『終わりのセラフ』のアニメは、未知のウイルスによって崩壊した世界を舞台に、吸血鬼に支配された人類と、家族を奪われた少年・百夜優一郎たちの戦いを描くダークファンタジー作品だ。2015年にテレビアニメ化され、WIT STUDIOによる迫力ある映像と、入野自由、小野賢章、中村悠一ら実力派声優の出演でも話題を集めた。
テレビシリーズは第1クールと第2クール「名古屋決戦編」で構成され、全24話が放送された。その後、第3期の制作を待ち望むファンも多いが、2026年11月3日時点で公式から制作決定や放送開始日の発表は確認できない。原作漫画は集英社から36巻まで刊行されており、アニメ終了後の物語を追うこともできる。
【作品の基本情報】終わりのセラフのアニメはどんな物語?

『終わりのセラフ』は、原作・鏡貴也、漫画・山本ヤマト、コンテ構成・降矢大輔による漫画作品を原作とするテレビアニメだ。集英社の「ジャンプSQ.」で展開されている。
物語の始まりは、未知のウイルスによって人類社会が壊滅するところから始まる。生き残った子供たちの前に現れたのは、地下から姿を現した吸血鬼たちだった。人間は吸血鬼に血を提供する家畜のような存在として扱われ、自由を奪われていく。
主人公の百夜優一郎は、百夜孤児院で家族同然に暮らしていた百夜ミカエラたちとともに、吸血鬼の支配から逃れようとする。しかし、脱出計画は悲劇に終わり、優一郎だけが人間の世界へ逃げ延びることになる。
それから4年後。優一郎は吸血鬼への復讐を胸に、日本帝鬼軍の吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」に所属する。仲間との出会いを経て戦いを続けるなか、かつての家族であるミカエラとの再会が物語を大きく動かしていく。
ただし、再会したミカエラは人間ではなかった。吸血鬼として生き返ったミカエラと、人間側に所属する優一郎。かつて家族だった二人が異なる立場に置かれる構図が、本作の大きなドラマになっている。
単純な人間対吸血鬼では終わらない物語本作の特徴は、人間と吸血鬼の戦いだけでなく、家族、友情、復讐、軍の組織内にある思惑などが複雑に絡み合う点だ。
優一郎は仲間を守るために力を求める一方、ミカエラは優一郎を救おうとする。加えて、一瀬グレンや柊家の人間たちも、それぞれ異なる目的を持って行動する。
そのため、敵と味方の関係が必ずしも単純ではない。誰が正義なのか、誰のために戦っているのかという問いが、物語の進行とともに深まっていく。
制作を担当したWIT STUDIOの公式作品紹介でも、優一郎が日本帝鬼軍の吸血鬼殲滅部隊に入隊し、吸血鬼との戦いに身を投じる流れが紹介されている。
【放送順・全話数】2015年の第1クールから名古屋決戦編まで
テレビアニメは全24話・2クール構成『終わりのセラフ』のテレビアニメは、2015年4月に放送を開始した。
公式発表では、第1クールが第1話から第12話、第2クールが第13話から第24話という全24話の構成。当初から原作者の鏡貴也がアニメ用に原作を先行執筆し、最終話まで脚本を完全監修する制作体制が告知されていた。
第2クールには「名古屋決戦編」という名称が付けられている。独立した別作品ではなく、第1クールから物語が続く後半12話だ。
正しい視聴順は第1話から第24話まで初めて視聴する場合は、第1クールを見終えてから名古屋決戦編へ進めば問題ない。公開順に沿って視聴するのが最も自然だ。
- 第1クール:第1話〜第12話。2015年4月〜6月放送。
- 第2クール「名古屋決戦編」:第13話〜第24話。2015年10月〜12月放送。
- テレビシリーズ合計:全24話。
第2クールの放送前には、第1クールを振り返る総集編「The Beginning of the End」も放送された。こちらは新しい本編の続編ではなく、前半の内容を整理するための特別編だ。
公式サイトの2015年9月4日付の発表でも、第2クールの第13話から第24話までを「名古屋決戦編」と呼ぶことが告知されている。
名古屋決戦編で物語はどう変わる?第1クールでは、優一郎が人間の世界に戻り、帝鬼軍の一員として仲間と出会い、吸血鬼との戦闘に身を投じるまでが中心となる。
