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【2022年7月期】夏ドラマ一覧の全体像と放送シーズン

雨宮 理沙 雨宮 理沙 • 更新: • 公開: • 読了約 36 分
目次

2022年の夏ドラマは、7月から9月にかけて、刑事ドラマ、企業サスペンス、恋愛、青春、お仕事ドラマなど、幅広いジャンルの作品が放送された。坂口健太郎と杏がタッグを組んだ『競争の番人』、永野芽郁主演の『ユニコーンに乗って』、竹内涼真主演の『六本木クラス』、綾野剛主演の『オールドルーキー』など、現在も作品名を思い出す視聴者が多い話題作がそろったシーズンだ。

2026年11月現在、当時の番組表を振り返ると、地上波のゴールデン・プライム帯だけでなく、NHK、BS、WOWOW、テレビ東京系の深夜ドラマにも個性的な作品が並んでいた。本記事では、2022年7月期の夏ドラマ一覧を曜日別に整理し、放送局・放送時間・主演・主要キャスト・あらすじ・主題歌を紹介する。加えて、当時の視聴率ランキングや見逃し配信の仕組みも解説する。

【2022年7月期】夏ドラマ一覧の全体像と放送シーズン

夏ドラマ2022一覧

2022年の夏ドラマは、一般的に2022年7月から9月までの3か月間を中心とするテレビドラマの編成を指す。各局の連続ドラマが7月に一斉に始まる一方、6月下旬に先行スタートした作品や、8月・9月に始まった作品も含まれている。

そのため、夏ドラマの一覧を確認する際には、7月に初回放送を迎えた作品と、夏クールに放送が継続していた作品を分けて考えると分かりやすい。

2022年夏ドラマを代表する5作品

特に注目を集めたのは、次の5作品だ。

  • 『競争の番人』:公正取引委員会を舞台に、不正な競争や企業の不正に立ち向かう社会派エンターテインメント。
  • 『魔法のリノベ』:住宅リノベーションを通して、家族や依頼人の人生を描くお仕事ドラマ。
  • 『ユニコーンに乗って』:教育系スタートアップ企業を舞台にした、大人の青春と仕事、恋愛の物語。
  • 『六本木クラス』:韓国ドラマ『梨泰院クラス』を日本版としてリメイクした復讐と下剋上の物語。
  • 『オールドルーキー』:現役引退を余儀なくされた元サッカー選手が、スポーツマネジメントの世界で再出発するヒューマンドラマ。

これらの作品には、社会的なテーマをエンターテインメントとして描く共通点がある。企業間の競争、住宅問題、起業、飲食業界、スポーツビジネスなど、仕事や経済に関わる題材が多かったことも、このシーズンの特徴だ。

夏ドラマの対象期間に注意

例えば『オールドルーキー』は2022年6月26日、『拾われた男』は同じく6月26日にスタートしている。また、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』は当初の予定から初回放送日が変更され、7月15日にスタートした。

一方、『生き残った6人によると』は8月、『鵜頭川村事件』は8月末に放送が始まっている。夏ドラマという呼び方は、必ずしも7月1日から始まる作品だけを意味するわけではない。

TVガイドWebの2022年夏ドラマガイドでも、曜日別に地上波・BS・WOWOWの作品が整理されており、当時の幅広い番組編成を確認できる。

ここでは、2022年7月から9月に放送された主な連続ドラマを曜日別に紹介する。時間は日本時間で、深夜0時以降は24時間表記を使用している。地域によって系列局の放送日時が異なる場合がある。

月曜日の夏ドラマ

『競争の番人』
放送局:フジテレビ系
放送時間:21時~21時54分
放送開始:2022年7月11日
主演:坂口健太郎、杏

公正取引委員会の審査部門を舞台に、企業の談合や価格カルテルなどの不正を調査する物語。性格も考え方も正反対の小勝負勉と白熊楓が、凸凹バディとして公正な競争を守るために奔走する。

『魔法のリノベ』
放送局:カンテレ・フジテレビ系
放送時間:22時~22時54分
放送開始:2022年7月18日
主演:波瑠

住宅リノベーションを題材にしたお仕事ドラマ。真行寺小梅と福山玄之介の営業コンビが、家の問題だけでなく、依頼人が抱える家族や人生の悩みにも向き合っていく。

『赤いナースコール』
放送局:テレビ東京系
放送時間:23時06分~23時55分
放送開始:2022年7月11日
主演:佐藤勝利

病院を舞台にしたサスペンス・ホラードラマ。入院患者たちの周囲で起こる不可解な出来事を軸に、緊張感のある展開が描かれた。

その他の月曜作品:BS松竹東急『シネコンへ行こう!』(22時30分)、BSテレ東『ちょい釣りダンディ』(24時)、日本テレビ系『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(24時59分)。

