的から考え直す取り組み
特徴的だったのは、単に校則を減らしたことではありません。
工藤氏が重視したのは、学校が管理することを目的にするのではなく、生徒が社会に出た後も自分の頭で考えられるようにすることでした。
こうした教育改革は、著書『学校の「当たり前」をやめた。』や教育関係のインタビューなどを通じて広まり、麹町中学校は全国の教育関係者から視察される学校になりました。
工藤氏は2020年3月末まで同校の校長を務め、その後は横浜創英中学・高等学校の校長に就任しています。
2026年の口コミから見える意外な現実では、現在の評判はどうでしょうか。
口コミサイト「みんなの中学校情報」では、麹町中学校の総合評価は5点満点中3.97点、30件の口コミとなっています。
施設やアクセスに対する評価が比較的高い一方、在校生の感想には学校生活の変化を感じさせる内容もあります。
特に注目したいのが、2025年11月に投稿された2023年入学の在校生による口コミです。
この生徒は、授業の質には教員による差があるとしながらも、進路面接の対策や高校選びのサポートについては評価しています。一方で、以前のような自由な校風はほとんどなくなったという感想も記しています。
また、部活動については、熱心に活動するところと比較的緩やかなところがあるとしています。
2024年6月の別の在校生の口コミでは、先生との距離が近く、先輩とも交流しやすい点が評価されていました。
ここから見えてくるのは、単純に「良い学校」「悪い学校」という評価ではありません。
自由な服装や細かなルールの少なさを期待して入学すると、現在の学校生活とのギャップを感じる可能性がある一方、進路指導や施設、先生との関係を評価する生徒もいるということです。
口コミを見るときに注意したい3つのポイント口コミは学校選びの参考になりますが、投稿者の入学年度によって評価の前提が異なります。
- 2023年以前に入学した生徒:私服登校や以前の校風を経験している可能性がある。
- 2024年度以降の入学生:新公式ウェアを基本とする学校生活を経験している。
- 保護者の口コミ:担任制度や教員との連携など、家庭から見た学校運営への評価が中心になりやすい。
したがって、昔の口コミに書かれた「自由な学校」という印象を、2026年度の新入生にもそのまま当てはめることはできません。
【校則変更の理由】制服・服装のルールはなぜ変わった?
麹町中学校について検索する保護者が特に気になるのが、制服と服装の自由度です。
かつて私服で登校できたという情報が残っているため、「現在も私服で通えるのか」「制服は全員必須なのか」と疑問を持つ人も少なくありません。
2023年9月に学校が公表したルール変更服装ルールの変更については、学校側が2023年9月に小学校5・6年生の保護者向けに正式な案内を出しています。
この通知では、従来の運用に問題が生じていたことが説明されています。
それまでの麹町中学校では、標準服を設定しながら、TPOに合わせて適切な服装を生徒自身が選ぶ仕組みを採用していました。
ところが学校側は、これが「服装は自由」という意味に誤解され、学習活動の場面にふさわしくない服装が繰り返し見られるようになったと説明しています。
そこで、2024年度の新入生から新公式ウェアの着用を基本とする方針に変更しました。
重要なのは、この変更が単なる制服の復活ではなかった点です。
学校は新公式ウェアの選択肢を広げる際、次の3点も考慮していました。
1. LGBTQなど、多様な性のあり方への対応
2. 熱中症対策や夏季の快適性
3. 生徒自身の企画提案力の活用
つまり、服装の自由を全面的に認める方式から、学校生活に適した選択肢を用意する方式へと転換したのです。
2026年現在の制服・公式ウェアの考え方2024年2月の新公式ウェア案内では、複数の服装が紹介されています。
主な選択肢は次のとおりです。
- 従来の標準服を基本とした服装
- 白または紺の無地ポロシャツ
- 新たに追加された女性用スラックス
- キュロットタイプなどの選択肢
- 紺色系のスーツタイプの市販服(案内に示された対象・条件による)
体操着については学校指定品を基本とし、ネクタイ・リボンにも指定があります。
また、熱中症対策として速乾性や清涼性のあるシャツを選べるようにするなど、季節への配慮も示されました。
2026年4月の第81期入学式についても、学校だよりには新入生が新しい制服に袖を通したことが記されています。
校則変更は教育方針の後退なのか?ここは保護者によって評価が分かれるところです。
自由な服装を認めることと、生徒の自主性を育てることは、必ずしも同じではありません。
学校側が説明しているのは、学習活動に適した服装を考えることも教育の一部だという考え方です。
