東大寺学園の進学実績は、2026年度も京都大学を中心に、東京大学、国公立大学医学部医学科などで高い合格実績を示しました。東大寺学園が公表した2026年5月現在の大学合格者数によると、京都大学は76人、東京大学は17人、国公立大学医学部医学科は46人です。卒業生数は202人で、国公立大学の合格者総数は177人に達しています。
注目したいのは、合格者の総数だけではありません。東大・京大の現役合格者数と既卒生の内訳、同志社大学や早稲田大学などの私立大学合格実績、さらに西大和学園との違いまで確認すると、学校の進路実績をより立体的に理解できます。合格者数と実際の進学者数を混同しないことも、データを読むうえで欠かせません。
【2026年度最新】東大寺学園の大学合格実績は京大76人・東大17人

東大寺学園中・高等学校が公表した「2026年度 大学合格者数」は、2026年5月現在の集計です。教育・受験情報メディアのリセマムも2026年10月21日付の記事で公表値を報じています。主要な実績を見ると、京都大学への合格者数が東京大学を大きく上回り、同校の特徴がはっきり表れています。
2026年度の主な数字は次のとおりです。
- 卒業生数:202人
- 京都大学:76人(現役50人・既卒26人)
- 東京大学:17人(現役12人・既卒5人)
- 大阪大学:13人(現役7人・既卒6人)
- 大阪公立大学:15人(現役8人・既卒7人)
- 神戸大学:9人(現役6人・既卒3人)
- 国公立大学合格者総数:177人(現役97人・既卒80人)
- 国公立大学医学部医学科:46人(現役25人・既卒21人)
これらは学校公表資料に基づく合格者数であり、卒業生のうち何人が大学に進学したかを示す数字ではありません。また、大学別の合格者数には、現役生と既卒生の両方が含まれています。
東大寺学園の進学実績を評価する際、まず押さえておきたいのは、京都大学の合格者数が76人という点です。卒業生数202人の学校で、京大への現役合格者だけでも50人に達しています。東京大学も現役12人が合格しており、特定の難関国立大学だけに実績が集中しているわけではありません。
出典:東大寺学園「2026年度 大学合格者数」、リセマム「東大寺学園の大学合格実績2026」。
【現役・既卒を比較】東大・京大・国公立医学部と私立大学の実績
大学合格実績を詳しく見るには、合計人数だけでなく、現役合格者数と既卒生の合格者数を分ける必要があります。東大寺学園の2026年度実績では、京都大学は現役50人、東京大学は現役12人、国公立大学医学部医学科は現役25人でした。
一方、既卒生の合格者も一定数います。京都大学では26人、東京大学では5人が既卒生です。国公立大学医学部医学科も既卒21人を含みます。これらの数字からは、現役生の合格実績に加えて、卒業後に受験を続ける生徒の進路も、学校全体の合格者数を構成していることが分かります。
主要大学の合格者数を、現役・既卒の内訳と合わせて整理しました。
| 大学・区分 | 合格者総数 | 現役 | 既卒 |
|---|---|---|---|
| 卒業生数 | 202人 | — | — |
| 東京大学 | 17人 | 12人 | 5人 |
| 京都大学 | 76人 | 50人 | 26人 |
| 大阪大学 | 13人 | 7人 | 6人 |
| 大阪公立大学 | 15人 | 8人 | 7人 |
| 神戸大学 | 9人 | 6人 | 3人 |
| 国公立大学合計 | 177人 | 97人 | 80人 |
| 国公立大学医学部医学科 | 46人 | 25人 | 21人 |
| 同志社大学 | 71人 | 10人 | 61人 |
| 立命館大学 | 53人 | 14人 | 39人 |
| 早稲田大学 | 28人 | 9人 | 19人 |
| 慶應義塾大学 | 12人 | 1人 | 11人 |
| 私立大学合計 | 296人 | 49人 | 247人 |
出典:東大寺学園「2026年度 大学合格者数」。私立大学合計は同校公表の集計値です。大学別合格者数は延べ人数として扱われるため、複数大学への合格を含みます。
東大・京大の現役合格者数から見える特徴京都大学の現役合格者50人は、卒業生数202人を分母にすると約24.8%に相当します。東京大学の現役合格者12人は約5.9%です。ただし、これは各大学の現役合格者数を卒業生数で割った参考比率であり、別々の大学に合格した生徒が重複している可能性もあるため、学校全体の実際の進学率や、個々の生徒の合格確率を表す数字ではありません。
東大寺学園の実績を語るとき、東京大学の合格者数だけで学校全体を評価するのは適切ではありません。京都大学や大阪大学、神戸大学、公立大学などへの合格者も多く、志望先の幅を含めて見る必要があります。