火曜日の夏ドラマ

『ユニコーンに乗って』
放送局:TBS系
放送時間:22時~22時57分
放送開始:2022年7月5日
主演:永野芽郁

教育系アプリを開発するスタートアップ企業「ドリームポニー」のCEO・成川佐奈が、世界で通用するユニコーン企業を目指して奮闘する。西島秀俊演じる小鳥智志や杉野遥亮演じる須崎功との関係も見どころだった。

『プリズム』
放送局:NHK総合
放送時間:22時~22時45分
放送開始:2022年7月12日
主演:杉咲花

園芸店で働く前島皐月を中心に、恋愛や家族、人生の選択を丁寧に描くヒューマンドラマ。

その他の火曜作品:テレビ東京『運命警察』(24時30分)、TBS系『パパとムスメの7日間』(24時58分)、TBS系『ロマンス暴風域』(25時28分)、『生き残った6人によると』(8月9日スタート、25時28分)、フジテレビ『オールドファッションカップケーキ』(8月16日スタート、24時25分)。

水曜日の夏ドラマ

『刑事7人 Season8』
放送局:テレビ朝日系
放送時間:21時~21時54分
放送開始:2022年7月13日
主演:東山紀之

天樹悠を中心とする個性豊かな刑事たちが、難事件の真相に迫る人気シリーズの第8シーズン。

『テッパチ!』
放送局:フジテレビ系
放送時間:22時~22時54分
放送開始:2022年7月6日
主演:町田啓太

陸上自衛隊を舞台に、さまざまな事情を抱えた若者たちが訓練や共同生活を通じて成長していく青春群像劇。

『家庭教師のトラコ』
放送局:日本テレビ系
放送時間:22時~23時
放送開始:2022年7月20日
主演:橋本愛

謎めいた家庭教師・根津寅子が、家庭環境や性格の異なる3つの家庭の子どもたちに向き合う。教育とお金、家族の問題を描いた作品だ。

その他の水曜作品:テレビ東京系『みなと商事コインランドリー』(24時30分)、『僕の姉ちゃん』(7月27日スタート、25時)、『ちょこっと京都に住んでみた。』(26時35分)、『名建築で昼食を 大阪編』(8月17日スタート、26時35分)。

木曜日の夏ドラマ

『遺留捜査 第7シーズン』
放送局:テレビ朝日系
放送時間:20時~20時54分
放送開始:2022年7月14日
主演:上川隆也

遺留品に残された手掛かりから事件の真相を追う糸村聡の活躍を描く刑事ドラマ。

『六本木クラス』
放送局:テレビ朝日系
放送時間:21時~21時54分
放送開始:2022年7月7日
主演:竹内涼真

韓国の人気ドラマ『梨泰院クラス』を日本版にリメイク。巨大企業に人生を狂わされた青年が、六本木で仲間と飲食店を立ち上げ、復讐と成功を目指す下剋上ストーリーだ。

『純愛ディソナンス』
放送局:フジテレビ系
放送時間:22時~22時54分
放送開始:2022年7月14日
主演:中島裕翔

教師と生徒の関係から始まる恋愛を軸に、時間の経過とともに変化する人間関係や秘密を描いたラブサスペンス。

その他の木曜作品:日本テレビ系『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』(23時59分)、BS-TBS『あなたはだんだん欲しくなる』(23時)、テレビ東京系『量産型リコ』(24時30分)、『チェイサーゲーム』(9月8日スタート、24時30分)、『復讐の未亡人』(26時35分)。

金曜日の夏ドラマ

『警視庁強行犯係 樋口顕 Season2』
放送局:テレビ東京系
放送時間:20時~20時54分
放送開始:2022年7月15日
主演:内藤剛志

警視庁の刑事・樋口顕が、さまざまな事件の捜査に挑むシリーズ作品。

『善人長屋』
放送局:NHK BSプレミアム
放送時間:20時~20時45分
放送開始:2022年7月8日
主演:中田青渚

善人ばかりが住むように見える長屋を舞台に、裏の顔を持つ住人たちが事件に関わっていく時代劇。

『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』
放送局:TBS系
放送時間:22時~22時54分
放送開始:2022年7月15日
主演:有村架純、中村倫也