一方、以前の自由な校風に魅力を感じていた家庭にとっては、服装の選択範囲が狭くなったように感じられるでしょう。
保護者が確認したいのは、制服があるかどうかだけではありません。
- 気温や体調に応じて服装を選べるか
- 性別にかかわらず適切な服装を選択できるか
- 服装について生徒の意見を反映する機会があるか
- ルールの目的が生徒に説明されているか
この4点を確認すると、単なる規制強化なのか、教育的な意図を持ったルール整備なのかが見えやすくなります。
【教育方針と校長の変遷】工藤勇一・堀越勉・藤田修史の違い
麹町中学校の現在を理解するうえで、歴代校長の方針を整理することは欠かせません。
学校の評判が変わった背景には、校長交代と、それに伴う学校経営の見直しがあります。
歴代校長と教育改革の流れ| 時期 | 校長・人物 | 学校運営の特徴 |
|---|---|---|
| 2014年4月~2020年3月 | 工藤勇一 | 宿題・定期テスト・固定担任制などの見直し、自律を重視 |
| 2020年4月~2023年3月 | 長田和義 | 前任期の取り組みを引き継ぎ、教育活動を見直す |
| 2023年4月~2026年3月 | 堀越勉 | 服装ルールの変更、授業規律や学校運営の改善 |
| 2026年4月~ | 藤田修史 | 自主性・社会性・創造性と生徒の自己実現を重視 |
工藤氏の在任期間は出版社の公式プロフィール、後任人事は学校要覧や東京都教育委員会の人事資料で確認できます。
工藤勇一校長が重視した「自律」工藤氏の教育改革の中心にあったのは、自分で考え、自分で判断し、自分で行動する力です。
宿題や定期テストをなくしたことも、単に勉強の負担を軽くするためではありませんでした。
学校の仕組みを変えることで、生徒が学ぶ目的を理解し、自ら学習を管理できるようにする狙いがありました。
固定担任制の廃止も、特定の教師だけに生徒指導を任せるのではなく、教職員全体で生徒を支える発想に基づいていました。
この改革によって、麹町中学校は「学校の当たり前を疑う公立中学校」として知られるようになります。
堀越勉校長時代に進んだ学校運営の見直し2023年4月、神田一橋中学校長を務めていた堀越勉氏が麹町中学校の校長に就任しました。
堀越氏の時代には、学校生活のルールや教育課程の見直しが進みました。
その象徴が、前述した新公式ウェアの導入です。
加えて、2023年12月の学校だよりでは、授業時間の確保や学力の二極化への対応、全員担任制の改善、テスト方法の見直しなどが学校運営上の課題として取り上げられています。
特に注目されるのは、従来の45分授業から50分授業へ変更し、必要な授業時数を確保するという考え方です。
全員担任制についても、生徒が相談できる環境と教員が責任を持って生徒を見守る体制の両立を目指し、チーム担任方式などが検討されていました。
2025年7月の日本教育新聞の報道では、同校が全学級・9教科の授業公開を実施し、約170人の教員が参加したことが伝えられています。
研究目標は「すべての授業で、主体的・対話的で深い学びの実現」。
授業開始・終了時の挨拶、授業の目標提示、振り返りの時間確保などを含む「麹町中スタンダード」も策定されました。
2026年の新校長・藤田修史氏が掲げる学校像2026年4月1日付の人事異動により、藤田修史氏が麹町中学校の校長に就任しました。
前任の堀越氏は、同じ千代田区立の神田一橋中学校へ異動しています。
藤田校長の着任挨拶には、2026年度の学校運営について具体的な方針が示されています。
目指す学校像は、次のとおりです。
創造性のある、一人ひとりの生徒が自己実現できる学校 教育目標:自主性・社会性・創造性
また、生徒が日常的に感動や驚き、疑問を持つことを大切にし、生徒の実行委員会を中心とする自治活動を育てていく考えも示されています。
合唱コンクールなどの行事を通じて、生徒が教職員と協力しながら課題を解決する経験を重視する方針です。
ここで注目したいのが、教育目標の表現です。
以前の学校資料や教育改革の紹介では「自律・尊重・創造」という言葉が広く使われていました。
しかし、2024年度以降の学校要覧や2026年度の学校だよりでは、正式な教育目標として「自主性・社会性・創造性」が掲げられています。
自ら行動する力だけでなく、他者と関わり、社会の中で自分の役割を果たす力まで視野に入れた構成です。
なお、2026年7月には堀越氏による著書『荒廃した学校を立て直す―再建を託された校長の2年半の記録』も刊行されました。
同書は前校長自身が在任中の学校運営を振り返った記録です。工藤氏の改革をどのように評価するかという教育論を考える資料にはなりますが、2026年度の学校の姿については、藤田校長の公式な学校経営方針や当年度の学校だよりも合わせて読む必要があります。
【学習環境と進路指導】高校進学に向けたサポートは充実している?
