ドラッグストアで購入できるクレンジングは、1,000円前後のプチプラ商品から、独自の洗浄技術を採用した高機能タイプまで幅広くそろっています。2026年は、従来のメイク落としとしての洗浄力だけでなく、毛穴汚れへのアプローチや、洗い上がりのうるおい、肌への摩擦を抑える設計にも注目が集まっています。
実際、2026年4月にはファンケルの「マイルドクレンジング オイル」がドラッグストアでリニューアル発売され、花王の「ビオレ おうちdeエステ ブラックジェルメイク落とし」も同年3月から順次発売されました。選択肢が増えた今、価格や口コミだけで商品を決めると、自分のメイクや肌質に合わないこともあります。
【2026年最新】ドラッグストアのクレンジング市場で注目したい新商品と選び方

2026年のクレンジング選びで注目したいのは、メイクを落とす機能と、肌のうるおいを守るための工夫が両立する商品が増えていることです。
代表例が、ファンケルの「マイルドクレンジング オイル」です。ファンケルの2025年12月4日付の公式発表によると、同商品は2026年3月17日に直営店・通信販売で先行発売され、ドラッグストアでは4月1日から販売が始まりました。
リニューアル品には、独自の「セレクトクレンズテクノロジー」を採用。メイクや毛穴汚れを落としながら、肌本来のうるおいを守ることを目指した設計です。内容量120mL、税込価格1,980円で、詰め替え用115mLは1,870円です。
同社は、富士経済の市場データを根拠に、マイルドクレンジングオイルシリーズが2009年から2024年まで16年連続でオイルクレンジング市場の売上No.1だったと発表しています。これはメーカーが示した特定の市場区分・期間に基づく実績であり、すべてのクレンジング商品の総合ランキングではありません。
もう一つの注目商品が、花王の「ビオレ おうちdeエステ ブラックジェルメイク落とし」です。2026年3月から順次発売され、60gと200gの2サイズを展開。炭配合の洗浄剤を使用したブラックジェルで、毛穴に入り込んだメイク汚れやウォータープルーフマスカラにも対応する設計です。濡れた手や顔でも使用でき、すすぎ後の洗顔は不要とされています。
この2商品からも分かるように、2026年の選択肢はオイルだけではありません。自分のメイクの濃さ、毛穴の悩み、肌のコンディションに合わせて、複数のタイプから選ぶことが大切です。
【タイプ別比較】オイル・バーム・ジェル・ミルクは何が違う?
ドラッグストアの売り場で最初に迷いやすいのが、クレンジングのタイプです。容器やテクスチャーが違うだけでなく、メイクへのなじみ方や洗い上がりにも違いがあります。
クレンジングオイル:濃いメイクやウォータープルーフにオイルタイプは油性のメイク汚れとなじみやすく、ファンデーションや皮脂、落ちにくいポイントメイクをしっかり落としたい人に向いています。
特に、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーを日常的に使用する人には、有力な選択肢です。花王のスキンケア情報でも、落ちにくいアイメイクにはオイルタイプを推奨しています。
ただし、オイルという名称だけで洗浄力が決まるわけではありません。配合される油剤や洗浄成分、乳化のしやすさによって使用感は変わります。
クレンジングバーム:なめらかな使用感と毛穴ケアを重視バームは固形または半固形のクレンジングで、肌の上で体温によって柔らかくなり、オイル状に変化する商品が一般的です。
適度な厚みを保ちながらメイクとなじませやすく、洗い上がりのしっとり感を重視する人にも選ばれています。毛穴汚れや角栓を意識した商品もあり、ロゼットの「夢みる クリアブラックモイスチャー」は、黒炭や吸着クレイなどを配合したクレンジングバームです。
一方、ジャータイプが多いため、スパチュラの管理や衛生面には気を配りたいところです。また、価格が比較的高めの商品もあり、毎日使用する場合は継続費用も考える必要があります。
クレンジングジェル:さっぱりした使用感が好みの人にジェルタイプは、みずみずしいテクスチャーや、肌の上でなめらかに広がる使用感が特徴です。
オイルのぬるつきが苦手な人や、さっぱりした洗い上がりを求める人に向いています。ただし、ジェルにはオイルを含むものと、オイルフリーのものなど複数の処方があります。
そのため、ジェルだから洗浄力が弱いと決めつけるのは適切ではありません。2026年発売のビオレのブラックジェルメイク落としのように、ウォータープルーフマスカラにも対応する商品もあります。