東大卒のパラリーガル・石田硝子と、高卒の弁護士・羽根岡佳男が、日常の身近なトラブルを法律の力で解決していくリーガルエンターテインメント。

『NICE FLIGHT!』
放送局:テレビ朝日系
放送時間:23時15分~24時15分
放送開始:2022年7月22日
主演:玉森裕太

航空業界を舞台に、パイロットと航空管制官の仕事や恋愛を描いた作品。中村アンも主要キャストとして出演した。

その他の金曜作品:テレビ東京系『雪女と蟹を食う』(24時12分)、『晩酌の流儀』(24時52分)、『絶メシロード season2』(8月26日スタート、24時52分)、WOWOW『ワンナイト・モーニング』(8月5日スタート、23時)、『オカルトの森へようこそ』(23時30分)。

土曜日の夏ドラマ

『初恋の悪魔』
放送局:日本テレビ系
放送時間:22時~22時54分
放送開始:2022年7月16日
主演:林遣都、仲野太賀

坂元裕二脚本によるオリジナル作品。訳ありの警察署員たちが、それぞれの事情を抱えながら難事件に向き合い、友情や恋愛を育んでいくミステリアスな群像劇。

『トモダチゲームR4』
放送局:テレビ朝日系
放送時間:23時~24時
放送開始:2022年7月23日
主演:美 少年

友情とお金をテーマに、ゲームに巻き込まれた高校生たちの心理戦を描くサスペンス。

『個人差あります』
放送局:フジテレビ系
放送時間:23時40分~24時35分
放送開始:2022年8月6日
主演:白洲迅、夏菜、新川優愛

性別が変わるという現象を経験した夫婦を中心に、社会や恋愛、パートナーとの関係を描く作品。

その他の土曜作品:BS松竹東急『悪女のすべて』(23時)、BSテレ東『イケメン共よ メシを喰え』(24時)、テレビ朝日系『彼女、お借りします』(26時30分)、WOWOW『HOTEL -NEXT DOOR-』(9月10日スタート、22時)。

なお、『空白を満たしなさい』『僕の大好きな妻!』『ダブル』など、6月に始まり夏クールに放送が続いた作品もあった。

日曜日の夏ドラマ

『オールドルーキー』
放送局:TBS系
放送時間:21時~21時54分
放送開始:2022年6月26日
主演:綾野剛

元サッカー日本代表の新町亮太郎が、現役引退後にスポーツマネジメント会社で第二の人生を歩む物語。芳根京子、中川大志、増田貴久、反町隆史らが出演した。

『新・信長公記~クラスメートは戦国武将~』
放送局:日本テレビ系・読売テレビ制作
放送時間:22時30分~23時25分
放送開始:2022年7月24日
主演:永瀬廉

戦国武将のクローンたちが同じ高校に集まり、天下統一を目指して競い合うというユニークな設定の学園ドラマ。

その他の日曜作品:NHK BSプレミアム『風よあらしよ』(9月4日スタート、22時)、WOWOW『雨に消えた向日葵』(7月24日スタート、22時)、『鵜頭川村事件』(8月28日スタート、22時)。

『拾われた男 Lost Man Found』もNHK BSプレミアムで日曜22時から放送されていた。6月26日スタートのため、7月期の新作とは区別しておきたい。

朝ドラ・夜ドラも夏のラインアップに含まれる

NHKでは、連続テレビ小説『ちむどんどん』が月曜日から土曜日の8時に放送されていた。黒島結菜主演で、沖縄の料理人を目指す比嘉暢子の人生を描いた作品だ。

また、2022年8月22日からは『あなたのブツが、ここに』がNHK総合の夜ドラ枠でスタート。月曜日から木曜日の22時45分に放送され、仁村紗和が主演を務めた。

TVガイドWebの当時の番組情報には、これらの帯ドラマやBS作品、深夜ドラマも掲載されている。ゴールデン帯の作品だけを対象にすると、実際の夏ドラマの多彩さを見落としてしまう。

【主要5作品を比較】主演・キャスト・あらすじ・人物関係

2022年夏ドラマの特徴を理解するには、主演俳優だけでなく、物語の舞台や主要人物との関係にも注目したい。特に注目された5作品について、放送枠とキャスト、作品の中心となる関係性をまとめた。