麹町中学校を検討する家庭にとって、自由な校風以上に気になるのが、授業の質や高校進学への対応でしょう。
2026年度の学校だよりと学校要覧からは、学習面の支援体制が確認できます。
定期テストは復活している?現在の学習スタイルかつての麹町中学校を紹介する記事では「定期テストがない学校」という説明が目立ちました。
しかし、2026年度は事情が異なります。
2026年4月の学校だよりに掲載された在校生代表の歓迎の言葉では、年間4回の定期考査があることが紹介されています。
また、同年6月15日発行の学校だよりでは、6月22日から24日まで第1回定期考査を実施する予定が示され、試験範囲表と学習計画表を配布して、生徒が計画的に学習を進めている様子が紹介されました。
つまり、2026年の麹町中学校は、工藤校長時代の「定期テストを廃止した学校」というイメージのままではありません。
授業への参加や日常的な学習習慣を重視しながら、定期考査によって学習状況を確認する仕組みになっています。
放課後学習教室と麹中塾学習面で注目したいのが、放課後の支援です。
2026年6月の学校だよりによると、近隣大学の学生が勉強をサポートする放課後学習教室が実施されています。
加えて、火・木・金曜日には図書館を午後4時30分まで開館し、放課後に学習できる環境を用意しています。
学校要覧にも、次のような学習支援が記載されています。
- 麹中塾・シン麹中塾
- 国語・数学・英語の学習教室
- テスト前の質問教室
- 英会話に特化した学習コース
- 長期休業中の補充学習
また、クエストエデュケーションや裁判傍聴など、教室内だけでは得られない体験的な学習も取り入れられています。
このように、現在の麹町中学校は、単に生徒の自主性に任せるだけでなく、学習が苦手な生徒を支える仕組みも整えています。
高校進学・進路指導の特徴進路指導については、学校要覧に具体的な取り組みが記されています。
主な内容は次のとおりです。
- 進路説明会やガイダンスの実施
- 生徒が主体的に進路を選択するための指導
- 保護者への進路情報の提供
- 職場体験学習
- キャリア・パスポートを使った振り返り
在校生の2025年11月の口コミでも、高校探しや面接対策など、進路に関するサポートを評価する声がありました。
一方で、進路に関する授業が多いと感じる生徒もいます。
この違いは、進路指導に何を求めるかによって評価が分かれる部分です。
自分で高校を探し、将来を考える機会を増やしたい家庭には魅力があります。一方、進路に関する授業よりも日常の教科学習に多くの時間を割いてほしいと考える家庭は、年間計画や進路指導の頻度を確認するとよいでしょう。
なお、学校の進路指導が充実していることと、特定の高校への合格実績が高いことは別問題です。高校別の合格者数や進学率を確認する場合は、学校から公表される年度別資料を基準に判断する必要があります。
【学校選択制と神田一橋中学校との比較】2026年度の選択結果は?
