赤と白のしましまシャツに、丸い眼鏡とぼんぼん付きの帽子。大勢の人が入り乱れる絵の中から、主人公のウォーリーを探し出す絵本『ウォーリーをさがせ!』は、子どもから大人まで楽しめるロングセラーです。ところが、目印を知っていても、似た服装の人物や細かな仕掛けに惑わされ、なかなか見つからないこともあります。
2026年10月現在、日本の出版社フレーベル館では、2026年9月刊行の『クリスマスまで まいにち ウォーリーをさがせ! アドベントカレンダー』が新しい関連商品の一つとして登場しています。この記事では、ウォーリーを見つける具体的なコツ、作者マーティン・ハンドフォードの創作背景、歴代シリーズの特徴、難易度の目安、年齢に合った本の選び方まで整理します。
【攻略法】ウォーリーを探せで見つけるコツは?基本ルールと探し方

『ウォーリーをさがせ!』の基本ルールはシンプルです。人や物が密集したイラストの中から、指定された人物やアイテムを見つけます。作品によってはウォーリー本人だけでなく、仲間や持ち物なども探す対象になります。
難しいのは、ウォーリーと似た配色の人物が周囲にいることや、絵の中の出来事そのものが細かく描かれていること。視線を無計画に動かすよりも、探す順序を決めたほうが効率よく進められます。
コツ1:赤と白のしましまを最初の目印にする
まずは特徴的な赤白の縞模様を探します。帽子や眼鏡も手がかりになりますが、人が重なっている場面では、顔や全身が一度に見えるとは限りません。服の一部だけが見えている人物にも注目しましょう。
コツ2:見開きを区画に分ける
ページ全体を一度に見渡すと、同じ場所を何度も確認しがちです。上段から下段へ、左から右へというように、探す方向を固定してみてください。見開きを左右や上下に分割し、確認済みの範囲を頭の中で管理する方法も有効です。
コツ3:人物の顔だけで判断しない
似た顔や服装の人物が登場するため、顔だけを追いかけると見落としやすくなります。縞模様の配置、帽子、眼鏡など複数の特徴を組み合わせて判断するのがポイントです。
コツ4:探す対象を一つずつ切り替える
ウォーリーを見つけたら、次は指定された仲間や落とし物を探します。最初からすべての対象を同時に追いかけるのではなく、対象を一つに絞ると注意が散らばりにくくなります。
コツ5:見つからないときは視点を変える
同じ場所を見続けても見つからない場合は、いったん目を離してから、別の区画に移動しましょう。全体を遠目で見て特徴的な色を拾う方法と、特定の範囲を細かく確認する方法を使い分けるのもおすすめです。
なお、ウォーリーの位置を示す「答え」は、作品名や版、探す対象によって異なります。具体的な位置を知りたい場合は、手元の本の正式なタイトルと対象ページを確認してください。別の巻の答えを流用すると、探している場面と一致しないことがあります。
【作者と誕生の背景】マーティン・ハンドフォードが描く群衆の世界
作者は、英国のイラストレーター、マーティン・ハンドフォード(Martin Handford)です。フレーベル館の著者紹介によると、1956年にロンドンのハムステッドで生まれ、子どものころから群衆や複雑な状況を描くことに多くの時間を費やしてきました。美術教育を受けた後、イラストレーターとして活動し、絵本の制作へと進みました。
最初の『Where's Wally?』は1987年に英国で刊行されました。日本では『ウォーリーをさがせ!』として知られ、米国では『Where's Waldo?』というタイトルで出版されています。国によって主人公の呼び名が違う点も、この作品をめぐる興味深い特徴です。
ハンドフォードの作風を理解するうえで重要なのは、群衆を単なる背景として描いていないことです。人々の動きや表情、服装、周囲で起こる小さな出来事が、イラスト全体に物語を生み出しています。
出版社が紹介する作者の制作背景でも、映画、美術館、漫画、本、さまざまな小物や雑学などが着想源として挙げられています。一枚の絵を完成させるまでには何か月もかかり、ウォーリーは制作の途中で、絵の中に適した隠れ場所を見つけながら加えられると説明されています。
つまり、探す楽しさは、主人公を小さく描くことだけで成立しているわけではありません。周囲の人物にも動きやユーモアを持たせ、読者が視線を止める場所を次々と生み出す構成が、作品の魅力を支えています。
【歴代シリーズを比較】定番・迷路・間違い探しの違いと難易度
日本で刊行されているウォーリー関連作品には、基本の探し絵本に加えて、時間旅行をテーマにした作品、迷路、間違い探し、対戦型の本などがあります。すべてを同じ遊び方で選ぶのではなく、何を楽しみたいかを先に決めると選びやすくなります。
フレーベル館のシリーズ紹介には、『NEWウォーリーをさがせ!』『NEWタイムトラベラー ウォーリーをおえ!』『NEWウォーリーのふしぎなたび』『NEWウォーリー ハリウッドへいく』『NEWウォーリーのゆめのくにだいぼうけん!』『NEWウォーリーをさがせ! きえた名画 だいそうさく!』『NEWウォーリーをさがせ! 謎のメモ大追跡!』などが掲載されています。これらは大判絵本シリーズの主なタイトルです。