一方、第2クールでは、優一郎とミカエラの再会によって物語の焦点が変化する。ミカエラが吸血鬼になった事実を知った優一郎は、彼を救う方法を探し始める。
その裏では、吸血鬼の本隊による東京への侵攻を見据えた動きが進み、グレンには名古屋の吸血鬼貴族を殲滅する作戦が命じられる。
優一郎の個人的な願いと、人類全体を守ろうとする軍の作戦が交差することで、物語の規模が大きくなるのが名古屋決戦編の見どころだ。
【声優キャスト一覧】入野自由・小野賢章ら豪華出演陣
主要キャラクターと担当声優アニメ『終わりのセラフ』の魅力を支える要素の一つが、キャラクターの個性と声優陣の演技だ。
百夜優一郎役には入野自由、百夜ミカエラ役には小野賢章が起用された。二人の関係性を中心に、中村悠一、早見沙織、岡本信彦、石川界人など人気声優が物語を彩る。
| キャラクター | 担当声優 | 人物・物語上の役割 |
|---|---|---|
| 百夜優一郎 | 入野自由 | 吸血鬼への復讐を誓う主人公。月鬼ノ組に所属する。 |
| 百夜ミカエラ | 小野賢章 | 優一郎の親友で、吸血鬼となって再登場する。 |
| 一瀬グレン | 中村悠一 | 月鬼ノ組を率いる指揮官。 |
| 柊シノア | 早見沙織 | 優一郎の監視役を務める月鬼ノ組の隊員。 |
| 早乙女与一 | 岡本信彦 | 優一郎の仲間。姉を吸血鬼に殺された過去を持つ。 |
| 君月士方 | 石川界人 | 妹を救うために軍での出世を目指す隊員。 |
| 三宮三葉 | 井口裕香 | 月鬼ノ組の隊員。シノアたちと行動する。 |
| フェリド・バートリー | 櫻井孝宏 | 優一郎たちの運命に深く関わる吸血鬼の貴族。 |
| クルル・ツェペシ | 悠木碧 | 吸血鬼の女王。ミカエラを吸血鬼として復活させる。 |
| クローリー・ユースフォード | 鈴村健一 | 強大な力を持つ吸血鬼の貴族。 |
| 柊暮人 | 前野智昭 | 日本帝鬼軍の中将。柊家の重要人物。 |
| 柊深夜 | 鈴木達央 | 柊家に属する軍人。 |
| 柊真昼 | 遠藤綾 | シノアの姉で、グレンとも深い関係を持つ。 |
| 阿朱羅丸 | 山村響 | 優一郎の鬼呪装備に関わる鬼。 |
| 鳴海真琴 | 細谷佳正 | 月鬼ノ組に関わる隊員。 |
| 花依小百合 | 種﨑敦美 | グレンに仕える人物。 |
| 雪見時雨 | 石川由依 | グレンに仕える人物。 |
| 五士典人 | 小野大輔 | 帝鬼軍に関係する人物。 |
上記は公式キャスト情報に掲載された主要人物を中心とする一覧だ。ほかにも十条美十役の嶋村侑、ラクス・ウェルト役の永塚拓馬、レーネ・シム役の梅原裕一郎、チェス・ベル役の古木のぞみ、ホーン・スクルド役の日笠陽子などが出演している。
百夜優一郎役・入野自由の演技優一郎は、吸血鬼への復讐心を抱きながらも、仲間を家族として守ろうとする人物だ。感情をストレートに表現する一方、ミカエラとの再会後には、自分の信念と大切な人を救いたい気持ちの間で揺れ動く。
入野自由の演技は、こうした強気な態度と内面の不安や葛藤を表現するうえで重要な役割を担っている。
百夜ミカエラ役・小野賢章の演技ミカエラは、優一郎を守るために自分を犠牲にした過去を持つ人物だ。吸血鬼になった後も優一郎を大切に思い続けているが、人間を敵視する吸血鬼側の価値観との間に葛藤を抱える。
小野賢章は、冷静さのなかに優一郎への思いを秘めるミカエラを演じる。入野自由との掛け合いは、本作の感情的な見どころの一つだ。
WIT STUDIOによる制作と音楽アニメーション制作はWIT STUDIO。監督は徳土大介、副監督は肥塚正史、シリーズ構成・脚本は瀬古浩司、キャラクターデザインは門脇聡が担当した。
音楽プロデュースは澤野弘之。作品の緊張感や戦闘シーンを支える音楽面も、本作の印象を形づくる重要な要素になっている。
WIT STUDIOの公式制作実績には、第1クールと名古屋決戦編の両方が掲載されており、いずれも同スタジオがアニメーション制作を担当したことが確認できる。
【2026年最新】終わりのセラフのアニメ3期は制作発表された?