千代田区立中学校の大きな特徴が、学校選択制です。
一般的な公立中学校とは異なり、千代田区では中学校の通学区域を設けず、区立中学校の中から希望する学校を選ぶことができます。
選択対象となるのは、麹町中学校と神田一橋中学校の2校です。
2026年度入学の学校選択結果千代田区教育委員会が公表した2025年11月12日時点の結果は次のとおりです。
令和8年度入学・学校選択結果
麹町中学校270人
神田一橋中学校271人
選択者合計
541人
2025年11月12日時点の選択結果。実際の入学者数ではありません。
両校の差はわずか1人です。
この結果だけを見ると、麹町中学校が圧倒的に人気という状況ではありません。千代田区の保護者は、2校の特徴を比較しながら選択していることがうかがえます。
2026年5月時点の生徒数を比較加えて、2026年5月1日時点の学級編制を見ると、実際の学校規模の違いも分かります。
| 比較項目 | 麹町中学校 | 神田一橋中学校 |
|---|---|---|
| 2026年度選択結果 | 270人 | 271人 |
| 通常学級の生徒数 | 280人 | 347人 |
| 通常学級数 | 9学級 | 10学級 |
| 1年生 | 90人 | 131人 |
| 1年生の学級数 | 3学級 | 4学級 |
| 教育目標 | 自主性・社会性・創造性 | 向学心・思いやり・礼儀・社会貢献 |
※生徒数は2026年5月1日現在。麹町中学校の特別支援学級10人、神田一橋中学校のチャレンジクラス3人は通常学級の数字に含めていません。
麹町中学校は通常学級280人、神田一橋中学校は347人で、神田一橋中学校のほうが67人多い構成です。
教育目標にも違いがあります。
神田一橋中学校は、学び続ける意欲、他者への思いやりや礼儀、社会への貢献を掲げています。
一方、麹町中学校は自主性・社会性・創造性を中心に、生徒の自己実現を重視しています。
どちらが優れているかというより、学校が重視する価値観と、子どもの性格や希望が合うかどうかが判断材料になります。
270人がそのまま入学するわけではないここは学校選択の数字を読むうえで特に重要です。
270人は学校選択結果の人数であり、最終的な入学者数ではありません。
実際、2026年4月7日に行われた麹町中学校の第81期入学式では、93人の新入生を迎えています。
千代田区の2026年5月1日時点の学級編制では、1年生の通常学級が90人、特別支援学級が3人です。
選択段階の人数と実際の入学者数が異なるのは、学校選択後に私立・国立中学校への進学や転居などがあるためです。
2027年度入学を検討する家庭が知っておきたい日程2026年11月現在、次の2027年度入学に向けた学校選択も進行しています。
千代田区の公表日程では、次の流れとなっています。
- 2026年9月上旬まで:学校選択の案内を郵送
- 2026年10月14日:学校選択申請の期限
- 2026年11月13日:選択校を変更できる期限
- 2026年12月上旬:選択状況の公開
- 2027年1月下旬:入学通知書の郵送
- 2027年2月:保護者説明会
- 2027年4月:入学式
選択変更は1回限りです。
また、希望者が多く学級編制に支障が生じると教育委員会が判断した場合には、就学先を教育委員会が指定することがあります。
2026年度の270人という数字と、2027年度の選択結果は混同しないようにしましょう。
【部活動・施設・アクセス】屋内プールと屋上庭園の実際
麹町中学校の魅力として、学習面と並んで評価されているのが施設環境です。
都心の学校でありながら、屋内プールや屋上庭園を備えた校舎を持っています。
2012年竣工の校舎と屋内プール校舎は2012年9月竣工で、延床面積は約12,260平方メートル。地上6階、地下1階の構造です。
設計を担当した日本設計によると、施設には次の4つのコンセプトがあります。
1. 少人数授業や習熟度別指導など、多様な教育活動への対応
2. 自然エネルギーを活用した環境教育
3. 体育館・武道場などを通じた地域との連携
4. 災害時の防災拠点としての機能
特徴的な設備は次のとおりです。
屋内プール
自然採光を取り入れた屋内プールを設置。天候の影響を受けにくい水泳学習の環境が整えられています。
屋上庭園
校舎の屋上には緑の空間が設けられています。2026年6月の学校だよりでは、特別支援学級のI組が屋上庭園で野菜や米を栽培している様子も紹介されました。
栽培から調理までを学習に取り入れ、植物の成長や食べ物の大切さを学ぶ活動です。
屋内体育館・オープンスペース
木材を多く使用した体育館や、自然採光を取り入れた階段・オープンスペースも特徴です。
単に設備が新しいというだけでなく、教育活動や地域利用、防災を考慮した校舎になっています。
2026年の部活動・課外活動部活動については、運動系と文化系の両方が設けられています。