作品名 放送局・時間 主演・主要キャスト 作品・人物関係 主題歌
競争の番人 フジテレビ系・月曜21時 坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎 公正取引委員会の小勝負勉と白熊楓が不正競争を調査するバディもの idom「GLOW」
魔法のリノベ カンテレ・フジテレビ系・月曜22時 波瑠、間宮祥太朗、金子大地、吉野北人 真行寺小梅と福山玄之介が住宅リノベーションを通じて依頼人の問題を解決 ヨルシカ「チノカテ」
ユニコーンに乗って TBS系・火曜22時 永野芽郁、西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰 CEOの成川佐奈、共同創業者の須崎功、新入社員の小鳥智志を中心としたスタートアップ物語 DISH//「しわくちゃな雲を抱いて」
六本木クラス テレビ朝日系・木曜21時 竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、香川照之 宮部新が仲間と飲食店を立ち上げ、巨大企業に立ち向かう下剋上物語 [Alexandros]「Baby's Alright」
オールドルーキー TBS系・日曜21時 綾野剛、芳根京子、中川大志、増田貴久、反町隆史 元サッカー選手の新町亮太郎がスポーツマネジメント会社で再出発する物語 King Gnu「雨燦々」
『競争の番人』は社会派テーマとバディの掛け合わせ

『競争の番人』は、新川帆立の小説を原作とした作品。坂口健太郎演じる小勝負勉と、杏演じる白熊楓が公正取引委員会の第六審査、通称「ダイロク」で活動する。

白熊は元刑事で、ある事件をきっかけに公正取引委員会へ異動する。一方、小勝負は頭脳明晰ながら、理屈っぽくひねくれた性格。対照的な2人が企業の不正やカルテル問題を追う展開が特徴だった。

小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶ、小日向文世ら実力派俳優が脇を固めた点も見逃せない。公正取引委員会という一般視聴者にはなじみの薄い組織を、事件解決型のドラマとして描いた点に独自性があった。

『魔法のリノベ』は住宅問題から人生を描く

『魔法のリノベ』は、星崎真紀の漫画を原作とする作品。波瑠演じる真行寺小梅と間宮祥太朗演じる福山玄之介が、まるふく工務店で住宅リノベーションの営業に取り組む。

家を直すことは、単に設備や間取りを新しくすることではない。住む人の悩みや家族関係、生活の変化にも向き合う必要がある。住宅という身近な題材を通じて、依頼人の人生を描いたところが魅力だ。

金子大地、吉野北人、YOU、近藤芳正、原田泰造らも出演。仕事の成長と人間関係の変化を楽しめる作品だった。

『ユニコーンに乗って』はスタートアップ企業の青春ドラマ

永野芽郁演じる成川佐奈は、教育系アプリを開発するドリームポニーのCEO。創業から成長を続ける一方、事業の拡大や経営上の課題に直面する。

そこに加わるのが、西島秀俊演じる中途採用社員の小鳥智志だ。若いメンバーが中心の企業に、異なる世代や経験を持つ人物が加わることで、仕事に対する価値観の違いも描かれた。

杉野遥亮演じる共同創業者・須崎功との関係を含め、起業、友情、恋愛が交差する大人の青春ドラマとして展開した。

『六本木クラス』は韓国のヒット作を日本に置き換えた話題作

『六本木クラス』は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』を日本版にリメイクした作品だ。竹内涼真演じる宮部新が、巨大企業に対して復讐を誓い、六本木で飲食店を経営しながら仲間とともに成長していく。

新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、鈴鹿央士、香川照之、稲森いずみらが出演。原作の持つ復讐劇と下剋上の骨格を東京・六本木という舞台に移したことが、作品の大きな特徴だった。

全13話という比較的長い構成で、主人公の成長や人間関係、企業との対立が段階的に描かれた。

『オールドルーキー』は引退後のセカンドキャリアがテーマ

綾野剛演じる新町亮太郎は、元サッカー日本代表のプロ選手。現役引退を余儀なくされ、スポーツマネジメント会社「ビクトリー」で新しい仕事に挑戦する。

芳根京子演じる深沢塔子、中川大志演じる城拓也、増田貴久演じる梅屋敷聡太、反町隆史演じる高柳雅史らが物語を支えた。

スポーツ選手の引退後のキャリアというテーマを扱い、選手を支える仕事や、競技生活を終えた人間の再出発を描いた点が特徴だ。Jリーグや日本サッカー協会の協力も得て制作された。