2026年11月3日現在、第3期の公式発表はないファンが最も気にしているのが、アニメ第3期の制作決定と放送時期だ。
2026年11月3日時点で、『終わりのセラフ』第3期の制作決定、放送開始日、正式な続編企画を告知する公式発表は確認できない。
2015年に放送された第2クール「名古屋決戦編」以降、テレビシリーズの新作は発表されていない。公式サイトのNEWSアーカイブには、2019年の再放送告知などが掲載されているが、第3期の制作決定を知らせる告知は見当たらない。
また、WIT STUDIOの公式制作実績に掲載されている『終わりのセラフ』のテレビシリーズも、2015年の作品として紹介されている。
ここで注意したいのは、「第3期の発表がないこと」と「第3期が制作中止になったこと」は同じではないという点だ。制作中止や正式なシリーズ終了についても、公式に告知された事実は確認できない。
なぜ第3期が発表されないのかアニメの続編制作は、原作漫画のストックがあるだけで決まるものではない。
一般的には、制作委員会の企画判断、製作費の調達、放送局や配信事業者との調整、制作会社のスケジュール、関連商品の販売や配信事業の見通しなど、複数の条件が関係する。
『終わりのセラフ』の場合、アニメ第2クールの放送から長い時間が経過している一方、原作漫画はその後も物語を積み重ねてきた。したがって、原作のストック不足だけを理由に続編が発表されていないと断定することはできない。
また、WIT STUDIOが続編を担当するのか、仮に新作が企画された場合に別の制作体制となるのかについても、現段階で公式情報はない。
第3期が実現した場合に期待される内容仮に第3期が制作されれば、アニメ未映像化の原作エピソードが大きな題材になると考えられる。
原作では、優一郎とミカエラの関係、グレンの計画、鬼や吸血鬼をめぐる謎など、アニメ第2クール以降の物語が展開している。
特に注目したいのは、序盤では単純に見えた人間と吸血鬼の対立が、物語の進行によってさらに複雑になっている点だ。アニメで描かれた設定や伏線を理解していると、原作後半の展開も追いやすい。
ただし、具体的な制作時期や放送局、担当スタッフ、キャストの続投については、公式発表がない以上、確定情報として扱うことはできない。
【原作との違い】アニメの続きは漫画の何巻・何話から?
アニメ最終話の続きは11巻の第42話が目安アニメ第24話まで視聴した人が次に気になるのは、原作漫画のどこから読めばよいかという問題だ。
一般的なアニメと原作の対応関係では、テレビアニメは漫画11巻に収録された第41話「傲慢なアイ」付近までが目安とされている。そのため、続きを優先して読みたい場合は、同じ11巻に収録されている第42話「終焉のサングィネム」付近から進む方法がある。
集英社の公式書誌情報によると、漫画11巻には第39話「計画のハジマリ」、第40話「滅びのラッパ」、第41話「傲慢なアイ」、第42話「終焉のサングィネム」、第43話「始まりのマチ」が収録されている。
ただし、公式サイトがアニメ各話と漫画の対応巻・話数を一覧表として公表しているわけではない。アニメと漫画の細かな展開を比較したい人や、物語の流れを丁寧に追いたい人は、11巻の第39話付近から読み直すとよい。
アニメは原作と大きく異なる作品なのか『終わりのセラフ』のアニメ化で注目したいのは、原作者がアニメ制作に深く関わっていたことだ。
2015年3月の公式発表では、原作者の鏡貴也が漫画雑誌にまだ掲載されていないエピソードまで先行執筆し、その内容をもとに最終話までの脚本を完全監修することが告知されている。
つまり、アニメは原作者の監修を受けた原作準拠の作品として制作された。アニメ独自の映像表現や演出上の構成はあるものの、原作の世界観を土台に物語が作られている。
そのため、アニメを見た後に漫画へ移行しても、登場人物や世界設定を理解しやすい。ただし、細部まで同一の展開だと決めつけず、漫画独自の描写も楽しみながら読み進めるのがおすすめだ。
2026年の原作最新刊は36巻2026年11月3日時点で、集英社の公式書誌情報に掲載されている最新刊は『終わりのセラフ』36巻だ。発売日は2026年5月1日。
ジャンプSQ.の公式作品ページにも第1巻から第36巻までが掲載されている。アニメの放送が終了した2015年当時と比べ、原作の物語は大きく先へ進んでいる。
36巻では、フェリドと斉藤の戦い、グレンと真昼の動向、深夜の危機など、複数の人物の運命が交差する展開が描かれる。
アニメの続きを知りたい人にとって、原作漫画は現在の物語を追うための有力な選択肢だ。第3期の発表を待つ間に、アニメでは描かれていないエピソードを読み進めることができる。
