横浜名物として親しまれてきた崎陽軒の「シウマイ弁当」が、2026年2月1日に税込1,180円へ値上げされました。改定前の1,070円から110円の値上がりとなり、2025年2月に続く価格改定で、ついに1,200円に迫る価格帯に入っています。1954年の発売以来、シウマイ5個と鮪の漬け焼き、筍煮、俵型ごはんなどを組み合わせてきた定番駅弁だけに、価格の変化を気にする人も多いはずです。
値上げの背景には、米などの原材料費に加え、包装資材や物流費の上昇があります。一方で、崎陽軒のシウマイ弁当には、冷めてもおいしいごはん、味付けの異なるおかず、長年受け継がれてきた商品づくりという独自の魅力があります。2026年10月現在の価格、旧価格との差額、歴代価格の推移、カロリー、消費期限の確認方法を整理し、1,180円を払う価値があるのかを考えます。
【2026年最新】崎陽軒シウマイ弁当の現在の値段と値上げの真相

2026年10月28日現在、崎陽軒の公式商品情報に掲載されているシウマイ弁当の価格は税込1,180円です。価格改定は2026年2月1日に実施され、従来の1,070円から110円引き上げられました。
今回の値上げを発表したのは2025年12月26日です。TBS NEWS DIGなどの報道によると、崎陽軒はシウマイ弁当を含む123品目について、平均約7.9%の価格改定を実施しました。対象は弁当だけでなく、シウマイ類、菓子、中華まん類などにも及んでいます。
今回の値上げを単純に計算すると、シウマイ弁当の値上げ率は約10.3%です。全対象商品の平均値上げ率である7.9%を上回ります。これは、平均値上げ率が各商品に一律で適用される数字ではないためです。商品ごとの改定幅は同じではなく、シウマイ弁当は110円の引き上げとなりました。
崎陽軒が説明している主な理由は、原材料や包装資材、物流費などの諸経費の高騰です。同社は生産性向上や経費削減に取り組んできたものの、コスト上昇が収まらず、製品の安定供給を維持するために価格改定が必要になったとしています。
ここで押さえておきたいのは、値上げの理由が単一の食材に限定されていない点です。米を使うごはん、豚肉や干し貝柱を使うシウマイ、弁当容器などの包装資材、製造拠点から店舗まで商品を運ぶ物流には、それぞれ異なるコストが発生します。個別の費用がどの程度価格に反映されたかまでは公表されていませんが、複数の費用が重なることで価格維持が難しくなった構図が見えてきます。
なお、2026年2月以降の次回値上げ日については公表されていません。購入前には公式商品情報や店頭表示で最新価格を確認するのが確実です。
【旧価格と徹底比較】シウマイ弁当の歴代価格推移
シウマイ弁当の値上げを考えるうえで重要なのは、今回の110円だけでなく、過去の改定を含めた長期的な変化です。All Aboutなどの歴史解説や、価格推移をまとめたプライシーの調査をもとに主な節目を整理すると、1954年の発売当初は100円でした。
その後、価格は段階的に上昇しています。とりわけ2022年以降は、2022年10月、2023年10月、2025年2月、2026年2月と価格改定が続き、1,000円を超えた後も値上がりが重なりました。
| 時期 | 価格(税込) | 主な変化・背景 |
|---|---|---|
| 1954年 | 100円 | シウマイ弁当発売。当初はシウマイ4個入り |
| 1963年ごろ | 150円 | おかずの構成が変化 |
| 1968年ごろ | 200円 | 鶏の唐揚げやあんずなどが入る構成へ |
| 1974年 | 400円 | シウマイが4個から5個へ |
| 1983年 | 600円 | 価格改定。付け合わせにも変化 |
| 1995年 | 700円 | 現在につながるおかず構成が定着 |
| 2003年 | 710円 | 玉子焼きが復活 |
| 2008年 | 780円 | 段階的な価格上昇 |
| 2009年9月 | 750円 | 一時的に30円値下げ |
| 2014年 | 770円→800円 | 4月に770円、8月に800円 |