【2022年夏ドラマ主題歌一覧】作品を彩った人気アーティスト

2022年夏ドラマでは、人気バンドや新進アーティストによる書き下ろし楽曲も注目された。ドラマの世界観と主題歌の組み合わせは、放送後に作品を思い出すきっかけにもなる。

注目作品の主題歌
  • 『競争の番人』:idom「GLOW」
  • 『魔法のリノベ』:ヨルシカ「チノカテ」。オープニング曲は、さとうもか「魔法」。
  • 『ユニコーンに乗って』:DISH//「しわくちゃな雲を抱いて」
  • 『六本木クラス』:[Alexandros]「Baby's Alright」。挿入歌にはTHE BEAT GARDEN「Start Over」などを起用。
  • 『オールドルーキー』:King Gnu「雨燦々」
  • 『石子と羽男』:RADWIMPS「人間ごっこ」
  • 『初恋の悪魔』:SOIL&"PIMP"SESSIONS「初恋の悪魔」
  • 『NICE FLIGHT!』:Kis-My-Ft2「Two as One」
  • 『雪女と蟹を食う』:オープニングテーマはジャニーズWEST「星の雨」、エンディングテーマはヒグチアイ「悪い女」
  • 『テッパチ!』:GENERATIONS from EXILE TRIBE「チカラノカギリ」
主題歌とドラマの相性にも注目

『競争の番人』の「GLOW」は、idomが担当した楽曲。フジテレビの月9という大きな枠で、当時デビュー前のアーティストが主題歌を担当したことも話題になった。

『魔法のリノベ』では、ヨルシカの「チノカテ」が主題歌に起用された。さとうもかの「魔法」はオープニングテーマであり、主題歌とオープニングを混同しないようにしたい。

『六本木クラス』では、[Alexandros]の「Baby's Alright」が主題歌。THE BEAT GARDENの「Start Over」は挿入歌で、韓国版『梨泰院クラス』の楽曲「START」を日本語カバーしたものだった。

また、『オールドルーキー』の「雨燦々」はKing Gnuによる書き下ろし楽曲。ドラマの公式情報やアーティストの発表資料でも、主題歌として確認できる。

これらの楽曲情報は、各テレビ局の公式番組ページやアーティスト公式発表、JOYSOUNDの2022年ドラマ主題歌特集などで確認できる。

【視聴率ランキング】2022年夏ドラマで上位に入った作品は?

当時の人気を振り返る指標として、全話平均視聴率も参考になる。2022年夏ドラマでは、綾野剛主演の『オールドルーキー』が10%を超え、上位に入った。

以下は、ドラマ情報サイト「dorama9」が掲載した全話平均視聴率の単純平均によるランキング。対象は日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビのプライム帯で放送された非シリーズの連続ドラマで、テレビ東京作品や『刑事7人』『遺留捜査』などのシリーズ作品は対象外となっている。

2022年夏ドラマの全話平均視聴率ランキング
  1. オールドルーキー:10.44%
  2. 六本木クラス:9.35%
  3. 競争の番人:8.85%
  4. ユニコーンに乗って:7.98%
  5. 石子と羽男―そんなコトで訴えます?―:7.3%
  6. 魔法のリノベ:6.4%
  7. 家庭教師のトラコ:5.8%
  8. テッパチ!:4.8%
  9. 初恋の悪魔:4.67%
  10. 新・信長公記:4.37%
  11. 純愛ディソナンス:3.9%

なお、視聴率は集計方法や対象範囲によって数値が異なる場合がある。上記は同じ集計元のランキングを比較するための数字であり、すべての夏ドラマを含めた総合順位ではない。

1位『オールドルーキー』が平均10%を超えた理由

『オールドルーキー』は平均10.44%でトップとなった。初回は11.2%でスタートし、最終回は11.6%を記録。最終回の数字は同作の期間中最高だった。

スポーツ選手の引退後というテーマに加え、仕事を失った主人公が新しい職場で一から信頼を築いていく姿が物語の軸になった。スポーツの試合そのものではなく、選手を支えるマネジメント業務に焦点を当てたことも作品の個性だった。

