「名探偵コナンの映画で一番人気なのはどれ?」「興行収入が高い作品と、ファンが最高傑作と評価する作品は同じ?」――そんな疑問に答えるため、2026年版のコナン映画人気ランキングを、歴代の興行収入、ファン投票、映画レビューの評価という3つの視点から比較します。
1997年の第1作『時計じかけの摩天楼』から、2026年4月10日公開の第29作『ハイウェイの堕天使』まで、劇場版『名探偵コナン』は多彩な作品を生み出してきました。興行収入約158億円を記録した『100万ドルの五稜星』、Filmarksの評価で高い支持を集める『黒鉄の魚影』、長年ファンに愛される『ベイカー街の亡霊』など、人気の理由は作品ごとに異なります。
【2026年版】コナン映画人気ランキング!まず観たい歴代の名作5選

コナン映画の人気を考えるうえで参考になるのが、実際のファン投票と映画レビューの評価です。電撃オンラインが2026年3月14日から4月9日まで実施した人気投票では、歴代28作品を対象に順位が集計されました。
この投票結果を軸に、レビュー評価や興行実績も照らし合わせると、初めて観る人にも長年のファンにもおすすめしやすい作品として、次の5本が挙げられます。
- 『黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年):黒ずくめの組織と灰原哀をめぐる物語が見どころ。近年の劇場版を代表する人気作。
- 『瞳の中の暗殺者』(2000年):記憶を失った蘭と、彼女を守ろうとするコナンを描くサスペンス。推理と恋愛要素のバランスが魅力。
- 『ベイカー街(ストリート)の亡霊』(2002年):仮想体感ゲームを舞台にした異色のミステリー。社会的なテーマや物語の奥深さを楽しみたい人におすすめ。
- 『ハロウィンの花嫁』(2022年):警察学校組の過去と渋谷を舞台にした事件が交差する作品。アクションと人間ドラマを楽しめる。
- 『隻眼の残像(フラッシュバック)』(2025年):長野県警や毛利小五郎に焦点を当てた作品。警察関係者のドラマや過去の事件に関心がある人に向いている。
この5本は、単に興行収入が高い作品を並べたものではありません。2026年の電撃オンラインのファン投票上位作品を中心に、物語の特色や異なる評価軸を踏まえて選んでいます。
一方、映画レビューサイトFilmarksの評価点やレビュー数を組み合わせた2026年10月19日更新のランキングでは、『黒鉄の魚影』『100万ドルの五稜星』『隻眼の残像』が上位3作となっています。どの調査を基準にするかによって順位が変わる点は、コナン映画の人気を読み解く要点です。
【興行収入ランキング】コナン映画歴代の大ヒット作品TOP10
興行収入は、劇場でどれだけ多くの観客を集めたかを示す客観的な指標です。ただし、興行収入が最高の作品と、ファンが最高傑作に選ぶ作品は必ずしも一致しません。
興行通信社の集計を伝えた報道や各作品の公表値を基に、歴代上位作品を整理しました。2026年の最新作については、8月末時点で報じられた興収を掲載しています。
| 順位 | 作品名 | 公開年 | 興行収入の目安 | 主な見どころ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 100万ドルの五稜星 | 2024年 | 約158億円 | 怪盗キッド、服部平次、函館を舞台にした謎 |
| 2位 | 隻眼の残像 | 2025年 | 約147.4億円 | 長野県警、毛利小五郎、過去の事件 |
| 3位 | 黒鉄の魚影 | 2023年 | 約138.8億円 | 黒ずくめの組織、灰原哀 |
| 4位 | ハイウェイの堕天使 | 2026年 | 約137.0億円 | 萩原千速、白バイアクション |