クレンジングミルク:乾燥が気になる人に選択肢ミルクタイプは乳液のような柔らかいテクスチャーが特徴です。肌当たりのよさや、しっとりした洗い上がりを重視する人に向いています。
ただし、ミルクなら必ず低刺激、オイルなら必ず肌が乾燥するという単純な関係ではありません。洗浄成分や保湿成分、使用量、すすぎ方などによっても使用感は変わります。
濃いウォータープルーフメイクを毎日使用する場合は、ミルクだけで十分に落とせるかを商品表示で確認しましょう。
【2026年版・商品比較】ドラッグストアでチェックしたいおすすめクレンジング5選
ここでは、メーカーの公式商品情報や公表価格をもとに、ドラッグストアで取り扱いが確認できる代表的な商品を比較します。単純な順位ではなく、タイプや使用目的の違いに注目してください。
| 商品名 | タイプ・内容量 | 税込価格 | 特徴・おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| ファンケル マイルドクレンジング オイル | オイル・120mL | 1,980円 | メイクや毛穴汚れを落としながら、うるおいを守る設計 |
| ビフェスタ セラムクレンジングオイル | オイル・160mL | 公式価格設定なし | しっかりメイク、濡れた手での使用、まつエク対応を重視 |
| ロゼット 夢みる クリアブラックモイスチャー | バーム・90g | 1,980円 | 毛穴詰まりや角栓、ざらつきが気になる人向け |
| ビオレ おうちdeエステ ブラックジェルメイク落とし | ジェル・60g/200g | メーカー希望小売価格なし | 毛穴のメイク汚れやウォータープルーフメイクに対応 |
| カウブランド 無添加 メイク落としミルク | ミルク・180mL | 1,155円 | 柔らかい肌当たりや、シンプルな処方を重視する人向け |
2026年4月にドラッグストアでリニューアル発売された商品です。独自の洗浄技術を採用し、濃いメイクや毛穴汚れへの対応と、うるおい保持を両立することを目指しています。
毎日メイクをする人や、オイルタイプを継続して使いたい人に検討しやすい商品です。詰め替え用も用意されており、継続購入を考える場合は本体と詰め替えの価格差も比較できます。
ビフェスタ:濃密なオイルと保湿成分に注目マンダムの「ビフェスタ セラムクレンジングオイル」は、160mL入りのオイルタイプです。公式商品情報では、発酵ハチミツエキス、シアバター、ホホバオイルなどを配合し、毛穴の黒ずみ汚れや角栓、しっかりメイクへの対応を特徴として紹介しています。
濡れた手でも使用でき、W洗顔不要。一般的なシアノアクリレート系グルーを使用したまつげエクステにも対応するとされています。なお、公式商品情報には希望小売価格の掲載がないため、店頭価格を確認してください。
ロゼット:毛穴のざらつきが気になる人向け「夢みる クリアブラックモイスチャー」は90g、税込1,980円のクレンジングバームです。
メーカー公式情報によると、黒炭や吸着クレイ、酵素、AHAなどを組み合わせ、メイク落としに加えて毛穴詰まりや古い角質へのケアも意識した設計です。W洗顔不要で、まつげエクステにも対応しています。
ただし、角質ケア成分を含む商品がすべての肌質に合うわけではありません。肌が荒れているときや、刺激を感じやすいときは慎重に使用しましょう。
ビオレ:ジェルタイプでもしっかりメイクに対応「ビオレ おうちdeエステ ブラックジェルメイク落とし」は、2026年3月から順次発売された商品です。
炭配合の洗浄剤を使用したジェルタイプで、メーカーはウォータープルーフマスカラにも対応すると説明しています。濡れた手や顔でも使え、すすぎ後の洗顔も不要です。
ジェルタイプは洗浄力が弱いという先入観を持っている人にとって、比較候補に入れたい商品です。
カウブランド:シンプルなミルクタイプを選びたい人に牛乳石鹸の「カウブランド 無添加 メイク落としミルク」は、180mLで税込1,155円、詰め替え用160mLは935円です。
着色料、香料、防腐剤、品質安定剤、鉱物油、アルコールを使用しない処方で、セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸の一種であるグリシンなどを保湿成分として配合しています。