| 2016年9月 | 830円 | 原材料・包装資材などの高騰 |
| 2018年9月 | 860円 | 価格改定 |
| 2022年10月 | 900円 | 原材料費・諸経費の上昇 |
| 2023年10月 | 950円 | 価格改定 |
| 2025年2月 | 1,070円 | 120円値上げ。初めて1,000円を突破 |
| 2026年2月 | 1,180円 | 110円値上げ。現在の公式価格 |
※歴代価格は公開資料や報道で確認できる主な節目をまとめたものです。発売当初から現在までの全改定を網羅した一覧ではありません。初期の価格やおかずの変遷は、資料によって表記や時期に差がある場合があります。
2025年2月の改定では950円から1,070円へ120円上がり、初めて1,000円を突破しました。さらに2026年2月には1,070円から1,180円へ110円の値上げです。2023年10月の950円と比べると、約2年4か月で230円、率にして約24.2%の上昇となります。
ただし、発売当初の100円と現在の1,180円をそのまま比べて、商品価値が単純に11.8倍になったと考えるのは適切ではありません。約70年の間には物価水準、賃金、食材の調達環境、製造・配送にかかる費用が変わっています。歴代価格は、単なる値上がりの記録というより、駅弁を取り巻く経済環境の変化を映す指標として見る必要があります。
【中身・おかず一覧】シウマイ5個だけではない定番の魅力
崎陽軒の公式商品情報によると、シウマイ弁当には俵型ごはん、昔ながらのシウマイ5個、鮪の漬け焼き、蒲鉾、鶏の唐揚げ、玉子焼き、筍煮、あんず、切り昆布と千切り生姜が入っています。ごはんには小梅と黒ごまが添えられています。
おかずの特徴は、味や食感の方向性が一つに偏っていないことです。シウマイのうまみ、鮪の漬け焼きの香ばしさ、鶏の唐揚げの食べ応え、玉子焼きのやさしい味わい、筍煮の歯応えが組み合わさり、ごはんと一緒に少しずつ楽しめる構成になっています。
特に筍煮は、シウマイ弁当の個性を語るうえで外せないおかずです。肉料理や焼き魚とは異なる食感があり、甘辛い味付けがごはんによく合います。シウマイだけを大量に詰めた弁当ではなく、複数のおかずを組み合わせることで最後まで食べ飽きにくい設計になっています。
また、発売当初のシウマイ弁当は4個入りでしたが、1974年には5個入りになったとする歴史資料があります。1954年から現在まで、内容がまったく変わらなかったわけではありません。時代に応じておかずの変更や調整を重ねながら、現在の構成へとつながってきました。
崎陽軒が掲げる「冷めてもおいしい」という考え方も、駅弁としての魅力を支えています。日本鉄道構内営業中央会の資料解説では、独特の炊き方によるごはんや、水分を適度に吸収する昔ながらの木製折箱が、その工夫として紹介されています。購入してすぐに食べられない場合も想定した商品設計は、駅弁ならではの特徴です。
カロリー・栄養成分は?崎陽軒の公式商品情報に記載されている栄養成分は、1包装当たり次のとおりです。
- エネルギー:772kcal
- たんぱく質:29.9g
- 脂質:15.4g
- 炭水化物:128.4g
- 食塩相当量:3.7g
数値はいずれも公式表示に基づく推定値です。772kcalというエネルギー量は、昼食や夕食の主食付き弁当として検討しやすい水準ですが、必要なエネルギー量は年齢や活動量によって異なります。
注意したいのは塩分です。食塩相当量は3.7gのため、塩分摂取量を管理している人は、ほかの食事とのバランスも考える必要があります。また、公式の商品情報では、特定原材料等28品目のうち、卵・小麦・ごま・鶏肉・豚肉・大豆が表示されています。アレルギーがある場合は、購入時に最新の表示を確認してください。
【1954年発売の歴史】横浜名物がロングセラーになった理由
崎陽軒のシウマイ弁当は、1954年(昭和29年)に登場しました。崎陽軒の公式サイトでは、横浜名物のシウマイを主役に「横浜ならではの駅弁をつくりたい」という思いから誕生した商品として紹介されています。