また、近年の関連作では、従来の探し絵に別の遊びを組み合わせる展開も目立ちます。以下は、遊び方や情報量を基準に整理した編集上の難易度目安です。出版社が公表した公式の難易度ランキングではありません。
| 作品・タイプ | 主な特徴 | 難易度の目安と選び方 |
|---|---|---|
| 『NEWウォーリーをさがせ!』 | 町やビーチ、遊園地などの場面でウォーリーや仲間、落とし物を探す | 入門向け。まず基本ルールに慣れたい人に |
| 『NEWタイムトラベラー ウォーリーをおえ!』 | 古代エジプトや戦国時代の日本、未来などをテーマにした場面 | 標準的な探し絵に慣れた人や、テーマ性も楽しみたい人に |
| 『まほうワールドで ウォーリーをさがせ!』 | おなじみの場面が魔法によって入り交じった世界を探検する | 変化の多い場面を楽しみたい人に。見慣れない組み合わせにも注目 |
| 『ウォーリーをさがせ! ア・メイズ・イング めいろのたび』 | 従来の場面を活用した11の迷路と探し絵 | 道筋をたどる遊びも好きな人に |
| 『ウォーリーをさがせ! まちがいもさがせ!』 | ミュージアムを舞台に、500個以上の間違いを探す | 細部をじっくり比較したい人に。長時間遊びたい人にも向く |
| 『ウォーリーをさがせ! スピードバトル』 | 本を挟んで向かい合い、ウォーリーを見つける速さを競う | 対戦やタイムアタックが好きな人に |
上記の作品情報はフレーベル館の書籍紹介に基づいています。特に『まちがいもさがせ!』の縮小版は、2024年5月刊行で、2019年刊の同タイトルを縮小サイズに仕立て直したものです。迷路や対戦型の作品は、探し絵だけでは物足りなくなった読者の選択肢になります。
シリーズを選ぶ際に注意したいのは、「新しい本ほど難しい」とは限らないことです。基本の探し絵と、迷路や間違い探しでは必要な力が異なります。難しさだけでなく、子どもが好きな遊び方や、家族で一緒に遊ぶのか、一人でじっくり取り組むのかも判断材料になります。
【2026年最新】新刊は?アドベントカレンダーの内容と価格
2026年の日本で注目したい新商品は、フレーベル館が刊行した『クリスマスまで まいにち ウォーリーをさがせ! アドベントカレンダー』です。出版社の書籍詳細によると、発行年月は2026年9月、定価は税込4,950円。ISBNは9784577054574です。
高さ42センチのケースには、クリスマスイブまで楽しめる24冊のミニブックが収められています。各ミニブックは定番の絵本から場面を抜き出して構成され、いつもの探し物に加えて、だじゃれやなぞなぞ、ジョークも楽しめます。
加えて、24番目のポケットには組み立て式の紙製ミニウォーリーが入っています。クリスマスイブに家の中へ隠し、翌朝に探すという遊び方も用意されており、本を読むだけでなく、家庭内のイベントとして楽しめる内容です。
出版社の新刊一覧と商品詳細では、同商品は2026年9月刊行として案内されています。なお、2026年10月時点の日本の刊行情報を基準にした紹介であり、海外版を含む世界各国の新刊すべてを意味するものではありません。
定番の絵本を一冊買う場合と比べると、アドベントカレンダーは価格もボリュームも大きめです。毎日少しずつ遊ぶ習慣を作りたい家庭や、クリスマスのプレゼントを探している人には候補になりますが、初めてウォーリーを体験するだけなら、まず定番の一冊から始めても十分です。
【何歳から楽しめる?】評判と失敗しない本の選び方
ウォーリーの絵本を何歳から楽しめるかについて、年齢だけで一律に線を引く必要はありません。フレーベル館の『NEWウォーリーをさがせ!』の商品情報では、5歳、6歳から小学生、中学生、一般まで幅広い対象年齢が示されています。一方、2026年のアドベントカレンダーも4歳から幅広い年代を対象にした商品として案内されています。
こうした年齢表示は、必ずその年齢からしか楽しめないという意味ではありません。幼児期なら大人と一緒に一つずつ探し、小学校低学年なら自分で範囲を決めて挑戦するなど、遊び方を調整できます。
4歳前後:一緒に見つける遊びから
細かな絵を一人で探すことが難しければ、大人が「赤いしましまはどこかな?」とヒントを出してみましょう。見つけることだけを急がず、絵の中にいる人物や動物について話す時間も楽しめます。
5〜6歳:自分で探す楽しさを広げる
定番の大判絵本を使い、ウォーリーを探してから仲間や落とし物にも挑戦すると、遊びに段階をつけられます。慣れてきたら、探す順番を決めたり、見つけるまでの時間を測ったりするのも一案です。
小学生以上:シリーズや対戦型へ