肌への配慮を重視したい人や、比較的手頃な価格でミルクタイプを続けたい人に向いています。ただし、無添加という表示だけで、すべての人に刺激やアレルギーが起こらないと保証されるわけではありません。
【肌質・悩み別】自分に合うクレンジングの選び方
クレンジング選びでは、肌質だけでなく、普段使用するメイク用品や季節による肌状態の変化も考慮する必要があります。
乾燥肌:洗浄後のつっぱり感をチェック乾燥肌の人は、洗浄力だけでなく、洗い上がりのつっぱり感や、肌になじませるときの摩擦にも注目しましょう。
ミルクや保湿成分を配合したオイル、ジェルなどが候補になります。カウブランドのメイク落としミルクは、セラミドやヒアルロン酸などを配合した商品です。
ただし、保湿成分が入っているからといって、クレンジング後の保湿ケアが不要になるわけではありません。
敏感肌:無香料・無着色だけで判断しない敏感肌向けのクレンジングを探すときは、無香料、無着色、アルコールフリーなどの表示が参考になります。
一方で、これらの表示は肌への刺激が絶対に起きないという意味ではありません。植物エキスや香料以外の成分が肌に合わないケースもあります。
過去に化粧品で肌トラブルを起こした経験がある人は、全成分表示を確認し、必要に応じて皮膚科で相談することが大切です。
脂性肌:皮脂汚れとメイクを分けて考える脂性肌の場合、皮脂や毛穴の汚れが気になり、洗浄力の強い商品を選びたくなることがあります。
しかし、皮脂を落とそうとして何度も洗ったり、長時間マッサージしたりするのは避けたいところです。普段のメイクに必要な洗浄力を備えた商品を選び、適切な使用量で一度丁寧に落とすことを基本にしましょう。
毛穴の黒ずみ・角栓:クレンジングだけで解決しようとしない小鼻の黒ずみや角栓が気になる場合、毛穴汚れに対応したオイルやバーム、ジェルが選択肢になります。
ただし、毛穴の黒ずみには、皮脂や古い角質が関係する角栓だけでなく、メラニンによる色素沈着など複数の要因があります。メイク汚れを落とすクレンジングだけで、毛穴の黒ずみを完全になくせるわけではありません。
角栓を指で押し出したり、強くこすったりするのも避けましょう。毎日の適切な洗浄と保湿を続けても気になる場合は、皮膚科で相談する方法もあります。
濃いメイク:ポイントメイクリムーバーを併用ウォータープルーフマスカラや落ちにくいリップ、密着力の高いアイライナーを使用する人は、オイルやバームだけで無理に落とそうとしないことも大切です。
資生堂のお客さまサポートでは、落ちにくいアイメイクやリップには専用のポイントメイクリムーバーを使用する方法を案内しています。
コットンに適量を含ませてメイクとなじませ、強くこすらずに落とすことで、目元や口元への不要な摩擦を抑えやすくなります。
まつげエクステ:商品ごとの対応表示を確認まつげエクステをしている人は、オイルタイプを一律に避けるのではなく、商品ごとの対応表示を確認してください。
例えば、ビフェスタのセラムクレンジングオイルは、一般的なシアノアクリレート系グルーを対象に、まつげエクステへの使用が可能とされています。
ただし、使用している接着剤の種類によって条件は異なります。施術を受けたサロンの案内と商品の使用上の注意を優先し、まつげを横方向にこすらないようにしましょう。
【成分表示と使い方】失敗しないためのチェックポイント
価格やタイプを決めた後に確認したいのが、全成分表示と使用方法です。パッケージの印象や広告の訴求だけでは分からない情報も、成分表示から読み取れます。
全成分表示は配合量の順番に注目厚生労働省の2001年3月6日付通知では、化粧品の成分名は原則として配合量の多い順に表示するとされています。ただし、1%以下の成分や着色剤は順不同で表示できる例外があります。
そのため、成分表示の後半にセラミドやヒアルロン酸が書かれているからといって、配合されていない、あるいは必ず効果が低いと判断することはできません。
反対に、成分表示の最初にある成分が多いからといって、その成分だけで商品の品質や肌との相性が決まるわけでもありません。
確認したい代表的な成分クレンジングの成分表示では、次のような成分に注目すると商品を比較しやすくなります。
- グリセリン:保湿目的で幅広く使用される成分。
- ヒアルロン酸Na:保湿成分として配合されることがある。
- セラミドNG・セラミドNP:肌のうるおいを考えた処方で使用される成分。
- エチルヘキサン酸セチルなどの油剤:メイク汚れとなじませる目的で使用される。