2位『六本木クラス』は最終回で自己最高を記録

『六本木クラス』は平均9.35%。初回は9.6%で、その後は一時的に数字が下がったものの、終盤にかけて持ち直した。

最終回は10.7%を記録し、放送期間中の最高視聴率となった。韓国版『梨泰院クラス』のファンだけでなく、日本版のキャストや舞台設定に注目する視聴者も多かった作品だ。

3位『競争の番人』は初回11.8%の好スタート

『競争の番人』は平均8.85%。初回視聴率は11.8%で、今回のランキング対象作品の中でも印象的なスタートを切った。

公正取引委員会という珍しい舞台設定と、坂口健太郎・杏のW主演が話題になった。社会派テーマを扱いながら、事件解決や人物同士の掛け合いを盛り込んだ構成が特徴だった。

視聴率だけでは作品の人気を判断できない

視聴率ランキングは、当時のテレビ放送における世帯視聴の状況を比較する材料として有用だ。しかし、配信サービスでの視聴、録画視聴、SNSでの話題性、作品への評価まで反映するものではない。

実際、放送前の期待度ランキングでは『初恋の悪魔』が1位、『石子と羽男』が2位となっていた。放送前に期待された作品と、最終的な視聴率上位作品が必ずしも一致しないことは、ドラマ市場の面白さでもある。

したがって、2022年夏ドラマの評価を振り返る際は、視聴率だけでなく、作品の独自性やキャスト、テーマ、視聴者の反応も合わせて見ることが大切だ。

【地上波・BS・深夜ドラマ】ゴールデン以外にも注目作品が充実

2022年夏ドラマを語るうえで見逃せないのが、深夜枠やBS、WOWOWの作品群だ。ゴールデン・プライム帯にはない題材や演出を取り入れたドラマが多く、作品の幅を広げていた。

地上波の深夜ドラマ

テレビ東京系では、『赤いナースコール』『みなと商事コインランドリー』『晩酌の流儀』『雪女と蟹を食う』『復讐の未亡人』などが放送された。

特に『晩酌の流儀』は、栗山千明演じる伊澤美幸が、仕事終わりの晩酌を充実させるために食事や生活を工夫するグルメ系ドラマ。日常の小さな楽しみに焦点を当てた作品だった。

『みなと商事コインランドリー』は草川拓弥主演で、コインランドリーを舞台にした恋愛ドラマ。深夜帯ならではの落ち着いた雰囲気と、登場人物の距離感が特徴だった。

日本テレビ系では『消しゴムをくれた女子を好きになった。』、TBS系では『パパとムスメの7日間』など、青春や恋愛を扱った作品も放送された。

BS放送のドラマ

BSでは、地上波とは異なる作品が編成されていた。

  • 『シネコンへ行こう!』:BS松竹東急、月曜22時30分。
  • 『ちょい釣りダンディ』:BSテレ東、月曜24時。
  • 『善人長屋』:NHK BSプレミアム、金曜20時。
  • 『あなたはだんだん欲しくなる』:BS-TBS、木曜23時。
  • 『悪女のすべて』:BS松竹東急、土曜23時。
  • 『イケメン共よ メシを喰え』:BSテレ東、土曜24時。
  • 『拾われた男 Lost Man Found』:NHK BSプレミアム、日曜22時。

特にNHK BSプレミアムの『善人長屋』は時代劇として独自の存在感があり、BS松竹東急やBSテレ東では、映画館、釣り、食事など、生活に身近な題材を扱う作品が見られた。

WOWOWのオリジナルドラマ

WOWOWでは、『雨に消えた向日葵』『鵜頭川村事件』『ワンナイト・モーニング』『オカルトの森へようこそ』『HOTEL -NEXT DOOR-』などが放送された。

地上波の作品と比べて、サスペンスや人間ドラマなど、物語の構成や題材に幅があった。WOWOWのオリジナル作品は、BS放送や地上波の番組表だけでは見つけにくいため、当時の夏ドラマを網羅したい場合には別枠で確認する必要がある。

夏ドラマの編成から見える2022年の特徴

この時期の編成には、ゴールデン帯で大規模なキャストを起用した作品を展開する一方、深夜帯やBSでは、グルメ、恋愛、趣味、社会問題など、テーマを絞った作品を届ける傾向が見られた。