【プロの結論】終わりのセラフのアニメを今から見る価値と楽しみ方
初見の人には全24話の一気見がおすすめ『終わりのセラフ』を初めて見る人には、第1話から第24話まで順番に視聴する方法がおすすめだ。
第1クールは世界観と人物関係を理解するための導入、第2クールは優一郎とミカエラの関係が大きく変化する展開が中心となる。前半を飛ばして名古屋決戦編だけを見ると、二人の関係や軍の組織構造が分かりにくくなる。
また、全24話というボリュームは、長期シリーズに比べて視聴のハードルが高くない。作品の基本設定を理解したうえで、漫画へ移行する流れも作りやすい。
こんな人におすすめできる作品- 吸血鬼や終末世界を舞台にしたダークファンタジーが好きな人。
- 主人公と親友の複雑な関係を描く作品が好きな人。
- 軍隊、特殊部隊、鬼呪装備などの設定に興味がある人。
- 人間と吸血鬼の対立だけでなく、登場人物の心理描写も楽しみたい人。
- WIT STUDIOのアニメーションや澤野弘之の音楽が好きな人。
一方で、明確な完結までをアニメだけで見届けたい人には注意が必要だ。テレビシリーズは全24話で、原作漫画のその後の物語までは映像化されていない。
また、物語には激しい戦闘、血液表現、登場人物の犠牲など、ダークファンタジー特有の重い描写が含まれる。明るい学園コメディや、気軽に楽しめる日常系作品を求める人には、好みが分かれる可能性がある。
作品を最後まで理解したい場合は、アニメを24話まで見た後に原作漫画へ進む方法が適している。
第3期の制作発表だけを待つよりも、原作を読んで物語の続きを知ることが、2026年時点で最も確実な楽しみ方だ。
【終わりのセラフのアニメ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:終わりのセラフのアニメは全部で何話ですか?
A1:テレビアニメは全24話です。第1クールが第1話〜第12話、第2クール「名古屋決戦編」が第13話〜第24話で構成されています。
Q2:終わりのセラフのアニメは何年に放送されましたか?
A2:2015年です。第1クールは4月から6月、第2クールの名古屋決戦編は10月から12月に放送されました。
Q3:終わりのセラフのアニメ3期はいつから放送されますか?
A3:2026年11月3日時点で、第3期の制作決定や放送開始日の公式発表はありません。具体的な放送時期も未定です。
Q4:名古屋決戦編は2期ですか?
A4:正式には第2クールの名称です。第13話から第24話までの全12話で、第1クールから物語が続く構成になっています。
Q5:百夜優一郎と百夜ミカエラの声優は誰ですか?
A5:百夜優一郎役は入野自由、百夜ミカエラ役は小野賢章です。二人の関係性は物語の中心的な見どころです。
Q6:終わりのセラフのアニメはどこの制作会社が作りましたか?
A6:WIT STUDIOです。監督は徳土大介、シリーズ構成・脚本は瀬古浩司、音楽プロデュースは澤野弘之が担当しています。
Q7:終わりのセラフのアニメの続きは原作何巻からですか?
A7:目安は漫画11巻の第42話付近です。アニメ最終話までの流れをより詳しく確認したい場合は、11巻の第39話付近から読み直す方法もあります。
Q8:2026年現在、原作漫画は何巻まで発売されていますか?
A8:集英社の公式書誌情報では36巻まで刊行されています。36巻の発売日は2026年5月1日です。
『終わりのセラフ』のテレビアニメは、2015年に第1クール12話と第2クール「名古屋決戦編」12話の全24話が放送された作品だ。
百夜優一郎役の入野自由、百夜ミカエラ役の小野賢章をはじめとする声優陣、WIT STUDIOの映像制作、澤野弘之の音楽が作品の魅力を支えている。
一方、気になる第3期については、2026年11月3日現在も制作決定や放送日の公式発表はない。続編がいつ実現するのかは分からず、制作中止が発表されたわけでもない。
アニメの続きを知りたい場合は、漫画11巻の第42話付近から読み進めるのが一つの目安になる。集英社からは2026年5月に36巻も発売されており、アニメ終了後の物語を十分に楽しめる。
作品をこれから見る人は、まず全24話を放送順に視聴し、優一郎とミカエラの関係や名古屋決戦編の展開を押さえておきたい。そのうえで原作漫画へ進めば、第3期を待つ時間も『終わりのセラフ』の世界をより深く楽しめるはずだ。
主な事実確認資料: アニメ公式サイトの放送・制作発表・キャスト情報、WIT STUDIO公式制作実績、集英社の単行本書誌情報およびジャンプSQ.公式作品ページ。