| 5位 | ハロウィンの花嫁 | 2022年 | 約97.8億円 | 警察学校組、渋谷を舞台にした事件 |
| 6位 | 紺青の拳(フィスト) | 2019年 | 約93.7億円 | 怪盗キッド、京極真、シンガポール |
| 7位 | ゼロの執行人 | 2018年 | 約91.8億円 | 安室透、公安警察、社会派サスペンス |
| 8位 | 緋色の弾丸 | 2021年 | 約76.5億円 | 赤井秀一、真空超電導リニア |
| 9位 | から紅の恋歌(ラブレター) | 2017年 | 約68.9億円 | 服部平次、遠山和葉、百人一首 |
| 10位 | 純黒の悪夢(ナイトメア) | 2016年 | 約63.3億円 | 黒ずくめの組織、赤井秀一、安室透 |
※金額は公表資料や報道に基づく概数です。2026年作品は興行の途中経過として報じられた数値であり、歴代の最終興収と同じ条件の確定値ではありません。
興行収入ランキングで注目すべきなのは、2023年から2025年までの3作品がいずれも約138億円以上を記録していることです。さらに2026年の『ハイウェイの堕天使』も、公開から約3か月で135億円を突破しました。7月には観客動員919万人突破が報じられ、8月末時点では興収約137億円に達しています。
なお、『100万ドルの五稜星』の約158億円という記録は、シリーズの興行収入で歴代最高水準です。一方、作品の完成度や感動、推理の面白さを評価するファン投票では、別の作品が1位になることもあります。売上と満足度を同じランキングで扱わないことが、作品選びで失敗しないコツです。
【ファン評価・評判】人気投票とレビューで順位が変わる理由
コナン映画人気ランキングを調べると、サイトによって1位が異なります。これは必ずしも評価が食い違っているからではありません。投票対象、回答者の年齢層、集計方法、作品を観た時期などが異なるためです。
2026年の電撃オンラインによるファン投票の上位10作品は、次のとおりです。
- 『黒鉄の魚影』(2023年)
- 『瞳の中の暗殺者』(2000年)
- 『ベイカー街の亡霊』(2002年)
- 『ハロウィンの花嫁』(2022年)
- 『隻眼の残像』(2025年)
- 『純黒の悪夢』(2016年)
- 『迷宮の十字路』(2003年)
- 『100万ドルの五稜星』(2024年)
- 『世紀末の魔術師』(1999年)
- 『ゼロの執行人』(2018年)
この結果から読み取れるのは、興行収入の上位作品だけでなく、2000年代初頭の作品も根強い支持を集めていることです。『瞳の中の暗殺者』や『ベイカー街の亡霊』は、公開から長い年月がたっても上位に入っています。
一方、Filmarksの評価を基にした2026年10月時点のランキングでは、『黒鉄の魚影』が評価4.1点、レビュー数約10.6万件で上位に位置しています。『100万ドルの五稜星』は興行収入で首位ですが、レビュー評価では『黒鉄の魚影』が上回るという違いが見られます。
ただし、レビューサイトの評価は投稿者による採点であり、映画を観た人全員の意見を代表するものではありません。ファン投票も参加者が限定されるため、唯一絶対の「最高傑作」を決める数字ではなく、人気の傾向を知るための材料として使うのが適切です。
2026年の投票結果を読む際には、もう一つ注意点があります。電撃オンラインの投票期間は4月9日までで、最新作『ハイウェイの堕天使』の公開日は翌4月10日です。そのため、同作が投票ランキングに入っていないのは、人気が低いからではなく、投票対象となる時期の違いによるものです。
【テーマ別おすすめ】泣ける作品・アクション名作・推理重視ならどれ?