例えば、同じテレビ東京系でも、月曜の『赤いナースコール』はサスペンス、金曜の『晩酌の流儀』はグルメと、異なる視聴者層を意識した作品が並んでいた。

夏ドラマの一覧を調べるときには、放送局だけでなく、放送時間帯まで確認すると、作品のジャンルや編成上の位置付けが分かりやすい。

【見逃し配信】2022年夏ドラマを2026年に視聴する方法

2022年当時は、テレビ放送を見逃した視聴者が、TVerや各局の動画配信サービスを利用して作品を視聴するスタイルが定着していた。

ただし、2022年当時の見逃し配信と2026年現在の過去作品の配信は別の仕組みだ。放送終了後の無料配信が終了していても、定額制動画サービスやレンタル配信、DVD・Blu-rayなどで視聴できる場合がある。

当時の主な見逃し配信サービス
  • TVer:民放各局の公式見逃し配信。放送後の一定期間、対象番組を無料視聴できる。
  • FOD:フジテレビ系のドラマを中心とした動画配信サービス。
  • Paravi:当時のTBS・テレビ東京系のドラマやバラエティーを中心に扱っていたサービス。
  • TELASA:テレビ朝日系の番組やドラマなどを扱う動画配信サービス。
  • Hulu:日本テレビ系の番組やドラマなどを扱う動画配信サービス。
  • WOWOWオンデマンド:WOWOWのオリジナルドラマなどを視聴できるサービス。
Paraviは2023年にU-NEXTへ統合

2022年夏ドラマを探す際に注意したいのが、Paraviのサービス統合だ。

Paraviは2023年7月にU-NEXTへサービス統合された。2022年当時、『オールドルーキー』や『ユニコーンに乗って』などのTBS作品をParaviで視聴していた人も、現在はU-NEXT側のサービスや作品ラインアップを確認することになる。

ただし、サービス統合によって過去の全作品が永久に見放題になったわけではない。作品ごとの配信権や契約期間によって、視聴できるタイトルは変わる。

2026年に過去の夏ドラマを探すときのポイント

2026年11月現在、過去作品を探す場合は、次の順番で確認すると効率的だ。

  1. 作品名で検索する:ドラマ名を入力し、現在の配信先を確認する。
  2. 放送局系列を確認する:フジテレビ系ならFOD、テレビ朝日系ならTELASAなど、系列局のサービスも調べる。
  3. U-NEXTの作品情報を確認する:旧Paravi系の作品を探す場合は、統合後の配信状況を確認する。
  4. DVD・Blu-rayも調べる:配信されていない作品は、映像ソフトで視聴できる場合がある。

なお、TVerの公式ヘルプによると、通常の見逃し配信期間は放送終了後から次回放送の直前までが基本で、一部例外もある。配信期間が終わった番組は、そのままTVerで視聴できるわけではない。

つまり、2022年の夏ドラマが当時TVerで配信されていたことと、2026年にも同じ番組を無料で視聴できることは同じではない。現在の配信状況を確認してから利用することが大切だ。

【プロの結論】2022年夏ドラマを振り返るときの注目ポイント

2022年夏ドラマのラインアップを整理すると、単純な恋愛ドラマや刑事ドラマだけではなく、仕事や社会の仕組みを物語に取り込んだ作品が目立っていた。

仕事を題材にしたドラマが充実していた

『競争の番人』は公正取引委員会、『魔法のリノベ』は住宅業界、『ユニコーンに乗って』はスタートアップ、『オールドルーキー』はスポーツマネジメントを扱っている。

それぞれの作品は業界こそ違うものの、仕事を通じて主人公が成長し、周囲の人間と協力しながら問題を解決するという構造を持っていた。

仕事を題材にしたドラマは、職業の専門知識を物語に取り入れることで、視聴者に新しい視点を提供できる。2022年夏は、その方向性が複数の主要作品に見られたシーズンだった。

韓国ドラマの日本版リメイクも存在感を示した

『六本木クラス』は、『梨泰院クラス』を日本の都市や飲食業界に置き換えた作品だった。海外作品のリメイクは、原作の知名度を生かしながら、日本の俳優や文化に合わせて再構成する制作手法の一例だ。

原作を知っている視聴者にとっては、登場人物や舞台の違いを比較する楽しみがあり、初めて作品に触れる視聴者にとっては、日本のドラマとして物語を追えるという利点があった。