基本の探し絵に慣れている子どもや大人は、迷路や間違い探し、スピードバトルなどを選ぶと新鮮さが生まれます。家族や友人と競う場合は、速さだけでなく、どれだけ多くの対象を見つけられるかという遊び方もできます。
評判を考えるうえでは、「楽しいかどうか」だけでなく、どのような人に合うかを整理することが大切です。細部を観察することが好きな人や、同じページを繰り返し楽しめる人には向いています。一方、短い物語を読み進めることを期待する人や、すぐに答えを知りたい人には、遊び方が合わない場合もあります。
本選びで失敗しないためには、次の3点を確認しましょう。
- 初めてかどうか:初挑戦なら、基本の探し絵が中心の『NEWウォーリーをさがせ!』が選びやすい。
- 好きな遊び方:迷路、間違い探し、対戦など、探す以外の要素が必要かを考える。
- 使う場面:家でじっくり遊ぶなら大判絵本、持ち歩きや季節のイベントを重視するなら用途に合う関連商品を検討する。
なお、ウォーリーの位置をすぐに知りたい場合でも、最初から答えを見てしまうと、探す過程の面白さは薄れてしまいます。子どもが自力で探したいのか、ヒントがほしいのかを確認し、必要に応じて少しずつ手がかりを増やすと、遊びを続けやすくなります。
【プロの結論】ウォーリーを探せは「見つけるまでの過程」を楽しむ本
『ウォーリーをさがせ!』の魅力は、主人公の位置を当てることだけではありません。読者はページの隅々を観察し、似た模様を見分け、見つからないときには探し方を変えます。そこには、視覚的な注意力や比較する力を使う遊びがあります。
その仕組みを理解すると、難しいページに出合ったときの向き合い方も変わります。闇雲に目を動かすのではなく、目印を決め、区画ごとに確認し、必要に応じて視点を切り替える。こうした方法は、ウォーリー探しを効率化するだけでなく、細かな情報を整理して見る練習にもつながります。
また、作者が群衆の動きやユーモアを大切にしていることを踏まえると、ウォーリー以外の人物にも目を向ける楽しみが見えてきます。目的の人物を見つけたあとに、絵の中の小さな出来事を探す。それが、繰り返し読んでも飽きにくい理由の一つです。
最初の一冊を選ぶなら定番の大判絵本、遊び方を増やしたいなら迷路や間違い探し、家族で競いたいならスピードバトル、季節のイベントに取り入れたいなら2026年のアドベントカレンダーが候補になります。難易度の数字だけで判断するよりも、誰と、どこで、どんなふうに遊びたいかを基準にすると、自分に合う作品を見つけやすくなります。
【ウォーリーを探せ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ウォーリーはどこにいる?見つける一番のコツは?
A1:赤と白のしましまシャツを最初の目印にし、見開きを区画に分けて順番に探す方法がおすすめです。帽子や眼鏡などの特徴も組み合わせ、同じ範囲を何度も探さないようにしましょう。
Q2:『ウォーリーをさがせ!』は何歳から楽しめる?
A2:一人でじっくり探すなら5歳前後が一つの目安ですが、4歳ごろから大人と一緒に楽しむこともできます。年齢表示だけで決めず、絵を見比べることへの興味や集中できる時間に合わせて選んでください。
Q3:2026年の最新刊は何?価格はいくら?
A3:日本での2026年の新しい関連商品として、フレーベル館の『クリスマスまで まいにち ウォーリーをさがせ! アドベントカレンダー』があります。2026年9月刊行で、定価は税込4,950円。24冊のミニブックと組み立て式の紙製ミニウォーリーが入っています。
Q4:歴代シリーズはどれから読むのがおすすめ?
A4:初めてなら『NEWウォーリーをさがせ!』から始めると、基本の遊び方を理解しやすくなります。時間旅行や魔法の世界に興味がある人はテーマ性のある作品、迷路や間違い探しが好きな人は関連ゲームブックを選ぶとよいでしょう。
Q5:ウォーリーを探せに公式の難易度ランキングはある?
A5:今回紹介した作品について、出版社が共通の尺度で順位づけした公式ランキングは確認できません。探し絵の情報量だけでなく、迷路や間違い探しなど遊びの種類が違うため、難易度は作品の特徴と読者の好みに分けて考えるのがおすすめです。
『ウォーリーをさがせ!』は、赤白のしましま模様を手がかりに、細かなイラストの中から人物やアイテムを探す絵本です。見開きを区画に分け、順番に視線を動かすだけでも、見つけやすさは変わります。
作者マーティン・ハンドフォードの緻密な群衆描写は、定番の探し絵にとどまらず、迷路、間違い探し、対戦型など多様な遊びへと広がっています。2026年9月には、24冊のミニブックを収めたアドベントカレンダーも登場しました。
初めての人は定番の一冊から、慣れている人は関連作品へ。子どもと一緒に遊ぶ場合は年齢表示を参考にしながら、ヒントの出し方や遊ぶ時間を調整するとよいでしょう。答えを早く知ることよりも、自分の目で見つけるまでの過程を楽しむことが、ウォーリーの世界を長く味わう秘訣です。