- 界面活性剤:油性の汚れを水で洗い流しやすくする役割を担う。
大切なのは、特定の成分が入っているかどうかだけで商品を評価しないことです。成分の組み合わせや濃度、製品全体の処方によって使用感は異なります。
クレンジングの正しい使い方どれだけ高機能な商品を使っていても、使い方が適切でなければメイクが残ったり、肌に余計な摩擦が生じたりする可能性があります。
- 使用前に説明を確認:乾いた手で使用するのか、濡れた手でも使えるのかを確認する。
- 適量を守る:使用量が少なすぎると、指と肌が直接こすれやすくなる。
- 優しくなじませる:力を入れず、顔全体のメイクとクレンジングをなじませる。
- 必要に応じて乳化:オイルやバームは、商品説明に従って少量の水を加えてなじませる。
- 丁寧にすすぐ:ぬるま湯で生え際や小鼻などに残らないよう洗い流す。
- 保湿する:洗顔後は化粧水や乳液などで肌を整える。
W洗顔不要と記載された商品は、基本的にメーカーの案内に従えば追加の洗顔は必要ありません。必要以上に洗いすぎないことも、毎日のスキンケアでは意識したいポイントです。
価格・コスパは1回あたりの費用で比較プチプラ商品を選ぶ場合、店頭価格だけでなく、内容量と使用量を確認することも重要です。
例えば、カウブランドのメイク落としミルクは本体180mLで1,155円、詰め替え用160mLで935円です。一方、ファンケルのマイルドクレンジングオイルは120mLで1,980円、詰め替え用115mLで1,870円です。
単純な販売価格だけを見ると差がありますが、実際のコストは1回に使う量やメイクの濃さ、使用頻度によって変わります。安い商品でも何度も買い直す必要があれば、必ずしも最も経済的とは限りません。
また、詰め替え用は本体より安く購入できる場合がありますが、容量も異なるため、価格と内容量をセットで比較しましょう。
【よくある質問】ドラッグストアのクレンジングに関するFAQ
Q1:ドラッグストアで買えるクレンジングで、最もおすすめなのはどれですか?
A1:濃いメイクにはファンケルやビフェスタのオイル、毛穴汚れにはロゼットのバームやビオレのブラックジェル、しっとりした使用感を重視するならカウブランドのミルクなどが候補になります。最適な商品はメイクの濃さや肌質によって異なります。
Q2:敏感肌にはオイルとミルクのどちらが向いていますか?
A2:ミルクタイプは柔らかい使用感の商品が多く、選択肢の一つになります。ただし、オイルでも肌への配慮を重視した処方の商品があります。タイプだけで判断せず、成分や洗い上がり、肌との相性を確認してください。
Q3:クレンジングオイルで毛穴の黒ずみは取れますか?
A3:メイク汚れや皮脂など、クレンジングで落とせる汚れには対応できます。ただし、すべての黒ずみや角栓が一度の使用でなくなるわけではありません。強くこすったり、何度も洗ったりせず、継続的なスキンケアを心がけましょう。
Q4:クレンジングバームは毎日使っても大丈夫ですか?
A4:毎日使用できる商品もあります。商品の使用方法や注意事項に従い、肌に赤みや刺激が出た場合は使用を中止してください。角質ケア成分などを含む場合は、肌の状態にも注意が必要です。
Q5:まつげエクステをしていてもオイルクレンジングは使えますか?
A5:商品によっては使用できます。ビフェスタのセラムクレンジングオイルなど、一般的なシアノアクリレート系グルーへの対応を明記している商品もあります。ただし、施術時に使用した接着剤の種類を確認し、サロンの案内を優先してください。
ドラッグストアのクレンジングは、オイル・バーム・ジェル・ミルクそれぞれに特徴があり、価格や使用感も異なります。
濃いメイクをしっかり落としたいならオイルやバーム、さっぱりした使用感を求めるならジェル、柔らかな肌当たりを重視するならミルクが候補になります。ただし、同じタイプでも処方によって洗浄力や仕上がりは違います。
2026年は、ファンケルのリニューアルオイルやビオレのブラックジェルなど、洗浄技術や毛穴汚れへのアプローチを特徴とする商品も登場しています。従来の価格重視の選び方だけでなく、使い続けやすさや肌への負担にも目を向けたいところです。
失敗しないための判断基準は、普段のメイクを無理なく落とせる洗浄力があり、洗い上がりが自分の肌に合い、継続購入できる価格であること。
人気ランキングや口コミの評価だけに左右されず、自分の肌質や生活習慣に合ったクレンジングを選ぶことが、毎日のスキンケアを快適に続けるための近道です。