国公立大学医学部医学科は46人医学部志望者にとって注目すべき数字は、国公立大学医学部医学科の合格者46人です。内訳では京都大学医学部医学科14人、東京大学理科三類3人、大阪大学医学部医学科5人、奈良県立医科大学8人などが確認できます。国公立医学部医学科の現役合格者は25人でした。
なお、学校公表資料では防衛医科大学校の合格者7人を別区分で集計しています。したがって、国公立大学医学部医学科の46人と防衛医科大学校の7人は、同じ集計区分の数字として混ぜないことが大切です。
同志社・早慶など私立大学の合格実績私立大学では、同志社大学71人、立命館大学53人、早稲田大学28人、東京理科大学20人、慶應義塾大学12人などが公表されています。関西の難関私立大学に加えて、首都圏の難関私立大学にも合格者を出しています。
ただし、私立大学の合格者総数296人のうち現役は49人、既卒は247人です。これは私立大学の合格実績に既卒生が大きく含まれていることを示していますが、247人がそれぞれ異なる受験生であるという意味ではありません。私立大学は複数校を併願するケースがあり、合格者数の合計から実際の進学人数を直接読み取ることはできません。
【歴代推移】東大寺学園の進学実績は上昇・下降のどちらなのか
2026年度の数字を正しく評価するには、単年の結果だけでなく、過去数年の推移を見ることが欠かせません。東大寺学園の公表資料では、2024年度から2026年度までの主要な合格実績を比較できます。
東京大学の合格者数は、2024年度35人、2025年度26人、2026年度17人と減少しました。一方、京都大学は2024年度71人、2025年度60人、2026年度76人と推移し、2026年度は直近3年間で最多となっています。
国公立大学の合格者総数は、2024年度203人、2025年度191人、2026年度177人でした。国公立大学医学部医学科は、2024年度46人、2025年度69人、2026年度46人です。医学部は2025年度に増加した後、2026年度には2024年度と同じ人数に戻りました。
卒業生数も、2024年度207人、2025年度200人、2026年度202人と変化しています。学年規模に大きな差がない一方、大学別の合格者数は年度によって動いていることが分かります。
この推移から、東京大学の合格者数が減ったことだけをもって、学校全体の学力や教育の質が低下したと判断することはできません。志望大学の選択、学年ごとの得意分野、医学部志望者の人数、既卒生の受験動向など、複数の要素が合格者数に影響するからです。
特に東大寺学園は、東京大学だけでなく京都大学や医学部にも合格者を出しています。学校の進学実績を評価するなら、東大・京大・医学部のそれぞれの推移と、国公立大学全体の実績を並べて確認するのが妥当です。
【西大和学園と比較】東大寺学園の進学実績は何が違う?
奈良県の難関進学校を比較するとき、東大寺学園と西大和学園はよく比較対象になります。2026年度の公表実績では、両校の大学別の合格者数に明確な違いがあります。
東大寺学園は京都大学76人、東京大学17人です。一方、西大和学園は東京大学75人、京都大学31人と公表しています。東京大学では西大和学園が上回り、京都大学では東大寺学園が上回る結果となりました。
国公立大学の合格者総数についても、東大寺学園は177人、西大和学園は332人です。ただし、2026年春の卒業生数は東大寺学園が202人、西大和学園が360人で、学年規模が異なります。合格者数の総数だけを使って、どちらの学校が優れているかを決めるのは適切ではありません。
医学部医学科についても、集計範囲をそろえる必要があります。東大寺学園の国公立大学医学部医学科は46人です。西大和学園は公式の進路情報で医学部医学科79人と公表していますが、これは防衛医科大学校11人を含む数字です。防衛医科大学校を除いた国公立大学医学部医学科の合格者数は68人となり、比較時には同じ区分で見ることが重要です。
両校の2026年度の主な実績を整理すると、次のようになります。
- 東大寺学園:京都大学の合格者数が多く、東大・京大・医学部を含む幅広い難関大学への合格実績を持つ。
- 西大和学園:東京大学の合格者数が多く、国公立大学全体の合格者数も大きい。
- 比較の注意点:卒業生数、現役・既卒の内訳、医学部の集計範囲、複数大学への重複合格をそろえて評価する必要がある。
この違いは、単純な学校ランキングだけでは見えにくい部分です。志望校選びでは「東大合格者数が多い学校か」「京大合格者数が多い学校か」「医学部への合格実績があるか」など、自分の目標に沿ってデータを見ることが大切です。
出典:東大寺学園の学校公表資料、西大和学園の公式進路情報、リセマムの2026年度大学合格実績報道。
【合格者数と進学者数の違い】東大寺学園の実績を正しく読む方法
大学の合格実績を読む際に最も注意したいのは、「合格者数」と「進学者数」が同じではないという点です。合格者数は、大学の入試に合格した人数を集計したものです。進学者数は、合格した大学のうち、実際に入学先として選んだ大学へ進む人数を指します。