学校要覧に掲載された活動には、次のようなものがあります。
- 運動系:陸上競技、硬式テニス、サッカー、剣道、卓球、ダンス、バスケットボール、女子バレーボール、水泳など
- 文化系:吹奏楽、家庭科、美術、日本文化、プログラミング、写真など
活動内容や設置状況は年度によって変わるため、入学前に最新の部活動一覧を確認することが大切です。
2026年6月の学校だよりでは、環境科学部の活動も紹介されています。
生徒たちは東京ガーデンテラス紀尾井町のビオトープで、ホタルの幼虫を放流する活動に参加しました。
皇居周辺に由来するヘイケボタルの子孫を守るという目的のもと、都市の生態系や生物の生態について学んでいます。
在校生の口コミでは、部活動によって活動の熱心さに違いがあるという感想もあります。
そのため、部活動を学校選択の大きな条件にする場合は、競技名だけで決めず、活動日数、活動時間、休日の参加状況、外部指導者の有無なども確認しておきたいところです。
永田町駅からのアクセスと通学環境
学校所在地
東京都千代田区平河町2-5-1
最寄り駅
- 東京メトロ永田町駅:5番出口から徒歩約3分
- 赤坂見附駅:徒歩約7分
学校公式アクセス案内による
永田町駅は半蔵門線・有楽町線・南北線が利用でき、赤坂見附駅では銀座線・丸ノ内線が利用できます。
都心の複数路線からアクセスできる点は、学校選択制を利用する家庭にとって大きな利点です。
ただし、駅から近いことと、自宅から安全に通えることは別です。
実際の通学経路については、歩道や交差点、交通量、朝の混雑などを確認し、子どもと一緒に通学時間帯に歩いてみることをおすすめします。
【千代田区立麹町中学校に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:麹町中学校は2026年現在も私服で自由に登校できますか?
2024年度入学生から新公式ウェアの着用を基本とする運用に変更されています。以前のように自由な私服登校を認める学校ではありません。標準服に加えてポロシャツなどの選択肢がありますが、現在の詳細な服装規定は入学説明会や学校配布資料で確認してください。
Q2:2026年度の麹町中学校の学校選択者数と実際の入学者数は何人ですか?
2025年11月12日時点の学校選択結果は270人です。一方、2026年4月7日の入学式では93人の新入生を迎えています。学校選択段階の数字と実際の入学者数は異なります。
Q3:麹町中学校と神田一橋中学校はどちらがおすすめですか?
自主性・社会性・創造性を重視する麹町中学校と、向学心・思いやり・社会貢献を掲げる神田一橋中学校では、教育目標に違いがあります。学校規模や授業、部活動、通学経路なども比較し、子ども自身がどちらの環境で学びたいかを大切にしてください。
千代田区立麹町中学校は、工藤勇一校長時代の大胆な教育改革によって全国的に知られるようになりました。
しかし、2026年現在の学校は、当時の自由な校風をそのまま維持しているわけではありません。
服装は新公式ウェアを基本とする方式に変わり、定期考査も実施されています。授業改善や進路指導、放課後学習支援など、学校としての組織的な教育活動も進められています。
2026年4月には藤田修史校長が着任し、「創造性のある、一人ひとりの生徒が自己実現できる学校」という新たな学校像を掲げました。
【プロの結論】麹町中学校が向いている子・家庭とは?相性がよいと考えられるのは、次のような子どもです。
- 自分で考え、学校行事や自治活動に積極的に参加したい
- 他者と協力しながら課題を解決することに興味がある
- 英語や探究活動、地域との交流などにも取り組みたい
- 放課後の学習支援や進路指導を活用したい
- 都心の充実した施設環境で学校生活を送りたい
一方、以前のような私服登校や細かなルールの少なさを最優先に考える家庭は、現在の学校運営との相性を慎重に見極める必要があります。
また、部活動の活動量や教員との関わり方についても、口コミだけで判断せず、実際の学校生活を確認することが大切です。
入学前には、次の5点を確認しておくと判断しやすくなります。
1. 現在の服装・持ち物・生活ルール
2. 定期考査や授業改善の取り組み
3. 高校進学に向けた面談・学習支援
4. 希望する部活動の活動実態
5. 生徒会や学校行事における生徒の自主性
麹町中学校の本質的な魅力は、単に校則が少ないことではありません。生徒が自分の考えを持ち、他者と協力しながら成長する機会を学校がどのように用意しているかにあります。
2026年の麹町中学校を評価するなら、「昔は自由だった」という評判ではなく、現在の教育目標、授業、生活ルール、進路支援、そして生徒自身の学校生活を基準にすることが大切です。
学校選択制を利用できる千代田区だからこそ、麹町中学校と神田一橋中学校の両方を見学し、子どもが3年間を過ごす場所として納得できる選択をしてほしいと思います。