コナン映画は、作品ごとに中心となるキャラクターや物語の方向性が大きく異なります。ランキングの順位だけで選ぶより、自分が観たい要素を決めてから選ぶほうが、満足度の高い1本に出会いやすくなります。
泣ける作品・感情を揺さぶるドラマを観たい人おすすめは『瞳の中の暗殺者』『時計じかけの摩天楼』『天国へのカウントダウン』です。
- 『瞳の中の暗殺者』:記憶を失った蘭と、彼女を守ろうとするコナンの関係に焦点を当てた作品。緊迫感と切なさを味わいたい人向け。
- 『時計じかけの摩天楼』:新一と蘭の関係、連続爆破事件、時間制限のあるクライマックスが印象に残る第1作。シリーズの原点を観たい人にもおすすめ。
- 『天国へのカウントダウン』:黒ずくめの組織が関わる事件と、少年探偵団の活躍が交差する作品。仲間との絆や緊張感のある展開を楽しめる。
「泣ける作品ランキング」に公式の統一順位があるわけではありません。恋愛要素で心を動かされるのか、仲間との絆に感動するのか、危機を乗り越える展開に胸を打たれるのかによって、好みは変わります。
アクション重視なら外せない名作派手なアクションを楽しむなら『純黒の悪夢』『ハロウィンの花嫁』『黒鉄の魚影』がおすすめです。
- 『純黒の悪夢』:黒ずくめの組織を軸に、赤井秀一や安室透などの人気キャラクターが交錯する。スケールの大きな対決を楽しみたい人向け。
- 『ハロウィンの花嫁』:警察学校組の背景と現在の事件が結びつく作品。アクションだけでなく、キャラクター同士の関係性も見どころ。
- 『黒鉄の魚影』:黒ずくめの組織との緊迫した攻防に加え、灰原哀の存在が物語の中心を担う。サスペンスとアクションを両方楽しみたい人向け。
- 『ハイウェイの堕天使』:2026年の最新作。萩原千速や白バイを軸としたスピード感のある展開が魅力。
ミステリーをじっくり味わいたいなら『ベイカー街の亡霊』『瞳の中の暗殺者』『迷宮の十字路』が候補です。
『ベイカー街の亡霊』は、仮想体感ゲームという設定を使いながら、事件の謎だけでなく社会的なテーマにも踏み込んでいます。『瞳の中の暗殺者』は、事件の真相と蘭の記憶をめぐる展開が結びつく構成が特徴です。『迷宮の十字路』は京都を舞台に、歴史的な要素や平次と和葉の関係を楽しめます。
派手なアクションよりも、手がかりを整理して真相を考える時間を大切にしたい人は、この3作から選ぶとよいでしょう。
人気キャラクターを軸に選ぶなら- 灰原哀・黒ずくめの組織:『黒鉄の魚影』
- 怪盗キッド・服部平次:『100万ドルの五稜星』
- 安室透・公安警察:『ゼロの執行人』
- 赤井秀一・安室透:『純黒の悪夢』
- 警察学校組:『ハロウィンの花嫁』
- 長野県警・毛利小五郎:『隻眼の残像』
好きなキャラクターが決まっているなら、その人物が物語の中心にいる作品から観る方法も有効です。ただし、登場人物の背景や関係性を十分に楽しむには、テレビアニメや過去作を少し知っておくと理解しやすくなります。
【劇場版名探偵コナン公開順】歴代29作品を一覧で紹介
コナン映画を公開順に観たい人のために、第1作から2026年の第29作までを整理しました。劇場版は基本的に毎年春に公開されており、作品によっては過去の事件やキャラクターの背景を知っていると、より深く楽しめます。
- 1997年・第1作:時計じかけの摩天楼
- 1998年・第2作:14番目の標的(ターゲット)
- 1999年・第3作:世紀末の魔術師
- 2000年・第4作:瞳の中の暗殺者
- 2001年・第5作:天国へのカウントダウン
- 2002年・第6作:ベイカー街(ストリート)の亡霊
- 2003年・第7作:迷宮の十字路(クロスロード)
- 2004年・第8作:銀翼の奇術師(マジシャン)
- 2005年・第9作:水平線上の陰謀(ストラテジー)
- 2006年・第10作:探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
- 2007年・第11作:紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)
- 2008年・第12作:戦慄の楽譜(フルスコア)
- 2009年・第13作:漆黒の追跡者(チェイサー)
- 2010年・第14作:天空の難破船(ロスト・シップ)
- 2011年・第15作:沈黙の15分(クォーター)
- 2012年・第16作:11人目のストライカー
- 2013年・第17作:絶海の探偵(プライベート・アイ)
- 2014年・第18作:異次元の狙撃手(スナイパー)
- 2015年・第19作:業火の向日葵
- 2016年・第20作:純黒の悪夢(ナイトメア)
- 2017年・第21作:から紅の恋歌(ラブレター)