視聴率と作品評価は別の基準で考える

視聴率上位には『オールドルーキー』『六本木クラス』『競争の番人』が並んだが、放送前の期待度や視聴者の好みまで同じ順位になるわけではない。

作品を選ぶ基準としては、次のような考え方が役立つ。

  • 社会派・仕事ドラマが好きな人:『競争の番人』『魔法のリノベ』『オールドルーキー』
  • 恋愛と青春を楽しみたい人:『ユニコーンに乗って』『純愛ディソナンス』『プリズム』
  • 復讐や心理戦が好きな人:『六本木クラス』『初恋の悪魔』『赤いナースコール』
  • 法律・事件解決ものが好きな人:『石子と羽男』『オクトー』『刑事7人』
  • 気軽に楽しめる日常系が好きな人:『晩酌の流儀』『みなと商事コインランドリー』『ちょい釣りダンディ』

一方、視聴率だけを基準に過去作品を選ぶと、自分の好みに合った深夜ドラマやBS作品を見落とす可能性もある。放送枠やジャンル、主演俳優、物語のテーマを組み合わせて選ぶことが、満足度の高い視聴につながる。

夏ドラマ2022一覧に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2022年夏ドラマで視聴率1位だった作品は?
A1:全話平均視聴率の単純平均による対象作品のランキングでは、綾野剛主演の『オールドルーキー』が10.44%で1位だった。2位は竹内涼真主演の『六本木クラス』で9.35%、3位は坂口健太郎・杏主演の『競争の番人』で8.85%だった。

Q2:2022年夏ドラマの月9は何だった?
A2:フジテレビ系の月9枠では『競争の番人』が放送された。坂口健太郎と杏のW主演で、公正取引委員会を舞台に企業の不正を調査するドラマだった。

Q3:永野芽郁主演の2022年夏ドラマは?
A3:TBS系火曜22時枠の『ユニコーンに乗って』。西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰らが出演し、教育系スタートアップ企業の成長と恋愛を描いた。

Q4:竹内涼真主演の『六本木クラス』は何曜日に放送された?
A4:テレビ朝日系で、2022年7月7日から毎週木曜日の21時に放送された。韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイクで、全13話の作品だった。

Q5:2022年夏ドラマは地上波以外でも放送されていた?
A5:放送されていた。NHK BSプレミアム、BSテレ東、BS松竹東急、BS-TBS、WOWOWなどでも作品が編成されていた。『善人長屋』『ちょい釣りダンディ』『雨に消えた向日葵』などが代表例だ。

Q6:2022年夏ドラマは2026年でも無料で見られる?
A6:作品によって異なる。TVerの通常の見逃し配信は期間限定であり、2022年当時の配信がそのまま残っているわけではない。現在の無料配信や定額制サービス、レンタル配信、DVD・Blu-rayの取り扱いを作品ごとに確認する必要がある。

Q7:2022年夏ドラマの主題歌で代表的な曲は?
A7:『オールドルーキー』のKing Gnu「雨燦々」、『六本木クラス』の[Alexandros]「Baby's Alright」、『競争の番人』のidom「GLOW」、『ユニコーンに乗って』のDISH//「しわくちゃな雲を抱いて」などが代表的な楽曲だ。

2022年7月から9月にかけての夏ドラマは、『競争の番人』『魔法のリノベ』『ユニコーンに乗って』『六本木クラス』『オールドルーキー』など、現在も振り返る価値のある作品が数多く放送された。

地上波のゴールデン・プライム帯では人気俳優が出演する話題作が並び、深夜枠やBS、WOWOWでは個性的な題材を扱う作品が充実していた。曜日別に確認すると、月曜日から日曜日まで、それぞれ異なるジャンルのドラマが楽しめる編成だったことが分かる。

視聴率では『オールドルーキー』が平均10.44%でトップとなり、『六本木クラス』『競争の番人』が続いた。一方、放送前の期待度や作品の評価には違いもあり、数字だけでは夏ドラマ全体の魅力を測れない。

2026年に当時の作品を見返すなら、放送曜日や主演俳優だけでなく、あらすじ、主題歌、配信状況も合わせて確認したい。2022年夏ドラマは、仕事、青春、恋愛、サスペンス、社会問題まで幅広いテーマが集まった、バラエティー豊かなドラマシーズンだった。

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雨宮 理沙
デジタルマーケター 雨宮 理沙
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レーベル公式のリリースとライブ主催者の発表を一次情報とし、セットリストや動員は公式発表で再確認します。

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