2027年に向けたポケモンアニメの大きなニュースが、英国のアニメーションスタジオアードマン(Aardman)による新作シリーズです。
作品名は『Pokémon Tales: The Misadventures of Sirfetch’d & Pichu』。2026年8月28日、Disney+と株式会社ポケモンの海外事業を担うThe Pokémon Company Internationalとのグローバル配信契約とともに発表されました。
最大の特徴は、一般的なテレビアニメの作画とは異なるストップモーションアニメーションを採用していることです。
主役はネギガナイトとピチュー!ガラル地方が舞台サーフェッチド(Sirfetch’d)
物語の中心となるのは、騎士のような誇り高い精神を持つサーフェッチドです。アードマンのトム・パーキンソン監督による説明では、立派な騎士を目指す一方、少し不器用なところもあるキャラクターとして描かれています。
ピチュー(Pichu)
もう一匹の主役は、好奇心旺盛なピチューです。サーフェッチドを支える従者のような立場で、時には冷静な判断をする役割も担います。
2匹はガラル地方を旅しながら、困っているポケモンを助ける冒険に出発します。さまざまな困難やライバルとの遭遇を経験しながら、友情を深めていくストーリーです。
注目したいのは、人間のトレーナーを中心に物語を描くのではなく、ポケモン自身の視点から世界を表現するという制作コンセプトです。
アードマンのストップモーションとは?
アードマン(Aardman)
英国ブリストルを拠点とするアニメーションスタジオ
『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』などで知られ、手作業による造形と独特のユーモアを生かした作品を制作しています。
ストップモーションは、立体的な人形やセットを少しずつ動かして撮影し、その映像をつなげることでキャラクターが動いているように見せる技法です。
CGアニメーションとは異なり、実際の模型や造形物が持つ質感、光の当たり方、細かな動きが映像に反映されます。アードマンは、この手作り感のある映像表現を得意とするスタジオです。
2026年8月の発表では、制作中の人形やセット、撮影の舞台裏も紹介されました。監督はトム・パーキンソンが担当し、ナット・マッケイがIP開発のクリエイティブディレクター、ジェームズ・ヤングがモデル制作のクリエイティブリードとして参加しています。
世界的に知られるアードマンの造形技術とポケモンのキャラクターデザインが融合することで、これまでのテレビシリーズとは異なる映像体験が期待できます。
2027年の放送・配信はDisney+が中心2026年8月28日のDisney+公式プレスリリースでは、本作について2027年にDisney XDでデビューし、Disney+で独占ストリーミング配信すると発表されています。
つまり、テレビ東京系で放送されるリコたちのテレビシリーズとは、制作会社も映像表現も配信の仕組みも異なる作品です。
Disney+は本作の世界独占配信先として案内されています。ただし、Disney+の作品案内には地域によってコンテンツの提供状況が異なるとの注意書きがあります。日本国内の具体的な配信開始日や日本語吹替キャストについては、2026年11月3日現在、今回の公式発表資料に具体的な記載はありません。
2027年という公開年は確定していますが、何月何日に配信されるかまで決まったわけではありません。配信日や日本語版の詳細は今後の発表が待たれます。
【プロの結論】2026年と2027年のポケモンアニメはどう楽しむべき?