例えば、ある受験生が京都大学と同志社大学の両方に合格した場合、合格実績ではそれぞれの大学に1人ずつ計上されます。しかし、最終的に進学する大学は通常1校です。そのため、複数大学の合格者数を合算した数字は、実際に大学へ進む生徒の人数と一致するとは限りません。
東大寺学園の2026年度実績でも、国公立大学の合格者総数は177人、私立大学の合格者総数は296人です。これらの数字を足して「473人が大学に進学した」と解釈するのは誤りです。国公立大学と私立大学の併願、複数大学への合格、現役生と既卒生の違いを考慮する必要があります。
現役合格率を見るときの注意点現役合格者数を卒業生数で割れば、大学別の参考比率を計算できます。しかし、これは「その学校の生徒が何%の確率で合格するか」を示すものではありません。大学別の合格者数は延べ人数として集計されることがあり、同じ生徒が複数の大学に合格している可能性があるためです。
また、既卒生の合格者数は、当該年度の卒業生だけを対象にした数字ではありません。2026年度の東京大学合格者17人には既卒生5人、京都大学合格者76人には既卒生26人が含まれています。卒業生数202人を分母にして、これらの合格者総数を割ると、現役生だけの合格率を正確に求めたことにはなりません。
東大寺学園の進学実績の評判と実態東大寺学園の進学実績は、京都大学をはじめとする難関国立大学や国公立大学医学部医学科への合格者数が目立ちます。ただし、進学実績は学校選びの材料の一つであって、学校生活の満足度や個々の生徒の将来をそのまま保証する数字ではありません。
学校を評価するときは、大学合格者数に加え、進路指導の内容、授業や課外活動、校風、通学環境、本人の学習スタイルとの相性も確認したいところです。合格実績が優れている学校でも、すべての生徒が同じ大学を志望しているわけではありません。医学、理工、法学、経済、文学など、進路の方向性によって重視すべき実績は変わります。
東大寺学園の実績を参考にする際には、学校の公式発表を起点に、現役・既卒の内訳、大学別の合格者数、卒業生数を合わせて確認することが、数字を誤解しないための基本です。
【東大寺学園進学実績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東大寺学園の2026年度の東京大学合格者数は何人ですか?
A1:2026年度の東京大学合格者数は17人です。内訳は現役12人、既卒5人となっています。
Q2:東大寺学園の2026年度の京都大学合格者数は何人ですか?
A2:京都大学の合格者数は76人です。現役50人、既卒26人で、東京大学の17人を上回っています。
Q3:東大寺学園の国公立大学医学部医学科の合格者数は何人ですか?
A3:2026年度は46人で、現役25人、既卒21人です。防衛医科大学校の合格者7人は、学校公表資料では別区分で集計されています。
Q4:東大寺学園の同志社大学の合格者数は何人ですか?
A4:2026年度の同志社大学合格者数は71人です。現役10人、既卒61人となっています。
Q5:東大寺学園の合格者数は、そのまま進学者数を意味しますか?
A5:いいえ。合格者数は入試に合格した人数であり、進学者数は実際に入学した人数です。複数大学に合格した受験生がいるため、合格者数の合計を実際の進学人数と同一視することはできません。
Q6:東大寺学園と西大和学園では、どちらが東大に強いですか?
A6:2026年度の公表値では、西大和学園が東京大学75人、東大寺学園が17人です。一方、京都大学は東大寺学園76人、西大和学園31人となっています。志望大学によって、比較すべき実績は異なります。
東大寺学園の2026年度の大学合格実績は、京都大学76人、東京大学17人、国公立大学医学部医学科46人という結果でした。国公立大学合格者総数は177人、私立大学合格者総数は296人で、卒業生数は202人です。
過去3年間を比べると、東京大学の合格者数は35人から26人、17人へと減少した一方、京都大学は71人、60人、76人と推移し、2026年度は増加しました。国公立大学医学部医学科は46人、69人、46人と年度による変動が見られます。こうした違いを踏まえると、単年度の東京大学合格者数だけで学校全体の実績を判断するのは適切ではありません。
また、現役合格者数と既卒生の合格者数、私立大学の併願、実際の進学先を分けて考えることも重要です。東大寺学園の進学実績を志望校選びに役立てるなら、東大・京大・医学部の数字だけでなく、本人が目指す大学や学部、学校生活との相性まで含めて判断することをおすすめします。
進学実績は、学校の特徴を知るための有力な資料です。ただし、合格者数だけで教育環境のすべてが分かるわけではありません。公表データの内訳と推移を確認し、自分にとって必要な進路支援や学習環境があるかを見極めることが、納得できる学校選びにつながります。