崎陽軒そのものの創業は1908年(明治41年)、シウマイの発売は1928年(昭和3年)です。シウマイ弁当は、すでに横浜名物として知られていたシウマイを駅弁に発展させた商品でした。駅弁としての食べやすさと、横浜らしい名物を一つにまとめた点が、誕生時の大きな特徴です。
発売当初の価格は100円。初期のおかずにはシウマイ4個のほか、白飯、筍煮、ブリの照り焼き、エビフライ、玉子焼き、蒲鉾、福神漬け、切り昆布などがありました。現在の内容と見比べると、魚料理や付け合わせが時代とともに変化してきたことがわかります。
その後、シウマイの個数が5個になり、おかずの構成も調整されました。現在のシウマイ弁当は、昔ながらのシウマイに加えて、鮪の漬け焼きや鶏の唐揚げ、玉子焼き、筍煮などを組み合わせています。長い歴史を持ちながらも、まったく変化しない商品ではなく、定番の核を残しながら時代に合わせてきた商品なのです。
もう一つの強みは、横浜という地域との結び付きです。駅や百貨店、交通拠点などで目にする機会が多く、旅行や出張の食事、帰省時の手土産、日常の食事まで幅広い場面で利用されてきました。単に空腹を満たすための弁当ではなく、横浜を訪れたときに食べたい名物として定着していることが、ロングセラーを支える要素になっています。
【口コミ・評判】1,180円でも買う価値はある?
値上げに対する消費者の反応は一様ではありません。2025年2月の値上げ時には、SNSの反応を紹介したmacaroniなどの報道で、価格上昇は仕方がないと受け止める声や、値上がりしても買い続けたいという声が取り上げられました。一方、2026年の改定時には、110円の値上げを負担に感じる声や、値上げ前に購入しておきたいという反応も報じられています。
2024年12月の値上げ発表時には、日刊スポーツが、シウマイの大きさや個数を変えないでほしいというファンの声を紹介しました。価格が上がっても、看板商品としての味やボリュームを維持してほしいという期待がうかがえます。
こうした反応から読み取れるのは、シウマイ弁当の評価が価格だけで決まるわけではないということです。長年食べてきた人にとっては、味への愛着や横浜の思い出も購入理由になります。一方、初めて購入する人や価格を重視する人にとっては、1,180円という金額に対して、量やおかずの種類が見合っているかが判断基準になるでしょう。
1,180円を払う価値を感じやすい人- シウマイだけでなく、魚・肉・野菜系の煮物など複数のおかずを楽しみたい人
- 冷めてもおいしいごはんや、駅弁ならではの味付けを重視する人
- 横浜名物としての歴史や、長年親しまれてきた定番商品に魅力を感じる人
- 出張や旅行の食事に、手軽さと満足感の両方を求める人
- 食費をできるだけ抑えたい人
- シウマイを中心に、主食や副菜は自分で自由に組み合わせたい人
- カロリーや塩分を厳密に管理しており、栄養成分を比較して選びたい人
- ごはんの量や、特定のおかずの好みを優先して弁当を選びたい人
価格だけを基準にすれば、シウマイ弁当が誰にとっても最もお得とは限りません。しかし、シウマイ5個に複数のおかず、俵型ごはん、そして長年続く商品としての一体感まで含めて評価するなら、単純な食材の量だけでは比較できない価値があります。
大切なのは、昔の価格と比べて高いかどうかだけで判断しないことです。現在の予算、食べる量、好み、購入する場面を基準に考えれば、1,180円を納得して払えるかどうかが見えてきます。
【購入前に確認】購入費用と消費期限の見分け方
シウマイ弁当の基本価格は税込1,180円です。購入数に応じた商品代金は、1個なら1,180円、2個なら2,360円、5個なら5,900円になります。交通費や配送にかかる費用は別途考える必要があります。販売場所や注文方法によって取り扱い条件が異なる場合もあるため、複数個を購入する際は店舗や予約先の案内を確認してください。