- 2018年・第22作:ゼロの執行人
- 2019年・第23作:紺青の拳(フィスト)
- 2020年:新作の劇場公開はなく、『緋色の弾丸』は公開延期を経て2021年に公開
- 2021年・第24作:緋色の弾丸
- 2022年・第25作:ハロウィンの花嫁
- 2023年・第26作:黒鉄の魚影(サブマリン)
- 2024年・第27作:100万ドルの五稜星(みちしるべ)
- 2025年・第28作:隻眼の残像(フラッシュバック)
- 2026年・第29作:ハイウェイの堕天使
なお、『緋色の不在証明』などの総集編・特別編集版は、通常の劇場版ナンバリング作品とは区別されます。歴代ランキングを比較するときは、本編シリーズのみを対象にしているかどうかも確認しましょう。
【コナン映画人気の理由】2026年最新作から見えるヒットの傾向
劇場版『名探偵コナン』が長期にわたって支持される理由の一つは、シリーズの基本的な魅力を維持しながら、作品ごとに異なるキャラクターや舞台を前面に出していることです。
たとえば、『100万ドルの五稜星』では怪盗キッドや服部平次、『黒鉄の魚影』では灰原哀と黒ずくめの組織、『隻眼の残像』では長野県警や毛利小五郎が物語の大きな軸となります。毎年、注目する人物やテーマが変わることで、長年のファンにも新しい楽しみが生まれています。
もう一つの特徴は、推理、アクション、恋愛、友情、家族の絆など、複数の要素を組み合わせていることです。推理そのものを楽しむ人もいれば、特定のキャラクターを目当てに劇場へ足を運ぶ人もいます。同じ作品でも、観客によって評価するポイントが異なります。
興行面では、2023年の『黒鉄の魚影』が約138.8億円、2024年の『100万ドルの五稜星』が約158億円、2025年の『隻眼の残像』が約147.4億円を記録。加えて、東宝の発表を伝えたスポーツニッポンの2026年5月7日付報道によると、『ハイウェイの堕天使』は公開27日間で興収108.8億円に達し、シリーズ4作品連続の興収100億円突破を実現しました。
2026年の最新作『ハイウェイの堕天使』は4月10日に公開された第29作です。トムス・エンタテインメントの作品情報でも同日公開が案内されており、萩原千速を軸にした白バイアクションが特徴です。7月には興収135億円突破、観客動員919万人突破が報じられ、8月末時点では約137億円に達しました。
ただし、近年の作品の興収が高いからといって、過去の名作より必ず面白いとは限りません。公開時の映画料金、上映環境、観客層、宣伝規模、シリーズへの関心など、興行収入に影響する要素は複数あります。長年のファンが選ぶ名作と、劇場で多くの観客を集めた作品は、分けて評価する必要があります。
【コナン映画人気ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コナン映画で一番人気なのはどの作品ですか?
A1:調査によって異なります。2026年の電撃オンラインのファン投票では『黒鉄の魚影』が1位です。一方、興行収入では『100万ドルの五稜星』が歴代最高水準の約158億円を記録しています。
Q2:コナン映画の最高傑作を1本だけ選ぶなら?
A2:総合的な人気や評価を重視するなら『黒鉄の魚影』、本格的な推理や独創的な設定を楽しみたいなら『ベイカー街の亡霊』、恋愛とサスペンスの両方を味わいたいなら『瞳の中の暗殺者』がおすすめです。何を重視するかによって最適な作品は変わります。
Q3:コナン映画初心者はどの作品から観るべきですか?
A3:まずは『時計じかけの摩天楼』か『瞳の中の暗殺者』がおすすめです。シリーズの基本的な魅力やコナンと蘭の関係を理解しやすく、過去作の知識が少なくても物語に入りやすい作品です。人気キャラクターを重視するなら、その人物が中心となる作品から始める方法もあります。
2026年版のコナン映画人気ランキングを比較すると、興行収入では『100万ドルの五稜星』、ファン投票やレビュー評価では『黒鉄の魚影』が強い存在感を示しています。また、『ベイカー街の亡霊』や『瞳の中の暗殺者』のように、公開から長い年月がたっても高く評価される作品もあります。
アクションを重視するなら『純黒の悪夢』や『ハロウィンの花嫁』、感動を求めるなら『瞳の中の暗殺者』、推理の奥深さを楽しむなら『ベイカー街の亡霊』というように、自分の好みに合わせて選ぶのが失敗しない方法です。
2026年の最新作『ハイウェイの堕天使』まで含めると、劇場版は第29作に到達しました。興行収入だけでなく、ファン投票、レビュー評価、物語の特色を組み合わせて比較することで、まだ観ていない名作や、自分にとっての最高傑作に出会えるはずです。