2026年から2027年にかけてのポケモンアニメを理解する要点は、作品をひとまとめにして「新作」と考えないことです。それぞれの企画には異なる目的と視聴スタイルがあります。
3つの作品・シリーズの違いを理解する今回の展開は、大きく3つに分類できます。
- ワンダーボヤージュ: リコ、ロイ、ドット、ウルトたちの物語を継続して楽しむテレビシリーズ。
- POKÉTOON: 個々のポケモンに焦点を当てた短編WEBアニメ。
- Pokémon Tales: アードマンのストップモーション技術を取り入れた2027年の海外制作シリーズ。
この3つは競合する企画ではありません。むしろ、ポケモンという同じIPを異なる映像形式とストーリーテリングで展開する取り組みです。
なぜ複数のアニメ企画を同時に展開するのか背景にあるのは、視聴環境の多様化です。
テレビシリーズは、決まった放送時間に継続して視聴することで、キャラクターの成長や長期的なストーリーを楽しめます。一方、YouTubeを中心とするPOKÉTOONは、短時間で視聴でき、特定のポケモンを主役にした物語を届けられます。
加えて、Disney+を通じた海外展開では、世界的に知名度のある制作スタジオとの協業によって、従来とは異なる視聴者層にも作品を届けられます。
特にアードマンとの協業は、単に新しいポケモンを登場させる企画ではありません。人形やセットを使った物理的な映像制作という、ポケモンアニメにとって新しい表現領域への挑戦です。
このように考えると、2026年の新章と2027年のストップモーション作品は、同じ世界観を異なる方法で広げる企画として位置づけられます。
今後の情報をチェックする際の判断基準ポケモンアニメの新作情報を追いかける際は、次のポイントを確認すると誤解を防げます。
- 新章と新シリーズを区別する: ワンダーボヤージュは既存のテレビシリーズ内の新章です。
- 放送と配信を区別する: テレビ東京の放送情報とDisney+の配信情報は別々に確認します。
- キャスト発表を確認する: キャラクターの登場発表と担当声優の発表は、必ずしも同時ではありません。
- 公開年と配信日を区別する: 2027年公開予定という情報だけでは、具体的な配信日は確定しません。
- 短編と長編を区別する: POKÉTOONはテレビシリーズの続編ではなく、独立したWEBアニメです。
特に2027年のDisney+作品は、日本国内の配信条件が追加発表される可能性もあるため、Disney+とポケモン公式の情報をそれぞれ確認するのが確実です。
【ポケモンアニメ新作】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ポケモンアニメの新章「ワンダーボヤージュ」はいつから放送されていますか?
A1:2026年5月22日(金)から放送されています。リコ、ロイ、ドット、ウルトたちが新たな冒険に出発する章です。
Q2:ポケットモンスターのテレビ東京での放送時間は何時ですか?
A2:テレビ東京系では毎週金曜日の18時55分から19時25分までです。一部地域では放送日時が異なります。
Q3:新キャラクターのナヴィを演じる声優は誰ですか?
A3:芹澤優です。ナヴィはミアレシティでマチエールの探偵助手を務め、メタモンと一緒に行動するポケモン好きの少女です。
Q4:「セカイツナガレ」は誰が歌っていますか?
A4:リコ&ロイが歌っています。歌唱を担当するのは鈴木みのりと寺崎裕香で、HoneyWorksがプロデュースしています。
Q5:POKÉTOONの2026年新作は何本ですか?
A5:2026年8月に新作2本が告知されました。「カメールと、夏のつづき」が8月12日、「いたずらエルフーンとさせるかマフィティフ」が8月19日に、それぞれ22時から公開されました。
Q6:2027年のポケモン新作アニメは何という作品ですか?
A6:『Pokémon Tales: The Misadventures of Sirfetch’d & Pichu』です。アードマンが制作するストップモーションシリーズで、ガラル地方を舞台にサーフェッチドとピチューの冒険を描きます。
Q7:2027年の新作はDisney+で見られますか?
A7:Disney+が世界独占配信先として発表されています。2027年にDisney XDでデビューし、Disney+で独占ストリーミング配信される予定です。ただし、日本国内の具体的な配信開始日や日本語版の詳細は、今後の公式発表を確認する必要があります。
2026年のポケモンアニメは、5月22日に始まった「ワンダーボヤージュ」を中心に、リコ、ロイ、ドット、ウルトたちの冒険が続いています。ナヴィ役の芹澤優、HoneyWorks制作の「セカイツナガレ」、CUTIE STREETの「キュートなキューたい」など、キャラクターと音楽の両面で新しい要素が加わりました。
また、POKÉTOONでは2026年8月に2本の新作エピソードが公開され、テレビシリーズとは違ったポケモンたちの物語も楽しめます。
そして2027年には、アードマン制作の『Pokémon Tales: The Misadventures of Sirfetch’d & Pichu』が登場予定です。Disney+の世界独占配信が発表されたこの作品は、従来のテレビアニメとは異なるストップモーションという表現方法を採用しています。
今後のポケモンアニメを楽しむなら、テレビ放送を追いかけたい人はワンダーボヤージュ、短編作品を楽しみたい人はPOKÉTOON、新しい映像表現に興味がある人は2027年のPokémon Talesに注目するのがおすすめです。
2026年のテレビシリーズから2027年の海外制作作品へ。ポケモンアニメは、ひとつの放送枠にとどまらず、さまざまな物語と映像表現を通じて広がり続けています。