購入後に気を付けたいのが消費期限です。シウマイ弁当は常温販売の商品ですが、長時間保存できるという意味ではありません。松屋銀座のお弁当宅配では、受け取り時間によって当日17時または22時までと案内され、京王百貨店の案内では製造から12時間とされています。このように、販売条件や製造・受け取り時刻によって案内が異なるため、すべての商品に共通する一律の期限を想定しないことが重要です。
実際に食べる際は、次の手順で確認しましょう。
- 1. パッケージの表示を見る:商品に印字された消費期限の日付と時刻を確認します。
- 2. 購入時刻と照らし合わせる:持ち帰りや移動に時間がかかる場合は、期限までに食べられるかを確認します。
- 3. 期限内に早めに食べる:表示された期限を守り、直射日光や高温になる場所を避けて持ち運びます。
- 4. 表示を優先する:百貨店や予約販売などで案内される期限よりも、手元の商品に記載された表示を優先してください。
「消費期限」と「賞味期限」は意味が異なります。消費期限は、安全に食べられる期限を示すもので、賞味期限のようにおいしく食べられる目安として扱うものではありません。期限を過ぎた商品を、見た目やにおいだけで判断して食べることは避けてください。
また、シウマイ弁当の公式商品情報では常温の商品として案内されていますが、常温とはどのような環境でも長時間置いてよいという意味ではありません。購入後はできるだけ早く食べることが基本です。
【崎陽軒シュウマイ弁当】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:崎陽軒のシウマイ弁当は2026年現在いくらですか?
A1:2026年2月1日の価格改定後、税込1,180円です。改定前の1,070円から110円値上がりしました。最新の価格は公式商品情報や店頭表示で確認してください。
Q2:なぜシウマイ弁当は値上げされたのですか?
A2:崎陽軒は、原材料費、包装資材費、物流費などの高騰を理由に挙げています。2026年の価格改定では123品目が対象となり、平均値上げ率は約7.9%でした。
Q3:シウマイ弁当のカロリーはどれくらいですか?
A3:崎陽軒の公式商品情報では、1包装当たり772kcalです。たんぱく質29.9g、脂質15.4g、炭水化物128.4g、食塩相当量3.7gと表示されています。いずれも推定値です。
Q4:シウマイ弁当はいつ発売されましたか?
A4:1954年(昭和29年)に発売されました。当初はシウマイ4個入りで、現在の5個入りになるなど、おかずや構成は時代とともに変化しています。
Q5:シウマイ弁当の消費期限は何時までですか?
A5:販売場所や受け取り時刻などによって案内が異なります。商品パッケージに印字された消費期限を確認し、その期限内に早めに食べてください。
崎陽軒のシウマイ弁当は、2026年2月1日から税込1,180円になりました。旧価格の1,070円から110円の値上げで、2023年10月の950円と比べると230円高くなっています。原材料費や包装資材費、物流費などの上昇が価格改定の背景にあり、2026年の改定では123品目が対象となりました。
一方、1954年の発売以来、シウマイ弁当は横浜を代表する駅弁として親しまれてきました。シウマイ5個と鮪の漬け焼き、鶏の唐揚げ、玉子焼き、筍煮などを組み合わせた内容や、冷めてもおいしいごはんへのこだわりは、現在も商品の魅力を形作っています。
1,180円という価格を高いと感じるか、納得できると感じるかは、食事に求めるものによって変わります。価格を最優先するなら別の商品も比較し、定番の味やおかずの構成、横浜名物としての歴史に価値を感じるなら、購入候補にする理由があります。
今後も価格や販売条件が変わる可能性はあるため、購入前には最新の公式情報を確認することが大切です。価格だけでなく、内容、栄養成分、消費期限まで把握して選べば、シウマイ弁当を自分に合った形で楽しめるでしょう。
主な参考情報:崎陽軒公式サイトの商品情報・価格改定告知、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、All About、プライシー、macaroni、松屋銀座お弁当宅配、京王百貨店の商品案内。